名探偵コナン第40話のネタバレ!資産家令嬢殺人事件(後編)

シーズン1

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第40話「資産家令嬢殺人事件(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・謎解き
・ネタバレ
・エピローグ

名探偵コナン第40話|事件ファイル概要

事件ファイル


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名探偵コナン第40話|登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

鈴木 園子
CV:松井菜桜子
蘭と同級生で親友。鈴木財閥のお嬢様。

四井 麗花(よつい れいか)
24歳。四井ぐグループ会長の一人娘。

一枝 隆(いちえだ たかし)
CV:中野浩司
26歳。都市銀行本店資金調達部。

二階堂 優次(にかいどう ゆうじ)
27歳。広告代理店営業部勤務。

三船 拓也(みふね たくや)
CV:大家仁志
26歳。三船電子工業社長。

五条 修(ごじょう おさむ)
CV:石母田史朗
24歳。五条商事総務課長。

六田 将司(ろくだ まさし)
CV:大友龍三郎
40歳。四井物産専務。

七尾 米(ななお よね)
CV:鈴木れい子
64歳。四井家の家政婦。

名探偵コナン第40話|(前編)のストーリー

資産家の一人娘、四井麗花の誕生パーティーに招かれたコナン、小五郎、蘭は、人里離れた四井グループの別荘を訪れた。

しかし、何者かに車のタイヤをパンクさせられ、翌朝まで麗花と麗花の婚約者たちと一緒に別荘に残ることになった。

その夜、姿を消した麗花の捜索中に二階堂が庭の噴水で溺死させられ、同様の手口で蘭も襲われるが、コナンが駆けつけたことにより間一髪で助かった。

コナンは、停電を起こしたトリックから、犯人は別荘内にいる誰かだと推理する。

そんな折、浴室で溺死させられた麗花の遺体を発見した・・。(前編へ)

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名探偵コナン第40話|あらすじ

麗花のスカートから靴下までは、ぐっしょりと濡れていた。

小五郎は、殺害される時に麗花が抵抗したためと判断する。

さらに、麗花の手足にはロープで縛られていた痕があり、口にはガムテープの痕が残っている。

恐らく、麗花は殺害される直前まで、どこかに監禁されていたと考えられる。

コナン「ねぇ、さっきトイレに行ったの一枝さんと五条さんと米さんの3人だったよね?その時何か怪しい人とか音とか気づかなかった?

五条「1人がトイレに入っている間、残った2人がトイレの前で待ってたけど、別に変ったことはなかったよ。最後にトイレに入った一枝さんに言われて米さんと台所にコーヒーを淹れに行ったから、その後のことはわからないけど・・


小五郎は、麗花が亡くなってから1時間から2時間ほど経過していると判断する。

つまり、犯行時間は午前5時から6時の間。

一枝、五条、米は、4時から7時の間までずっと小五郎たちと応接間にいたため犯行は不可能。

となると容疑者は、それぞれ部屋に籠っていたという三船と六田に絞られる。

三船「ははは。じゃあ話は簡単だ。犯人は六田のおっさんだ。俺じゃねェんだからな

六田「バカな。私は見ていたんだよ。午前6時頃、君が部屋を抜け出してどこかへ行くのをね

三船は、眠気を覚ますため、顔を洗いに2階の洗面所へ行ったと証言する。

しかし、三船の証言はアリバイとはならず、小五郎はアリバイのない三船と六田を容疑者と判断する。



コナンは、いくら抵抗したからといって、麗花の衣服がこれほどまでに濡れているのは妙だと考える。

麗花の足には、ロープの痕の他にもガムテープの痕が残っていた。



五条「お嬢様は一体どこに監禁されていたんでしょうか?だって変じゃありませんか。みんなであんなに捜したのに、どこにもいなかったんですよ

みんなで麗花を捜したのは昨夜10時頃。

小五郎「あの時、風呂場には何もありませんでしたよね

一枝「えぇ。浴槽の中も空でした

小五郎は、別荘の前に停めてあった車のトランクの中に麗花を閉じ込めていたと推理する。

そしてあの時、麗花をトランクから運び出す時間があったのは、三船と六田だけだ。

小五郎「どうやら、あなた方の中にいるようですなァ。この無差別殺人を楽しんでいる殺人鬼が

コナン(無差別殺人・・。本当にそうなのか?)

