名探偵コナン第969話のネタバレ!加賀令嬢ミステリーツアー(前編)

シーズン25

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第969話「加賀令嬢ミステリーツアー(前編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:小山力也
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

林 マリ(はやし まり)
CV:植竹香菜
23歳。

林 壮一(はやし そういち)
CV:長嶝高士
52歳。林呉服屋社長。

楓 優子(かえで ゆうこ)
CV:天野由梨
40歳。林呉服屋経理。

犀川 学(さいかわ まなぶ)
CV:ヤスヒロ
55歳。友禅作家。

荻野 凛太郎(はぎの りんたろう)
CV:内田夕夜
34歳。友禅作家。学の弟子。

近藤 タクミ(こんどう たくみ)
CV:阿部敦
24歳。マリの恋人。

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あらすじ

毎度のことながら蘭が福引で一等を当て、コナン、小五郎、蘭は北陸新幹線に乗って金沢へやってきた。そこでコナンたちは、室生犀星記念館、金沢市西茶屋資料館など観光を楽しんでいた。

小五郎はそろそろ昼食にしようと提案するが、蘭はもう少し観光してから昼食にする、と小五郎の意見を却下する。その時、小五郎は林マリという女性とぶつかってしまった。

蘭は、転んだ際にマリの服が汚れてしまったことに気づき心配する。しかしマリは、もう着ないから気にしなくていいと伝える。

「え…? もったいない。どうしてですか?」

「同じ服を何度も着るなんて、恥ずかしいでしょ?」

蘭は驚きのあまり目を点にする。コナンはマリの落としたバッグを持ち上げる。

「随分重たいバッグだね。何が入ってるの?」

「レディーのバッグの中身を聞くなんて、マナー違反もいいところだわ」

そう言い放ったマリは、山中座への行き方を小五郎に問う。蘭は自分たちが観光に来ていて、この辺りの事には疎いと説明する。するとマリは、『使えない人たちね』と呟いた。

「だったらタクシーで行ったら? 行先を言えば連れてってくれると思うよ」

コナンの提案にマリは目を見開いた。どうやらマリはタクシーの乗り方がわからないようだ。なんとマリは加賀のお嬢様で、かなりの世間知らずだった。

小五郎はタクシーにマリを乗せ、山中座まで送って欲しいと運転手に頼む。マリはチップとして小五郎に1万円札を差し出す。大喜びで受け取ろうとする小五郎だが、蘭がそれを断った。

(園子顔負けのお嬢様だったな…)

────

その後、コナンたちは山中温泉山中座を訪れた。その時、どこからかマリの悲鳴が聞こえてきた。なんとマリがひったくりに遭っていたのだ。

小五郎は犯人からバッグを取り返すが、その中を見て仰天する。バッグの中には大量の札束が入っていたのだ。小五郎は大金を持ち歩いている理由を尋ねるが、マリは時間を確認して慌てて去って行ってしまった。

暫くしてマリが戻って来た。コナンはマリがバッグを持っていないことに気づいた。マリは用意したお金が身代金だったことを打ち明ける。それを聞いたコナンたちはバッグを置いたという駐車場へ急行する。しかしバッグはすでになくなっていた。それを確認したマリはほっと一息つく。

「良かった。これで無事に学さんが帰ってくるわ」

マリは、人質となった犀川学が無事に解放されるか小五郎に尋ねる。しかし小五郎は頷かなかった。なぜなら身代金を受け取った犯人にとって人質は用済み。生かしておく理由がなくなったのだ。

蘭は、小五郎の指示で警察に連絡する。コナンは、駐車場に監視カメラが設置されていることを確認した。

────

その後、コナンたちは林呉服屋を訪れた。小五郎は、マリの父親で呉服屋社長の林壮一になぜ警察に連絡しなかったのか尋ねる。壮一は、犯人の指示に従ったまでだと答える。経理担当の楓優子は、誘拐犯からメールで送られてきた学の写真を小五郎に見せる。

優子は小五郎が有名な探偵だと気づき、

「東京で有名な探偵で、なんとか小五郎…。確か…、そうだわ! 飲んだくれの小五郎!」

(まぁ、間違ってはないな…)

「違います! 眠りの小五郎です!」

そこへ学の弟子・荻野凛太郎が現れた。学はこの辺りで名の知れた友禅作家だった。しかし先日、学は蔵で事故に遭い、利き手が使えなくなってしまったという。

凛太郎は師匠である学の身を心配する。その時、一本の電話が入った。壮一が応対すると、電話の相手は学だった。

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ネタバレ

その後、学が無事に帰ってきた。マリと凛太郎は、学の手を取って喜ぶ。優子は、汚れてしまった服を着替えるように、と替えの服を学に渡す。

誘拐犯は未だに捕まっておらず、小五郎は捜査の手伝いを申し出る。しかし学は目隠しをされていて犯人の顔がわからないと話す。さらに犯人は機械で声を変えていて、手掛かりとなるようなものは何もなかった。

