名探偵コナン第32話のネタバレ!コーヒーショップ殺人事件
こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・謎解き
・ネタバレ
・エピローグ
名探偵コナン第32話|事件ファイル概要
-
■ 話数:
第32話
■ 事件ファイル名:
コーヒーショップ殺人事件
■ 放送日:
1996年9月9日
■ 放送曜日:
月曜日
■ 主題歌:
OPテーマ Feel Your Heart(VELVET GARDEN)
EDテーマ 迷宮のラヴァーズ(heath)
■ BACK:
⇒ 第31話「テレビ局殺人事件」
■ NEXT:
⇒ 第33話「探偵団サバイバル事件」
名探偵コナン第32話|登場人物
・江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。
・工藤 新一
CV:山口勝平
高校生探偵で、コナンの本当の姿。
・毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。
・毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。
・鈴木 園子
CV:松井菜桜子
蘭と同級生で親友。鈴木財閥のお嬢様。
・妃 英理
CV:高島雅羅
小五郎の妻で蘭の母。現在小五郎とは別居中で、妃法律事務所の弁護士。新一の母親の工藤有希子とは同級生で友人。
・目暮 十三
CV:茶風林
捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある・・。
・姫野 弥生(ひめの やよい)
CV:淵野陽子
24歳。フリーター。
・皇 裕一(すめらぎ ゆういち)
CV:石田弘志
25歳。大学院生。
・殿山 十三(とのやま じゅうぞう)
CV:郷里大輔
38歳。大学ラグビー部のコーチ。
・若王子 士郎(わかおうじ しろう)
CV:一条和矢
21歳。広告代理店勤務。
・鑑識課員
CV:高木渉
・刑事
CV:千葉一伸
・マスター
CV:長幡洋
・ウエートレス
CV:岩居由希子
名探偵コナン第32話|あらすじ
洒落た格好で落ち着きのない様子の蘭がこそこそと自宅を出て行った。
コナン「どこ行くの?蘭ねえちゃん・・」
蘭「コナンくん!」
コナン「映画とか行くの?だったら僕も」
蘭「しーっ!違うわよ、デートよデート!」
蘭は、新一とデートだと言い、コナンを置いていよいよ出かけ行く。
残されたコナンは、"新一は俺なのに・・"と気が気でない。
心配になったコナンは、無理矢理待ち合わせの喫茶店へついて行くことにした。
コナンは、嘘までついて待ち合わせする相手の存在が気になった。
そのことを蘭に追求すると、"私のすっごく大切な人"と返すだけで、誰かは教える気がないようだ。
蘭はケーキを買いに行くと言い、喫茶店を出て行った。
喫茶店に取り残されたコナンは、店に入ってくる客を観察し、誰が蘭の待ち合わせ相手なのか考える。
まず最初に入ってきたのは、サングラスをかけた女性、姫野弥生だった。
弥生は、ウエートレスの案内を無視して席につき、怒鳴りつけるようにコーヒーを注文する。
その態度の悪さにコナンは驚き、蘭の待ち合わせ相手ではないと確信する。
次に入ってきたのは、どこか頼りない男性、皇裕一だった。
皇は、ウエートレスに"書き上げなければならない論文がある"と説明し、静かな席へと案内してもらう。
そして、カフェオレを注文した。
デートの待ち合わせをしている者が論文を書き始めるわけがなく、皇も蘭の待ち合わせ相手ではない。
次に入ってきたのは、凛とした女性、妃英理だった。
英理は、人と待ち合わせていることを伝え、静かに席についた。
そして、メニューを見た後、コーヒーを注文した。
コナンが美人すぎる英理に見とれていると、英理は「妃法律事務所」と書かれた封筒を取り出し、書類の確認を始めた。
まさか蘭が弁護士と待ち合わせするはずもなく、英理も待ち合わせ相手ではない。
