名探偵コナン第666話のネタバレ!雨の夜の脅迫者

シーズン17

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第666話「雨の夜の脅迫者」:
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ

名探偵コナン第666話|事件ファイル概要&登場人物&あらすじ

名探偵コナン第666話|事件ファイル概要

◯ 事件ファイル
■ 話数:
第666話
■ 事件ファイル名:
雨の夜の脅迫者
■ 放送日:
2012年7月28日
■ 放送曜日:
土曜日
■ 主題歌:
OPテーマ Miss Mystery(BREAKERZ)
EDテーマ オーバーライト(BREAKERZ)
■ BACK:
第665話「疑惑のイニシャルK」
■ NEXT:
第667話「ウェディングイブ(前編)」

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名探偵コナン第666話|登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:小山力也
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

目暮 十三
CV:茶風林
捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある・・・

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

千葉 和伸
CV:千葉一伸
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。高木の後輩。

村上 卓也(むらかみ たくや)
CV:高橋広樹
20歳。浪人生。

辛島 義純(からしま よしずみ)
CV:松本大
28歳。無職。

芦田 美緒(あしだ みお)
CV:永島由子
23歳。事務員。

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名探偵コナン第666話|あらすじ

雨の日の夜。
千葉刑事が女性を捜して欲しいと毛利探偵事務所へやってきた。
千葉刑事は、最近行きつけの喫茶店でよく会う芦田美緒から、身の危険を感じているという相談を先ほど受けたという。
美緒の元に、「出所したらきっちり挨拶させてもらう」といった内容の手紙が一年間に何通も送られてきており、その恐怖から美緒は職場も変え、引っ越しもしていた。
しかし、最近誰かに見られているような気配を感じ、千葉刑事に相談することにしたというわけだ。
ところが、千葉刑事がトイレに立った間に美緒は帰ってしまった。
店員の話によると、美緒は何かに怯える様子で店を出て行ったという。
美緒が間違って千葉刑事の傘を持って行ってしまったため、千葉刑事は美緒の傘を差して店を出た。
その直後、赤い車が千葉刑事目がけて突っ込み、轢こうとしてきた。
千葉刑事は、犯人が傘を見て美緒と間違えたと考えた。
そして、本当に美緒が命を狙われているのだと感じ、小五郎に相談しに探偵事務所へやってきたというわけだ。
話を聞いた小五郎は、千葉刑事、コナン、蘭とともに、美緒の自宅を捜すことにした。


その頃、とあるアパートの1階に住む浪人生の村上卓也は、2階の部屋から聞こえるテレビの大きな音に苛立っていた。
しかし、突然テレビの音が消えたかと思うと、ドスンという大きな音がし、女性の悲鳴と助けを求める声が聞こえてきた。


その後、警視庁から千葉刑事に連絡が入り、近くのアパートで若い女性が殺人事件に巻き込まれたことが判明する。
コナンたちは、千葉刑事に続いて事件現場のアパートへ向かう。

アパートの近くの空き地には、千葉刑事を轢こうとした赤い車が乗り捨てられていた。
千葉刑事がアパートの部屋へ入ると、そこにはナイフを持った男性が倒れ、亡くなっていた。
そして、ベッドには美緒がぐったりと項垂れる様子で座っていた。
美緒は被害者ではなく加害者だった。

高木刑事の調べで、空き地に停められていた赤い車は盗難車であることが判明。

事件発生は40分前の午後9時30分。
真下の部屋の村上が物音と悲鳴を聞いて様子を見に来てみると、遺体とその傍に立ち尽くしていた美緒を発見し、携帯で110番通報した。
発見時、玄関のドアには鍵がかかっていなかった。

被害者は辛島義純、28歳。
辛島は、3日前に交通刑務所を出所したばかりだった。
1年前、飲酒運転で暴走した挙句、ガードレールを突き破って湖に転落。
車外に投げ出された2人のうち1人が死亡、1人が軽傷を負うという事故が発生。
自動車運転過失致死罪に問われた運転手は、被疑者死亡により不起訴。
同乗者は飲酒を黙認したとして、道交法違反ほう助により1年間服役。
それが今回の事件の被害者、辛島義純だった。

