名探偵コナン第796話のネタバレと感想!おしどり夫婦の策略

シーズン20

ミステリー作家が転落死!?夫婦仲は良く、お互いに幸せだと認めていたのに一体何があったのでしょうか?今回もコナンくんの名推理に注目です。

それでは、アニメ「名探偵コナン」第796話「おしどり夫婦の策略」あらすじ、ネタバレ、感想をご覧ください!

Sponsored Link

名探偵コナン第796話のあらすじ

転落事故

ある日、転落事故の現場をたまたま通りかかったコナンと小五郎は、現場検証を行う目暮警部の姿を見つけて事件の詳細をうかがうことにしました。

転落して亡くなったのはミステリー作家の上林長作(かんばやし ちょうさく)で、仕事場のビルとその隣のビルの間の路地で遺体となって発見されました。

長作の腕時計は11時50分で止まっており、その時間に転落したと判断する高木刑事。

遺体を確認したコナンは、長作が手に軍手をはめて、わざわざ革靴からスニーカーに履き替えていたこと、顔に擦れたような傷がついていることに疑問を抱きました。

仕事場のビルの5階の廊下の窓は開いたままになっていて、窓枠には被害者のゲソ痕も残っています。

となると、そこから落ちたと考えるのが自然ですよね。しかし、問題はどうして転落したのかです。

画像引用:名探偵コナン公式サイト

そこで目暮警部は、長作の妻で第一発見者の上林聖子(かんばやし せいこ)と守衛の杉山清(すぎやま きよし)から話を聞くことにしました。

守衛(しゅえい)とは
管理者に直接雇用されて施設などの警備を行い、人の出入りを監視する職務の人のこと。

関係者の証言

まずは聖子の証言を見てみましょう。

今朝、長作から「仕事の資料が午前中に届くはずだから仕事場まで持ってきて欲しい」と頼まれていたので、大好きな韓流スターのテレビを見終わった12時ちょうどに資料を持って自宅を出た。

歩きながら長作に電話をかけたが繋がらず、具合でも悪くなったのかと思って守衛の杉山に声をかけ、12時20分頃に合鍵で部屋を開けてもらった。

部屋に長作の姿がないので杉山と廊下に出ると窓が開けっ放しになっていて、そこから下を覗いてみると転落した長作の遺体があった。

次に杉山の証言を見てみましょう。

今朝いつも通り出社した長作に変わった様子は見られなかった。

そのあと長作は11時40分にタバコを買いに外出したが5分ほどで戻り、今日が結婚記念日だと明かし、妻のおかげで今の自分があると照れ臭そうに話していた。

事故?他殺?自殺?

長作が幸せだと言っていたことを知らされた聖子は、長作のおかげで自分も幸せだったと告白しました。

画像引用:江戸川コナン公式Twitter

長作と聖子が問題を抱えていたようには思えず、目暮警部は何かの作業中に誤って転落してしまった不運な事故と判断します。

しかし窓の外には何もなく、作業をしていたと考えるには無理があります。

そこで小五郎は他殺の線を疑い、何者かが長作を窓に追い詰め突き落としたと推理しました。

ところが、この日は休日のためビルに居たのは長作だけで、誰かが忍び込んだとしたら入り口にいた杉山が目撃しているはずです。

聖子は、長作が今日締切の原稿があると言っていたことを打ち明け、行き詰まって発作的に自殺してしまったのかもしれないと涙ながらに話しました。

被害者はなぜウソを?

このあと、長作を担当していた編集者・池尻史人(いけじり ふみと)がやってきました。

池尻は長作が亡くなったと聞いて悲観した後、原稿を確認して書きあがっていることに驚きました。

池尻の話によると、長作は今朝の電話で「行き詰まっていて原稿が仕上がるのは夕方4時頃になる」と言っていたといいます。

お昼に亡くなったにもかかわらず原稿が仕上がっているということは長作がウソをついた可能性が高く、自殺の線が最も怪しくなりました。

そこでコナンは小五郎の目を盗んで長作の仕事部屋を調べることに。

その結果、普段は資料を仕事場に送ってもらっていることが判明しました。となると、長作はなぜ今日に限って自宅に送ってもらうことにしたのでしょうか?

さらにゴミ箱に捨ててあったレシートから、長作が今朝仕事場に来る前にコンビニでタバコ1カートンと軍手1双を買っていたことも判明しました。

コナンは机の引き出しの中にタバコ1カートンが新品の状態でしまわれていることを確認し、なぜ11時40分にもタバコを買いに外出したのか疑問を抱きました。

真相を突き止めたコナン

このあと、コナンは池尻から話を聞き、長作と聖子の夫婦関係がすでに破綻していたことを知りました。

聖子は別れたがっていたのですが、ケチな長作は慰謝料を払うのが惜しくて離婚話から逃げ続けていたといいます。

さらに、聖子が12時ではなく11時20分に家を出ていたことが判明しました。となると、聖子は11時40分に仕事場に着けたことになります。

コナンはもう一度長作が転落した5階の廊下の窓へ行き、隣のビルの同じ位置にも窓があることに気づきました。

すぐさま隣のビルへ向かうと、5階の廊下の窓と同じ位置にあるのは男子トイレの窓と判明。窓は施錠されていて、ビルとビルの間の幅は約2メートルです。

コナンは清掃チェック表を見て毎日7時、11時、17時に清掃が行われることを確認しました。そして長作の自宅から仕事場のビルまでの地図を見て、今回の事件の真相を突き止めました。