次に入ってきたのは、常連客の殿山十三だった。
殿山は、カウンター席に腰かけ、マスターに話しかける。
ラグビーの練習中に突き指したという左手の薬指には、痛々しく包帯が巻かれていた。
殿山「おかげで結婚指輪がはめられねェぜ」
待ち合わせをしている人間が、周りを見渡さずにいきなりカウンターに座るとは考えにくい。
その時、席を立った弥生がマスターにトイレの場所を尋ねた。
マスターは、トイレの場所を"あの奥です"と指差す。
マスター「でも、うちは男女共同ですよ」
弥生「知ってるわ!」
コナンは、トイレの場所を知らない弥生が、男女共同だと知っていたことに違和感を抱く。
次に店へ入ってきたのは、長髪の男性、若王子士郎だった。
若王子は、"女の子と待ち合わせてる"と話し、周りを見渡す。
そして、相手がまだ来ていないことを確認し、ウエートレスに案内された席へつく。
コナンは、蘭の待ち合わせ相手だと考え、若王子を睨みつける。
その時、若王子の携帯が鳴り、周りを気にせず大声で話し始めた。
若王子「なんだヨシオか!女と店で待ち合わせしてるって時に邪魔すんなよな。ほら、あの子だよ。この前テレビ局へ見学に来てた可愛い女の子!」
コナンは、先日の「テレビ局殺人事件」を思い出し、待ち合わせ相手は若王子だと確信を得た。
若王子「今時珍しいウブな子だぜ。そんな子はガードが固い?女なんてモノにしちゃえばこっちのもんよー!」
若王子が電話で話している間、先に喫茶店を訪れていた客たちが順にトイレへ出入りしていた。
皇が出てきたのと入れ替わるように英理が、そして英理と入れ替わるように殿山がトイレへ入った。
そして、殿山と入れ替わるように若王子がトイレへ入った直後・・、若王子が悲鳴を上げた。
コナンと殿山が駆けつけると、個室トイレのドアの下から大量の血が流れ出ている。
鍵がかかっていないはずのドアを開けようとするが、何かにつっかえているようだ。
コナンがドアをよじ登り、上から覗いてみると・・、
心臓をナイフで一突きされた弥生が血まみれで倒れていた。
その後、ケーキを購入し終えた蘭が喫茶店へ戻ると、警察と野次馬が入り口を囲んでいて、中に入ることができない。
野次馬から殺人事件が起こったと聞かされた蘭は、コナンと待ち合わせ相手が巻き込まれたと考え、不安に陥る。
その頃、店内では駆けつけた目暮警部ら警察が捜査を行っていた。
弥生の首には、何かで絞められたような細い痕がついていた。
目暮警部は、犯人が被害者の首を絞めて気絶させた後、胸を刃物で突いて失血死させたと考える。
開いたままのトイレの窓とドア、外は人通りのない路地、凶器のナイフとともに散乱した被害者の荷物と空のサイフ、トイレのドアを塞いでいた遺体。
以上のことから、金目当ての外部犯による仕業と判断された。
コナン「ちょっと待ってよ、警部さん。あの窓見てよ!なんか綺麗すぎない?」
目暮「いいじゃないか!トイレは綺麗な方が・・」
そこへ、英理がヒールの音を鳴らせてやってきた。
英理「ボウヤの言う通りよ、目暮警部補。あら、今は警部さんでしたか?」
目暮「あなたは、妃弁護士!どうしてあなたがここに?」
英理「偶然この店にいたんですよ」
コナン「警部さん、知ってるの?その人・・」
目暮「あァ、だって、彼女は・・」
英理は、目暮警部の言葉を遮るように推理を話す。
被害者の出血の量から見て、犯人は体のどこかに返り血を浴びているはず。
しかし、逃走に使ったトイレの窓には、何の痕跡も残っていない。
凶器のナイフを現場に残したまま慌てて逃げるような犯人が、痕跡を拭き取ったとは考えにくい。
凶器を置いたままにしておいたのは、持ち帰れなかったため。
つまり、犯人はこの喫茶店にいる人物だ。
英理「そう言いたいんでしょ?ボウヤ」
コナン「えっ・・」
目暮「でも妃さん、このトイレはドアは死体で塞がれていたんだよ。死体をずらした跡もないし、隣のトイレに窓はない。犯人はどうやってトイレから出たというのかね?」
英理「一つだけありますわ。上に」
英理は、細身の鑑識課員にドアの上の隙間を通ってみるように指示した。
