名探偵コナン第951話のネタバレ!汽笛の聞こえる古書店2

シーズン24

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第951話「汽笛の聞こえる古書店2」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・謎解き
・ネタバレ
・エピローグ

名探偵コナン第951話|事件ファイル概要

事件ファイル


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名探偵コナン第951話|登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

小嶋 元太
CV:高木渉
少年探偵団の一人。うな重好きの食いしん坊で力持ち。

円谷 光彦
CV:大谷育江
少年探偵団の一人。コナンには劣るが少年探偵団の№2の頭脳を持つ。

吉田 歩美
CV:岩居由希子
少年探偵団の一人。コナンに想いを寄せる。

灰原 哀
CV:林原めぐみ
本名は宮野志保。元黒ずくめの組織の一員でコードネームはシェリー。新一が飲まされた薬と同じ薬を飲み、子供の姿になってしまった。現在は阿笠博士のところでAPTX(アポトキシン)4869の解毒薬の研究をしている。

阿笠 博士
CV:緒方賢一
新一の隣の家に住む発明家。コナンの正体を知っている。

目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある・・。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

千葉 和伸
CV:千葉一伸
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。高木の後輩。

玉木 裕次郎(たまき ゆうじろう)
CV:牛山茂
65歳。玉木ブックカフェのオーナー。

玉木 一郎(たまき いちろう)
CV:志村貴博
35歳。裕次郎の息子。

吉川 美知子(よしかわ みちこ)
CV:宮川美保
27歳。一郎の恋人。

沢田 良介(さわだ りょうすけ)
CV:野瀬育二
35歳。無職。

水谷 明子(みずたに あきこ)
CV:松岡洋子
50歳。

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名探偵コナン第951話|あらすじ

玉木ブックカフェのオーナーである玉木裕次郎は、本を買い取って欲しいという水谷明子の自宅を訪れた。
コナン、元太、光彦、歩美、灰原は、裕次郎の手伝いをするため同行していた。

書斎にはたくさんの本があり、明子は全て買い取って欲しいと話す。
裕次郎が査定した結果、安いものでも5万円、高いものは20万円以上するようだ。
明子は思ってたよりも値段が高かったことに驚くが、裕次郎は稀覯本(古くて珍しかったり、限定本だったりと世の中であまり流通していない高価な本)だということを説明する。
それらの稀覯本は入院している夫のもので、明子は本を売ることに関して夫に話していないという。
裕次郎は、買い取ることを一旦保留にし、夫の許可を得て欲しいと明子に伝える。

コナンが3つの写真立てに飾られた花の写真を眺めていると、明子は携帯のカメラで自分が撮影したものだと話す。
しかし、3枚とも一部分が黒くくすんでしまっていた。

その時突然、歩美が悲鳴をあげ、持っていた本を落としてしまった。
本の中に小さい虫がいたのだ。
裕次郎はその虫について、本の装丁の糊などを好んで食べる紙魚(しみ)だということを説明する。
紙魚の体は、まるで魚のように銀色のうろこ状の皮膚をしており、体をくねらせて泳いでいる。
裕次郎は、バッグから小ビンを取り出し、歩美からもらったウサギのメモ紙にラベンダーの香りがする液体を数滴垂らす。
そして、そのメモ紙を本棚に置いた。
紙魚は、ハーブ、特にラベンダーの香りが苦手なため、本棚に置いておくだけでいつの間にかいなくなるという。

本を棚に戻し終わったコナンたちは、明子の自宅を後にした。


その日の夕方。
玉木ブックカフェに沢田良介がやってきた。
沢田は、裕次郎に古書の背表紙が写った写真をスマホで見せ、査定を依頼する。
どれも珍しい本ばかりで、裕次郎は全部で200万円くらいになると伝える。
それを聞いた沢田は「あの野郎」と呟いた。
裕次郎が、正確な金額は実物を見ないとわからないと伝えると、沢田は無言で去って行った。


後日。
コナン、元太、光彦、歩美、灰原、阿笠博士は、玉木ブックカフェへやってきた。
裕次郎の息子である玉木一郎と、一郎の恋人である吉川美知子がコナンたちの接客をする。
裕次郎は、奥の部屋で昨日明子から大量に購入してきた古書の状態確認と修理をしているという。
明子の夫は稀覯本だけは売らないと言ったようで、それ以外の本だけを買い取ってきたのだ。

その時、明子から裕次郎に電話があり、稀覯本が盗まれたことを知らされる。
明子は、稀覯本を盗んだ犯人が裕次郎だと疑っていた。

コナンたちは、裕次郎について明子の自宅を訪れた。
裕次郎は、さっそく本が盗まれたときの状況を尋ねる。
今日、明子は友人とランチに出かけ、13時頃に帰宅した。
すると書斎の窓ガラスが割られており、稀覯本がなくなっていることに気づいた。
窓の割り方から見て、警察はプロの犯行だろうと言っていたという。

