名探偵コナン第56話のネタバレ!おじゃマンボウ殺人事件

シーズン2

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第56話「おじゃマンボウ殺人事件」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・謎解き
・ネタバレ
・エピローグ

名探偵コナン第56話|事件ファイル概要

事件ファイル


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名探偵コナン第56話|登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

目暮 十三
CV:茶風林
捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある。

中山 秀征(なかやま ひでゆき)
CV:中山秀征
29歳。おじゃマンボウ清掃会社、社長。

麻木 久仁子(あさぎ くにこ)
CV:麻木久仁子
31歳。おじゃマンボウ清掃会社、社長秘書。

藤井 恒久(ふじい つねひさ)
CV:藤井恒久
27歳。おじゃマンボウ清掃会社、東都営業所長。

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名探偵コナン第56話|あらすじ

日曜日の朝7時。

小五郎、コナン、蘭は、ランニングをしていた。

公園まであと2キロというところで、男性の悲鳴と大きな音が聞こえた。

小五郎たちが音のしたビルの間の路地へ駆けつけると、そこには男性が倒れており、既に亡くなっていた。

そばに鉄材が転がっていることから、恐らくその鉄材が上から落ちて男性の頭に当たり、亡くなったものと考えられる。

どちらのビルも路地側に窓はない。

誰かが鉄材を落としたかもしれないと考えた小五郎は、騒ぎを聞きつけ集まってきたおじゃマンボウ清掃会社の従業員に、廃ビルを見てくるように頼んだ。

小五郎たちが遺体のそばで警察の到着を待っていると、後ろから「藤井さん!」と声がした。

そこには、おじゃマンボウ清掃会社の社長秘書、麻木久仁子が立っており、亡くなったのは同じくおじゃマンボウ清掃会社の専務である藤井恒久だと話す。

そしてビルから出てきたおじゃマンボウ清掃会社の社長、中山秀征は、麻木から事情を聞き、警察が来た時に邪魔になるため、向かいのビルのマンボウ号をすぐに移動させるよう麻木に指示した。

しかし、なんでこんなことに・・」と中山は呟いた。



目暮率いる警察が到着した。

目暮、小五郎、蘭、コナンは、中山と麻木に案内され、社長室へやってきた。

中山は「さあ、どうぞ」と椅子にかけるよう言うと、机の上に置いてあった何かのスイッチを押した。

事故が起きた時、中山は社長室に、麻木は隣の秘書室にいたが、それを証明できる人物はいない。

事故直後に小五郎は、近くにいた従業員に隣の廃ビルを見てくるように頼んだが、不審な人物は見つからなかった。

しかしあとになってよく考えてみると、鉄材はこのビルの屋上から落とされた可能性もある。

このビルは、3階から上はオーナー会社。

1階と2階は、おじゃマンボウ清掃会社が借りている。

ビルの警備員の話によると、今日は日曜日なので上のオーナー会社は休みで、中山と麻木以外は誰もこのビルに入った者はいないということだ。


目暮たちが話している隙に、コナンは中山の机の上を調べ始めた。

先ほど中山が押したスイッチは、監視カメラの自動、手動を切り替えるスイッチで、手動にすればカメラの向きを自由に動かせるようだ。

モニター画面には、表の道路が映っており、その角度からみて恐らくカメラは屋上にある。

手動の時は、このスティックを操作して角度を変えるんだな・・、とコナンが確かめようとした時、「こらぁ!人様の物に勝手に触るんじゃない!」と小五郎が声を上げた。

その時、小五郎はモニターの横に置いてある写真に気づいた。

写真に写っているのは妹で、今年の一月に亡くなった、と中山は話した。

それを聞き、気まずくなった小五郎は、話をかえようと「その若さで社長さんとは、大したもんですよ」と言葉を発した。


おじゃマンボウ清掃会社は、元々学生時代に藤井と妹と中山の3人で、何でも屋を開いたことが始まりで、知らない家でも積極的にお邪魔して仕事をもらおう、という意味から"何でも屋・おじゃマンボウ"と名乗った。

