名探偵コナン第961話のネタバレ!グランピング怪事件

シーズン24

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第961話「グランピング怪事件」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・謎解き
・ネタバレ
・エピローグ

名探偵コナン第961話|事件ファイル概要

事件ファイル


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名探偵コナン第961話|登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

鈴木 園子
CV:松井菜桜子
蘭と同級生で親友。鈴木財閥のお嬢様。

目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある・・。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

鑑識
CV:初村健矢

戸崎 敬大(とざき けいだい)
CV:野瀬育二
46歳。小さな会社の社長。

戸崎 響子(とざき きょうこ)
CV:七緒はるひ
38歳。敬大の妻。

田辺 博(たなべ ひろし)
CV:白熊寛嗣
44歳。シェフ。

三浦 美香(みうら みか)
CV:池澤春菜
27歳。メイクアップアーティスト。

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名探偵コナン第961話|あらすじ

コナン、蘭、園子は、グランピング(グラマラス・キャンピング)を楽しむため、キャンプ場を訪れた。

グランピングとは、優雅さと快適さを兼ね揃えたキャンプのことだ。

園子「何より、着替えだけでオッケーっていうのがいいわよね~

蘭「キャンプだったら、道具をたくさん準備しなきゃいけないもんね。そうなるとお父さん連れて来ないといけなくなっちゃうし

コナン(おっちゃんはカバン持ちかよ・・

コナンは、楽しそうに写真撮影する会社社長の戸崎敬大、その妻の響子、シェフの田辺博、メイクアップアーティストの三浦美香を見かけた。


その後、コナンたちは様々な施設で遊び、豪華なバーベキューを楽しんだ。



夜になり、コナンたちはテントへ戻った。

そこで、蘭が作ってきたチョコクッキーを食べながら、満天の星空を見上げる。

その時、女性の悲鳴が聞こえてきた・・。

コナンたちが駆けつけると、女装姿の敬大が倒れ、亡くなっていた。

敬大の顔は油性ペンで落書きされ、口にはタラバガニが入れられていた。

そして、手にはメモが握りしめられていた。

園子「何なのこれ・・。ふざけてるの?女装したうえに、顔にはへたっぴな落書き、口にはカニの足を咥えさせ、手にはメモ・・


そこへ、響子、田辺、美香がやってきた。

響子「私、こんなことしてない・・

田辺「なんか増えてやがる・・

コナンは、遺体を見た響子と田辺が小声で呟いた言葉を聞き逃さなかった。

コナン「おじさんたち、この人に何かしたの?

田辺「その・・、ごめんなさい!俺はただ、油性ペンでちょっと・・。でも殺してないから!

響子「田辺さん、あなたも?

美香「ということは、奥さんも?

コナンは、3人から詳しい話を聞くことにした。



この日、敬大、響子、美香は、敬大の友人である田辺の料理を食べにキャンプ場へ来た。

このキャンプ場でシェフとして働いている田辺は、昔から敬大に贔屓にしてもらっていた。

美香は、先日一緒に仕事をした敬大からメイクを気に入られ、その褒美として招待された。



響子は、昼間撮影した写真をコナンに見せる。

カヌーを漕いだり、田辺の特製バーベキューを食べたり、美香の差し入れのクッキーをお茶請けにしてのんびり過ごしたりと、4人はとても楽しそうな姿で写っていた。


コナン「ねぇ、旦那さんはどうしてこんなことになっちゃったの?

響子は、少し部屋を離れて戻った時には、すでに敬大が亡くなっていたと打ち明ける。

しかし、このままでは自分が疑われると思った響子は、人のせいにすることにした。

敬大の遺体を田辺の部屋へ運び、田辺の犯行に見せかけるためカニを口に突っ込んだ。

園子「なんでカニを口の中に入れようと思ったんですか?

響子「それはほら、田辺さんシェフだし、冷凍庫の中にカニがあったから。食べ物があればシェフが疑われるかなと思って

園子「なんか、すごい乱暴・・

そして、部屋へ戻った田辺は、なぜかカニを口に咥えた敬大の遺体を発見した。

田辺も、このままでは自分が疑われると思い、美香に罪をなすりつけることにした。

美香がメイクの仕事をしていると聞いていた田辺は、油性ペンで敬大の顔にメイクし、美香のテントへ敬大を運んだ。

そして、テントへ戻った美香は、カニを咥えて落書きされている敬大の遺体を発見した。

やはり美香も、このままでは自分が疑われると思い、響子に罪をなすりつけることにした。

犯人は嫁」と書いたダイイングメッセージのメモを戸崎に握らせ、敬大のテントまで運ぼうとした。

しかし、遺体が重かったため、途中の広場に置き去りにした。

響子「なんで私が犯人なのよ!

