名探偵コナン第439話のネタバレ!そして誰もいなくなればいい
こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ
名探偵コナン第439話|事件ファイル概要&登場人物&あらすじ
名探偵コナン第439話|事件ファイル概要
◯ 事件ファイル
■ 話数:
第439話
■ 事件ファイル名:
そして誰もいなくなればいい
■ 放送日:
2006年5月22日
■ 放送曜日:
月曜日
■ 主題歌:
OPテーマ 100もの扉(愛内里菜&三枝夕夏)
EDテーマ もう君だけを離したりはしない(上木彩矢)
■ BACK:
⇒ 第438話「お魚メールの追跡」
■ NEXT:
⇒ 第440話「極限のカースタント」
名探偵コナン第439話|登場人物
・江戸川 コナン
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。
・毛利 小五郎
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。
・高木 渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。
・千葉 和伸
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。高木の後輩。
・笹本 安太郎(ささもと やすたろう)
32歳。会社員。
・神尾 俊之(かみお としゆき)
32歳。ミステリー誌編集者。
・根津 猛(ねづ たけし)
一昨日の夜、米花公園で死亡。
・日影 呈一(ひかげ ていいち)
大学時代に、笹本、神尾、根津とともに、ミステリー研究会に所属していた。
名探偵コナン第439話|あらすじ
通勤中の会社員、笹本安太郎の目の前に、ビルの上からコンクリートブロックが落下してきた。
割れたコンクリートブロックには、赤文字で「影」と書いてあった。
それを見た笹本は、大学時代の友人でミステリー誌編集者の神尾俊之に電話をかけて連絡した。
神尾は、タクシーで笹本の元へ駆けつけた。
神尾がコンクリートブロックの「影」という赤い文字を確認した後、二人で相談し、探偵に依頼することになった。
毛利探偵事務所へやってきた笹本と神尾。
そこで、今回の事件の犯人である日影呈一から守って欲しいと依頼された小五郎。
詳しい話を聞くと、半月ほど前、大学時代にミステリー研究会で仲間だった日影から、神尾の元へ原稿が届いた。
原稿の内容は、昔の仲間を次々に殺害するという殺人を予告する小説だ。
コンクリートブロックが落下した現場へとやってきた小五郎とコナン。
コンクリートブロックを見た小五郎は、赤いペンキで一文字「影」とは、悪趣味だと呟く。
神尾の話によると、日影は大学時代から小説の表紙を毒々しい赤い文字で書いていたという。
ミステリー研究会には十数人メンバーがいたが、特に熱心に活動していたのは4人。
笹本、神尾、根津猛、そして日影だ。
卒業後はなかなか会う機会がなかったようだ。
それが突然、半月前に神尾が勤めるミステリー編集部へ殺人を予告する小説が届いた。
原稿のタイトルは「そして誰もいなくなればいい」で、とてもミステリーと呼べる代物ではなかったと神尾は話す。
トリックも謎もない、単に主人公が昔の恨みで大学時代の仲間3人を次々に殺害するという復讐物語だった。
そして、内容以上に意味がわからなかったのは、殺害される3人の人物名。
「根津猛」、「神尾俊之」、「笹本安太郎」、つまり神尾たちの実名だ。
その奇妙な小説の意味がやっとわかったのは一昨日。
一昨日の夜、米花公園で刃物で背中を刺された男の遺体が発見された。
殺害されたのは、かつてのメンバーの一人、根津だった。
そして、日影の送ってきた小説の中でも、根津は夜の公園で背中を刺されて死ぬことになっている。
小五郎とコナンは、日影が送った原稿を見せてもらうため、神尾の勤めるミステリー編集部へやってきた。
小説に目を通すと、根津を殺害した手口まで同じだった。
となると、やはり偶然とは言えず、小説は間違いなく殺人予告だ。
だが、妙な点がある。
根津に関しては具体的な殺害方法が書いてあるが、神尾や笹本の殺害については場所や手口の具体的な記述がない。
復讐の動機は、かつて自分の書いた小説を仲間にひどく非難されたことへの恨みと書いてある。
笹本は、確かにそういうこともあったがお互い様だと話す。
神尾の作品を、日影がけなしたこともあるようだ。
笹本「お互い様なのに、10年も経ってどうして復讐なんか・・」
小五郎は、最近日影に会ったことがあったか尋ねる。
笹本と神尾は、日影がとっくに亡くなったと思っていたと話す。
3年前、日影は突然失踪した。
一人で山に出かけて行って、それっきり帰ってこなかった。
そのため、日影は山で遭難して亡くなったものだと思っていたようだ。