コナンは、犯人が麗花をすぐに殺さず監禁していたことに疑問を抱く。

そして車のトランクに監禁していたのなら、なぜ犯人は噴水で殺害しなかったのか。

その方が人目につかず、浴槽に水を溜める手間も省ける。



コナンが浴室の蛇口を捻ってみると、なぜかシャワーになっていた。

コナン(そうか、そうだったんだ!これは犯人の仕掛けた時間トリックだったんだ)

コナンは、犯人の使ったトリック、そして犯人の正体に気づいた。



コナンは、腕時計型麻酔銃を使って小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理を話す。

小五郎「みなさん、上着を脱いでこちらに放り投げて下さい。それで全てがはっきりするでしょう

一枝、三船、五条、六田は、小五郎に言われた通り、上着を脱いで放り投げた・・。

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名探偵コナン第40話|謎解き

【謎解き①】
五条は袖、三船は襟元、一枝は両腕の途中に水の染みがついていた。

名探偵コナン第40話|ネタバレ

最初に噴水の所で二階堂を溺死させ、続いて薬で眠らせた蘭を台所に運び溺死させようとし、そして今回風呂場で麗花をも溺死させた。

その犯人は、一枝隆だ。

一枝「冗談はやめてくださいよ、探偵さん。僕がそんな殺人鬼に見えます?


第一の事件で二階堂が殺害される前、みんなは行方不明になった麗花を捜しに森へ出た。

あの時、二階堂と一緒にいたのは一枝と六田だった。

森の中で一枝、二階堂、六田は三方に分かれて捜すことにした。

1人になった一枝は二階堂の後を追い、"お嬢様を噴水の近くで見た"とでも言って噴水のところに誘い込んだ。

そして、噴水の前に来た二階堂を背後から襲い、溺死させた。

一枝「二階堂やお嬢様はともかく、なんで僕が蘭さんまで襲わなきゃいけないんですか?第一、犯人が蘭さんを襲うために電気を消した時、僕はあなたと一緒にいたじゃないですか

この別荘内にあるエアコンと電子レンジを使えば、簡単に電気を消すことが可能だ。

あらかじめ、全てのエアコンが同じ時間に作動するようにリモコンのタイマーをセットしておき、その時間に重なるように台所の電子レンジをオーブンにセットしておく。

時間がくれば使用電気量が一気に上がり、ブレーカーがひとりでに落ちるという寸法だ。

その証拠に、リモコンには電気が消えた時間の表示が残っている。

さらに、電気が消えた後でコナンが"チンッ"という妙な音を聞いている。

コナン「ここの電子レンジダイヤル式だから、電気が切れても動いてたんだよ。あとであのレンジに触ったら温かかったから間違いないよ

こうして電気を消した一枝は、暗闇の中で窓ガラスを割り、犯人が外に逃げたと見せかけ、みんなが別荘の外に出るように仕向けた。

そして、1人になった蘭を台所に運び、溺死させようとした。

抵抗しないように、あらかじめ蘭に睡眠薬入りのコーヒーを飲ませておいた。

そもそも電気が消える少し前、一枝は麗花を捜すために小五郎とコナンと台所に入っている。

一枝なら小五郎たちが台所を出た後でこっそりレンジを作動させることも不可能ではない。

一枝「ちょっと待ってくださいよ、忘れたんですか?僕にはアリバイがあるのを・・

五条「一枝さんの言う通りですよ。お嬢様が死んだのは午前5時から6時。一枝さんは4時から7時の3時間、ずっと僕たちと一緒にいたんですよ。蘭さんのコーヒーに睡眠薬を入れた一件もそうだ。あれは米さんが運んできたコーヒーをみんなが勝手にとったものなんですよ

それは簡単なことだ。

要するに自分がそれを飲まなければいいだけのこと。

五条「でも、蘭さんも勝手にとったんですよ?どうやってそれが予測できるっていうんですか

初めから予測する必要などなかったのだ。

一枝にとって睡眠薬入りのコーヒーをとるのは誰でも良かったのだから。

三船「じゃあ、俺たちも狙われてたかもしれないって言うのか?

