名探偵コナン第902話のネタバレ!妃弁護士SOS(後編)

シーズン23

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第902話「妃弁護士SOS(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

工藤 新一
CV:山口勝平
高校生探偵で、コナンの本当の姿。

毛利 小五郎
CV:小山力也
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

妃 英理
CV:高島雅羅
小五郎の妻で蘭の母。現在小五郎とは別居中で、妃法律事務所の弁護士。新一の母親の工藤有希子とは同級生で友人。

沖野 ヨーコ
CV:長沢美樹
小五郎が熱烈に応援しているアイドル歌手。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

誘拐犯
CV:石井康嗣、石川ひろあき、勝杏里

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(前編)のストーリー

蘭の母親で弁護士の妃英理が誘拐されてしまいました。

しかし、犯人たちの隙をついて廃ビル内に身を隠した英理は、犯人から奪ったスマホのメッセージアプリで蘭に助けを求めました。

英理とのやり取りで得られる数少ないヒントから、探偵事務所の1キロ先にある東都タワーが見える場所にいると推理したコナンは、小五郎と蘭とともに英理の救出に向かいます。

一方、なかなか英理を見つけられない男たちは、ロッカーの中や引き出しの中まで探し始めました。

そして英理が身を潜めるロッカーに男が近づき、英理は絶体絶命のピンチに追い込まれてしまいました──。(前編へ)

あらすじ

男は英理の隠れているロッカーを開けましたが、英理に気づかず別の場所を探しに行ってしまいました。

 

一方その頃、コナンたちは英理の居場所を突き止めるため、東都タワーが見える増上寺にやってきました。

コナンはもう一度英理に電話をかけ、大きな音が聞こえたらスマホを爪で叩いてと指示します。

そしてコナンは射出ベルトからボールを出し、寺の鐘目がけて蹴り飛ばしました。

ゴーンという鐘の音が英理に届くまでの時間は約1秒。

コナンは、増上寺から340メートル以内に英理がいると推理します。

事務所の傍の教会から1キロ以内で、尚且つ増上寺から340メートルの地点となると、分禄町か須単町のどちらかになります。

(でもどっちだ…。どっちの街にも人を攫って連れ込めそうな廃ビルや廃屋はあるだろ……)

 

このあと英理を捜していた男2人は、腹が鳴った鳴らないで言い争いを始めました。

そのやり取りを見ていたもう1人の男は、その部屋に案内しろと2人に命じます。

そして3人で部屋の中を隈なく探しますが、やはり英理の姿はどこにもありませんでした。

その時、男の1人はロッカーの引き出しが温かいことに気づき、先ほどまで英理がここに隠れていたと察します。

男たちが部屋を出て行ったあと、机の下に隠れていた英理は再び蘭にメッセージを送ることにしました。

 

「蟹は,生茹でだけどお陰で2匹のメカジキが,美味しそう…今夜は,明るいから外で食べましょうか?」

 

このメッセージを確認した蘭と小五郎は、何のことかさっぱりわからず頭を抱えます。

コナンは、英理が暗号で居場所を伝えようとしていることに気づき、さっそく解読に取り掛かりました。

生きている蟹は黒っぽい色をしていますが、茹でると赤色に変化します。

それが生茹でということは、普段は赤いのに今は半分ぐらい黒くなっている何かということです。

そして『今夜は,明るいから』というのは、今日が満月だというキーワードです。

満月の日は月をきれいに見せるため、東都タワーの照明は半分消されることになっています。

『美味しそう』は綺麗に見えるという意味で、『メカジキ』は英語にすると『swordfish』。つまり剣や刀のことです。

メカジキが2匹いるのなら、刀2本の何かを想像しろという意味です。

蘭と小五郎は二刀流の宮本武蔵のことだと気づき、高さ634メートルのベルツリータワーを意味しているのだと察しました。

つまり英理は、『東都タワーが半分暗くなったおかげでベルツリータワーが綺麗に見える』と言っているのです。

となると、英理は東都タワーとベルツリータワーが重なって見える須単町のどこかにいるはずです。

 

 

コナンたちが須単町に到着した頃、男の1人は英理が読点に『、』ではなく『,』を使っていたことに気づきました。
 

「壁の感じからして,鉄筋コンクリートのビルだとは,思うけど」

「惑わされないで!壁は,木だから木造の建物じゃないかしら」

 
偽物までもが『,』を使い出したことにより、小五郎と蘭は困惑します。

そのことに気づいた英理は、自分のことをよく知っている蘭に当ててメッセージを送りました。
 

「1階が,ガレージになっていて黄色がかった温かそうな,ねずみ色のシャッターが付いていると思うけど」

「灰色のシャッターなんて,嘘よ!木の扉よ,木の扉!!」

 
コナンと小五郎は、シャッターが木なのか灰色なのかわからず、頭を抱えます。

しかし蘭は、英理が「見えない容疑者」の時に『ねずみ色は動物の名前が入っているから温かそう』と言っていたことを思い出し、最初のメッセージが本物の英理だと確信しました。

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ネタバレ

その後、小五郎たちは黄色がかったねずみ色のシャッターがある廃ビルを発見しました。

ビルの4階に隠れていた英理は小五郎たちの姿を確認し、窓から身を乗り出して自分はここだと伝えます。
 

「蘭!あなた!私はここよ!!」

「英理!!」

「お母さん!今行くからね!」

 
しかしその直後、男の1人が英理の口を塞ぎ、スタンガンで気絶させようとします。
 

「やっと捕まえたぜ。本当は素っ裸で俺たちに謝罪する映像を撮りたかったが警察が来ちまうみてェだ。だったらせめて気絶させて裸にひん剥いたエロ動画をネットに流させてもらうぜ」

 
男が英理にスタンガンを当てようとした直後、窓から現れた小五郎が男の手を掴みました。
 

「バーカ!英理の裸を見ていいのはこの世で唯一、俺だけだ!!」

 
小五郎の三角締めを食らった男は気絶してしまいました。

小五郎は英理の無事を確認したあと、この男は何だと尋ねます。

英理は、男たちが裁判でこっぴどく負けた腹いせに私を誘拐し、私の謝罪動画を撮るつもりだったと話しました。

そこで英理はハッとし、男の仲間がまだ2人いると小五郎に伝えます。

小五郎は不安がる英理に向けてニヤリと不敵な笑みを浮かべました。

その直後、ガシャーンという大きな物音が聞こえてきました。

1階のガレージのシャッターを蘭が蹴破ったのです。

 

ガレージにいた男2人は、突然現れた蘭を見て慌てふためきます。

蘭は物凄い勢いで男たちに蹴りを食らわせ、あっという間に男たちを倒してしまいました。

物陰からこっそり様子を窺っていたコナンは顔を青くさせました。
 

「ら、蘭ねえちゃん…。大丈夫?」

「うん!大丈夫よ♪それよりお母さんが心配~」

(心配なのはこの2人の方なんですけど……。でもまあ、ガレージのシャッター蹴破った時点で圧勝だな……)

 
蘭は高木刑事に連絡し、すぐに来て欲しいと頼みました。
 

「警察にも連絡したし、事件解決だね!」

「いいえ、まだ解決してないことがあるわ」

 
蘭は、ここへたどり着くまでのコナンの推理がどう考えても小学1年生とは思えず、やはりコナンは新一なのではないかと疑います。

コナンは観念し、真実を伝えることにしました。
 

「うん、そうだよ。蘭ねえちゃんが思ってる通り」

 
そしてコナンはほら、と言ってスマホを蘭に見せました。

その画面には『通話中 新一兄ちゃん』の文字が。

コナンは通話をスピーカーに切り替え、新一の声を蘭に聞かせます。
 

「てなわけだ!ガキに相談されて色々指示出してたら夕飯食べ損ねちまったじゃねェか!お前ェの母さんにちゃんと言っとけよ。アポなしの依頼人が来たら扉開ける前にしっかり確認しろって。じゃあな!」

「あ、ちょ、ちょっと新一!?」

「新一兄ちゃん、僕とずっと電話で話してたんだ。蘭ねえちゃんはお母さんとチャットで忙しいからって」

 
こうして謎が解けた蘭は、コナンの両頬を引っ張って満面の笑みを浮かべました。

(あっぶね~。俺の声を録音しといて正解だったな…)

 

 

その後、警察が駆けつけ、男3人は連行されました。

高木刑事は、事情聴取をしたいので一緒に来て欲しいと英理に伝えます。
 

「いや、すまないがそいつは明日にしてくれ。このあと飯食って妻と映画館でデートなんだからよ」

 
想像もしていなかった小五郎の発言に、英理は照れくさそうに笑いました。

そして小五郎は、英理の手をギュッと握りしめます。

遠くで2人の様子を見ていた蘭は、繋がれた手が恋人繋ぎになっていることに気づいて目を輝かせます。

小五郎と英理が2人の世界に浸っていた時、高木刑事は大きく咳払いしました。
 

「そ、それじゃあ、あの、時間の方は後程、また連絡します……」

「あ、ああ!そうしてくれ!」

「それじゃあ、ごゆっくり…」

 
高木刑事が去った後、小五郎と英理は顔を見合わせて微笑みました。

エピローグ

その後、コナン、蘭、小五郎、英理は映画館にやってきました。

沖野ヨーコ主演の『法廷探偵 桐江咲』を見ている最中、英理はずっとイライラしていました。

そして映画が終わった途端、英理の口から不満足の数々が飛び出しました。
 

「何なの、これ。異議あり、異議あり、異議ありの大安売り!あれじゃあ痛いところを突っつかれてると思われて裁判官の心証を悪くするし、裁判長の事前の許可なく証人に突然発言させるなんてありえない!!」

 
まだまだ続く英理の言葉に小五郎はうんざりします。

そして小五郎は『お前をモデルにしたんじゃねェのか?』と発言…。

英理は激怒し、いつものように2人の言い争いが始まってしまいました。

 

「もう~!どうしていつもこうなっちゃうのよ…」

(そういえばキリエサキって、キサキエリのアナグラムだよな…)

まとめ

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第903話「似た者同士が犬猿の仲」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

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・あらすじ
・ネタバレ
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