そこで、ミステリー編集部の神尾宛に郵便物が届いた。
郵便物には「懸賞当選賞品」と書かれているが、神尾は懸賞に応募した心当たりがないようだ。
神尾が箱を開けようとした時、小五郎が「待て!開けるなー!」と叫んだが間に合わず、爆発音とともに黒煙が広がった。
神尾は、救急車で病院へ搬送された。
そして不幸中の幸い、命に別状はなかった。
神尾の病室へ高木と千葉がやってきた。
警察の調べで、爆発物は火薬の量が少なく、恐らく犯人は計算を間違えたのだと判断された。
コナン(火薬の量を間違えた・・?ミスなのか、それとも・・)
そして、爆発物に赤い文字で「影」と書かれたメモが入っていた。
笹本「やっぱり・・日影が・・!?」
警察は公表していなかったが、米花公園で殺害された根津の遺体の下にも、赤い文字で「影」と書かれたメモがあった。
小五郎の指示で、神尾はしばらくの間、病室に隠れていることになった。
そして神尾には、千葉が張り付き警護することに。
しかし、笹本は営業マンで、外を出歩かないわけにはいかない。
そこで、笹本には小五郎と高木の二人で警護することになった。
小五郎は、コナンを見て「で、お前は・・、とっととうちに帰ってろ!」と言い放った。
コナン(やっぱそうくるか・・)
笹本が仕事で外回りをしていると、一台の車が猛スピードで笹本目がけて突っ込んできた。
小五郎は「危ない!」と笹本を押して車を避けさせ、高木は走って車を追いかける。
その様子を見ていたコナン(爆発物の次は車・・。なんでもありか!)
コナンは、車のタイヤの跡を調べた。
コナン(あの車・・、突っ込んできた途中でブレーキをかけている。妙だな)
神尾に送り付けた爆発物も火薬の量が少なく、ただの脅しとしか思えない。
しかし、一人目の根津は殺害している。
根津、神尾、笹本に対するこの違い、犯人の行動の一貫性のなさは一体なんなんだ・・。
翌朝、毛利探偵事務所にいた笹本の元へ高木がやってきた。
昨日の車は見失ってしまったが、次は必ず捕まえると話す高木。
そこで、笹本の携帯に着信が入った。
なんと、電話の相手は日影だった。
探偵や刑事に守られている以上襲うことができない。
一旦手を引くことにした、と日影は撤退宣言をした。
「だが諦めるわけじゃない、機会を見ていつか必ず・・」と電話は切れた。
そこで探偵事務所へ神尾と千葉がやってきた。
神尾の元へも日影から撤退宣言の連絡があったようだ。
高木は、電話で日影の所在が掴めなかったことの報告を受けた。
日影は、3年前の失踪以来、周囲の誰とも接触をしていないようだ。
昔の恨みが動機なら、大学時代の小説に手掛かりがあると考えた高木。
そこで、笹本の部屋を訪れ、昔の小説に目を通してみた。
コナン(この書き方って確か・・。でも、だとするとなぜだ?どうして・・。何のためにこの人がこんな事件を・・)
コナンは、高木に殺害された根津がどんな人だったか尋ねた。
高木の話によると、根津はあまり評判が良くなかったようだ。
貸したお金を返してくれない、と怒っている人もいるらしい。
そこでコナンは、蝶ネクタイ型変声機で高木の声を使い、根津とお金のことで揉めていた人物に電話をかけた。
すると最近、根津は金が入ってくる当てがあると話していたようだ。
その当てについて尋ねると、3年前のことをネタにする、と言っていたという。
次にコナンは、日影が住んでいたアパートを訪れた。
日影のことを知る大家さんは、日影は真面目な人物で、プロの小説家を目指して頑張っていたと話す。
しかし、日影は失踪する2、3日前に、書いた小説を裏の空き地で燃やしていた。
それも、泣きながら友人の前で。
日影は「言われたよ、あいつに。全くお話にならないって。この7年間の努力、何だったのかな」と友人に話していたらしい。
そこでコナンは「その人この中にいる?」と、ミステリー研究会のメンバーが写っている写真を大家さんに見せ、日影と一緒にいた友人が写っていないか尋ねた。
大家さんは「この人よ!」と根津を指差した。
コナン(そういうことか・・)
名探偵コナン第439話|謎解き&ネタバレ
名探偵コナン第439話|謎解き
【謎解き①】
大学時代に日影が書いた小説と、殺人予告の小説「そして誰もいなくなればいい」では、書き方が明らかに違っていた。
名探偵コナン第439話|ネタバレ
コナンは、蝶ネクタイ型変声機を使って小五郎のフリをし、毛利探偵事務所へ高木、千葉、神尾、笹本を呼び出した。
小五郎「は?あたしがみなさんを呼んだ?」
高木「ええ。謎が解けたからって」
小五郎「んや~、解けるも何も、今回の事件には謎なんてこれっぽっちも・・」
そこでコナンは、腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理を話し始めた。
「大学時代の恨み。今回の事件の背景にはそれがあるんですよ」
