名探偵コナン第214話のネタバレ!レトロルームの謎事件

シーズン5

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第214話「レトロルームの謎事件」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある・・。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

千葉 和伸
CV:千葉一伸
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。高木の後輩。

トメさん
CV:中嶋聡彦
鑑識課員。

山本 公仁子(やまもと くにこ)
CV:鶴ひろみ
27歳。ファッションデザイナー。

大林 佳央理(おおばやし かおり)
CV:高乃麗
27歳。旅行雑誌編集者。

金田 佳奈美(かねだ かなみ)
CV:柳沢三千代
27歳。専業主婦。

藤村 直美(ふじむら なおみ)
27歳。子供服デザイナー。

クリーニング係
CV:杉本ゆう

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あらすじ

コナン、小五郎、蘭はドルフィンランドに行くため、東都モノレールの一番町駅で列車を待っていました。

その時、『名探偵の毛利小五郎』だと気づいた女性3人が小五郎に駆け寄り、美女たちに囲まれた張本人は目を輝かせました。

ファッションデザイナーの山本公仁子、旅行雑誌編集者の大林佳央理、専業主婦の金田佳奈美の3人もこれからドルフィンランドに行くと言って同行を求め、小五郎はもちろん二つ返事で承諾。

大学の同窓生だという彼女たちは、ドルフィンランドに隣接するホテルに泊まっているもう一人の友人に会いに行くようです。なんでも、その友人は海外で子供服のデザイナーをしていて、現在一時帰国しているというのです。

 

そうしている間にモノレールはドルフィンランド駅前に到着し、もう一人の美女に興味津々な小五郎は公仁子たちについてホテルまで行くことに。

しかし、その公仁子たちの友人・藤村直美は、ホテルの一室で殺害されていました。

 

目暮警部たち警察が駆けつけ、事件の捜査が始まりました。

死亡推定時刻は正午から午後1時頃で、被害者が所持していたのは痴漢撃退用の催涙スプレーです。

現場は古めかしいレトロルームで、老舗旅館の客室を再現して作られたものです。

このレトロルーム内に設置されたコイン式のテレビは、百円玉を1枚入れると一時間見られるというもの。

小五郎たちが午後2時に遺体を発見した時、ちょうどテレビが切れました。

百円玉は一度に1枚しか入れることができないため、直美がテレビをつけたのは午後1時頃だと考えられます。

となると、直美はテレビをつけた直後に殺害されたことになります。

 

コナンは、床に駄菓子が散らばっていることに気づき、目暮警部に知らせます。

 

「こんなの僕、見たことないよ」

「ラムネ菓子に紐付き飴、うまイカくんにソースせんべい!いやァ、懐かしいもんばかりだァ」

 

これらはお茶菓子としてこの部屋に用意されていたもので、小五郎は犯人と被害者が争った時に散らばったと推理します。

ところが、その中にはチョコバナナバーというアイスが混ざっていて、すでに溶けてしまっています。

室内の冷蔵庫には懐かしいアイスが何本が入っていて、小五郎は被害者がアイスを食べながらテレビを見ようとしていたところを襲われたと考えます。

しかし、冷蔵庫にあるのはレトロタイプのアイスですが、駄菓子と一緒に床に落ちていたアイスバーはまだ最近発売されたばかりのものです。

(被害者が買ってきたのか。それとも……)

コナンは、テレビのチャンネルのつまみと、その横にある戸棚に水滴がついていることに気づきました。

 

その後、午後1時少し前にクリーニング係がブラウスを届けに直美の部屋を訪ねていたことが判明しました。

しかし、ドアに起こさないで下さいという札が掛かっていたため、部屋には入らなかったといいます。

 

その時、高木刑事はテーブルの下で被害者の携帯電話を発見しました。

発信履歴を調べてみると、午後1時8分に公仁子に電話をかけていることが判明。

公仁子は、モノレールの一番町駅で列車を待っている時、確かに直美の声で電話があったと証言しました。

電話がかかってきた時はすでに佳央理と佳奈美と一緒にいて、そのまま1時20分にみんなでモノレールに乗りました。

ホテルに到着したのは1時50分で、直美の部屋に到着したのは2時ちょうど。

つまり、公仁子たちには犯行時刻のアリバイがあるということです。

しかし、コナンは公仁子たちの中に犯人がいると睨んでいました。

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ネタバレ

コナンは、腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理ショーを始めました。

 