美香「悪気はないんです。だってほら、こういう事件ってだいたい奥さんが犯人だから・・

コナン(人一人亡くなってんだぞ・・



その後、目暮警部、高木刑事ら警察が到着し、事件の捜査が始まった。

高木「コナンくん・・、君は本当に事件に巻き込まれやすい子だね~・・


目暮警部は、関係者3人の事情聴取を始めた。

響子は、敬大がカニアレルギーだということを打ち明ける。

一度誤ってカニの身が入っている料理を口にした時は、九死に一生を得た状態だった。

それ以来、敬大はカニを見るのも嫌がっていた。

高木「それって、アナフィラキシーショック・・

アナフィラキシーショックになった場合、すぐに適切な処置をすれば回復するが、放っておけば死に至る可能性もある。

敬大がカニアレルギーだということは、田辺も知っていたという。


田辺は、敬大と響子の夫婦仲が悪かったことを打ち明ける。

表向きはおしどり夫婦のように振舞っていたが、裏ではかなりやり合っていたようだ。

田辺は、美香が敬大の愛人だった可能性があると話す。

しかし、美香はただ戸崎に仕事ぶりを気に入られただけだと証言した。



3人の証言を聞く限り、誰にでも動機はありそうだった。

田辺の言うように本当に夫婦仲が悪いとすれば、響子には動機がある。

しかし、田辺は敬大がカニアレルギーであることを知っていたのに今まで黙っていた。

そして、田辺の推測が当たっていたとすると、美香が響子に罪をなすりつけようとしたことも辻褄が合う。

その中で一つだけ確実なことは、誰かが嘘をついているということだ。



コナンは、敬大の死因がアナフィラキシーショックだったことを鑑識課員に確認した。

そして、美香の部屋で食べかけのクッキーを発見した。



その後、コナンは響子に昼間撮った写真を見せてもらった。

そして、蘭に"あること"を頼んだ・・。

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名探偵コナン第961話|謎解き

【謎解き①】
敬大は、カニアレルギーだった。

名探偵コナン第961話|ネタバレ

響子、田辺、美香は、早く帰らせて欲しいと目暮警部に伝える。

田辺「明日朝早くから仕事もあるしさー、

美香「もうここに泊まるわけにもいかないと思うので、そろそろ帰る支度をしたいんですけど

響子「真相がわからないなら、ここにいてもしょうがないでしょ?


コナンは、腕時計型麻酔銃で園子を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で園子の声を使って推理を話す。

今回の事件は、本来はシンプルな犯行のはずだった。

しかし、無責任な3人のせいで複雑なものになってしまった。

自分に容疑がかかることを全員が避け、みんなが人に責任をなすりつけた。

妻の響子は、口にカニを。

シェフの田辺は、顔に落書きを。

美香は、ダイイングメッセージを残した。

さらに3人は、他の容疑者の元へ遺体を遺棄した。



戸崎の死因は、カニを食べたことによるアナフィラキシーショックでの窒息死だった。

アナフィラキシーショックを起こしたということは、犯人は敬大がカニアレルギーだということを知っている必要があった。

響子「冗談じゃないわ!警察にカニのことを教えたのは私よ!

田辺「俺だって!戸崎さんの食事にカニは一切使ってない!

