消えた黒帯の謎(名探偵コナン855話)ネタバレ!登場人物も

シーズン22園子X京極

こちらでは、アニメ版「名探偵コナン」の第855話「消えた黒帯の謎」の登場人物やあらすじ、ネタバレについてご紹介させていただきます。

事件ファイル概要

事件ファイル
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登場人物

主要キャラ

江戸川 コナン
CV:高山みなみ

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈

鈴木 園子
CV:松井菜桜子

京極 真
CV:檜山修之

ゲスト

高見 達人(たつみ たつひと)
CV:石丸博也
70歳。天神流空手八代目当主。

角田 弘樹(かどた ひろき)
CV:瀧本富士子
10歳。門下生。

川口 克人(かわぐち かつと)
CV:香里有佐
10歳。門下生。

小橋 法雄(おばし のりお)
CV:上田瞳
10歳。門下生。

梶芳 銀次(かじよし ぎんじ)
CV:矢尾一樹
42歳。金融会社。

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あらすじ

コナンと園子は、真が稽古をしている大阪の道場に来ていました。真の勇ましい姿を見てキャーキャー騒ぐ園子の隣で、コナンは『蘭と一緒にUSJに行きたかったのに…』、と大きくため息をつきます。

今頃、蘭と小五郎は、元太、光彦、歩美とともにUSJで楽しんでいるはずです。1人で道場を訪ねるのが心細い園子は、ほぼ強制的にコナンだけ道場に連れてきたのです。

この道場の主・高見達人は、天神流空手八代目当主であり、真の恩人でした。

実は、真は小学生の時に空手に行き詰っていたことがありました。そんな時、たまたま家族旅行で大阪に行き、偶然出会った高見に『戦わずして勝つ』という言葉を教えてもらいました。

この言葉の意味は解釈する人によって異なり、正解は一つではありません。しかし、あの時の真にとっては何よりの励ましでした。

 

このあと少年部の稽古が始まり、高見は子供たちの準備体操を見ながら、子供たちの成長にはいつも驚かされる、と話します。

身体が硬くて柔軟運動が苦手だった角田弘樹は、今では見違えるほど柔らかくなり、少年部のリーダー的存在になりました。

川口克人は、身体は大きいが気が小さく、本番で実力を発揮できませんでした。しかし先日、少年部の初段に合格し、今では黒帯を締められるようになりました。

小橋法雄は、ランニングが苦手でいつも途中でへたばっていましたが、今では余裕で完走できるようになりました。

話を聞いていた真は、高見の指導が良いから子供たちが成長するのだと伝えます。

 

子供たちが準備体操を終えると、法雄はお腹が痛いと言って早退を願い出ました。

そして心配して家まで送って行くという高見の申し出を断り、法雄は一人で家に帰って行きました。

残った子供たちで稽古を始め、真は一人一人丁寧に指導していきます。

コナンと園子は、道場の一角に設置された展示スペースに注目します。その棚には、高見や弟子たちが獲得したトロフィーやメダルが並べられ、一番上には道場の館長が代々受け継ぐ帯が飾られていました。

現館長の高見が普通の帯を締めていることに気づいたコナンは、なぜ受け継いだ帯を締めないのか尋ねます。

すると高見は顔色を変え、稽古の途中だと言って子供たちのところへ行ってしまいました。

コナンはスマホで道場のことを検索し、高見が館長になってから稽古が厳しくなり、子供たちが減ってしまったことを知りました。

さらに子供たちの稽古ではお金をとらず、借金をするほど経営が苦しい状態になっているようです。

 

このあと、子供たちはランニングをしに外へ出て行きました。

すると、道場に背広姿の梶芳銀次が男2人を連れて現れました。梶芳は、今日こそ契約書にサインをして欲しいと高見に伝えます。

梶芳の話からすると、どうやら高見は道場を売るつもりのようです。

高見は少し待って欲しいと頼み、梶芳は渋々道場を後にしました。

 

