名探偵コナン第668話のネタバレ！ウェディングイブ（後編）

シーズン17

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

名探偵コナン第６６８話｜事件ファイル概要＆登場人物＆あらすじ

名探偵コナン第６６８話｜事件ファイル概要

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名探偵コナン第６６８話｜登場人物

・江戸川　コナン
CV：高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

・毛利　小五郎
CV：小山力也
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

・毛利　蘭
CV：山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

・目暮　十三
CV：茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある･･。

・高木　渉
CV：高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

・千葉　和伸
CV：千葉一伸
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。高木の後輩。

・加門　初音（かもん　はつね）
CV：山本百合子
３７歳。新婦。

・伴場　頼太（ばんば　らいた）
CV：加瀬康之
３７歳。新郎。

・春岡　参治（はるおか　さんじ）
CV：沢木郁也
４８歳。客。

・安室　透（あむろ　とおる）
CV：古谷徹
２９歳。探偵。

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名探偵コナン第６６８話｜あらすじ

小五郎は、コナン、蘭を連れて、小五郎の旧友である伴場頼太と新婦、加門初音の結婚前夜祭へやってきた。
華やぐ雰囲気の中、初音は結婚式の準備のため、ネイルサロンへ向かった。
しかし、その２時間後、初音は「さよなら」という言葉を残し、駐車場の車の爆発とともに焼死体となって発見された。
当初は自殺と思われていたが、現場に落ちていた初音の付け爪から伴場とほぼ同じＤＮＡの皮膚片が採取された。
伴場は犯行を否認し、初音と密会していたウエイターが怪しいと訴える。
しかし、そのウエイターの安室透は初音に雇われた探偵で、伴場の素行調査をしていたようだ。
安室の証言は、伴場が雇った探偵の春岡参治によって裏付けされ、伴場は改めてＤＮＡの鑑定に応じることになった。（前編へ）


店から駐車場へ出るドアは店の後方に一つついているが、事件当時は雨がひどく、外に出る客もいそうにないので鍵がかけられていたことがわかった。
つまり、店を出るには正面の出入口を使うしかないということだ。
しかし、外に出る伴場の姿は誰も見ていなかった。
トイレの窓から外に出ることはできるが、窓の外は舗装されていないうえに大きな水たまりがある。
仮にそこを通ったとすると、ゲソ痕（足跡）が残るはずだ。

高木刑事は事件当時、風が強かったため初音が持っていた傘が駐車場の端まで飛ばされていたことを目暮警部に報告する。

目暮警部は、探偵の安室と春岡に何か心当たりがないか尋ねる。
安室は、初音が顔を曇らせたことが一度だけあることを明かす。
それは安室が伴場のことを詳しく調べ、わかった事実を伝えた時だった。
伴場と初音は同じホテル火災で助け出され、二人とも身元不明のまま同じ教会で育てられていたのだ。
伴場と初音の両親は、その火事によって他界。
当時、伴場と初音はまだ幼い赤子で、伴場はすぐに里親に引き取られ、初音はしばらく教会で育てられていた。
その話を聞いた初音は、あとは自分で調べると話していたという。

安室の話を聞いていたコナンは、初音の身長を蘭に尋ねる。
蘭は、初音がかなり高いヒールのブーツを履いていたが、自分よりも低かったことから１５０センチくらいだと答える。

千葉刑事は、初音の付け爪が一つ足りないことを目暮警部に報告する。
目暮警部は、車内で外れて燃え尽きたと考える。
しかし、コナンは外れた付け爪が傘の内側に入って傘と一緒に飛ばされたと考え、駐車場にいた鑑識官に傘を見つけた場所を確認する。
すると、コナンの推理通り、付け爪は傘が発見された近くの車の下にきれいな状態で落ちていた。
そして、爪の先には皮膚と血痕が付着していた。
コナンは、この付け爪を調べれば犯人がわかると確信を得た。


