名探偵コナン第774話のネタバレ!消えたムンクの叫び

シーズン20

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第774話「消えたムンクの叫び」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル
    ■ 話数:
    第774話
    ■ 事件ファイル名:
    消えたムンクの叫び
    ■ 放送日:
    2015年4月18日
    ■ 放送曜日:
    土曜日
    ■ 主題歌:
    OPテーマ WE GO(BREAKERZ)
    EDテーマ 君への嘘(VALSHE)
    ■ BACK:
    ⇒ 第773話「工藤新一水族館事件(後編)」
    ■ NEXT:
    ⇒ 第775話「あやつられた名探偵(前編)」


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

工藤 新一
CV:山口勝平
高校生探偵で、コナンの本当の姿。

毛利 小五郎
CV:小山力也
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

鈴木 園子
CV:松井菜桜子
蘭と同級生で親友。鈴木財閥のお嬢様。

鈴木 次郎吉
CV:富田耕生
園子の伯父。鈴木財閥相談役。怪盗キッドとの対決に執念を燃やしている。

小嶋 元太
CV:高木渉
少年探偵団の一人。うな重好きの食いしん坊で力持ち。

円谷 光彦
CV:大谷育江
少年探偵団の一人。コナンには劣るが少年探偵団の№2の頭脳を持つ。

吉田 歩美
CV:岩居由希子
少年探偵団の一人。コナンに想いを寄せる。

灰原 哀
CV:林原めぐみ
本名は宮野志保。元黒ずくめの組織の一員でコードネームはシェリー。新一が飲まされた薬と同じ薬を飲み、子供の姿になってしまった。現在は阿笠博士のところでAPTX(アポトキシン)4869の解毒薬の研究をしている。

沼尻 寛(ぬまじり ひろし)
CV:太田真一郎
35歳。鈴木美術館学芸員。

島村 慶次(しまむら けいじ)
CV:村松康雄
50歳。島村運送社長。

加藤 宗徳(かとう むねのり)
CV:蓮池龍三
30歳、島村運送運搬員。

峰岸 武雄(みねぎし たけお)
CV:幸田昌明
島村運送運搬員。

館長
CV:西村知道
鈴木美術館の館長。

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あらすじ

成田空港を訪れたコナンと蘭は、鈴木美術館で展示されることになったムンクの名画『絶望』と『不安』を次郎吉とともに拝覧します。

荷物の梱包を解いた島村運送社長の島村慶次は、飛行機に乗せる前の名画2枚の写真を、学芸員の沼尻寛に確認させます。

沼尻は、その写真と名画を見比べ、運送中に傷がつかなかったか調べます。

名画の無事を確認した後、島村と運搬員が『絶望』を、別の運搬員2人が『不安』を梱包しました。

そして沼尻は、羽田空港に届くもう1枚の名画『叫び』を確認しに行きました。
 
 
 
その後、『絶望』と『不安』を乗せたトラックは、鈴木美術館へ向けて出発しました。

コナン、蘭、次郎吉が乗った車もトラックの後について美術館へ向かいます。

そこへ沼尻から次郎吉に連絡が入り、無事に『叫び』が到着し、車で美術館へ運送しているところだと報告を受けました。

それから暫くして、再び沼尻から連絡が入りました。なんと、前を走っていた『叫び』を乗せた車が、突然ルートを外れて消えてしまったというのです。
 
 
美術館の館長は、すぐに運送会社に連絡して状況を確認します。

しかし、車は今も予定通りに走っているようで、先ほど少し遅れてチェックポイントを出たといいます。

チェックポイントとは、一度車を停めて梱包が崩れていないか確認する場所のことです。
 
 
 
その後、コナンたちは美術館に到着しました。先に着いていた沼尻は、『絶望』と『不安』の確認を始めます。

この時、コナンはその2枚の名画の梱包の仕方が違うことに気づきました。

チェックポイントで交代して名画を運んできた運搬員の加藤宗徳は、梱包した人が違うためだと話します。

未だ『叫び』を乗せた車が到着する気配はなく、館長は本当に盗まれたとしたら、お金の問題ではなく国際問題になりかねないと心配します。

美術館で園子と合流した蘭は、『叫び』が盗まれたかもしれないと園子に知らせます。園子は、新一に連絡した方がいいと提案しました。
 
 
その頃、コナンは展示物を見ていた哀の元へ行き、蘭と同様に『叫び』を乗せた車が消えてしまったことを伝えます。

この時、コナンは蘭から電話がかかってきていることに気づきませんでした。

新一がなかなか電話に出ないことにしびれを切らせた蘭は、小五郎に連絡することにしました。
 
 
 
美術館の一室で次郎吉、館長、沼尻が話し合っていると、加藤から事情を聞いた島村がやってきました。

その直後、『叫び』を乗せた車が予定より30分以上も遅れて到着しました。

沼尻はさっそく名画の確認を行います。その結果、『叫び』は贋作にすり替えられることもなく無事でした。

蘭から連絡を受けて駆けつけた小五郎は、名画の無事を知って蘭を責め立てました。

「なーにが世界的名画の盗難事件だ!」

「だーかーらー!謝ってるじゃない!」
 
 
沼尻がルートを外れた理由を尋ねると、運搬員の峰岸武雄はナビ通りに車を走らせ、ルートを外れた感覚はなかったと答えました。

コナンは、『叫び』を運搬した車のカーナビを調べました。実際に走った道路の履歴を確認すると、順路の一部が途切れてワープしたようになっています。

これは『衛星のロスト』という現象で、ナビが人工衛星からの電波を受信できなくなり、ルート自体が表示されなくなるというものです。

峰岸の話によると、ちょうど衛星がロストしているところにチェックポイントがあったようです。

コナンは、チェックポイントで撮影された『絶望』、『不安』、『叫び』の梱包写真を確認します。

そこであることに気づいたコナンは、チェックポイントで梱包を解くことがあるのか加藤に尋ねます。

加藤は、梱包を解くことはないと答え、各空港で梱包された時のままだと説明します。
 
 
 