薬で体の自由がきかなくなれば男も女も関係ない。

睡眠薬入りのコーヒーを飲んでいれば、蘭と同じ目に遭わされていたはずだ。

一枝「本当に僕が殺人鬼なら停電した瞬間にやってますよ

一枝には、初めから蘭を殺す気などなかったのだ。

第二の事件で欲しかったのは誰の命でもなく証言だった。

“犯人に無理やり水の中に頭を押し込まれた"という証言が欲しかったのだ。

その証言が得られれば、麗花が殺害された事件も第一、第二の事件と同様に、犯人に力尽くで溺死させられたように見える。

麗花が溺死したのは、無理矢理水の中に頭を押し込まれた訳ではない。



麗花がいなくなったのは午後10時頃。

しかし、殺害されたのは午前5時から6時の間。

犯人はなぜか7、8時間も間をおいて殺している。

それに、麗花の必要以上に濡れている服。

さらに、犯人はなぜか麗花をロープで縛った上にガムテープを使用している。

これらの謎を解くカギはシャワーにあった。


普通、風呂に水を溜める時、浴槽の蛇口から水を入れる。

しかし、先ほどコナンが水を出そうとした時、蛇口からではなくシャワーから水が出た。

それは、犯人がシャワーを使って静かに水を溜めたからだ。

浴槽にガムテープで麗花の体を固定し、時間が来れば自動的に溺死するように。


一枝は、昨夜10時頃に2階から下りてきた麗花を薬で眠らせ、風呂場に運んで例のトリックを実行したのだ。

午前5時から6時の間に溺死するように水量を調節しておいた。

そして、小五郎たちと部屋にいてアリバイを作り、7時過ぎにトイレに行くフリをして麗花を浴槽から引き上げた。


これだけだとすぐにバレそうなトリックだが伏線を張っている。

蘭が襲われたのは、麗花が無理矢理水の中に頭を押し込まれて殺されたように見せかけるための布石だったのだ。

しかしこのトリックには、浴槽に固定してある麗花が見つかってしまうかもしれないという危険性があった。

そこで一枝は、あらかじめ風呂場付近の電球を切り、人を遠ざけるようにしておいた。

そして大胆にも一枝自らが浴槽を調べることでクリアした。

つまり、このトリックができたのは、浴槽を調べた一枝以外にはあり得ないということだ。


一枝「確かにそのトリックが本当に使われたとしたら一番怪しいのは僕だ。それは認めましょう。でもあなた見たんですか?僕がそれをやっているところを

小五郎「そのためにあなた方に上着を脱いでもらったんですよ

一枝「だったら早く上着を調べて下さいよ。どうせ何も出て来やしませんけどね

小五郎「私が見たかったのは上着じゃありませんよ。あなたのYシャツについている、その水の染みだ

【謎解き①】
五条の袖についているのは、トイレで手を洗った時の染み。

三船の襟元についているのは、顔を洗った時の染み。

では、一枝の両腕の途中についている染みは一体何なのか。

一枝「こ、これは僕も彼らと一緒で

小五郎「手を洗った時の染み?いや、違うな。じゃあ顔を洗った時に?それも違う

上着を脱がなければ、両腕の途中になど染みはつかないのだ。

一枝は、湯船にどっぷり浸かった麗花を引き上げる時に濡らさないよう、上着を脱いだのだ。

腕の途中が濡れているのは、袖を捲り上げていたためだ。


三船「しかし、どうして一枝は・・

今回の事件は全て溺死。

それから察するに、2年前の水難事故で亡くなった八重子と関係があると思われる。

一枝「フン。八重子は事故で死んだんじゃない。殺されたんだ。二階堂とお嬢様の2人にな!


事故が起きた嵐の日、八重子は麗花を助けるためにボートで島へ向かった。

その時、救命具を身に着け、麗花の分の救命具をボートに乗せていた。

しかし、島に着いた八重子は驚いた。

麗花の他に二階堂が一緒にいたからだ。

救命具は2人分しかない。

一枝「あいつらは八重子の救命具を奪って助かりやがったんだ。助けに来た八重子を見殺しにしてな。変だと思ったんだ。後で発見された八重子はつけてたはずの救命具をつけてなかったし、助かった2人は八重子に会ってないって言うし

五条「でもそれだけじゃ、本当にそうだったとは・・

一枝「殺す前に本人に問い詰めたら全て吐いたよ。八重子を・・、俺の大切な人を殺したことをな。死んで当然だったんだよ、二階堂も、この女もな!

米「バカ言うでねェ!!この世に死んでいい人間なんぞおりゃせんわ。お嬢様が犯した過ちを全て許すとは言わん。じゃが誰かが死ぬということは誰かが悲しむということじゃ。そんな思いをするのはわしだけで十分じゃ・・

名探偵コナン第40話|エピローグ

後日、登校中のコナン、蘭、園子は・・。

園子「へぇ~。蘭も襲われたんだ?

蘭「うん・・。薬で眠らされてたからあまり覚えてないけど、なんかあの時、新一が助けに来たような気がするのよね

園子「えぇ~!?

コナン(ヤベッ!)

園子「だって新一くん、その別荘に行ってないんでしょ?

蘭「うん。それに助けに来たのコナンくんだっていうし

コナン「だ、だからそれは!

蘭「でも、そーんなわけないよね!あの推理オタクが

園子「そうよそうよ。あのバカがそんな気の利いたことするわけないじゃない

コナン(おいおい。その辺にしとけよ、お前ら・・)

まとめ

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第39話「資産家令嬢殺人事件(後編)」
■ NEXT:
第41話「優勝旗切り裂き事件」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第40話「資産家令嬢殺人事件(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・謎解き
・ネタバレ
・エピローグ

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