名探偵コナン第122話のネタバレ!バスルーム密室事件(後編)

シーズン3

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第122話「バスルーム密室事件(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

目暮 十三
CV:茶風林
捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

沖野 ヨーコ
CV:天野由梨
小五郎が熱烈に応援しているアイドル歌手。

青島 美菜(あおしま みな)
CV:田村ゆかり
24歳。杯戸デパート店員。

青島 全代(あおしま まさよ)
CV:久川綾
26歳。米花銀行勤務。

賢二(けんじ)
CV:安井邦彦
美菜の恋人。

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(前編)のストーリー

沖野ヨーコのコンサートへ向かう途中、チケットを失くしてしまった小五郎は、たまたま出会った青島全代という女性から、彼女の妹を迎えに行くことを条件にチケットを譲ってもらうことになりました。

しかし全代の妹・青島美菜は、密室となった浴室内で遺体となって発見されました。浴室の窓や扉は、内側から目張りされているうえ、扉のガラスには『サヨナラ』の文字がガムテープで書かれていました。

ガムテープから美菜の指紋しか発見されなかったことから、小五郎と目暮警部は自殺と断定しました。しかしコナンは、他殺と考えていました──。(前編へ)

あらすじ

美菜は昨夜7時半頃、浴室洗剤二つとガムテープ、缶ビール二本をコンビニで購入していました。コンビニの店長は、美菜の様子に変わった点はなかったと証言したようです。

コナンは、店長が証言した内容を詳しく高木刑事に教えてもらいました。そして玄関のドアの覗き穴の上に血痕が付着していることに気づきます。
 
その時、美菜の恋人の賢二が訪ねてきました。賢二は昨夜、留守電を入れた後に美菜の自宅を訪れましたが、長い間呼び鈴を鳴らし続けても返事がなかったため、そのまま帰ったと証言します。

この賢二の証言で、コナンはドアについた不可解な血痕、そしてバスルームに目張りされた密室のトリックを見破りました。

やはり美菜は自殺でなく、自殺に見せかけた他殺だったのです。
 
コナンは、腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理を話し始めるのですが──。

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ネタバレ

犯人は、美菜の姉・青島全代です。

浴室のドアの内側に貼られているガムテープを窓越しに見ると、まるで内側から目張りされているかのように見えます。全代は、この錯覚を利用したのです。

つまり、浴室は初めから開いていて、密室ではなかったということです。
 
 
全代は、美菜を睡眠薬で眠らせた後、浴室へ運んでドアと窓をガムテープで目張りしました。そして美菜の手首を切った後、目張りされたドアを強引に開けて外に出て、そのままドアを閉めました。

ドアの内側は死角になっていて、例え最初から内側でテープが剥がれていたとしても、中に入った後ではいつ剥がされたかわからないのです。

小五郎と蘭が浴室のドアを破った時、ドアノブを握っていたのは全代でした。全代はタイミングを計ってノブを回し、ドアを強引に押し開けて入ったかのように感じさせ、密閉空間だったという錯覚を小五郎たちの脳裏に植え付けたのです。

この心理的トリックは、そう錯覚してくれる人物がいなければ成立しません。そのため全代は、小五郎たちを自宅へ連れてきたのです。
 
 
ガムテープに美菜の指紋しかなかったのは、美菜が荷造りの手伝いをしていたためです。全代は、美菜にガムテープを適当な長さに切って並べるように指示したのです。

そして、そのテープを使って浴室のドアや窓を目張りし、『サヨナラ』の文字を作りました。もちろん自分の指紋がつかないように手袋をはめていました。

その証拠に、一度組み立てられた段ボール箱や、机にテープが並べて貼られていた痕跡があります。
 
 
犯行に必要なガムテープと二種類の浴室洗剤を美菜に買いに行かせたのも全代です。

最初は浴室を密閉し、二種類の洗剤を混ぜて美菜を殺害するつもりでした。しかし美菜が買ってきたのは、ガスが発生しない同じタイプのもの。部屋を密閉した後でそのことに気づいた全代は、急遽手首を切って失血死させる方法に切り替えたのです。
 
 
決定的な証拠は、『昨夜ここへ来て、長い間呼び鈴を鳴らし続けていた』という賢二の証言でした。

賢二が呼び鈴を鳴らしている間、全代はまだ家の中にいました。そして全代は、美菜の返り血を浴びたまま、しつこい来訪者を玄関の覗き穴で確認しました。その時に玄関のドアに血痕が付着したのです。

全代の頭に巻かれた黒いバンダナには、玄関のドアに付着した血痕とピッタリ形が一致する美菜の血痕が残っていました。
 
 
動機は、姉妹で気が合いすぎたため、でした。

美菜はいつも全代と同じアイドルを好きになり、全代と同じ服やバッグを買い揃え、食器や家具まで全代の真似をしていました。初めは可愛い妹だと思っていた全代ですが、だんだん鼻につき始めました。

そしてある日、美菜は笑いながら『また私、お姉ちゃんと同じ人好きになって、とうとう告白しちゃった』と言いました。それは全代と5年も付き合っていた賢二のことでした。

全代は俯き、『自分から何もかも奪っていく悪魔を消したかった』と呟きました。

しかし賢二は、美菜に言い寄ったのは自分だと打ち明けます。美菜は、最後まで『お姉ちゃんと寄りを戻して欲しい』と言っていたようです。
 
 
今となっては美菜の真意を知る術はありませんが、美菜が全代のことを大切に想っていたことは確かです。

コンビニの店長は『美菜がレジの最中、浴室洗剤の片方をわざわざ取り替えに行った』と言っていました。美菜は、全代の命を守るために、混ぜても塩素ガスが発生しない同じタイプの洗剤と交換したのです。

それを知った全代は、大粒の涙を流して美菜の遺体に縋りつき、何度も何度も名前を呼んでいたのでした……。

エピローグ

その後、沖野ヨーコのライブに間に合った小五郎は、花束をヨーコにプレゼントします。そのお礼として、ヨーコは小五郎のほっぺにチュッとキスを──。

という幸せな夢を見ていた小五郎でした。

まとめ

■ BACK:
第121話「バスルーム密室事件(前編)」
■ NEXT:
第123話「お天気お姉さん誘拐事件」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第122話「バスルーム密室事件(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

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