その後、ＤＮＡの鑑定結果が出て、ヘアブラシの毛髪が伴場の髪だと断定された。
高木刑事は、伴場に署まで任意同行を求め、雨の中、パトカーまで移動しようとする。

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名探偵コナン第６６８話｜謎解き＆ネタバレ

名探偵コナン第６６８話｜謎解き

【謎解き①】
伴場は、安室の落としたケーキを踏んでしまった。

【謎解き②】
伴場と初音は、誕生日も血液型も同じで、黙っていてもお互いの考えていることがわかると言っていた。

名探偵コナン第６６８話｜ネタバレ

コナンは、腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理を話し始めた。

犯人は伴場ではない。

初音の車が炎上した時、店から駐車場へ出る扉は雨が降っていたため鍵がかけられていて、トイレの窓からの出入りも、その下の大きな水たまりの周りに足跡がなかったことからありえない。
となると、店の正面の扉から出るしかないが、結婚パーティーの主役である伴場が店から出て行ったのなら、誰かが見て覚えているはずだ。

安室「誰も見ていないのではなく、気づかなかったと僕なら推理しますけどね」

安室は、伴場がトイレで変装し、外へ出て行ったと推理する。
そして、駐車場で初音を待ち伏せ、初音が車を降りた時に電話をかけた。
電話に気をとられた初音を気絶させ、抵抗されたがなんとか車に押し込むことができた。
そして車に火をつけた伴場は急いで店に戻り、トイレで元の服に着替えてウエイターの安室にわざと殴りかかって怪我をし、初音に引っ掻かれた傷をごまかした。
あとは初音に電話をするフリをして、初音が遺言めいた言葉を言っているように周囲の客に思わせ、窓の外に目をやって炎上する車を客たちに気づかせれば、目の前で愛する女性に自殺された悲劇の男の出来上がりというわけだ。

伴場「でたらめだ！本当に初音は俺にサヨナラって！初音の電話を調べてくれよ！車の中にあったはずだから」

高木「黒焦げの携帯はありましたけど、たとえデータが復元できたとしてもどんな会話をしてたかまでは･･」

目暮「しかし、その推理だと変装に使った服などがトイレから見つかるはずだが」

安室「切り刻んでトイレに流したんでしょうね。ニット帽ならもちろん、薄いナイロン製のウインドブレーカーなら細かく刻めますからね」

小五郎「靴はどうした？靴はそう簡単に切り刻めねェぜ」

安室「靴なんて履き替える必要ありませんよ。歩き続けて止まらなければ、どんな靴かなんて判別できませんし。実際、彼の靴はどこにでも売ってそうなスニーカーですしね」

小五郎は、伴場に靴を脱いで裏側を見せるように伝える。
すると、裏側にはクリームのようなものが付着していた。
【謎解き①】
それは、初音がネイルサロンへ出かける前、伴場が床に落ちたケーキを踏んだ時のものだった。

事件当時、かなり雨が降っている中を歩いたとすると、クリームはとれてしまっているはずだ。
つまり、伴場は店から出ていないということだ。

安室「でも、ＤＮＡは？彼女の付け爪の先に彼のＤＮＡとほぼ一致した皮膚がついていたんですよ？彼がその時、彼女のそばにいたって証拠じゃないですか！」

小五郎「付け爪についていたのが彼女本人の皮膚だったって場合は考えねェのかよ？」

安室「なに言ってるんですか！さっきも言いましたが、血縁者でない限り遺伝子情報のほぼ一致はまずありえません。現在同じ型のＤＮＡの別人が現れる確率は、４兆７千億人に一人とされていますし、第一女性には男性だけが持っているＹ染色体がないから、すぐにわかりますよ！」