その頃、蘭と園子と一緒に3枚の名画を見ていた少年探偵団の元へ沼尻が現れました。

沼尻は、ムンクの日記に書かれていた名画の説明を子供たちに伝えます。

突然、空が血のように赤くなった。そして見たのだ。燃えるような雲が群青色をした街の上に血のように、剣のようにかかっているのを。

それは、炎の下と血とが青黒いフィヨルドと街並みに被さるようだった。

私は立ち止まり、ひどい疲れを感じて柵に寄り掛かった。友人たちは歩み去って行くが、私はそこに立ち尽くした。

私は不安に震え、恐怖におののき戦っていた。そして聞いた。大きな果てしない叫びが自然を貫いていくのを。

この時、心を病んでいたムンクは、頭の中で実際に起きていたことを絵に現したのです。
 
 
 
その後、コナンは新一の携帯に蘭から着信があったことに気づき、新一の声で蘭に連絡します。

蘭は、ムンクの『叫び』が消えたことを相談しようとしたが、自分の勘違いだったようだと伝えます。

しかし新一は、盗まれたのは勘違いではなく、本当に事件が起きていたのだと話しました──。

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ネタバレ

蘭は、新一に言われた通りに通話をスピーカーに切り替え、新一の推理を全員に聞かせます。
 
 
まず、成田空港で『絶望』と『不安』を梱包した時の写真と、羽田空港で『叫び』を梱包した時の写真を見比べてみます。

すると『絶望』と『不安』は、梱包の仕方が違うことがわかります。

『絶望』を梱包したのは島村と運搬員。そして『不安』を梱包したのは別の運搬員2人です。

羽田空港で梱包した『叫び』は、『絶望』と同じ梱包の仕方になっています。

峰岸は、チェックポイントで交代した時、名画を運んできた運搬員はすでにいなくなっていて、島村が『叫び』の梱包を念入りに確認しているところだったと証言していました。

つまり、峰岸たちが交代しに来るまでは、島村が一人で梱包の確認をしていたということになります。

ここで気になる点は、空港から美術館までさほど遠い距離でもないのに、なぜドライバーを交代させる必要があったのかです。

チェックポイントは、ナビが衛星のロストを起こしている場所にありました。

となると、『叫び』を乗せていた車は、衛星がロストしている間でルートを外れていた可能性が考えられます。

しかし、チェックポイントで『叫び』を乗せた車はきちんと梱包を確認しています。

つまり、チェックポイントはもともとルートを外れた場所にあったということです。
 
 
 
その後、峰岸に案内されて全員チェックポイントへ向かいました。

そこで待っていたコナンは、新一が『あとは小五郎に任せる』と言ってどこかへ行ってしまったと伝えます。

訳がわからないと頭を抱える小五郎に、コナンは麻酔銃を放ちます。そして蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理を話し始めました。
 
 
峰岸がみんなを連れて来たチェックポイントは、島村運送社長・島村慶次の自宅でした。

峰岸にとって空港から美術館までは、初めて走る道でした。島村は、あえてそういうドライバーばかりを選んだのです。

島村ならかねてから自分の家を含めた一定の範囲でナビの衛星がロストすることを知っていても不思議ではありません。

そこで島村は、衛星がロストする範囲のルートをあらかじめ書き換え、ナビに登録しておきました。目的地に到着したら消去されるように設定しておけば、証拠も残りません。

こうして島村は自宅で『叫び』の梱包を解き、再び梱包し直したのです。
 
 
その時、島村宛に宅配便が届きました。

コナンが包みを開けると、島村の自宅で撮影された『叫び』と島村の写真が入っていました。

島村がわざわざ自宅で梱包を解いたのは、この写真を撮るためだったのです。
 
ムンクのことが大好きだった島村は、本物の『叫び』を運ぶ仕事が来た時、自宅に掛けて写真を撮りたいという欲求が湧き起こり、抑えられなくなってしまったのでした……。

エピローグ

加藤と峰岸は大問題だと島村を責め、沼尻は明らかな刑事事件だと訴えます。

しかし次郎吉は、島村の自宅に掛けられた『向日葵の絵』の写真について尋ねます。

それはゴッホがアルルで最初に描いた向日葵で、島村が若い頃にアメリカで働いていた時、その絵を運搬したお礼に撮らせてくれたものでした。

次郎吉は、島村が向日葵の持ち主と繋がりがあると知り、ある条件をクリアすれば今回の事件を不問に処すと約束しました。

その条件とは、近々開催される『ゴッホの6枚の向日葵展』で、その向日葵の持ち主に次郎吉に貸し出してくれるよう頼むことでした。

もちろん島村は、二つ返事で承諾したのでした。

まとめ

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■ NEXT:
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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

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・ネタバレ
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