名探偵コナン第160話のネタバレ!怪奇五重塔伝説(後編)

シーズン4

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第160話「怪奇五重塔伝説(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

横溝 参悟
CV:大塚明夫
静岡県警捜査一課の警部。小五郎のことを尊敬している。人に話しかける時に顔を近づけすぎる癖がある。

岡部 重吉(おかべ しげきち)
CV:藤城裕士
55歳。寺男。

淡海(たんかい)
CV:渡部猛
64歳。幻塊寺住職。

春海(しゅんかい)
CV:梁田清之
26歳。淡海の息子。

小田 英明(おだ ひであき)
56歳。ODA観光社長。

梶村 洋介(かじむら ようすけ)
CV:金尾哲夫
43歳。ODA観光取締役。ホテルODA支配人。

刑事
CV:長嶝高士

警官
CV:千葉一伸、布目貞雄

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(前編)のストーリー

コナン、小五郎、蘭は、旅行先の伊豆で五重塔のある幻塊寺へやってきました。

しかし、この寺は観光開発が進み、観光会社とのトラブルを抱えていました。

そして翌朝、観光会社の社長・小田英明が五重塔の先端で首を吊っているのが発見されました。

小田のサイフやネクタイピンがなくなっていましたが、状況から見て自殺以外には考えられません。

しかし、コナンは自殺ではなく他殺と考え、単身で調査を進めていました──。(前編へ)

あらすじ

コナンは、以下の3点を小五郎と横溝刑事に報告します。

・草むらに小田のネクタイピンが落ちていること。

・小田の肘に草の汁がついていること。

・遺体を下ろす時、ロープの長さが足りずに小田の足が欄干に届かなかったこと。

それを聞いた横溝刑事は、他殺の線で捜査を進めようとします。しかし、小五郎は自殺だと決めつけます。

その理由は、五重塔の階段通路が非常に狭く、巨体の小田を5階まで担いで上がるのは不可能だからです。

それでもコナンは他殺の線を疑います。

問題は、どうやって小田を五重塔の先端に吊るすことができたのかです。その方法が見つからない限り、自殺として処理されてしまいます。

コナンは、欄干に結んであったロープがよろい結びにされていたことに気づきました。

次にコナンは、五重塔の横にある藪の中の古井戸を調べ、犯人が小田を自殺に見せかけるために使ったトリックを見破りました。
 
 
その後、横溝刑事の元へ戻ったコナンは、梶村がサイフを落としたことに気づきました。サイフの中は、小田と同じでギッシリお札が詰め込まれています。

この時、コナンは札の中に紛れ込んだ1枚のレシートに注目しました。

梶村は、小田が亡くなったため、テーマパーク建設の話を白紙にし、寺の権利書をお返しすると淡海に伝えます。

喜んだ淡海は、小田の供養と称して読経を始めました。そして安堵した春海は修行へ戻ると言い、岡部は五重塔の後片付けをしに向かいました。

名探偵の小五郎が自殺だと言い切ったことにより、横溝刑事たち警察は引き上げようとします。

そこでコナンは、腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理を話し始めました。

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ネタバレ

犯人が五重塔の先端に巨体の小田を吊るしたトリックは以下です。

草むらで小田の首にロープをかけ、そのロープを五重塔5階の屋根の先端に引っ掛けます。

そこから欄干を通して地上へ伸ばし、今は使われていない古井戸に乗せた鉄材に結び付けます。

この時、鉄材は片側を落ちやすいよう1本の鉄棒の上に乗せておきます。

さらに別のロープを鉄棒に結び付け、勢いよくそれを引っ張ります。

すると、鉄棒の上に乗っていた鉄材はバランスを崩して井戸の中へ落ち、その反動で小田が五重塔の先端まで引っ張り上げられました。

ロープが新品なのにもかかわらず焦げていたのは、屋根の先端にかけられ強く擦れたためです。

つまり、本当の犯行現場はネクタイピンが落ちていた草むらです。
 
 
まず犯人は、小田を寺の境内に呼び出しました。そして、隙を見て後方からロープを首にかけ、鉄材を古井戸へ落としました。

それだけでは小田が引っ張り上げられるまでにタイムラグが生じ、首のロープを外されてしまいます。

そこで犯人は、小田の足を払って倒すことにしました。暗闇の中なら華奢な者でも巨体の小田の足を払って倒すことができます。

小田の肘についていた草の汁はこの時についたものです。ネクタイピンもこの時に落ちたものです。

そして小田は、ロープを外す間もなく引っ張り上げられました。その証拠に、両足の靴の踵に泥がついています。
 
 
しかし、小田は100キロもある巨体です。

犯人が一人で欄干にロープを結び付けようとすれば、ピンと張られたロープを手に巻き付けることはできず握るだけになってしまいます。

となると、ロープを切った瞬間にロープは引っ張られ、手から抜けてしまいます。

そこで犯人は、欄干を通過する辺りのロープをよろい結びにすることにしました。

よろい結びとは、ロープの途中に輪をつくる結び方です。

まず、よろい結びの輪を持って内側へ引き、その輪に棒を通してストッパーにします。

そして外側のロープを切り、切った先を輪に通して結び、棒を抜けば完成です。

あとは切れて地面に落ちたロープを手繰り寄せ、古井戸の中に放り込むだけです。

これで伝説を巧みに利用した小田の自殺の偽装は完了です。

しかし、犯人のたったひとつのミスは、小田の遺体が欄干に50センチ届かなかったということです。それによって自殺は偽装だと気づかれてしまったのです。
 
 
犯人は、梶村洋介です。

梶村はホテルODAの支配人ですが、ODA観光の重役でもあります。

テーマパーク建設のためと言って図面を手に入れ、五重塔の高さと井戸までの距離や井戸の深さを知ることができます。

梶村は、今回の偽装で使うために、工事関係者に鉄材を古井戸のところに置かせました。

そして昨夜、梶村が寺にいたという証拠は、梶村のサイフの中にありました。

ギッシリ詰まった札の中に1枚のレシートが入っています。それは昨夜、小田がホテルでボーイから受け取ったものでした。

それ以前に辞去し、それ以後小田に会っていないはずの梶村のサイフにどうして小田が受け取ったレシートが入っているのでしょうか。

それは恐らく、小田を殺害した後、草むらにサイフが落ちていることに気づいて行き掛けの駄賃に中身を頂くことにしたからです。

そのレシートを調べれば、小田の指紋がついているはずです。
 
 
 
動機は、脱税の責任を全て負わされたためでした。

会社の経営が傾き始めた頃、梶村は小田から脱税を指示されました。それを利用して梶村もおいしい思いをしました。

しかし、小田はいざという時、梶村に全ての責任を負わせるために甘い汁を吸わせていただけだったのでした。

エピローグ

蘭は大きくため息をつき、せっかくの旅行が台無しだと呟きます。

「どうしてお父さんと一緒だと、こう事件に巻き込まれちゃうのかしら。ひょっとしてお父さん、何かに祟られてるんじゃない?」

「バカ野郎! 俺は探偵だぞ。探偵に事件はつきもの! トラブルイズマイビジネス!」

名探偵には事件がついてくるのだとご機嫌な小五郎は、階段で足を踏み外して転がり落ちて行きました……。

(ははは。確かにおっちゃんはトラブルには不自由しねェよな)

まとめ

■ BACK:
第159話「怪奇五重塔伝説(前編)」
■ NEXT:
第161話「流水亭に流れる殺意」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第160話「怪奇五重塔伝説(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

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