今回の事件は、巧妙に仕組まれた計画殺人でした。

直美が所持していた催涙スプレーは、ポケットに入れてあったにもかかわらず使われた形跡がありませんでした。となると、直美は犯人と顔見知りだった、と考えられます。

そして、この部屋の鍵はテーブルの上に置いてありました。もし犯人が強盗だとすると、遺体発見を少しでも遅らせるため、ドアに鍵をかけて逃げるはずです。

 

先ほど、公仁子たちの犯行時刻のアリバイは証明されました。しかし、本当の犯行時刻は1時よりもずっと前だったのです。

犯人がコイン式のテレビにお金を入れたトリックは、床に散らばっているアイスバーと紐付き飴を使っただけの極めて簡単なものでした。

まず飴の紐をコインの投入口の金具に引っ掛け、アイスバーはテレビのチャンネルと戸棚の上に橋のように置き、飴の紐の端をアイスバーで押さえます。

この状態で百円玉を投入口に入れようとすると、紐に引っ掛かって中に入れることができず、投入口に置いたままの状態になります。

時間が経つとアイスは溶け、支えを失ったアイスが落下すると同時に固定していた飴の紐も外れ、百円玉が投入口から中へ入るというわけです。

チャンネルのつまみと戸棚の上が濡れていたのはアイスバーが置かれていたため。そしてテレビの前に駄菓子が散らばっていたのはトリックを隠すためだったのです。

さらに、犯人がドアに鍵を掛けなかったのもそのトリックのためでした。ドアに鍵をかけてしまえば友人と一緒にここへ戻っても部屋に入れず、テレビが消える瞬間を見せることができなくなってしまうからです。

そして、ドアノブに掛かっていた札も犯人がかけたものです。ほんの1時間半とはいえ、誰かが部屋に入ってしまえば計画は水の泡になってしまうからです。

ここで問題になるのは、1時8分に直美が公仁子の携帯に電話をかけているということです。が、それは犯人が直美の携帯を使って自分に電話をかけただけのこと。

 

犯人は、山本公仁子です。

 

犯行を終えた公仁子は、直美の携帯を持ってモノレールで一番町駅へ引き返し、佳央理たちと合流しました。

そして1時頃、ポケットに忍ばせた直美の携帯から自分の携帯へ電話をかけ、恰も話しているようなフリをしました。

あとは遺体発見のどさくさに紛れて携帯をこの部屋へ戻すだけです。

 

証拠は、公仁子のコートのポケットに入っていたビニール袋でした。

公仁子は、直美の携帯をそのビニール袋に入れて持ち出しました。その袋を光に透かして見ると、いくつか指紋が付着しています。

公仁子の携帯番号は、02058252805。これを携帯の番号キーと照らし合わせてみると、真ん中の縦の列のキーしか使わないことがわかります。

袋の指紋が縦に固まって付着しているということは、ビニール袋越しにその番号を押したということです。

 

公仁子は、直美殺害の罪を認めました。

大学を卒業する時、成績優秀者は海外のブランドに推薦されることになっており、その栄誉を得た直美は子供服のデザイナーとして成功しました。

しかし本来、その推薦は公仁子が受けるはずでした。

先日、クラス会の二次会で酔った教授が口を滑らせ、直美が教授に取り入って推薦を受けたことを知りました。

 

「悔しかった。どうしてこんな目に遭わなきゃならないのかって。私がこんなに惨めな思いをしてるのはみんな直美のせいなのよ。直美が私から幸せを奪ったのよ!」

エピローグ

こうして事件は見事解決し、コナンたちはドルフィンランドでイルカショーを見学していました。

 

「ナイトショーがあったなんて!」

「良かったね。しかもここ一番いい席だよ!」

「チッ、くっだらねェ~」

 

ショーは終盤を迎え、イルカたちが気に入った客にボールを投げるというファンサービスが行われることに。

すると4頭のイルカたちは、揃いも揃って小五郎にボールを投げつけます。

 

「いってェ~~~!!泣」

(よっ!モテモテじゃんか、おっちゃん)

まとめ

■ BACK:
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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

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