裕次郎はずっと店にいたため、盗みに入ることは不可能だと身の潔白を主張する。
それでも明子は、誰かに盗ませたかもしれないと裕次郎を疑う。
稀覯本は20年近く家に置いてあったが、裕次郎に査定を頼んだ途端に盗まれたことで裕次郎を疑っているようだ。


明子の家を出て、裕次郎と別れたコナンたちは帰り道を歩く。
その時、コナンはカフェにスマホを忘れたことに気づき、取りに戻ることになった。


裕次郎がカフェで閉店作業をしていると、再び沢田がやってきた。
沢田は持ってきた稀覯本を裕次郎に見せ、正確な買取金額を知りたいと話す。
査定を終えた裕次郎は、本の状態が良く、いい値段がつけられることを伝える。
裕次郎は、沢田が持ってきた稀覯本と同じものを、つい先日明子の家で査定したことを思い出す。
その時、本からウサギのメモ紙が落ちた。
裕次郎はメモ紙の匂いを確かめ、稀覯本が明子の自宅から盗まれたものだと判断した。
そして、警察に連絡しようとするが、沢田に突き飛ばされてしまった。
沢田はそのままカフェを去っていった。


その後、コナンたちがカフェの近くまで戻ってくると、隣の公園に野次馬が集まっていた。
公園には規制線が張られ、目暮警部や高木刑事、警察が捜査をしていた。
そこには裕次郎の姿もあり、コナンたちは声をかける。
すると、振り返った裕次郎の服は血で汚れていた。
コナンは、怪我をしているのかと裕次郎を心配する。
しかし、裕次郎は血が自分のものではないと話す。

目暮警部の後ろに目をやると、公園の地面に沢田がうつ伏せで倒れ、亡くなっていた。
裕次郎は、事件の重要参考人のようだ。

コナンがどういうことなのか尋ねると、現場にいた明子は自分が通報したのだと話す。
事件の第一発見者の明子は、沢田の遺体の傍らに立っている裕次郎の姿を目撃したと証言する。

沢田の死因は頭部を殴打されたことによる脳挫傷で、凶器は現場にあった血のついた石だった。
凶器の石から指紋は採取できなかったが、ハンドクリームの成分が検出された。

高木刑事は、本を扱う仕事ではハンドクリームを頻繁に塗るということを話す。
目暮警部は、裕次郎の使用しているハンドクリームを調べるように鑑識に指示した。

裕次郎は19時頃、公園に来るようにと沢田から電話があったことを明かす。
公園へ来てみると沢田が倒れており、駆け寄ると既に息絶えていた。
裕次郎は、沢田から用件は聞いていなかったが、恐らく稀覯本のことについてだったと考えていた。

その稀覯本を調べることにし、カフェへやってきた。
高木刑事は夕方、沢田が持ってきたという稀覯本を紙袋から取り出し、沢田のスマホの画像と照らし合わせる。
裕次郎は、沢田が初めて来店したときにそのスマホの画像を見せられたことを話す。
そして実物がないと査定ができないと伝えたところ、今日その稀覯本を持ってきたと説明する。
目暮警部が本の値段を尋ねると、裕次郎は全部で250万円ほどだと答える。
金額を聞いた高木刑事は驚く。
目暮警部が稀覯本の中を開いて確認すると、ウサギのメモ紙が落ちた。
それに気づいた歩美は「あ!それ歩美があげた紙だ!」と口を開く。
裕次郎は、ウサギのメモ紙が入っていたことから沢田が窃盗犯だと疑っていたことを説明する。

コナンは、沢田のスマホの画像を見せて欲しいと高木刑事に頼む。
画像を確認すると稀覯本には黒ずみが写っているが、実物にはついていない。
スマホのカメラのレンズを確認するが、傷はなかった。

その時、元太は床に落ちているボタンに気づいた。
千葉刑事は、ボタンを素手で拾おうとする元太をとめ自ら拾う。
被害者の沢田には揉み合った形跡があり、衣服からボタンが一つなくなっていた。
落ちていたボタンは、恐らく沢田のものだと思われる。

目暮警部は、カフェにボタンが落ちていたのはどういうことなのか裕次郎に尋ねる。
裕次郎は夕方、警察に連絡しようとしたときに沢田と揉み合いになり、その時に落ちたものだと答える。