今回の事件に日影は関わっていない。
日影は大学を卒業後、プロになることを夢見てコツコツとミステリー小説を書き続けていた。
ところが3年前、絶対の自信作、傑作を日影はついに完成させた。
そして日影は、その作品をかつての仲間であり、ミステリー専門誌の編集者となっている神尾のところへ持ち込んだ。
目の利く神尾のことだ、その作品が紛れもない傑作だと読んですぐにわかったはずだ。
しかし、神尾は「お話にならない」と突き返した。
恐らくそれは、大学時代に神尾が自分の自信作を日影に否定されたことへの復讐だったのだろう。
そして神尾の言葉を真に受けた日影は絶望し、自ら命を絶った。
日影が失踪した時、神尾にはわかっていたはずだ。
自分が日影を絶望させ、死に追いやったのかもしれないと。
それからの3年間、神尾は自分の過ちに苦しんだはずだ。
それと同時に、懸命に忘れようとした。
ところが半月前、かつての仲間の一人、根津が神尾の前に現れた。
そして「日影は3年前、お前が死なせたんだよな」と神尾を強請った。
神尾は、恐らくお金などは問題ではなかった。
忘れたい苦い過去を知っている人間がいることがたまらなかった。
神尾は、根津をこの世から消したいと思った。
しかし、単純に殺害すれば、自分が疑われるかもしれない。
そこで架空の犯人、日影呈一の仕業に見せかけようとした。
殺害の動機として考えたのは、大学時代に自分の作品を非難されたことへの恨み。
しかし、かつて日影の作品を非難したのは根津だけではなかった。
恨みでの復讐なら、笹本や神尾も狙われなければおかしい。
そこで神尾は、日影が3人全員に復讐しようとしていると思わせるため、小説「そして誰もいなくなればいい」を書いた。
そして書いたとおりに、夜の公園で根津を刺殺し、次に日影を装いコンクリートブロックを落下させて笹本を襲った。
笹本が神尾に電話した時、あたかも自宅で電話を受けたフリをし、30分後に如何にも自宅から駆けつけてきたように装った。
また、爆発物を使い、自分も日影に命を狙われているように見せかけた。
さらに、隙を窺って病室を抜け出し、日影に変装して車で笹本を襲った。
そして、声色を使っての幕引き。
そう考えれば、犯人の行動の一貫性の無さが納得できる。
神尾が殺害したかったのは、初めから根津だけだったのだから。
神尾「すべて推理じゃないですか。毛利さん、証拠は何一つ・・」
昨日の朝、神尾が乗ってきたタクシーの会社名を笹本が覚えていた。
現場近くで乗ったかと思ったら、数百メートル走っただけで降りた奇妙な男性客のことを、運転手も覚えていた。
神尾「目撃証言なんて・・」
確かに目撃証言だけでは、他人の空似ということもある。
でも、それだけではない。
使った赤いペンキを処分する時、神尾は過って靴の底につけたのだろう。
タクシーの運転手が、車内についた赤いペンキが落ちないと困っていた。
小五郎「神尾さん、ちょっと見せていただけませんか。その靴の底を」
神尾「いつ、どうして僕が犯人だとわかったんですか、毛利さん」
小五郎「あの小説「そして誰もいなくなればいい」を書いたのは、日影呈一さんではなく、あなただと気づいたからです。文体、書き方でね」
【謎解き①】「そして誰もいなくなればいい」と、かつて日影が書いた小説とでは、書き方が明らかに違っていた。
日影の小説には、感情を表す記号がやたら多用されている。
しかし、「そして誰もいなくなればいい」には、そんなものは一切見られない。
間を表す点々さえ用いず、全て棒線で処理している。
極めて抑制のきいた書き方だ。
かつて、神尾が書いた小説がどれもそうだったように。
書き癖というのは、何年経とうとなかなか直らないものだ。
特に物書きは、拘りを持っているため直らない。
小五郎「逃げ切れないんですよ、神尾さん。人間、引きずってきたものからは・・」
笹本「神尾・・」
神尾「引きずってきたもの・・か」
(エピローグ)
事件解決後。
眠りから覚めた小五郎は、顔を洗うためへ洗面所へ向かっていった。
小五郎「はにゃ~!?殺人予告ここ!赤い影、ここ!ホラ!ここ!助けてくれ、コナン!警察!」
小五郎は、自分の頬についたヨダレの跡を指差し、一人で叫んでいる。
漫画を読んでいたコナン(へーん・・。それ、ヨダレの跡じゃねェーの?)
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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。
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・あらすじ
・登場人物
・謎解き
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