小五郎「問題のその皮膚が雨や泥で汚染され、性別の部分が不明だからほぼって言ってるかもしれねェだろ？」

安室「だとしても、そんな二人が偶然出会い、たまたま恋に落ちて結婚しようとしたっていうんですか？」

小五郎「出会ったのは偶然かもしれねェが、惹かれ合ったのは必然だったと思うぜ。二人は双子だったんだからな･･」

【謎解き②】
伴場と初音は、誕生日も血液型も同じで、黙っていてもお互いの考えていることがわかると言っていた。
伴場にとっては知らなかったことだが、伴場と初音は赤子の頃に同じホテル火災で助けられ、身元不明のまま教会で育てられた。
その火事で両親が焼死し、双子だとわからなかったのだ。

目暮「しかし、双子だとＤＮＡが同じになるのかね？」

高木「一卵性双生児はそうらしいですけど、その場合は男同士か女同士の双子になるはずだったような･･」

安室「稀にあるんですよ。二つに分かれる前の受精卵の染色体がＸＹ。男性の場合、それが多胚化する際、一方のＹ染色体が何らかの要因で欠落し、ＸＹとＸＯ。つまり、男性と女性の異性一卵性双生児として誕生する場合がね」

伴場「おいおい、冗談だろ。俺と初音が双子だなんて」

安室「彼女、身長いくつだったかわかりますか？」

伴場「１４０の後半だって言ってたよ。背が低いの気にしてたし」

安室「だとしたら、その可能性は高いですね。異性一卵性双生児の女性の方は、ターナー症候群で低身長になりやすいですから」

伴場「でもよ、なんで初音の付け爪に初音本人の皮膚がついてたんだよ？」

小五郎「わからねェのか、伴場。この若い探偵に、お前と自分が同じ火事で助け出されたことを聞かされ、あとは自分で調べると彼女が言ったんなら、その調べる内容は自分たちが双子かどうか明確になるＤＮＡ鑑定以外考えられねェ」

初音は、ネイルサロンから店へ戻り、車を降りた時に鑑定を依頼していた業者からの電話でその結果を聞かされてしまった。
伴場と初音は結婚することを許されない、血のつながった双子だということを。

伴場「そんな･･、そんな･･」

付け爪に初音の皮膚が付着していたのは、その結果に愕然として付け爪が外れるほど顔を掻きむしり、泣きじゃくったため。
その時、初音が落として傘の内側に入り、風で飛ばされたもう一つの付け爪を現在調べてもらっている。

そこへ、目暮警部に鑑識から報告が入った。
血液が付着していた付け爪から性別を示す部分以外、伴場のＤＮＡとピッタリ一致した。
初音の遺体から採取したＤＮＡとも一致し、付け爪についていた皮膚は初音のものだと断定された。

高木「じゃあ、やはり彼女は自殺を」

目暮「うーん、そうとしか考えられんが、その業者も間の悪い時に電話をしたもんだな」

高木「たぶん、二人が明日結婚すると聞かされていて早く知らせたかったんですよ。取り返しがつかなくなる前に･･」

伴場の絶叫が雨音を切り裂き木霊した。
初音がなぜ焼身自殺を選んだかは定かではないが、もしかすると彼女はやり直すために戻りたかったのかもしれない。
二人をこんな運命に導いた、あの炎の中へ･･。


（エピローグ）

後日。

探偵事務所の下の階にある喫茶ポアロでウエイターとして働くこととなった安室は、小五郎に弟子にして欲しいと頼む。

小五郎「なに～！？弟子にしてくれだと？この名探偵、毛利小五郎のかよ？」

安室「はいもちろん！先日の毛利さんの名推理に自分の未熟さを痛感しまして、一から出直しを！ですから、こうやって毛利さんのおそばでバイトして、毛利さんが関わる事件に同行させて頂ければと･･」

小五郎「だがなぁ、俺は弟子なんてとらねェ主義で」

安室は小五郎にコッソリ話す。

安室「授業料として事件一つにつき･･」

小五郎「ま、マジで！？採用ー！！これから私のことは先生と呼びなさい、安室くん」

安室「毛利先生！」

蘭（･･･）

コナン（まためんどくさいやつが･･）

まとめ

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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。