しかし、美緒は運転していたのは辛島だったと訴える。
死亡した運転手は、美緒の兄だったのだ。
当時、美緒は運転していたのが兄だという辛島の証言が信じられず、裁判で異議を申し立てたが却下された。
執行猶予がつくと考えていた辛島は1年間の服役と決まり、異議を申し立てた美緒を逆恨みして刑務所から脅迫めいた手紙を送っていた。
そして、辛島の出所が近づいたため、職場を変えて今のアパートに転居した。

コナンは、辛島から送られてきたという手紙を見せてもらう。
辛島が服役中の手紙は、半年間途絶えているようだった。

美緒は、今日帰宅した時のことを証言する。
帰宅すると室内に灯りがついており、玄関の鍵がこじ開けられていた。
まさか待ち伏せされていると思わなかった美緒はそのまま玄関から部屋の中へ入った。
すると突然、ナイフを持った辛島が襲い掛かってきた。
美緒は持っていた傘で抵抗、そして揉み合ってリビングに移動し、辛島は花瓶に頭をぶつけて絶命した。

小五郎は、正当防衛の可能性が高いと考える。

コナンは、遺体の鼻の頭に傷があることに気づいた。
テレビ台の角には微量の血痕がついており、千葉刑事は揉み合っているうちに鼻をぶつけたと判断する。

コナンは、玄関の状況を確認して、下の階の村上に話を聞きに行く。
村上は、テレビの音が6時頃からしていたと証言。
そして、9時30分頃突然消え、ドスンという物音とともに悲鳴が聞こえたことも明かす。

次にコナンは、空き地に停められている赤い車を調べた。

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名探偵コナン第666話|謎解き&ネタバレ

名探偵コナン第666話|謎解き

【謎解き①】
玄関の傘立てに、雨水が溜まってた。

【謎解き②】
赤い車の運転席の座席は、大柄な辛島が運転していたにしては少々狭い位置に固定されていた。

名探偵コナン第666話|ネタバレ

美緒の部屋へ戻ったコナンは、腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使い、推理を話し始めた。

今回の事件は正当防衛などではなく計画殺人だ。

【謎解き①】
玄関の傘立てには雨水が溜まっている。
小五郎たちが差してきた傘は、現場保存のため外に置かれている。
となると、この部屋に傘は1本しかない。
美緒が喫茶店で間違えて持ってきてしまった千葉刑事の傘だ。
つまり、傘立てにあったのも、千葉刑事の傘ということになる。
だとすると、鍵をこじ開けて上がり込んでいた辛島に、突然襲われたという美緒の証言と矛盾する。

目暮「確かに。彼女には傘を傘立てに入れる余裕はなかった

そして、矛盾はもう一つある。

辛島は、空き地に車を置いてアパートまで来たにも関わらず、衣服が全く濡れていなかった。

千葉「傘を差していたからじゃ?

蘭「さっき、他には傘はなかったって

つまり、辛島がこの部屋へ上がり込んだのは、雨が降り始める午後7時より前だった。

千葉「バカな!僕が轢かれそうになったのは、ほんの一時間前です。そうだ、靴が、被害者の靴が濡れてたじゃないですか

確かに辛島の靴は濡れている。
しかし、靴下もズボンも全く濡れていない。

千葉「しかし、被害者の持ち物の中には、あの車のドライバーがつけていた帽子とサングラスが・・

小五郎「それが被害者の持ち物だとどうして断言できる?

【謎解き②】
そして、空き地に停めてある赤い車の運転席の座席の位置。
大柄な辛島が運転していたにしては、少々狭い位置に座席が固定されていた。

これらは全て状況証拠だが、ここから導き出される結論は、正当防衛ではなく美緒による計画的な殺人だということだ。

全ては最初から美緒によって仕組まれていた。

まず、美緒は玄関のドアにピッキングの痕跡をつけた。
そして辛島に電話をかけ、「鍵は開いているから中で待っていて下さい」とアパートに呼び出した。
次に、喫茶店で千葉刑事に辛島からの手紙を見せ、脅迫されていると怯えて見せた。
そして、わざと千葉刑事の傘を持って店を出て、自分を追ってきた千葉刑事を車で襲い、自分が命を狙われていると印象づけた。