アレルギーを利用して敬大を殺害すれば、真っ先に疑われるのは響子と田辺だ。

疑われないと言う確信があった人物こそが犯人。

つまり、カニアレルギーを利用して敬大を殺害した犯人は、三浦美香。


園子「一度遺棄したはずの遺体が、自分の元に戻って来た時には、さぞ驚いたことでしょうね、三浦さん

美香「私は何もしていないわ!さっきも言ったけど、戸崎さんとは先日仕事で知り合ったばかりよ


【謎解き①】
食べ物のアレルギーを持っている人は、その食材を口にしないように日頃から気をつけている。

つまり、カニアレルギーの人にカニを食べさせるには、入っていることがバレないようにする必要がある。

そこで美香は、クッキーの生地の中にカニを練り込んだ。


響子が撮った写真には、クッキーを食べる響子と田辺の姿が写っている。

このクッキーは、美香の手作りだった。

本当はこの時、敬大はクッキーを食べて命を落とすはずだった。

例えクッキーからカニの成分が検出されたとしても、"アレルギーを知らなかった"と言えば、事故として処理される。

しかし、美香の思惑は外れ、事件は起きなかった。

それは、なぜか。

その時、響子は顔を曇らせた。

園子「奥さん、何か思い当たることがあるんですね

響子「あの・・、ちょっと苦かったんです・・

カニの香りと味を誤魔化すためには、カカオをたくさん入れなければならない。

そのため、クッキーは苦くなってしまった。


まず最初にクッキーを食べたのは響子だった。

そして敬大は、響子の表情を見てクッキーを食べなかった。


そのため、美香はわざわざ自分のテントに敬大を呼び、クッキーを食べさせた。

そして、アナフィラキシーショックを起こした敬大は窒息死した。

自分のテントに遺体があっては自分が殺害したことはもちろん、2人の関係まで疑われるため、敬大のテントに遺棄した。

その後、被害者のたらい回しが始まったのだ・・。


美香「見事な推理ね。だけどあと一歩だったようね。この推理には決定的に足りないものがあるわ

目暮「どういう意味かね?

美香「物証よ。カニが入ったクッキーなんてどこにあるの?残念だけど、昼間のクッキーなら私が食べちゃったんだから!

そこで蘭は、持ってきたチョコクッキーを見せる。

美香「そ、そんな!

園子「そのクッキーは、あなたが昼に差し入れた・・

美香は、慌てて蘭の持っていたクッキーを口の中へ放り込む。

高木刑事がそれを止めるが、美香は全て飲み込んでしまった。

美香「これでもう証拠はなくなった・・、え?苦く、ない・・?

蘭は、ポケットから袋を取り出し、別のクッキーを見せる。

美香「そ、それは・・

園子「あなたの部屋から見つかったクッキーの欠片です

蘭「三浦さんが食べたのは、私がたまたま作って持ってきてたチョコクッキーです

このまま捜査を続ければ、敬大と美香の関係は立証される。

そして、そのクッキーのかけらを調べれば、カニの成分が検出されるはずだ。


美香「完全に私の負けね・・。最初はちょっとした火遊びのような関係だった。でも、いつしかお互いを必要とするようになっていた。あの人は奥さんと別れ、一緒になってくれると言ってくれた。私たちは幸せだった。あの日が来るまでは・・

敬大と美香が夕食を食べていた時、美香はカニを敬大に勧めた。

しかし、敬大はアレルギーだからと言い、食べることを断った。

それでも美香は勧め、敬大にカニを投げつけた。

遂に敬大は怒り、「お前なんかとやってられるか!」と言い放った。

その後、美香は謝罪し、どうにか復縁できないかと頼んだが、敬大が頷くことはなかった。


美香「だからせめて、最後にグランピングに連れてってと頼んだのよ。彼の奥さんと一緒にね

響子「三浦さん、あなた、まさか・・

美香「そうよ、計画を立てたの。彼を殺して、あなたたちの会社ともどもめちゃくちゃにしてやろうって。私たちの仲を裂いたカニを使ってね!

目暮「三浦美香さん。詳しい話は署の方でもう一度お聞きしましょう

高木刑事は、美香を連行して行った。

田辺「いや~、これで一件落着だな!

響子「私たちの容疑もこれで晴れたわね!

目暮「待ちなさい。あなたたちにも罪はある!

田辺と響子は、死体遺棄の容疑で連行されて行った・・。

響子・田辺「え~~~~!?

コナン(当然だろ・・

名探偵コナン第961話|エピローグ

後日。

コナン、蘭、園子は、カニ鍋を食べに料理店へやってきた。

園子「美味し~い!あんな風に使われちゃって、カニに罪はないのにね・・

蘭「うん・・

コナン「被害者のおじさん、あんなに色々されて、よっぽど恨まれてたんだね・・

蘭「怖い事件だったね・・

コナンは、沈痛な面持ちでぼんやりとカニ鍋を見つめていた・・。

まとめ

■ BACK:
第960話「未亡人(ミズロンリー)と探偵団」
■ NEXT:
第962話「毛利小五郎大講演会(前編)」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

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