その結果、人一人通れることが判明した。
コナンは、弥生の後にトイレへ入った客がいることを目暮警部に報告する。
目暮警部は、コナンの証言を元に皇、殿山、若王子、英理を容疑者と判断し、事情聴取する。
まず最初に入った皇は、論文を書くために喫茶店へ来たと証言。
2番目に入った英理は、人と待ち合わせしていたと証言。
3番目に入った殿山は、マスターと話に毎日喫茶店へ来ていると証言。
最後に入った若王子は、女の子を待っていたと証言。
その後、皇のテーブルから細い紐が発見された。
皇「それは、本とノートを縛っていたただの紐です。僕は犯人じゃない!」
弥生は、トイレの場所をマスターに聞いていた。
それは恐らく、これからトイレへ行くという犯人に向けたサイン。
となると、それまでに店へ来ていて、尚且つ犯行が可能なのは・・。
コナンは、妃英理が犯人だと考えた。
名探偵コナン第32話|謎解き
【謎解き①】
殿山は、ラグビーの練習中に突き指したと言い、左手の薬指に巻かれた包帯を見せた。
名探偵コナン第32話|ネタバレ
コナンは、凶器のナイフを見て妙なことに気づいた。
握りの部分にまで血が付着しており、その血は細く途切れている。
そして、コナンは自分の手のひらに血が付着していることに気づいた。
遺体には触れていないため、血がつくとしたらドアの上から覗いた時だ。
コナンは、犯人が犯行時に使った手口に気づいた。
コナン(間違いない!こんなことができるのは、あの人しかいない!)
その時、背後に現れた英理によって、凶器のナイフを取り上げられてしまった。
英理「探偵ごっこはそこまでよ、ボウヤ。これは大人の仕事。子供の領分をわきまえなさい!」
コナンは、英理に肩を掴まれた時、結婚指輪が視界に入った。
コナン(これだっ!)
目暮「では皇さん、ちょっと署まで来てもらいましょうか」
皇「えェ~!僕、人殺しなんて・・」
コナンは、トイレのドアの上に血が付着していることを知らせ、凶器のナイフの柄のところまで血がついていることを指摘する。
そして、ナイフについた血が途切れている部分には、何かが結んであったのだ。
目暮「そうか!犯人はナイフに紐をつけて刺し、トイレを抜け出した後で抜いたんだ!血が大量に吹き出すのは抜いた時だからなァ」
ドアの上にあった血は、被害者がトイレの中に放り込まれた時についたもの。
つまり、犯人はトイレの外で被害者を刺し、遺体をトイレの中へ放り込んでドアを塞いだのだ。
そして、トイレの外で紐を引っ張りナイフを抜いた。
そうしておけば、内部犯の仕業と判明しても、トイレの隙間を通れない犯人は容疑者から外れることができる。
犯人は、殿山十三。
目暮「よーし。この男を署まで連行しろ!」
殿山「おいおい!証拠もないのに逮捕なんてしてもいいのかい?」
目暮「フン、そんなものあるに決まっとるだろ!ですよねェ、妃さん」
英理「ないわ。例え逮捕しても、私が弁護につけば数時間で無罪放免は確実でしょうね」
殿山「当たり前だ。今日、俺はマスターとだべりにきただけなんだからな」
コナン「そうそう!僕も聞いてたよ!おじさん、ラグビーで突き指しちゃったんだよね?」
殿山「あぁ。おかげで結婚指輪が・・」
殿山は、咄嗟に左手を隠す。
【謎解き①】
喫茶店へ来た時、殿山の左手の薬指に包帯が巻かれていた。
しかし、今包帯が巻かれているのは左手の中指。
コナン「あれ?結婚指輪って左手の薬指につけるんでしょ?この店に来た時おじさん、ちゃんと薬指に包帯巻いてたよね?まさか、トイレの中で巻き替えたんじゃ・・」
目暮「そうか!被害者の首を絞めたのも、ナイフに結び付けたのもその包帯!だとしたら、被害者の血液がどこかに付着しているはずだ」
英理「あらあら、随分間抜けな犯人さんね。こんな物証を今も身に着けているなんて。いくら私でも、弁護しきれなくってよ」
怒り狂った殿山は、英理に襲い掛かる。
英理は瞬時に殿山の腕を掴み、一本背負い投げを決める。
コナン(すげェ!一本背負い・・。あれ?あの一本背負い、前にどっかで・・)
