名探偵コナン第911話目暮警部からの依頼のあらすじ!登場人物や声優も

シーズン23

こちらでは、アニメ「名探偵コナン」の第911話「目暮警部からの依頼」の登場人物やあらすじについてご紹介させていただきます。

事件ファイル概要

事件ファイル
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登場人物

主要キャラ

江戸川 コナン
CV:高山みなみ

毛利 小五郎
CV:小山力也

目暮 十三
CV:茶風林
捜査一課強行犯三係の警部。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。

千葉 和伸
CV:千葉一伸
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。

ゲスト

霊岸 雄高(れいがん ゆたか)
CV:小林操
70歳。国文学者。

八尾 公一(やお こういち)
CV:坂詰貴之
35歳。目撃者。

天山 日出(てんやま ひで)
CV:大橋芳枝
73歳。被害者。

舞浜 竜二(まいはま りゅうじ)
CV:伊藤健太郎
33歳。容疑者。

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あらすじ

突然の来訪者

ある日、毛利探偵事務所に何の前触れもなく目暮警部がやってきました。そして『捜査一課で部下だった頃、どれほど私に迷惑をかけたことか!』と迫られた小五郎は、突然訪ねてきて今更昔の話を持ち出す目暮警部に意味がわからないと思いつつも、両手を挙げて降参の意を示しました。

すると目暮警部は態度を一変させ、今度は力を貸して欲しいと深く頭を下げて小五郎に頼みました。黙って2人の様子を見ていたコナンは、警部がわざわざ小五郎に頭を下げてまで頼むということは、かなりな程度の事件なのだと察しました。

小五郎は、未だに低頭する目暮警部の体を慌てて起こし、まずは話を聞かせて欲しいと先を促しました。

3週間前に起きた事件

目暮警部が頭を抱えていたのは、国文学者の霊岸雄高が刺殺された事件です。すでに容疑者は逮捕、送検されているのですが、起訴目前の今になって全てひっくり返されてしまったというのです。

事件の発生は3週間前。霊岸が四葉台の自宅で刺殺体となって発見されました。殺害されたのは前日の夜8時頃と判明し、容疑者の舞浜竜二も間もなく浮かびました。

その根拠となったのは、事件が起きた8時頃に霊岸の甥である舞浜が霊岸邸から出てくるところを見た、という八尾公一の目撃証言が得られたためでした。そして舞浜が事件前日にホームセンターで凶器として使われた包丁を購入していたことも判明。

さらに、舞浜は霊岸にとって唯一の血縁者で、やがて霊岸の遺産全てが転がり込むと周りに吹いていたこともわかりました。ところが、独身主義を貫いていた霊岸に結婚を誓い合う女性が現れ、財産を独り占めするには結婚前に霊岸が亡くなる必要がありました。

舞浜にはアリバイがなく、遺産狙いという動機や前日凶器を購入していたという事実もあり、当該時刻に現場で見かけた目撃者までいます。以上のことから、目暮警部たち警察は霊岸殺害の容疑で舞浜を逮捕しました。

逮捕後、舞浜は犯行を否認し続けましたが、当然起訴できるはずでした。ところが、拘留期限まで残り2日となった昨日になって、霊岸が殺害された時、笹五町で強盗に入っていたと供述したのです。

笹五町の民家に賊が押し入り、1時間以上も居座った挙句、現金50万円を奪って逃げ去ったという強盗事件は新聞で大きく取り上げられていました。舞浜は、この犯人が自分だと言ったのです。

舞浜の供述をもとに警察が調査を進めると、家に押し入った賊が飲み食いした食べ物の歯形と舞浜の歯形が一致し、舞浜が隠した50万円も発見されました。つまり、霊岸の殺害時刻に舞浜が強盗に入っていたのは間違いないということです。

強盗が押し入ったのは夜7時で、1時間以上居座って逃げ去ったのは8時過ぎです。そして霊岸が四葉台の自宅で殺害されたのも同じ8時頃です。笹五町から四葉台までは車で1時間以上かかるため、舞浜に霊岸を殺害することは不可能でした。

そして霊岸邸から出てくる舞浜を見たという八尾も、昨日になってウソだと告白。以前から舞浜のことを好く思っておらず、ハメてやろうと思ったと打ち明けたのです。

さらに、舞浜はホームセンターで購入した包丁について『強盗に使うために購入し、使ったあとでアパートの裏に埋めた』と証言。すぐに警察が調べると、確かに霊岸に刺さっていた包丁と同じものがアパート裏に埋められていました。

目暮警部からの依頼

小五郎は、舞浜が強盗に入ったのは遺産相続の資格を失わないようにするため、そして殺人容疑から逃れるための工作だと推理します。霊岸が殺害されれば舞浜が疑われるのは目に見えています。それならば、逮捕させた上で一気にひっくり返してやろうと仲間の八尾にウソの証言をさせたのです。

コナンも小五郎の推理に同調すると、目暮警部は全て舞浜の工作だとわかっていると主張。問題なのは、一人の人間が同じ時刻にどうやって別々の場所で殺害と強盗の2つの犯行を成し遂げることができたのかです。

それを暴けない以上、物証のある強盗容疑で起訴できても、霊岸殺害の容疑では起訴に追い込めないのです。

目暮警部は警察の捜査が滞っている現状を説明し、小五郎に舞浜が霊岸を殺害したトリックを暴いて欲しいと依頼しました。

居座り強盗

目暮警部からの依頼を二つ返事で承諾した小五郎は、強盗に押し入った家に舞浜が1時間以上も居座り続けたことに何か裏があると睨みます。

被害に遭った家に賊が押し入ったのは、一人暮らしの天山日出がテレビの7時のニュースを見ながら夕飯を食べ始めた時。

舞浜は黒い布袋を日出の頭に被せ、殴って気絶させました。日出が目を覚ましたのは1時間後の8時。8時から始まるテレビ番組の音声を日出が耳にしていたのです。

そして舞浜は金の隠し場所を聞き出すと、日出を殴って再び気絶させ、金を盗んで逃走しました。次に日出が目を覚ましたのは翌朝になってからで、食卓の上には食い荒らされた食べ物が散らかっていたそうです。

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小五郎の推理

小五郎は、舞浜が中抜けして霊岸を殺害したと推理します。

7時に押し入って日出を気絶させたあと、8時のテレビ番組を録画予約し、急いで車で四葉台へ向かい霊岸を殺害しました。

そして再び笹五町へと戻り、録画しておいたビデオを再生して日出を気絶から覚めさせました。この時、実際は9時過ぎだったのですが、舞浜が録画しておいたテレビ番組の音声によって8時だと勘違いさせられたのです。

舞浜は再び日出を気絶させ、いかにも1時間以上も居座っていたような痕跡を作るため、食い散らかした食べ物をわざと残しました。

コナン、出動!

小五郎の推理はコナンも称賛するほど筋道が通っています。しかし、目暮警部は日出が8時に消防車のサイレンの音も耳にしていたことを打ち明けました。

確認したところ、笹五町で消防車が出動したのは8時の一度きりでした。つまり、舞浜は中抜けしていなかったということです。

ここでコナンは、顔を見られたくないだけなら舞浜自身が覆面を被って押し入れば済むことで、わざわざ日出に布袋を被せて視界を奪ったのには何か意図があったと考えました。

日出は、消防車のサイレンと同時に何かが焼け焦げる臭いを嗅いだと証言していたそうです。しかし、火事の通報はイタズラだったため焦げる臭いなどするはずがありません。

さらに、日出は8時に沸くようにセットしたお風呂のお知らせの音が聞こえなかったと話していて、目暮警部は高齢者が妙な思い違いをしていただけだと判断したといいます。

それを聞いたコナンは、日出の証言が全て真実だと考え、舞浜の巧妙なトリックを見破ったのですが──。

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まとめ

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第912話「モデルになった探偵団」

こちらでは、アニメ「名探偵コナン」の第911話「目暮警部からの依頼」の登場人物やあらすじについてご紹介させていただきました。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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