その後、道場を出て事務室に移動した高見に、真は本当に道場を売ってしまうのか、と尋ねます。

すると高見は、この天神流道場を継ぐに足る後継者が見つからず、受け継いだ黒帯を返上して道場を閉めるつもりだと告白しました。

その直後、真は何かの気配を感じ、道場の方へ歩いて行きました。

残された園子は、高見に憧れて入門してきた子供たちが可哀想で、道場を売るのはあまりにも無責任だと主張します。

しかし、それは高見も感じていることであり、できることならば道場を手放したくないというのが彼の本音でした。

悔しさから高見が拳をギュッと握りしめた直後、道場の方からパリンッと何かが割れる音が聞こえてきました。

コナン、園子、高見が道場に駆けつけると、メダルを飾っていた棚のガラスが割られていて、その棚の前には拳を握りしめた真が立っていました。

棚の一番上に飾ってあった黒帯がなくなっていることに気づいた高見は、帯を盗ったのかと真に問います。

すると、真は高見に試合を申し込み、自分が勝ったら道場を続け、高見が勝ったら黒帯を返すと伝えました。

高見は暫く考えた後、真との勝負を受け入れました。

この時、コナンはランニングから戻って来た子供の空手着を見て、帯を盗んだ犯人が真ではないと確信しました。

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ネタバレ

真と高見が向き合って構えをとった直後、コナンは麻酔銃で園子を眠らせ、変声機を使って推理ショーを始めました。

黒帯を盗んだ犯人は真ではなく、真はその真犯人を庇っているだけです。

犯人の気持ちをわかっていた真は、道場に戻って帯が消えていることに気づき、すぐに犯人の目星をつけました。

犯人は、角田弘樹、川口克人、小橋法雄の3人です。

ランニングに出かけた時、弘樹は先に帰った法雄と入れ替わりました。そして法雄は、弘樹のフリをしてみんなと一緒にランニングをしました。

一人抜け出した弘樹は道場の裏手に向かい、雨樋を使って壁を上り、小窓から展示コーナーの帯を取り出して再び外へ出ました。

証拠は、弘樹の新しい空手着の襟元が解れていることです。

そのあと弘樹は帯を持ったまま公園に行き、ランニングから戻って来た法雄と再び入れ替わりました。

しかし、入れ替わったのは人だけではありません。弘樹が盗んだ帯と克人の帯も入れ替えていたのです。

先日、初段に合格した克人なら、黒帯を巻いていても不自然ではないからです。

動機は、高見に道場を続けて欲しかったため、そして高見にもっともっと空手を教えて欲しかったためでした。

実は弘樹たちは、高見が『目標だった帯も手に入れたため、思い残すことは何もない』と電話で話しているのを聞いていたのです。

そこで『帯がなくなればまた空手をやる気になってくれる』と考えた弘樹たちは、今回の計画を企てました。

しかし、帯を盗むという弘樹たちの計画は、とてつもなく長い時間をかけて完成させたものでした。

壁を上って小窓にとりつくために、弘樹は硬い体を柔らかくする必要がありました。壊れかけの雨樋を上ったり小窓から入れるのは、体が小さい弘樹しかいなかったからです。

克人は、黒帯をつけるために頑張って初段をとりました。大人用の帯を巻けるのは、体の大きい克人しかいなかったからです。

法雄は、苦手なランニングを頑張るようになりました。弘樹の身代わりとして、みんなから遅れないように走らなければならなかったからです。

彼らの気持ちを知った高見は、自分の浅はかな行動を悔い、弘樹たちを力強く抱きしめました。

 

そこへ、またしても梶芳銀次と男2人が現れました。真は、道場に土足で上がり込む梶芳を注意します。

すると、梶芳の取り巻き2人が威嚇するかのように真に近づいてきました。

その時、高見は『あの話はなかったことにしてもらえないか』と梶芳に頭を下げました。

全てやり尽くしたと思っていたが、自分はまだまだ未熟者で鍛錬が必要だ、と話し、それを教えてくれた子供たちのためにもこの道場が必要だと主張します。

しかし、梶芳が簡単に引き下がるはずもなく、今すぐ借金を全額返済するか、おとなしく道場を売るか、2つに1つの選択を迫ります。

すぐにでも攻撃を繰り出さんと構える男2人から高見を庇うように真が前へ出ると、高見は首を横に振り、下がるように目で合図しました。

そして高見は黒帯をキュッと結び、見事な空手技で男2人を倒しました。

さらに、背後から襲い掛かってくる梶芳の手を掴み、素早く喉元に手刀を当てます。が、既の所でそれを止め、道場から出て行くように命じました。

その迫力に圧倒された梶芳たちは、目に涙を浮かべて道場を飛び出していきました。

高見はにっこり微笑み、子供たちとともに稽古を始めたのでした。

エピローグ

園子が梶芳の会社を調べさせたところ、やはり悪徳金融だったことが判明しました。(さすが、鈴木財閥のお嬢様!)

これから警察の捜査が始まるため、もしかすると道場の借金の件もなんとかなる可能性があります。

真は、道場を閉めずに済んだのは園子のおかげだ、と感謝を伝えます。

すると園子は、そんなことはいいのよ~!と手を振り、かっこいい真を見れたから見学に来てよかったと伝えます。

それと同時に園子がくしゃみをしたのですが、真は過剰に心配し、園子の額に手を当てて顔を覗き込み、熱の有無を確認します。

すると、園子の顔が思ったより近くにあったことに真は驚き、慌てて手を放しました。2人の顔は真っ赤っか。

一部始終を見ていたコナンは肩を竦めました。しかし、真の上着を肩にかけられて嬉しそうにする園子を見て、満足気に微笑んだのでした。

 

その後、コナンたちはUSJの入り口で蘭たちと合流しました。するとそこへ、鈴木財閥のヘリが降りてきました。

中から現れたスーツの男たちは園子を『お嬢様』と呼び、そのお嬢様を担架に乗せてヘリへ誘導します。

動揺する園子に、真は先ほど自分が連絡したことを打ち明けました。そして、風邪だからと甘く見てはいけない、と園子に伝えます。

コナンと蘭が唖然とする中、園子と真はヘリで運ばれていきました。

ヘリが見えなくなった後も、『私は真さんとUSJに行くんだから、下ろして~!』という園子の悲痛な叫び声が聞こえてきたのでした。

まとめ

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こちらでは、アニメ版「名探偵コナン」の第855話「消えた黒帯の謎」の登場人物やあらすじ、ネタバレについてご紹介させていただきました。

このお話の続きが、映画『から紅の恋歌』になっているようです。

心配性な真さん、いいですね!そして幸せそうな園子ちゃんを見て優しく微笑むコナンくんも良かったです!

そして今回の見どころは、やはり京極さんの幼少期ですね!とってもとっても可愛かったです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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