こうして、女弁護士、妃英理の活躍により、犯人は見事逮捕された。
犯行の動機は、浮気相手だった被害者に結婚を迫られ、妻にバレることを恐れた犯人が犯行に及んだということだった。
その後、コナンは喫茶店の外で、不安げな表情を浮かべる蘭を見つけた。
蘭も気づいたようで、コナンと若王子が立っている場所まで走ってくる。
そして、
蘭「遅くなってごめんなさい!大変だったでしょ」
蘭が若王子に声をかけたと思ったコナンは、メラメラと炎を上げる。
コナン「ねェ!女なんてモノにしちゃえばこっちのもんってどういう意味?」
蘭「え?」
コナン「このお兄ちゃんがさっき言ってたんだ!」
若王子「こらこらボウズ!あ、初めまして」
蘭「誰?この人・・」
コナン「へっ?」
蘭の待ち合わせ相手が若王子だと考えていたコナンは拍子抜けしてしまった。
しかし、"今の本当?コナンくん・・"とどこからか声が聞こえてくる。
若王子「あ!園子ちゃん!」
そこには、炎を纏って般若のような顔をした園子が立っていた。
園子「本当なのね?」
若王子「あァ、だから、これは何かの間違い・・」
園子は、若王子に平手打ちを放ち、"フン"と鼻を鳴らして去って行った。
コナンが蘭の待ち合わせ相手が若王子でなかったことにほっとしていると、英理がやってきた。
英理「ほら、またそんな格好して。短いスカートはお腹が冷えるからよしなさいって言ったでしょ?」
蘭「もう~!いつまでも子ども扱いしないでよ、"お母さん"」
コナン(おか、おか、おか、おか、お母さんっ!?)
名探偵コナン第32話|エピローグ
その後、蘭と英理のデートに付き合うことになったコナン。
しかし、英理の顔をまともに見ることができず、蘭の後ろに隠れる。
蘭「どうしたのよ、こそこそしちゃって」
英理「さっきまでは威勢が良かったわよ。この子のおかげで事件が解決したようなものだもの。ね、コナンくん?」
英理に顔を覗き込まれたコナンは、顔を引き攣らせて蘭にしがみつく。
英理「あらあら。すっかり嫌われちゃったみたいね」
コナン(当ったり前ェだ!俺はガキの頃、蘭と遊んでて、あんたに散々怒られたんだ!体が無意識のうちに拒否反応を起こしちまうんだよ)
蘭「そういえば、お母さんが家を出てからもう10年か」
英理「なによ、急に」
コナン(10年経ちゃ顔も忘れるわな・・)
蘭「そろそろお父さんのところに戻ってきてもいい頃かなって」
英理「嫌よっ!あんなグズで、不潔で、女たらしの飲んだくれ!大嫌い!あの人のおかげで私が手に入れたものといえば・・、娘のあなたと、あの一本背負いくらいだわ」
蘭「じゃあなんで結婚なんかしたのよ」
英理「幼馴染の腐れ縁よ」
蘭「じゃあその結婚指輪は?」
英理「うざったい男を寄せ付けない虫よけ」
蘭「もう!意地っ張り・・」
話しながら歩いていた蘭たちは、ちょうど家電量販店の前を通りかかった。
入り口に置かれたテレビに、先日の「テレビ局殺人事件」のVTRが流れていた。
蘭「この前お父さんがテレビ局で解決した時のVTRよ。ほら、お母さんも一回観たいって」
英理は、足を止めてテレビに注目する。
「女房?いいのいいの、どうせ別居中!今夜は熱い夜を過ごそうね~!」
蘭「違うの!これは・・、あの・・、」
英理「まだまだ帰る訳にはいかないようね。蘭、あなたも幼馴染と探偵には気をつけることね。ロクな目に合わなくってよ」
コナンは、テレビに映る小五郎を睨みつけた。
コナン(んヤロォー!!)
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アニメ名探偵コナンは、2024年10月18日時点で、第1話から第1053話まで配信されています。
Huluで視聴する ※本作品の配信情報は2024年10月18日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはHuluの公式サイトをご確認ください。まとめ
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