予想外に大当たりし、その2年後に清掃業一本に絞って、おじゃマンボウ清掃会社を作った。

そして中山が社長業、藤井が現場を担当する専務兼東都営業所長。

妹は中山の秘書をしていたが、この一月に事故で亡くなった。


中山は、どうせ調べればわかることだから、と藤井との間にトラブルが発生していたことを話した。

藤井は独立して新しい清掃会社を始めることになっていた。

その際、優秀な清掃技術をもつ社員を何人か引き抜こうとしていた。

そのため最近では、顔を合わせるといつも衝突していたという。

今日も社長室で藤井と話し合うことになっていたようだ。

そこで小五郎は「わかった!」と手を叩いた。

屋上から鉄材を落としたのは中山だ。

麻木と中山は恋人通しで、麻木は中山のアリバイを偽造している、と推理する小五郎。

それを聞いた中山と麻木は笑い出した。

や~だ、社長と私が恋人同士だなんて」とケラケラ笑う麻木は、来月結婚が決まっているらしい。


そこで鑑識から報告があった。

隣の廃ビルの屋上に、わずかだが鉄材がこすれたような跡があった。

そして遺体の傍らに落ちていたハーモニカに"Fujii“と書かれていることから、藤井の物と思われる。

中山は、そのハーモニカを見て「それなら確かに藤井のです」と口を開いた。

しかし鑑識は、ハーモニカから指紋が一つも検出されず、布で拭き取ったようにきれいだという。

藤井の物なら、彼の指紋がついているはずだ。

中山は、藤井の両親と婚約者に連絡するように麻木に指示し、野暮用を思い出したと社長室を出て行った。

中山が出て行ったあと、藤井の婚約者は資産家のお嬢様で、新しく作る会社の資金も婚約者の父親が出すことになっていた、と麻木が話した。

そこでコナンは、中山の妹が亡くなった理由を尋ねた。

中山の妹は、去年の12月に中山と大喧嘩をし会社を辞めた。

そして代わりに麻木が秘書として雇われた。

妹は、横浜の建設会社にアルバイトで入り、工事現場で過って落ちてきた鉄材で頭を打った。

それ、今朝の事件と同じじゃないですか!」と小五郎。

麻木は「偶然って恐ろしいな、ってさっきから思ってたんです」と話した。

本当に偶然なんだろうか・・。

この事件の裏には、妹さんの事故死が何らかの形で関係してるんじゃ・・。

もしそうなら、犯人は中山の可能性が高い、とコナンは考えた。

先ほど、この部屋に入ってくるなり、カメラを自動に切り替えた中山の行動を思い出したコナンは、麻木に監視カメラのことを尋ねた。

中山は、会社の前の通りだけは常にきれいにしておこう、といつも言っており、監視カメラで表の通りにゴミが落ちていないかチェックしているらしい。

マンボウ号も中山のアイディアで、清掃しているビルの前に停めておくと、結構いい宣伝になる、と麻木は話した。

そこでコナンは麻木に許可を得て、監視カメラを手動で操作してみることにした。

スイッチを手動に切り替え、藤井が倒れていた路地を見ようと試みるが、ビルで死角になり見ることはできない。


コナンは、中山の机の引き出しからヒモが出ていることに気づき、中を確かめると双眼鏡が入っていた。

そしてコナンは屋上へ行き、設置されている監視カメラを確認した。

隣の廃ビルは、こちら側のビルより1階分低い。

この段差だと、廃ビルへ飛び降りて鉄材を落とせても、こちらへ戻ってくることはできない。

ということは、このビルにいた中山には、鉄材を落とすことができない。

しかも中山は、事故が起きた時社長室にいた。

コナンが屋上をあとにしようとした時、「ウイーン」と監視カメラが回転した。

そして、廃ビル側のコンクリート壁に、細いもので削ったような新しい傷跡があった。

間違いない、この方法を使えば社長室にいながらにして鉄材を落とすことができる。

しかし、どうやって藤井が路地へ来ることを知ったのか。

コナンは、正面に建っているガラス張りのビルを見て閃いた。

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名探偵コナン第56話|謎解き

【謎解き①】
事件直後、中山は向かいのビルのマンボウ号をすぐ移動させるよう、麻木に指示した。

【謎解き②】
屋上のコンクリート壁に、細いもので削ったような新しい傷跡があった。

名探偵コナン第56話|ネタバレ

コナンが社長室へ戻ると、今日のところは結構です、と目暮は、中山と麻木を帰そうとしていた。

そこでコナンは、腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせると、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使い、推理を話し始めた。

