名探偵コナン第143話のネタバレ!疑惑の天体観測

シーズン4

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第143話「疑惑の天体観測」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

鈴木 園子
CV:松井菜桜子
蘭と同級生で親友。鈴木財閥のお嬢様。

江田 和彦(えだ かずひこ)
CV:佐々木望
23歳。東都大学大学院1年生。

野中 浩一(のなか こういち)
CV:島畑洋人
24歳。東都大学大学院2年生。

秋本 広志(あきもと ひろし)
CV:古谷徹
24歳。東都大学大学院2年生。

山田刑事
CV:田中正彦

警官
CV:千葉一伸

鑑識課員
CV:菅原淳一

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あらすじ

コナン、蘭、園子は、星を観察しに長野県の星美山保養所を訪れました。

そこで天体観測に来ていた大学院生の江田和彦、野中浩一、秋本広志と知り合います。

野中は、天文分野のノーベル賞と呼ばれる『スターパイオニア賞』を史上最年少で受賞したばかりでした。
 
 
コナンたちは江田とともに天体観測を続けることにし、野中と秋本はテレビの中継塔へ戻って行きました。

この時、秋本は11時半から0時までの間、南側の空で人工衛星が見えるとコナンたちに教えました。
 
 
その後、人工衛星を楽しみにしていたコナンたちですが、結局見ることはできませんでした。

そして午後11時50分。カメラをセットし終えた秋本が戻ってきました。

秋本たちが行っているのは固定撮影法といって、カメラのシャッターを一定時間開けっ放しにしておくものです。

つまり、カメラの傍についていなくても自動的に撮影されている、という訳です。

秋本は、テレビの中継塔で撮影を続けている野中を望遠鏡で覗いてみようと提案します。

午前0時15分。望遠鏡で野中の様子を見ていた秋本は、『野中が落ちた!』と言い、警察に連絡するよう江田に指示します。

コナンは、中継塔へ向かう秋本に同行しようとしますが、猛スピードで車が出され、置き去りにされてしまいました。

午前0時20分。コナンたちは、江田の車で中継塔へやってきました。

そこには、転落した野中が横たわり、既に息絶えていました……。

中継塔へ上ったコナンは、野中が落ちたと思われる場所を調べました。手すりは低く、夜露で床が滑りやすくなっていました。

不運な事故と考えるコナンですが、手すりに真新しい傷がついていること、その下に毛玉が落ちていることから、他殺の線を疑います。

秋本は、これ以上撮影を続けられないと判断し、自分のカメラと野中のカメラのシャッターを閉じました。
 
 
 
午前2時。警察が到着し、捜査が始まりました。

秋本は、野中が手すりから身を乗り出した時にバランスを崩し、そのまま転落したと証言します。

警察の調べで、野中が午前0時にカメラを操作して二枚目の撮影を始めていたことが判明しました。

刑事は、野中が0時15分に濡れた床で足を滑らせて転落してしまった不幸な事故だと判断します。
 
 
コナンは、秋本と野中の仲について江田に尋ねます。すると、野中が受賞した賞は、秋本と野中の共同研究だったことが判明しました。

コナンは、野中のカメラで撮影された二枚の写真にトリックがあると睨みます。

そしてコナンは、蘭と園子の会話を聞き、決定的な証拠と犯人の正体を見破りました。

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ネタバレ

コナンは、腕時計型麻酔銃で園子を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で園子の声を使って推理を話し始めました。

野中を殺害した犯人は、秋本広志です。

秋本は、午後11時30分過ぎに野中と中継塔へ戻った時、野中を突き落として殺害しました。

それをコナンたちに見られないように人工衛星の話をして、中継塔とは反対側の方角に注意を向けておいたのです。

秋本は、野中を突き落とした場所から少し離れたところに人形を置き、釣り糸のような丈夫な糸で手すりに固定しました。

その証拠に、手すりに真新しい傷がありました。

そして0時15分。糸に取り付けられていたタイマーによって人形が落下しました。

秋本は、その様子をコナンたちに目撃させ、同時に自分も目撃することによって完璧なアリバイを作りました。

わずかに早く中継塔に着いた秋本は、人形の上に車を停めてコナンたちに見えないようにしました。

そしてコナンたちが野中の遺体に気をとられている隙に、人形を車に放り込んだのです。
 
 
証拠は、秋本が撮影した写真と、野中が21時から0時まで撮影した写真です。

秋本と野中は、同じ時間に同じ方向を撮影していました。しかし、秋本の写真には流れ星が写っているのに、野中の写真には写っていません。

つまり、野中の写真は今日撮られたものではないということです。

となると、秋本が11時50分からずっとコナンたちと一緒にいたとしても、アリバイは成立しないということになります。
 
 
秋本は、撮影の条件を全く同じにするために、野中と同じカメラで昨日、二枚の写真を撮っておきました。

それは、野中の撮影計画を知っていた秋本にしかできないことです。

そして今日、野中を突き落とした後、人形をセットし、野中のカメラからフィルムを取り出して昨日撮ったフィルムと入れ替えました。

しかし、このトリックには欠点がありました。それはシャッターの音です。

フィルムを取り替えた後、撮影している状態に戻すことはできません。つまり、シャッターは閉じた状態にしておくしかなかったのです。

となると、0時30分にシャッターを切る時、音がしないことを誰かに気づかれる恐れがあります。

秋本は、野中が死んだことでみんな気が動転して、そんなことまで気づかないと考えていました。しかし、コナンだけは音がしないことに気づいていました。

撮影していないのにフィルムにはちゃんと写っている。それは、フィルムが入れ替えられたという決定的な証拠です。

コナンが秋本を疑った理由は、野中が落ちた時でした。普通、人が落ちたら救急車を呼ぶはずです。しかし秋本は、警察だけを呼ぶように江田に指示していたのです。
 
 
動機は、野中に『スターパイオニア賞』を独り占めされたためでした。

エピローグ

早朝。目を覚ました園子に、蘭は『見事な推理だった』と讃えます。

しかし園子は、流れ星を見つけられなかったことにがっくり肩を落とし、

「私の星の王子様が逃げてっちゃった~!」

と、叫んだのでした……。

まとめ

■ BACK:
第142話「結婚前夜の密室事件(後編)」
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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第143話「疑惑の天体観測」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

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