学は午前9時頃、会社に行く途中で誘拐されたことを打ち明ける。コナンは、犯人が学の普段の行動を把握していたと推理する。となると誘拐犯は顔見知りの人物で、ボイスチェンジャーで声を変えていたのも学が良く知っている声だった可能性が高い。

小五郎は、呉服屋関係者の午前9時頃のアリバイを確認する。

マリはベッドの中にいたと証言。優子は、朝の掃除中にマリが寝ていることを確認したと話す。凛太郎は作業場で仕事の準備をしていたと証言。その時、掃除に来た優子と会ったという。お互いにお互いを確認し合っており、3人のアリバイは成立。

壮一は酔い潰れて寝ていたと証言するが、それを証明する者はいなかった。しかし壮一は身代金の受け渡しの時、呉服屋にいたため犯人ではない。壮一は、マリの恋人・近藤タクミが疑わしいと発言する。

その後、マリに呼ばれた近藤は午前9時、まだ寝ていたと証言。1人暮らしのためアリバイを証明する者はいなかった。

その時、学は疲労のため座り込んでしまった。小五郎は学を一旦自宅へ帰すことにし、優子が送って行くことになった。

────

その後、自宅へ帰ったはずの学は、なぜか服部神社を訪れていた。そこで学は、石灯籠の影に隠しておいたバッグを取り出した。そしてバッグの中に入っている大量の札束を見て笑みをこぼす。

「そのお金、どうするつもり?」

コナン、小五郎、蘭、そして呉服屋関係者、警察は、学を取り囲むように立つ。学が自宅へ戻った後、コナンたちは学を監視し、尾行していたのだ。

今回の誘拐事件は狂言だった。何よりの証拠は、学が持っているバッグだ。しかし学は容疑を否認する。コナンは厳しい口調で学に追求する。

「ねぇ、どうして手に縛られた跡がないの? 両手を縛られてたんだよね?」

「そ、それは時間が経って消えただけで…」

学は初めから縛られてなどいなかったのだ。誘拐犯から送られてきた写真には、窓に反射して学の後ろ姿が写っている。学は手を後ろに回しているだけで縛られていない。

「残念だったな。この毛利小五郎の目を欺くことなどできはしない!」

(それに気づいたの俺なんですけど…)

学は、光の加減で縄が見えなかっただけだと訴える。そこでコナンは更なる証拠をつきつける。

「おじさん、耳の形って指紋と同じでみんな違うって知ってる?」

駐車場の防犯カメラには身代金を持ち去る犯人の姿が映っていた。変装で顔はわからなかったが、耳はバッチリ映っている。学の耳の形と照合すれば、誘拐犯かどうかがハッキリするはずだ。

言い逃れできなくなった学はその場に膝をついた。壮一が激怒すると、学は開き直って壮一を責める。

「そもそもアンタのせいだ! アンタが私の退職金を!」

学はバッグを持ち上げ、勢いよく振り回す。そして小五郎目がけて放り投げた。見事にキャッチした小五郎だったが、三千万という札束の重さから後方へ吹っ飛んでしまった。

「お父さん、大丈夫?」

「へへへ、これぞ三千万の重み…」

学は、警官の隙をついて逃げて行った。

────

その夜、コナンたちは豪かな料理を壮一にご馳走してもらった。逃走した学は未だに捕まっていなかった。

コナンは、学が言っていた『退職金』について尋ねる。マリは、壮一が学の退職金を減らしたことを言っていたのだと話す。

学が退職することになったのは、事故に遭って利き腕が使えなくなったため。壮一は、突然怪我をされて損失を被ることになったのは自分だと話す。

────

夕食を済ませたコナンたちは、宿へ戻って休むことにした。小五郎は、地元の警察が学を追っているため、捕まるのも時間の問題だと考える。しかしコナンには気になっていることがあった。

一方、壮一は小五郎たちと別れた後、酩酊状態のまま呉服屋へと歩を進めていた。その時、何者かに頭を殴られてしまう。

「お前、こんなことして…、ただで済むと…」

壮一の頭からおびただしい量の血が流れ出ていた──。

まとめ

■ BACK:
第968話「大怪獣ゴメラvs仮面ヤイバー(結)」
■ NEXT:
第970話「加賀令嬢ミステリーツアー(後編)」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第969話「加賀令嬢ミステリーツアー(前編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ

今回の事件の舞台は石川県でした!

いつもに比べて展開早いな~と思って観てましたが、まだまだ事件は続くようですね。ラストで頭を殴られた壮一さんは亡くなってしまうのでしょうか。

SNS上では、お嬢様のマリさんがタイツを履いたり履いてなかったりで気になっている人が多かったようです。確認してみると、ほとんど黒タイツを履いてますが、ひったくりに遭った後で小五郎からバッグを受け取る時は素足でした。私は言われるまで気づかなかったので、一度見て気づかれた方はすごいですね!

次回の(後編)もお見逃しなく!

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