外に何もない窓から軍手とスニーカーという姿で転落した長作は一体何をしようとしていたのでしょうか?以下、ネタバレになります。

Sponsored Link

名探偵コナン第796話のネタバレ

長作の仕事部屋に戻ったコナンは腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理ショーを始めました。

長作の策略

長作が軍手とスニーカーという不自然な身なりをしていたのは、妻の聖子を殺害しようとしていたからです。

しかし単純に殺害すれば疑われる恐れがあります。そこで長作はアリバイ工作をすることにしました。

まず聖子をおびき寄せるため、いつも仕事場に送ってもらっている資料をわざと自宅に届くようにし、それを仕事場まで持ってきて欲しいと頼みました。

それから11時40分、長作はタバコを買いに行くとウソをついて隣のビルに行き、5階の男子トイレの窓を開けて何食わぬ顔で仕事場に戻りました。

そしてスニーカーに履き替え、5階の廊下の窓から真向いにある男子トイレの窓に飛び移り、ビル内を通り抜けて米花緑地辺りで聖子を待ち伏せて殺害。

そのあと逆の経路で戻り、16時に原稿を池尻に渡し、清掃が来る17時より前に男子トイレの窓を締めに行けば全て完了です。

やがて聖子の遺体が発見され殺害時刻が今日の昼頃だと割り出されますが、長作には朝から夕方までビル内にいたというアリバイがあり、それが杉山によって証明されるというわけです。

以上が長作の策略でした。

聖子の策略

長作は聖子を殺害しようとしていましたが、軍手とスニーカーまで身につけたのに策略通り向かいの窓には飛び移れませんでした。なぜなら、聖子に阻まれたからです。

聖子は11時20分に家を出て11時40分にビルに到着しました。その時、偶然にも怪しげな長作の行動を見てしまいました。

今日に限って資料を自宅宛てに送らせたという疑問もあった聖子は長作の跡を付け、夫の企てに気づきました。そして聖子はその企てを逆利用することを思いつきました。

男子トイレの窓の脇に隠れていた聖子は、真向いのビルの窓からこちらに飛び移ろうと宙を舞った長作の顔に勢い良くデッキブラシを押し付けました。

その結果、長作は飛び移ることができずに転落。長作の顔についていた擦れたような傷はデッキブラシを押し付けられた時にできたものです。

その後、聖子は杉山と一緒に遺体の第一発見者となりました。第三者と一緒でなければ疑われる恐れがありますからね~。

以上が聖子の策略でした。

決定的な証拠

前述したように、長作は聖子を殺害しようと目論んでいましたが、その企てを利用されて反対に聖子に殺害されました。

聖子が長作を殺害したという決定的な証拠は、男子トイレの床に聖子の毛髪が落ちていたことと、デッキブラシに長作の眉毛が付着していたことでした。

証拠を突きつけられ言い逃れができなくなった聖子は瞬く間に豹変し、タバコの煙を勢いよく鼻から吐き出すと、前から始末してやりたかったバカ亭主の顔にブラシを突っ込んでやっただけだと大笑いしました。

その態度に痺れを切らした目暮警部は激怒しますが、小五郎(コナン)はそれを制し、どっちもどっちだと呆れ果てました。

互いに殺意を抱きながら夫婦円満を装っていた、とんだキツネとタヌキというわけです。

エピローグ

聖子が高木刑事と千葉刑事によって連行される中、コナンはひとつだけ疑問に思っていることがあると彼女に打ち明けました。

長作の企みが失敗したのは聖子が予測より40分も早く自宅を出たからです。それに、最初の証言で聖子は「大好きな韓流スターのテレビが終わる12時にしか家を出れない」と言っていました。それなのになぜ40分も早く家を出たのでしょうか?

それはね、いいトリックを思いついちゃったからよ!事故に見せかけてあのバカ亭主を始末できるいいトリックをね~♪

狂気溢れる聖子の言葉を真横で聞いていた高木刑事と千葉刑事は顔を青くし、目暮警部とコナンは呆れてものも言えませんでした。

名探偵コナン第796話の事件ファイル概要

事件ファイル概要

話数 第796話
事件ファイル名 おしどり夫婦の策略
放送日 2015年10月17日(土)
OPテーマ 謎(La PomPon)
EDテーマ 君への嘘(VALSHE)
BACK 第795話「若奥様が消えた秘密」
NEXT 第797話「夢みる乙女の迷推理」

登場人物・声優

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
小学生の姿になった主人公
毛利 小五郎
CV:小山力也
毛利探偵事務所の主人
目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部
高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事
千葉 和伸
CV:千葉一伸
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事
上林 長作
CV:松尾まつお
38歳。ミステリー作家
上林 聖子
CV:鷹森淑乃
35歳。長作の妻
杉山 清
CV:小高三良
58歳。ビルの守衛
池尻 史人
CV:桐本琢也
35歳。編集者

名探偵コナン第796話の感想

タイトルが「おしどり夫婦の策略」という時点で犯人は奥さんだろうな、とは思ってました!

しかし豹変する奥さん、めちゃくちゃ怖かったですね~。しおらしくて優しそうな人だったのに、見た目じゃわからないものですね。

夫が事故死して泣いてたかと思えば、突然タバコに火つけだして鼻からフンッて煙吐き出すとか・・。もはや脅威しか感じません。

そもそも、デッキブラシってそういう使い方するものだったっけ?(笑)

Sponsored Link

まとめ

こちらでは、アニメ「名探偵コナン」第796話「おしどり夫婦の策略」あらすじ、ネタバレ、感想を紹介させていただきました。

最後までご覧いただきありがとうございます。次回も見に来てくださいね!

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう