名探偵コナン第650話のネタバレ!探偵事務所籠城事件解放

シーズン17

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第650話「探偵事務所籠城事件(解放)」:
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ

名探偵コナン第650話|事件ファイル概要&登場人物&あらすじ

名探偵コナン第650話|事件ファイル概要

◯ 事件ファイル
■ 話数:
第650話
■ 事件ファイル名:
探偵事務所籠城事件(解放)
■ 放送日:
2012年3月17日
■ 放送曜日:
土曜日
■ 主題歌:
OPテーマ Miss Mystery(BREAKERZ)
EDテーマ 悲しいほど今日の夕陽きれいだね(grram)
■ BACK:
第649話「探偵事務所籠城事件(狙撃)」
■ NEXT:
第651話「コナンVS平次 東西探偵推理勝負」

Sponsored Link

名探偵コナン第650話|登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:小山力也
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

世良 真純
CV:日髙のり子
蘭のクラスに転校してきた。新一と同じ高校生探偵。

鈴木 園子
CV:松井菜桜子
蘭と同級生で親友。鈴木財閥のお嬢様。

工藤 新一
CV:山口勝平
高校生探偵で、コナンの本当の姿。

灰原 哀
CV:林原めぐみ
本名は宮野志保。元黒ずくめの組織の一員でコードネームはシェリー。新一が飲まされた薬と同じ薬を飲み、子供の姿になってしまった。現在は阿笠博士のところでAPTX(アポトキシン)4869の解毒薬の研究をしている。

阿笠 博士
CV:緒方賢一
新一の隣の家に住む発明家。コナンの正体を知っている。

沢栗 未紅(さわぐり みく)
ミステリー作家。

沢栗 勲(さわぐり いさお)
CV:松山鷹志
37歳。沢栗未紅の兄。

光井 珠実(みつい たまみ)
CV:青木和代
41歳。アマチュア小説家。

湯地 志信(ゆち しのぶ)
CV:むたあきこ
36歳。アマチュア小説家。

二瓶 純夏(にへい すみか)
CV:遠藤みやこ
39歳。アマチュア小説家。

Sponsored Link

名探偵コナン第650話|あらすじ

(勃発・狙撃のストーリー)
毛利探偵事務所に光井珠実、湯地志信、二瓶純夏が訪れた。
そして、3人の女性とともに現れた男、沢栗勲が拳銃と爆弾でみんなを脅し、探偵事務所に立て籠もった。
その場に居合わせた小五郎、蘭、世良は人質にされてしまった。
勲は、1ヵ月前に温泉旅館で自殺したミステリー作家、沢栗未紅の兄だった。
妹の死が自殺だとは信じられない勲は、名探偵眠りの小五郎に事件の真相を解き明かすように要求してきた。
光井、湯地、二瓶は、未紅の友人のアマチュアミステリー作家だった。
勲は、この3人の中の誰かが、自殺に見せかけて妹を殺害したと疑っていた。
蘭の携帯が通話状態のままだと勲に気づかれてしまったコナンは、止む無く工藤新一の名前を出し、事件解決に本格的に乗り出すこととなった。
送られてきた事件の資料や証言から、事件の真相に辿り着いたコナンだが、それを明かすわけにはいかなかった。
犯人がわかれば、勲はその人物を殺害し、自分も自殺すると宣言していたからだ。
コナンが一人の犠牲者も出さず事件を解決しようと考える中、警察は着々と犯人狙撃の準備を調えていた。
蘭の機転で一先ず狙撃を阻止することができたが、これ以上長引かせるわけにはいかなかった。
勲は、謎が解けないまま朝を迎えたら、事務所にいる全員を道連れに爆死するつもりだったのだ。
そこで、コナンは最後の手段をとることにした。(狙撃編へ)


(解放編のあらすじ)
コナンは、ゾウが二瓶、キツネが湯地、ネズミは光井だと推理し、それを勲に伝えた。
一番最後に未紅の部屋を訪れ、妹を殺害したネズミが光井だとわかった勲は、光井の口に銃口を突っ込む。

その時、コナンは電話口から勲を止める。
そして、ネズミは光井だが、未紅を殺害した犯人は別の人物だと伝える。

コナンは、勲が推理した内容を以下のように整理する。
犯人は薬で眠らせた未紅の手首を切り、風呂場の湯船につけて自殺に見せかけた。
未紅が死亡したことを確認した犯人は、未紅の携帯から「さよなら」というメールを勲の携帯に送信した。
そのメールを不審に思った勲は、未紅の部屋のドアをノックしたが返事がなく、やむを得ず隣の自分の部屋からベランダ伝いに未紅の部屋の窓を割って中へ入り、風呂場で未紅の遺体を発見した。
犯人は、勲がそうすることをあらかじめ予想して部屋の中に潜み、勲が未紅の遺体に気を取られている隙に勲が割った窓から外に逃げた。

勲「あぁ!その通りだ

新一「では、犯人はその後、どこを通って逃げたんですか?

勲は、犯人がベランダから隣の自分の部屋へ入り、ドアから逃げたと話す。

しかし、本を手に持った光井が未紅の部屋から慌てて出てきたと、3つ隣の部屋の客が証言していた。
つまり、光井が出てきたのは勲の部屋からではなく未紅の部屋だ。
勲の推理とは合致しなくなるのだ。

勲「見間違えたんだよ。その客の部屋は妹の部屋から3つも離れてたんだろ?きっと俺の部屋から出てきたのを隣の妹の部屋からだと勘違いして・・

新一「いや、それはありません

その証言した客の部屋は、未紅の部屋と同じ側の3つ隣の部屋。
そして、自分の部屋から出ようとしたら、光井が慌てて走ってきたからすぐにドアを閉めたと言っていた。
その位置から目撃したのなら角度がなく見た時間も僅か。
つまり、どの部屋から出てきたかなど、もともと判別できないのだ。

勲「だったら、どうしてその客は妹の部屋から出てきたってわかったんだよ!

それは、光井が出てきた未紅の部屋のドアが開きっぱなしになっており、ドアについたルームナンバーが見えていたからだ。

光井が慌てていたのは、いち早くトイレへ行きたかったから。
その時開きっぱなしだったドアが閉まっていたということは、まだ未紅が生きていたという証拠。

旅館の部屋の鍵はオートロックではなく手動式だ。
未紅が部屋の内側から鍵をかけていなかったのなら、勲がわざわざ窓を割って部屋へ入る必要はなかった。

勲「じゃあ誰なんだよ!妹をやった犯人は!妹の書き込みによるといるはずだよなぁ。妹が眠くなるまで部屋に居座ってた殺人犯がよぉ!

新一「あなた、妹さんのデビュー作、お読みになりましたか?

勲「い、いやぁ。俺は本が苦手でよ・・。読んだことはねェけど

デビュー作のタイトルは、"死神の葬列"。
主人公の刑事が追っても追ってもその影すらつかめない連続殺人鬼。
ある日、刑事は枕元に立つ死神と出会い、「お前には一生捕まえることはできない」と告げられてしまう。
それもそのはず、その刑事こそが夜な夜な無意識のうちに街を徘徊し、犯行を繰り返していた殺人鬼の正体だったからだ。
その事実に気づいてしまった刑事は、罪の意識に苛まれ、死神に誘われるまま自らの命を絶つことになる。

勲「おい、まさか・・

新一「そう。妹さんがサインを書くために、久しぶりに手に取った"死神の葬列"。自分が生み出したその主人公に自分を重ね合わせ、部屋に居座り続ける死神の幻覚を見ていたのなら、その後、妹さんのとった行動は想像できますよね・・

勲「まさか、妹は、自殺!?そんな・・

勲は動揺して涙を流し、爆弾のスイッチを手放す。
その隙に蘭と世良は勲を倒し、外で待機していたSITに突入を促す。

勲は連行され、一人の犠牲者も出すことなく事件は解決されたと誰もが思っていた・・。

Sponsored Link

名探偵コナン第650話|謎解き&ネタバレ

名探偵コナン第650話|謎解き

【謎解き①】
二瓶と光井のサイン本は小口が揃わずギザギザになっているが、湯地のサイン本だけ小口が綺麗に揃っていた。

名探偵コナン第650話|ネタバレ

世良「沢栗未紅のデビュー作を読んでいなかった僕には無理だったかな~

新一「悪いが俺も"死神の葬列"は読んでねェよ。あれはあの場を凌ぐためのはったりさ。あの爆弾男に妹は自殺したんだと信じ込ませるためのね。でなきゃ、直前まで呑気にSNSに書き込みをしていた人が死神の幻覚を見て突然自殺したなんて、非論理的な推理口が裂けても言わねェよ

小五郎「おい!じゃあまさか・・

新一「えぇ。ここからが本題。ちゃんと存在しますよ。沢栗未紅さんを自殺に見せかけた死神は、そこにいる3人の中にね


ネズミ色の石を扱う石材店が実家の光井がネズミ。

こんがりキツネ色に焼けたパンを売るベーカーリーに勤める湯地がキツネ。

象牙色の印鑑を造る印鑑職人の妻である二瓶がゾウ。

未紅の部屋へ来た順番は、二瓶、湯地、光井の順だ。

光井は、未紅の部屋から慌てて出てくるところを目撃されている。
そんな不審な行動をとったにも関わらず、再び未紅の部屋へ戻り殺人を犯すなど考えられない。

蘭は、コナンの指示で未紅の書いたSNSの書き込みを読み上げる。

最初にサインを強請りに来たのはゾウ。風呂上がりでまだ髪も乾かしてないのに厄介なゾウね。

次に来たのはキツネ。また言いがかりをつけてきた。ウザいウザい。サイン書いたんだから早く帰ってよ。

最後に来たのはKYのネズミ!速攻でサイン書いてとっとと追っ払っちゃお。

うざー。まだ居座ってるよ。ヤバ・・、眠くなってきた。どうしよう・・。

光井は、未紅の部屋に行った時、未紅がトイレを貸してくれなかったと証言していた。
未紅の部屋に居座っていたのは、ネズミではなく2番目に来たキツネ、湯地だ。

未紅は、キツネが言いがかりをつけてきて、なかなか帰ってくれないと書き込んでいた。
その言いがかりをつけられていた最中に光井がやってきてしまった。
そこで、一先ず湯地にスリッパを持たせてトイレに隠れさせ、光井をやり過ごそうとした。
しかし、その時湯地は風呂上がりで湿っていた自分のスリッパではなく、未紅のスリッパをとってしまった。
残った湯地のスリッパを、今度は光井が履いて違和感を感じてしまった。

光井が部屋を出て行ったあとで、未紅を風呂場で自殺に見せかけて殺害した湯地は、携帯メールで勲が窓ガラスを割って入ってくるよう仕向け、その割れた窓からベランダ伝いに勲の部屋へ行き、その部屋のドアからこっそり外へ出て集まった野次馬に紛れ込んだ。

小五郎「でもなぁ、それは状況証拠にすぎんだろう

新一「物証もありますよ

それは、未紅が必死に風呂場から抜け出し、血まみれの手でつかんだバスマットの写真だ。
手前の二つは手形がベットリ残っているのに、その先にある血の跡は指先しか付着していなかった。
それは、何かを掴んだ証拠。

そこで注目されるのが湯地が持っていた未紅のサイン本だ。
本はその印刷方法によって小口が綺麗に揃う場合と揃わずギザギザになる場合がある。
しかし、同じ初版本で印刷方法を変えることはあり得ない。

【謎解き①】
二瓶と光井のサイン本は小口が揃わずギザギザになっているが、湯地のサイン本だけ小口が綺麗に揃っていた。
それは、未紅が掴んだためについた血の手形を隠滅するため、湯地が小口を紙やすりで削ったからだ。
そして、もう一冊購入して新しいカバーと取り替え、表面上は隠すことができた。
しかし、掴まれた時に本が歪んで、ページの中に入り込んだ血の跡までは隠しきれなかった。

小五郎「でも、なんでバスマットの上なんかにサイン本を?

湯地「眠らせた彼女を風呂場に運んでいる途中にね、浴衣の懐からポロリ。そのあと彼女に血をつけられたけど気にもしてなかったわ。あんな本捨てるつもりだったし。でも捨てられなかった。あの本には私が書いた中で一番有名な話が載っていたから

小五郎「私が書いたって・・、まさか!未紅さんが盗作!?

湯地「まぁ、彼女と一緒に書いたから合作かなぁ。彼女に頼まれたのよ。本を出してみないかって話が来てるんだけど、手伝ってくれない?ってね。そしてそのデビュー作がヒットして、彼女はあれよあれよといううちに直本賞作家。別に妬んだりはしなかったわ。手伝ったのはあの一作だけだったし、賞をとったのも彼女の実力。友人として誇らしかったわよ。

しかし、湯地は自分で書いた原稿を出版社に持ち込んだ際、担当の者に「確かに面白いけど、沢栗未紅の作風とそっくりすぎるよ。沢栗未紅は一人で十分。なんなら彼女のゴーストライターやってみる?」と言われてしまった。
そして、湯地は気づいた。
未紅がデビュー以来、湯地の文体を模倣して自分の作風にしているということに。

湯地「もちろん彼女に言ったわ!せめてデビュー作は私との合作だったと公表してってね!でも彼女は、直本賞作家に泥を塗る気?って受け付けてくれなかったわ。このままじゃ私は存在のないゴーストになってしまう。だから彼女の方をゴーストにしてやったってわけ

湯地は悲しそうな表情を浮かべ俯く。

湯地「だけど、やっぱりあの本は捨てるべきだった。これから先、"死神の葬列"を読もうとしても、彼女と徹夜してアイディアを出し合い、一生懸命書きあげたあの思い出が込み上げてきて、読めやしない!1ページも捲れない本なんて、持っててもしょうがないから・・

湯地の鳴き声が探偵事務所に響き渡る中、コナンは携帯を閉じて電話を切った。


(エピローグ)
後日。
学校帰りのコナン、蘭、園子、世良。

園子「え~?新一くん何にも言わずに行っちゃったの?またしゃしゃり出てきて今度は蘭の前で推理したのに?

蘭「うん。警察の人が湯地さんっていう犯人の人を連行してった後で電話とったら、もう切れててさ~

園子「ふーん

コナンは、世良がスカートを履いていることに驚く。

蘭「でもその後、新一からメールきたよ!ありがとなって。あの時は新一、自宅に何かの資料を取りに帰ってて、偶然博士んちに寄ってたんだってさ

園子「だったら女房に顔ぐらい見せろって

世良「もしかしたら顔を見せられない理由があったのかもね

蘭「へ?

世良「ま、今回のことでよ~くわかったよ!コナンくんが工藤くんと大の仲良しだってことと、君(蘭)は思ったより手ごわいってことがね!

蘭「えぇ?

コナン(空手のことか・・?

まとめ

■ BACK:
第649話「探偵事務所籠城事件(狙撃)」
■ NEXT:
第651話「コナンVS平次 東西探偵推理勝負」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第650話「探偵事務所籠城事件(解放)」:
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう