名探偵コナン第441話のネタバレ!最期のアーン

シーズン11

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第441話「最期のアーン」:
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ

名探偵コナン第441話|事件ファイル概要&登場人物&あらすじ

名探偵コナン第441話|事件ファイル概要

◯ 事件ファイル
■ 話数:
第441話
■ 事件ファイル名:
最期のアーン
■ 放送日:
2006年6月5日
■ 放送曜日:
月曜日
■ 主題歌:
OPテーマ 100もの扉(愛内里菜&三枝夕夏)
EDテーマ もう君だけを離したりはしない(上木彩矢)
■ BACK:
⇒ 第440話「極限のカースタント」
■ NEXT:
第442話「鉄骨に阻まれた男」

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名探偵コナン第441話|登場人物

・江戸川 コナン
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

・毛利 小五郎
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

・目暮 十三
捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある・・・

・千葉 和伸
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。高木の後輩。

・鈴木 由美(すずき ゆみ)
40歳。歯科助手。

・新田 秀子(にった ひでこ)
70歳。鈴木由美の隣人。

・山本 信男(やまもと のぶお)
鈴木由美の隣人。

・中西 三郎(なかにし さぶろう)
30歳。山本信男の幼馴染み。

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名探偵コナン第441話|あらすじ

小五郎とコナンは、蘭に頼まれたケーキを買って帰る途中、警察へ走る新田秀子に遭遇した。
そして新田と、新田の隣の部屋に住んでいる鈴木由美に案内され、事件現場のマンションへ向かった。
その一室には、男性の遺体があり、遺体の手元には改造拳銃が置かれていた。
殺害現場の部屋の玄関でくしゃみをしている鈴木を心配する新田。
新田「風邪?医者の不養生って言うから気をつけなさいよ
鈴木「いやだ。私、医者じゃありません。ただ歯科医院に勤めてるだけですよ

小五郎は、新田に状況を以下のように説明してもらう。
時刻は午後2時45分。
新田が日課の昼寝をして起きた時、鈴木が部屋へ訪ねてきた。
鈴木は、池の鯉にエサをやるのを楽しみにしている新田に、あまったパンの耳を届けに来たという。
そこで新田は、歯科医院の仕事で休暇をとったという鈴木と、3時過ぎにお茶をする約束をした。
その時、鈴木の隣に住んでいる山本信男の部屋から銃声がした。
まさか昼日中に事件が起こるとは思わない新田は、鯉へエサをやるため出かけて行った。

新田が3時過ぎに戻り、あれから変わった様子はないか鈴木に尋ねた。
鈴木は「いいえ何も」と答えたが、先ほど銃声がした山本の部屋から、以前鈴木の部屋に住んでいた中西三郎が出てきて、逃げるように去っていった。
中西と山本は、親友で幼馴染みだ。
山本の部屋のドアが開けっぱなしにされており、新田が部屋の中を確認すると、山本が亡くなっていた。

小五郎は目暮に連絡し、警察の捜査が始まった。
山本の部屋には、借金が返済できないので死んで詫びる、と中西宛ての遺書があった。
しかし、遺書はワープロで作成しており、山本本人が書いたものとは断定できない。
そして、幼馴染の遺体を発見したにも関わらず、通報もせずに立ち去った中西は、どう考えても怪しすぎる。
恐らく犯人は中西で、動機は借金のもつれ、と判断する小五郎。

しかし、遺体には抵抗の痕跡が全くなく、他殺とは思えない。
普通、口の中に銃を入れられたとしたら、歯や唇、口の中に抵抗した傷が残るはず。
それがないということは、自分の意志で口を大きく開けたとしか考えられない。

コナンは、山本の部屋で育てられている蝶の種類がヒメアカタテハで、部屋にある植物を小五郎に説明しようとしたが、つまみ出されてしまった。
小五郎「今はそれどころじゃねェ。邪魔だ、どっか消えてろ!

警察の調べで、山本には改造拳銃での逮捕歴があった。
そして隣の部屋の鈴木の話によると、テレビなどのボリュームを注意すると逆切れし、蝶だけが生きがいの男だったようだ。

鈴木と新田が銃声を聞いたのが2時45分頃。
新田が中西の姿を見たのは3時過ぎ。
中西が犯人だとすると、この間の15分間、中西は部屋の中で何をしていたのか。
もし犯人なら、一刻も早く現場から逃げ出したいと思うはずだ。

そこで千葉が中西を連れてきた。
中西は、約束の3時に山本の部屋を訪れた。
その時には、既に山本はソファーの上で亡くなっていた。
中西は山本に金を貸していたため、金のもつれで殺害したと思われるのが嫌で逃げたと話す。

小五郎は、中西が指紋と硝煙反応を残さないようにタオルで銃を包み、2時45分頃に山本の口に銃口を入れ、自殺を装って射殺した、と推理する。
しかし山本が亡くなったと思われる2時45分頃、中西はタクシーの中にいたと言う。
タクシー会社は覚えていないが、青い車で動物の絵が描いてあったらしい。

山本の死が自殺だったとすると、大事に育てていた蝶をどうするつもりだったのだろう、と考えるコナン。

新田と鈴木にお茶に誘われた小五郎とコナン。
小五郎は、蘭に頼まれて買ってきたケーキをみんなで食べることにした。
ケーキのイチゴを「アーン」と新田に差し出されたコナン。
そして、小五郎も鈴木に「アーン」とイチゴを口に入れられた。

その小五郎の姿を見て、コナンは閃いた。

コナンは、捜査をしていた刑事に、山本が通っていた歯科医院の診察券を借りた。
そして、その歯科医院に電話し、"あること“の確認をした。

千葉は、中西の話していた動物の絵が描かれた青色のタクシーを捜しているが、まだ見つからないようだ。
そこでコナンは、小五郎の使いだと言い、千葉に調べて欲しいことを頼んだ。

目暮は、我々はそろそろ引き上げる、と中西を連れ、マンションを出て行こうとした・・。

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名探偵コナン第441話|謎解き&ネタバレ

名探偵コナン第441話|謎解き

【謎解き①】
鈴木の勤める米花デンタルクリニックでは、「B・D・C」と医院のイニシャルの入った特注品のデンタルミラーを使用している。

名探偵コナン第441話|ネタバレ

コナンは、腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせると、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使い、推理を話し始めた。

山本の死は他殺だが、中西は関係ない。
山本は殺害され、自殺に偽装されたのだ。

蝶を非常に愛していた山本は、自分が死んだら残された蝶はどうなるのか考えるはずだ。
自殺なら、命を絶つ前に外に放してやるのではないか。
そして山本が座っていた位置で銃を発射すれば、貫通した銃弾はガラスケースに当たってしまう。
下手をすれば、蝶に危害が及ぶかもしれない。
そんなところで自殺を図るはずがない。

山本は、2時30分頃に歯医者にキャンセルの電話をしている。
つまり山本は、2時30分から中西が発見する3時までの間に殺害された。

犯人は、山本の口の中にどうやって銃を入れたのか尋ねる目暮。

山本は、犯人に言われるままに口を大きく開けたのだ。
目暮「言われるままに口を大きく?子供ならともかく、相手は大の大人だぞ

山本をそこまでコントロールできる人間がいたのだ。
口を大きく開けてください」と、誰に言われたら素直に口を開けるか目暮に尋ねた。
目暮「かみさん、おばあちゃん、・・医者か!」
ほとんどの歯科医は「口を大きく開けてください」と言う。

犯人は、山本と面識があり、借金のことを知っている。
そして歯医者に勤務している人物だ。

鈴木の仕事は、山本の通っていた歯科医院、米花デンタルクリニックの助手だ。
鈴木の耳の後ろに残る細い筋は、長年マスクをしていたために残るゴムの跡。

鈴木は今日、急用ができたと言ってクリニックを休んでいる。
鈴木は盗み聞きで、中西が3時に借金をとりに来ると知り、かねてからの計画を実行に移す決意をした。

鈴木は2ヶ月ほど前、このマンションに引っ越してきた。
それは山本が鈴木の勤めるクリニックに通い出した直後だ。
目的は、偶然を装い山本に接近するため。
そして狙い通り、山本と言葉を交わすようになった。
さらに、山本が借金に追われていることを知った。
そこで鈴木は、借金を苦に自殺をしたというシナリオを書いた。

今日は平日、2時30分といえば、マンションにいる人間は少ない。
そして新田は、補聴器を外して日課の昼寝をしているはずだ。

鈴木は、2時30分に山本の部屋を訪れ、無料で診察をすると言い、歯医者の予約をキャンセルさせた。
山本が飲み物を用意している隙に、部屋の中で改造拳銃を探し出し、それをタオルで包んでおいた。
そして手袋とマスクを着用し、山本に目を閉じ、口を開くように言った。
銃口を山本の口の中に突きつけ、引き金を引いた。

山本を殺害した後、鈴木は銃声の入ったテープをセットした。
そしてパンの耳を持ち、新田を訪ねた。
そうすれば、山本が亡くなったとされる2時45分には新田と一緒。
つまり自分のアリバイができる。
その後、新田は鯉にエサをやりに出かけた。
新田を見送った鈴木は、山本の部屋からセットしたテープを持ち去った。

こうして山本の死は2時45分。
さらに、3時に来る中西に発見されるように仕組んでおいた。
つまり、自殺を偽装したのだ。

鈴木「違います!私じゃありません。私には山本さんを殺害する理由がありません

そこで千葉が、先ほどコナンに頼まれ、調べてきたことを報告した。
千葉「あなたのご主人は10年前、故郷の岐阜で交通事故に遭って、現在も意識不明で入院中ですね
事故の加害者は山本信男。
蝶の姿を追っていたための前方不注意で、酒を飲んでいた。
その山本が偶然治療に現れ、再開した鈴木は夫の仇をとろうとした。

鈴木「違います!いえ、確かに夫はあの山本に歯医者の仕事を奪われ、一生を台無しにされました。でも私は殺してません!この部屋だって、一度も来たことはありません

鈴木はくしゃみをし、風邪をひいたようなので部屋に帰ると言い出した。

鈴木のくしゃみは風邪ではなく、恐らく花粉症だ。
それもヨモギによる花粉症。

ヨモギは、ヒメアカタテハの食草だ。
ヒメアカタテハにとっては大好物だが、人間にとっては花粉症になるかもしれない植物だ。
そしてもう一つ、鈴木の髪が少し光っている。
それは恐らく、蝶の鱗粉だ。

鈴木「毛利さん、私は隣に住んでいるんです。ヨモギの花粉が飛んできたかもしれません。逃げ出した蝶が私の知らない間に止まったかもしれません

そこでコナンは、鈴木に紙袋を渡した。
鈴木は、その紙袋から歯の裏側を見るデンタルミラーを取り出した。
それは米花デンタルクリニックに無理を言って借りてきたもので、「B・D・C」と医院のイニシャルの入った特注品だ。

通院している患者の中にこれを欲しがる人、あるいは持ち帰る人はいたか、鈴木に尋ねる。
鈴木「いいえ、いません

そこで小五郎は、テーブルの下のコーヒーカップを見るよう目暮に言う。
そのコーヒーカップの中に、かき回す棒のマドラーが入っている。
それをゆっくり抜いてみるように指示する。

目暮は指示通り、マドラーをゆっくり引き上げる。
すると、マドラーは「B・D・C」と書かれたデンタルミラーだった【謎解き①】。
鈴木「なぜここに?!なぜ・・?
鈴木がマスクと手袋を着用するため背を向けている間に、山本は鈴木の持ってきたデンタルミラーを手に取り、コーヒーのマドラー代わりにしたのだ。

そのデンタルミラーをこの部屋に持ってきたのは、鈴木以外にいないはずだ。

鈴木は膝をつき、ゆっくりと話し始めた。
山本が診察に来た時、もちろん自分の顔も名前も忘れていた。
許せなかったのは、もう二度と飲酒運転はしないと約束したのに、酔って車を運転してクリニックに来た。
この人は何も反省していないんだな、と思うと夫がかわいそうで・・、と罪を認めた。

鈴木は「申し訳ありませんでした」と謝罪した。

(エピローグ)
その後、探偵事務所へ帰った小五郎とコナン。
しかし、ケーキを持っていなかったため、蘭に閉め出された。

小五郎「だからケーキは色々事情があってね・・。嘘ついたわけじゃないんだよ蘭ちゃん。開けてくだしゃい・・

事務所の電気が消されてしまった。

小五郎「あら・・。スイッチ切っちゃった。蘭のスイッチも切れちゃった・・

コナン(アーンの罰か・・?

まとめ

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第442話「鉄骨に阻まれた男」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第441話「最期のアーン」:
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ

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