名探偵コナン第95話のネタバレ!小五郎のデート殺人事件

シーズン3

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第95話「小五郎のデート殺人事件」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル
    ■ 話数:
    第95話
    ■ 事件ファイル名:
    小五郎のデート殺人事件
    ■ 放送日:
    1998年3月16日
    ■ 放送曜日:
    月曜日
    ■ 主題歌:
    OPテーマ 謎(小松未歩)
    EDテーマ 願い事ひとつだけ(小松未歩)
    ■ BACK:
    第94話「雪女伝説殺人事件」
    ■ NEXT:
    ⇒ 第96話「追いつめられた名探偵!連続2大殺人事件」


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

小嶋 元太
CV:高木渉
少年探偵団の一人。うな重好きの食いしん坊で力持ち。

円谷 光彦
CV:大谷育江
少年探偵団の一人。コナンには劣るが少年探偵団の№2の頭脳を持つ。

吉田 歩美
CV:岩居由希子
少年探偵団の一人。コナンに想いを寄せる。

目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある…。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

小五郎の友人
CV:石川和之

島村 佐知子(しまむら さちこ)
CV:沢海陽子
31歳。輸入販売会社経営。

竹中 和美(たけなか かずみ)
29歳。コンパニオン。佐知子のルームメイト。

駅アナウンス
CV:千葉一伸

小学生
CV:岩本里夏

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あらすじ

小五郎は、10年ぶりに再会した友人と居酒屋で酒を飲んでいた。しかし友人は会社に呼び出されてしまい、夜中まで飲むつもりだった小五郎はがっくりと肩を落とす。

午後8時。帰宅中の小五郎は、知り合いの島村佐知子と中学校の裏手で偶然出くわした。輸入販売会社社長の佐知子は、探偵事務所の下にある喫茶ポアロを何度か訪れた際、小五郎と顔を合わせていた。

佐知子はどこか慌ただしい様子で車に乗り込もうとしていたが、なぜか小五郎をドライブに誘う。とても綺麗な夜景があるが、アベックでないと行きづらいというのだ。小五郎は大喜びで車の助手席に乗った。

佐知子は、会社に残って仕事をしていたが、体調を崩しているルームメイトのことが心配になり、マンションへ様子を見に行っていたことを明かす。

その後、ドライブを満喫した小五郎は、佐知子の自宅マンションで車を降りた。そして佐知子を部屋の前まで送り届け帰路につこうとする。しかし佐知子は小五郎を引き留め、玄関の鍵が開いていると不思議そうに話す。

小五郎が中へ入って確認すると、なんとルームメイトが殺害されていた……。

────

その後、目暮警部、高木刑事たち警察が到着し、事件の捜査が始まった。殺害されたのはコンパニオンの竹中和美。遺体の硬直状態から、死亡推定時刻は午後9時前後と割り出された。

小五郎に電話で知らされたコナンと蘭も現場を訪れた。蘭は、古い友人と飲みに行くと言っていた小五郎がなぜか女性の部屋にいたことにやきもきしていた。

被害者の部屋は、ダイニングキッチンを挟んで佐知子の部屋と振り分けになっている。そして佐知子の部屋の窓は少しだけ開いていた。佐知子は、鍵をかけ忘れたかもしれないと話す。

ということは犯人は窓から侵入した可能性が高い。佐知子の部屋のベランダには非常階段から飛び降りられるようになっているのだ。

目暮警部は、念のため佐知子のアリバイを確認する。小五郎の証言により、午後9時の佐知子のアリバイは成立した。

小五郎と佐知子は午後8時に中学校の裏手で出会い、それからドライブに出かけた。東都ベイブリッジの夜景スポットに到着したのは8時半頃。そこでビールとジュースを飲みながら1時間半ほど雑談。そしてベイブリッジを出たのは10時10分頃。途中で佐知子の会社に5分ほど寄り、それからマンションに着いたのは10時50分頃だった。

コナンは、佐知子がマンションの駐車場でなく中学校の裏に車を停めていたことに疑問を抱いた。佐知子は、マンションの駐車場が上下二段式なため車を入れづらかったと話した。

────

翌朝。これまでずっと気になっていた蘭は、佐知子と二人きりで何を話したのか小五郎を問い詰める。観念した小五郎は、最初の30分雑談しただけで、そのあと眠ってしまったことを打ち明ける。起こされた時には10時を過ぎていた。

コナンは昨日、小五郎が腕時計をしていなかったことを思い出した。小五郎が時間を確認したのは居酒屋の時計、駅の時計、佐知子の車の時計だ。

居酒屋を出て芝浜駅で電車に乗ったのは7時半。芝浜駅から米花駅までは15分。米花駅から米花中学までは歩いて10分ほど。

「てことは、おじさんが佐知子さんと会ったのは…」

「だから8時ちょうどだって言ったろ! 近くの家の時計が鳴ったのを聞いたんだ! いい加減に飯食って学校行け!」

(おっちゃんの言う通りだな。もう忘れよ)