鑑識から千葉刑事に連絡が入り、凶器の石についていたハンドクリームの成分が裕次郎のものと一致したことがわかった。

沢田と揉み合った事実があり、凶器についたハンドクリームの成分が所持品と一致、以上のことから目暮警部は裕次郎が犯人だと判断した。

その時、沸かしていたヤカンが笛を吹き、明子が火をとめにいった。
コナンは、ヤカンの湯気で明子のメガネが半分だけ曇ったのを見逃さなかった。

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名探偵コナン第951話|謎解き

【謎解き①】
写真立てに飾られた明子の撮影した花の写真は、一部黒ずみができていた。

【謎解き②】
ヤカンの湯気が当たった明子のメガネは、半分しか曇らなかった。

名探偵コナン第951話|ネタバレ

コナンは、蝶ネクタイ型変声機で阿笠博士の声を使い推理を話し始めた。

裕次郎は犯人ではない。

ハンドクリームは油でできているため水分を弾く。
ハンドクリームのついた手で凶器を握り撲殺したとすれば、それが付着した部分は撥水され血は付着しない。
しかし、血痕のある場所からハンドクリームの成分が検出された。
つまり、ハンドクリームは被害者を撲殺した後につけられたということだ。

それは、真犯人が裕次郎に罪をきせるために行った偽装工作。
真犯人は、稀覯本の窃盗に関与したもう一人の人物。

沢田のスマホにあった画像をよく見ると、稀覯本の一部分が黒ずんでいる。
しかし、実物の本にそのような汚れはついていない。
つまり、その黒ずみの原因はカメラのレンズの傷や汚れということになる。
しかし、被害者のスマホのカメラのレンズに傷や汚れは見当たらなかった。
写真を撮影したカメラは、別にあるということになる。

【謎解き①】
コナン「ボク、水谷さんの家でそれと同じような黒ずんでる写真を見たよ

明子「え!?

光彦「ありました!花の写真ですよね!

高木刑事が明子のスマホを調べると、カメラのレンズに傷がついていた。

それは、明子が沢田に稀覯本の写真を送り、窃盗の指示をしていた動かぬ証拠だ。

明子「そうよ。私が盗ませたのよ

光彦「えっと・・、どうしてわざわざ自分の本を?

灰原「正確には彼女の本ではなく、彼女のご主人の本。最初はご主人が入院している間に勝手に本を売り払って、お小遣いにしようとしたんでしょうけど

光彦「それを裕次郎さんに断られてしまった!

明子「フン。本の窃盗についてはその通りよ。でも殺人は別。それとも私が彼を殺害した証拠でもあるの?

【謎解き②】
証拠は明子のメガネだ。
明子が火をとめに行ったとき、ヤカンの湯気が顔に当たった。
その時メガネは半分しか曇らなかった。

ハンドクリームは曇り止めに使われることもある。

裕次郎の犯行に見せかけるため、裕次郎が使っているハンドクリームと同じものを凶器に付着させた時、誤ってメガネのレンズの片方にクリームがついてしまった。

撲殺後にクリームを塗ったとしたら、少なからず血液がクリームに混ざっているはず。
明子のメガネを詳しく調べれば、被害者の血液の痕跡が見つかるはずだ。

目暮「水谷さん。そのメガネ、調べさせてもらますか

明子はメガネを外し、沢田を殺害したことを認めた。

明子「私がやったわ。沢田に本を売らせて、その金の一部を報酬に渡すつもりだった。でもアイツが本の本当の価値を知って、私がちょろまかそうとしたことがバレた。アイツは報酬を値上げしないと旦那に全てバラすって脅してきて

目暮「口封じが目的だったと?

明子「ええ。まともに報酬を払ったとしても、今後もずっと脅されるかもしれない。それに、そんなにお金を払ったら、私の取り分が減っちゃうじゃない

目暮「しかし、それでどうして玉木さんに罪を?

明子「そもそもその人が素直に本を買い取ってくれてれば本を盗ませるようなことしなくて済んだのよ。だから沢田に本を査定に持っていかせる時、わざとあの紙(ウサギのメモ紙)を忍ばせて、彼が泥棒だとすぐ気づくように仕組んだのよ。そうすればきっと二人が揉めてくれるって計算してね。あとは沢田を公園に呼び出してアイツに電話をさせたわ。玉木さんが来る前に沢田を始末して遺体を発見したところを私が通報。全てうまくいったと思ったのに・・

名探偵コナン第951話|エピローグ

後日。
コナン、元太、光彦、歩美、灰原は、玉木ブックカフェを訪れた。

歩美、光彦、元太は「1ねんBくみ めばえ」と書かれた本を裕次郎に渡す。

裕次郎「ん?この本がどうしたんだい?

歩美「歩美たちのクラスの文集だよ!

元太「数が少ねェから絶対レアだぜ

光彦「いい値段つくと思うんですけど

裕次郎「あ、あぁ。いい本だが、残念ながら値段はつけられないねぇ

歩美・光彦・元太「え~~~~~!

裕次郎「まぁ、あと何年かして君たちが有名人にでもなれば別だがね。それまで大事にとっておきなさい

歩美・光彦・元太「はーい!

まとめ

■ BACK:
第950話「ラジオお悩み相談(謎解き編)」
■ NEXT:
第952話「迷宮カクテル(前編)」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第951話「汽笛の聞こえる古書店2」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・謎解き
・ネタバレ
・エピローグ

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