まだ帰るわけにはいかない、と目暮を引き留めた。

なぜなら、この部屋にいながらにして藤井さんを殺害できる、中山さんの秀逸なトリックを見抜いたからです

トリックのポイントとなるのは、監視カメラだ。

中山は鉄材を隣の廃ビルの屋上に置き、このビルの屋上にある監視カメラと、何か細い線・・、恐らくピアノ線でつないでおいた。

そのあと藤井が路地を通ってきた時、あらかじめ手動に切り替えておいた監視カメラを操作し、鉄材はピアノ線で引っ張られ落下した。

その時についた傷が【謎解き②】だ。

事件直後、中山は麻木に外の様子を見に行かせると、その隙に屋上へ行き、ピアノ線を監視カメラから外した。

そして先ほど"野暮用を思い出した"と外へ出たのは、そのピアノ線を処分するためだった。

藤井が路地を通る時間をどうやって知ることができたのか、と中山は問う。

中山は、藤井を確実に狙った場所へ立ち止まらせるために、前もって盗んでおいた藤井のハーモニカを路地に置いておいた。

そして藤井がその路地へ来るのを双眼鏡で見ていた。

双眼鏡があっても、社長室から路地は見えないが・・、と指摘する目暮。

事件があった時、向かいのビルの前には清掃トラック、マンボウ号が停まっていた。

そして、そのマンボウマークの目は、鏡になっている。

中山は、そのマンボウマークの目に映る路地を双眼鏡で見ながらタイミングを見計らい、鉄材を落とした。

警察にこのトリックを見抜かれないために、中山は藤井の遺体を見つけた後で、すぐにマンボウ号を移動させたのだ【謎解き①】。

しかし中山はミスを犯した。

それは藤井がハーモニカを拾い上げる前に鉄材を落としてしまったことだ。

そのため、ハーモニカには藤井の指紋がつかなかった。

その推理には証拠がない、と口を開いた中山。

しかし証拠はあった。

中山は、監視カメラで鉄材を落とした後、ピアノ線を外しやすくするためカメラの向きを変えた。

その時カメラは、ちょうど向かいのビルを映していた。

コナンは、録画されていた監視カメラの映像をみんなに見せた。

向かいのビルに監視カメラが映っており、それを拡大すると監視カメラの横でピアノ線を外している中山の姿が映されていた。


中山はゆっくりと話し始めた。

妹と藤井は恋人同士だった。

ところが藤井は、資産家の娘と知り合い、あっさりと妹を捨てた。

妹はそれが原因で会社を辞めた。

会社を辞めたのは、社長と喧嘩したからじゃ・・と麻木が呟いた。

中山と妹は、早くに両親を亡くした。

それで昔からずっと親代わりだった中山のことを妹は煩わしく思い、兄離れをしたくて会社を辞めた、と中山は思っていた。

妹が事故で死んだあと、横浜のアパートへ遺品の整理をしに行った中山は、妹と藤井が仲良く写っている写真と、"Fujii“と書かれたハーモニカが入っている箱を見つけた。

その時、全て悟った。

藤井さえ妹を捨てなければ、妹は死なずに済んだんだ・・。

そう思うと藤井が許せなかった。


中山は、皮肉なもんだ・・と口を開き、「マンボウ号の目の鏡を利用して殺人を犯した私が、同じように向かいの窓ガラスに映った自分の姿で犯行を立証されたんですから」と話した。

しかも、その窓ガラスを磨いたのは他でもない、あなたの会社だった・・と目暮が話す。

当然です。おじゃマンボウ清掃会社の清掃技術は、世界一ですから」と中山は胸を張って答えた。

名探偵コナン第56話|エピローグ

コナンと蘭は、夕食の買い物を終え、探偵事務所へ向かって歩いていた。

マンボウ号が走っている姿を見たコナンは、社長が逮捕されても会社は続いてるんだね、と話す。

秘書の麻木はやめてしまったようだが・・と蘭は悲しげに呟いた。

ちょうど家電量販店の前を通りかかった時、「こんにちは、今日からおじゃマンボウの司会を務めさせていただく、麻木久仁子です」とテレビで放送されていた。

顔を見合わせ「ええ~っ?!」と驚くコナンと蘭。

コナン(ははは・・、たくましい女・・

まとめ

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第55話「列車トリック殺人事件」
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第57話「ホームズ・フリーク殺人事件(前編)」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第56話「おじゃマンボウ殺人事件」:
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・あらすじ
・謎解き
・ネタバレ
・エピローグ

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