名探偵コナン第893話のネタバレ!星付きレストランの謎

シーズン23

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第893話「星付きレストランの謎」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:小山力也
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある・・。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

千葉 和伸
CV:千葉一伸
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。高木の後輩。

口石 英吾(くちいし えいご)
CV:中村大樹
28歳。シェフ。

加納 幸三(かのう こうぞう)
CV:東正実
40歳。恩田交易役員。

池谷 一樹(いけたに かずき)
28歳。恩田交易社員。

江国 光代(えくに みつよ)
CV:今泉葉子
38歳。恩田交易役員。

佐原 徳郎(さはら とくろう)
35歳。恩田交易社員。

真中 香織(まなか かおり)
25歳。恩田交易社員。

恩田 輝明(おんだ てるあき)
CV:楠大典
45歳。恩田交易社長。

口石 兄吾(くちいし けいご)
英吾の父。三年前に自殺。

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あらすじ

小五郎は、コナンと蘭を連れて湖畔にある『CUCINA・EIGO』というレストランにやってきました。

コナンたちが入店すると、テーブルの1つには五人分のディナーが用意されていました。しかし、肝心の客の姿が見当たりません。

そのテーブルにはポーチやメガネ、タバコ、スマホが置かれていて、スマホの画面には男女五人が別の場所でパーティーをしている姿が映っていました。

コナンは、19世紀に実際に起きた有名な未解決事件『メアリー・セレスト号事件』に似ていることに気づきました。

その事件は、10人ほどの乗組員がそっくり消え、船だけが漂流しているのが発見されたというものです。船内には、食事中だったことを思わせる温かいスープや遺留品が残されていました。

その時、コナンたちはカウンター内で頭から血を流して座り込んでいるシェフの口石英吾を発見しました。

蘭は、裏口のドアに『呪』と書かれた紙が貼られていることに気づきます。ドアを開けると、五人分の足跡が湖へと続いていました──。
 
 
 
その後、目暮警部たち警察が駆けつけ、捜査が始まりました。幸いにも口石の怪我は軽いもので、目暮警部は口石から事情を伺います。

口石は、テーブルに五人の客がいたことは確かで、一週間前に予約された『恩田交易』という会社の人たちだと証言します。

メガネが置かれている席は、役員の加納幸三。

その隣の席は、社員の池谷一樹。

花柄のハンカチとポーチが置かれた席は、役員の江国光代。

灰皿のある席は、社員の佐原徳郎。

スマホが置かれている席は、社員の真中香織。
 
 
口石の話によると、加納たちが車で来店したのは一時間ほど前。それは、コナンたちが到着する約20分前です。

加納たちに前菜やスープを出した後、キッチンで調理の続きをしていた口石は、突然背後から殴られ、意識を失ったと証言します。
 
 
コナンはテーブルを見て、他の人は食事中なのに、1人だけデザートのティラミスが出されていたことに気づきます。

さらに、イスにかけられた上着の袖は濡れていて、ガラスの破片が付着していました。
 
 
 
その後、恩田交易が三年前に会社ぐるみで貴金属の密輸を行っていたという容疑で、立ち入り捜査を受けていたことが判明しました。

しかし、重役の口石兄吾が『全て自分が1人でやった』という内容の遺書を残して自殺したことにより、決着がついていました。

コナンは、スマホで『CUCINA・EIGO』のブログを見て、『呪』の紙がアップされていることに気づきます。

それを知った目暮警部は、勝手なことをされては困ると口石に注意します。しかし、口石の姿はどこにもありません。いつの間にか姿を消してしまったのです。

残されていたのは、冷蔵庫に貼られた『呪』という紙だけ……。

目暮警部は、すぐに湖の捜索を始めることにしました。

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ネタバレ

コナンは、裏口のドアと冷蔵庫に貼られていた二枚の『呪』の紙の裏を見て、地図になっていることに気づきました。

さっそくコナンは、高木刑事とともに地図に描かれた『倉庫』を目指すことにしました。

林の中を進み、たどり着いた倉庫の入口には『英』と書かれています。それは、シェフの口石英吾のことを示していて、彼の所有する倉庫だと考えられます。

高木刑事が倉庫の扉を開けると、体を縛られた五人を発見。五人は靴を履いておらず、コナンは湖に続く足跡は口石がつけたものだと推理します。

そして、口石が殴られた頭の怪我も自作自演だと睨みます。
 
 
 