一方、雨が降り始める前に部屋へ上がり込んだ辛島は、美緒の帰宅を待つ間、テレビを見ていた。
リモコンが使えなかったので、手動でつけた。

午後9時30分、美緒が帰宅したため、辛島はテレビに向かって跪き、手動でテレビを消した。
そこを背後から花瓶で殴られ、前に倒れて鼻先をテレビ台にぶつけた。
この時の音を1階に住む村上が聞いたのだ。
村上が聞いた悲鳴は、美緒の自作自演。

その後、美緒は辛島の手にナイフを握らせ、千葉刑事を車で襲った時に着用していた帽子とサングラスを室内に残した。

千葉「毛利さんの話は全て推測じゃないですか。だけど、被害者が美緒さんを脅していたのは事実。法廷での暴言や手紙が証拠です

小五郎「本当にそうなのか?

千葉「え?

小五郎「確かに法廷でのことはそうだろう。だが手紙はどうだ?特に一旦途絶えてから再び送られてきた手紙には、出所したら挨拶に行くという言葉とともに、本当のことを話したい。だから会いたいという言葉が何度も登場します。もしかしたら一年前の事故の際、本当は自分が運転していたと告白しようとしていたんじゃないでしょうか

目暮「にわかには信じられんな。だったら警察でも裁判所でも、その旨申し立てをすればいいだろう

そこへ、コナンに頼まれてあることを調べていた高木刑事が戻ってきた。

高木刑事が交通刑務所に問い合わせた結果、手紙が途絶える少し前、辛島は刑務所内の医療検査で重病を患っていることが判明し、余命半年という宣告を受けた。
しかし出所後、行くように紹介されていた病院にも全く顔を出していない。

小五郎「恐らく、仕事を辞めて転居した美緒さん、あなたを捜していたんでしょう

千葉「それじゃあ、本当に罪の告白を・・

美緒「ウソよ!信じないわ。もしそうだとしても私は許さない。誰が許したって私は許すもんですか

千葉「美緒さん・・

美緒「あんな形で兄が死んで、私は婚約を破棄された。父も仕事を辞めざるを得なくなって、気落ちして病気になって死んだわ。母も後を追うように・・。誰も助けてくれなかった。誰も兄の無実を信じてくれなかった!だから・・

小五郎「復讐したんですね

美緒「ええ。その通りよ

千葉「まさか、自白するんですか

美緒「ええ。状況証拠しか掴めなかった名探偵さんには悪いけど、でも私は後悔なんかしていない

小五郎「では、私が掴んだ状況証拠ではない真実をお話しましょう。その真実を知れば、あなたは全く意味のないことをしたと気づくでしょう。最も意味のある殺人などこの世には存在しませんがね

コナンは、事件を再現してみることにした。
辛島の役を美緒が、そして美緒の役を千葉刑事が担当する。

千葉刑事が凶器の花瓶を振り上げ、美緒はテレビを手動で消す。
すると、真っ暗になったテレビに、千葉刑事の姿が写った。

辛島には、美緒が見えていたのだ。
しかし、逃げなかった。
自ら望んで美緒の手に掛かったとしか考えられない。

小五郎「そう、彼こそ後悔していた。心の底から。それを知ってもあなたは本当に後悔しませんか?


(エピローグ)

今回の事件によって、一年前の事故の再検証が行われることは間違いない。
しかし、失われた命は戻らず、犯した罪も消えはしない。

雨の中、美緒はパトカーへと連行されていく。

千葉刑事は、美緒に傘を差す。

千葉「結局、僕には何もできなかった。申し訳ありません

美緒「自惚れないで。一年前、ちゃんと調べてくれなかった警察に償いをさせたくて利用したのよ

千葉「だけど、僕がもっと早くあなたを見つけて傘を交換していれば、少なくとも今夜あなたは殺人を犯さなかったかもしれない

美緒「どっちにしてもあなたに傘を差してもらう資格なんか私にはないわ

千葉「美緒さん・・

美緒「ごめんなさい。ありがとう・・

美緒はパトカーで署へ連行されていった。

高木「今度は、彼女が償う番ですね

蘭「でも、きっと千葉刑事の気持ちは伝わったと思うな

コナン(あぁ。きっと・・

まとめ

■ BACK:
第665話「疑惑のイニシャルK」
■ NEXT:
第667話「ウェディングイブ(前編)」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第666話「雨の夜の脅迫者」:
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ

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