────

今日の体育の授業では、校庭3周を走ることになった。コナン、元太、光彦、歩美の4人は励まし合いながら一生懸命走る。

「何か好きなことを考えてると早く済むわよ」

「好きなこと? よーし、今夜はうな重だー!」

元太は完走したあとも『うな重♪うな重♪』と歌いながら校庭を走り続ける。

「やだ、うな重に夢中になって気づかない」

「もう一周回るつもりでしょうか?」

この光彦の発言でコナンは閃いた。

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ネタバレ

その後、探偵事務所へ帰ったコナンは、芝浜駅で電車に乗った時に寝ていなかったか小五郎に尋ねる。環状線は一周一時間。もし小五郎が寝ている間に一周していたら米花駅に到着したのは午後8時45分だ。

「バカな! 俺が寝てたのは15分だ。一周なんかするはずがない!」

「それじゃあ確かめてみようよ。今夜三人で環状線に乗ってみようよ」

午後7時半、コナンの提案で芝浜駅を訪れた小五郎たちは環状線に乗り込んだ。電車は芝浜駅から一番遠い駅に到着した。そこで乗車してきた小学生の3人組は、小五郎を見てクスクス笑い出した。

「どうしたの、君たち。あのおじさんのこと知ってるの?」

蘭がそう尋ねると、小学生は昨日、小五郎が大口開けて寝ていたため、口の中にキャンディーを放り込んだと話す。それを聞いた小五郎は米花駅で電車を降りた時、口の中にキャンディーが入っていたことを思い出した。

「それ何時頃?」

「今日と同じだよ。8時頃」

ということは米花駅に着くのは9時少し前。小五郎が佐知子と会ったのは9時だったのだ。東都ベイブリッジに着いたのは9時半。そして30分雑談して10時。起こされたのが10時10分。

実は1時間10分寝ていたと思ったのは勘違いで、本当は10分寝ていただけだったのだ。つまり佐知子は時計を一時間遅らせて小五郎をアリバイ作りに利用したという訳だ。

佐知子は昨夜、人目のつかない場所に車を停めて被害者を殺しに行った。あらかじめ鍵を開けておいた窓から部屋に侵入し、わざと音を立てて起きてきた被害者を強盗殺人に見せかけて殺害したのだ。

─────

その後、小五郎たちは目暮警部とともに佐知子のマンションを訪れた。小学生の証言でアリバイが崩れたことを佐知子に伝える。しかし佐知子は容疑を否認する。

「でもその子たちが毛利さんに似た誰か別の人を思い違いした可能性もあるんじゃないですか? 万一私にアリバイが成立しないとしても、私が和美を殺したってことにはならないんじゃないですか?」

コナンは、腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理を始めた。

一昨日の晩の8時半。宅配便の係員が荷物を届けに来て、寝ていた和美が応対した。ところが印鑑が見つからない。仕方なく和美はダイニングキッチンにあったボールペンでサインしようとした。ところが今度はインクが出ない。

係員は、インク切れではないかとボールペンを受け取り、中の芯を調べたと証言している。インクはまだ少し残っていて、和美がもう一度書くとインクが出たという。

係員が帰った後、和美はダイニングキッチンの電話代の上にボールペンを置き、再び自分の部屋に寝に戻った。そして20分後、佐知子によって殺害されてしまった。

佐知子は、遺体のすぐ傍に落ちた自分のボールペンを反射的に拾い上げ、そして車まで走って行った。そして返り血を浴びた上着や手袋を脱いでいる時に小五郎が現れた。

その後、佐知子は小五郎をドライブに誘い、助手席の下に放り込んだ上着と手袋を後部席の下に移した。その時、ポケットに入れたボールペンが落ちたのだ。

佐知子は気づかなかったようだが、小五郎も助手席に乗った際に背広のポケットからボールペンを落とした。小五郎は自分のボールペンだと思って拾ったが、間違えて佐知子のものを拾っていた。

目暮警部はボールペンに佐知子と和美、そして小五郎の指紋がついていたことを報告する。さらにインク芯には宅配便の係員の指紋がついていた。つまりこの指紋は、8時半以降に佐知子がマンションに入ったことを示している。

言い逃れができなくなった佐知子は、和美を殺害したことを認めた。

「和美は、私を強請っていたんです」

1年前、佐知子は法律で禁止された品物を知らずに輸入販売してしまった。それを知った和美は、毎月決まった額の金を払うように要求してきた。

「断ったら銀行から事業に必要な融資を受けられなくしてやると脅されて、仕方なく言われた通りにしていたのですが、このまま一生強請られ続けるのかと思ったら……」

「一思いに殺してやろうと」

「本当は毛利さんに声をかけられた時、もうダメだと思ったんです。でも毛利さんが一時間、時間を間違えていることにわかって、そこに賭けることにしたんです…」

佐知子は、お騒がせしましたと深く頭を下げた。

エピローグ

コナンは、連行されていく佐知子に声をかける。

「ビューポイントでおじさんが眠った後、おじさんを殺すこともできたよね? でもそれをしなかった。どうして?」

佐知子はチラリと小五郎を見て、すぐに視線を逸らせた。

「だって、毛利さんには何の恨みもないですもの…」

そして静かに、警察車両に乗り込んだ。

まとめ

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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

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・あらすじ
・ネタバレ
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