──翌朝。

恩田交易の社長・恩田輝明は、貸金庫にやってきました。そこで待ち伏せしていたのは、ナイフを持った口石でした。

恩田は、口石が三年前に自殺した兄吾の息子だと瞬時に察しました。口石は、恩田たちに言いくるめられて自ら命を絶った父親の仇をとるため、恩田の殺害を企てたのです。

そこへコナン、小五郎、目暮警部がやってきました。コナンは、救出した五人から事情を聞き出し、小五郎たちを恩田の元へ誘導したのです。

コナンは、腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理を始めました。
 
 
 
最初にコナンが変だと感じたのは、1人だけ出されていたティラミスでした。

ティラミスが置かれていたのは、花柄のハンカチが置いてあった江国光代の席です。

しかし、スマホで過去のパーティーの写真を確認すると、食事中にデザートを食べていたのは女性の江国ではなく、男性の池谷一樹でした。

そしてメンバーがいつも同じだと、自然と席も同じになってしまうものです。

しかし何故か、今夜は違っていました。いつも座っている席には、それぞれ別人の持ち物が置かれていたのです。

すべては、小五郎に事件の真相を気づかせるためでした。

二枚合わせると、五人の客たちを監禁した倉庫までのルートが浮かび上がる『呪』の貼り紙を残したのも同じ目的です。
 
 
 
コナンは初め、五人がレストランで拉致された後、倉庫に運ばれて監禁されたのではないかと考えました。

しかし、もしそうだったとすると、五人はいつもと同じ場所に座り、そこに自分の持ち物を残したはずです。

そして上着にワインの染みを作り、割れたワイングラスの破片が付着していた説明もつきません。もちろん、店のゴミ箱から割れたグラスやボトルは見当たりませんでした。

口石は、小五郎たちが到着する20分前に五人の食事が始まったと証言していました。

しかし、表に停められた車のボンネットは、ほんの少し前にエンジンを切ったばかりのように熱を発していました。

そして五人が監禁されていた倉庫には、テーブルとイス、割れたワイングラスとボトルがありました。

つまり、五人は最初から倉庫に誘き出され、監禁されたのです。
 
 
 
恩田は、これまで随分とさまざまな場所でパーティーを催しました。スマホに残っていた写真を見ると、レストラン、ビルの屋上、山の頂上、川原、無人島など。

恩田の名前で呼び出せば、五人は何の不審も抱かずに倉庫に赴き、乾杯のグラスを上げたことでしょう。

コナンの推理通り、倉庫にあったワインと店に残された上着に付着したワインは同じもので、睡眠薬が検出されました。そして、スマホに恩田からの呼び出しメールが残っていました。

もちろん、そのメールを送ったのは口石です。

意識を失った五人から靴や上着、持ち物を奪った口石は、五人が乗ってきた車で店に戻り、今までそこにいたかのように持ち物を並べ、料理を出しました。

そして、裏口から湖へ靴跡をつけ、身投げしたかのように細工し、『呪』の貼り紙を貼ったうえで自ら頭を傷つけ小五郎たちの到着を待ちました。
 
 
 
貼り紙の『呪』は、父親の兄吾の名前を使った恩田へのメッセージでした。

口石の『口』、兄吾の『兄』を合わせて『呪』。それは、かつて兄吾が使っていたサインだったのです。
 
 
 
口石は、ブログの書き込みで『亡くなった父親の恨みを晴らすため、まずは社員たちを始末した』と匂わせ、身の危険を感じた恩田を罠にはめるつもりだったのです。

恩田が貸金庫から持ち出そうとしたのは会社の裏帳簿。つまり、自殺した口石の父親の無実の証拠です。
 
 
 
二週間前、恩田交易の社員が店を訪れた際、口石は偶然にも父親が陥れられたことを知りました。

この時、口石は復讐を決意したのです。

しかし、同じタイミングで小五郎から予約が入り、『待て』と言われたような気を感じて思い直しました。

そして、評判通りの名探偵なら、わざと残した手掛かりから謎を解き明かし、恩田たちの罪を暴いてくれるだろうと考えました。
 
 
 
口石は、深々と小五郎に頭を下げ、感謝の意を伝えました。

後日、証拠の裏帳簿から、改めて恩田と手を組んだ五人の社員が逮捕され、口石の父親・兄吾の汚名が雪がれることとなりました。

エピローグ

それから数日後。コナン、小五郎、蘭は、ラーメン店『腹くちい』を訪れました。

小五郎は、滅多に予約がとれない星付きレストラン『CUCINA・EIGO』のディナーが食べられなかったことに落胆します。

小五郎に釣られて蘭も肩を落としますが、コナンは『ラーメンが美味しくてお腹いっぱい!』と元気よく伝えます。

すると小五郎は──、

「すっかりお腹くちいな? あ、くっちいな!」

と言い、1人で大笑いしていたのでした……。

まとめ

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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

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