名探偵コナン第788話のネタバレと感想！真夏のプールに沈む謎（後編）

シーズン20

ホテルオーナーの娘がプールの中で溺死してしまいましたが、犯人はどんなトリックを使って遺体を隠していたのでしょうか？

今回の後編ではコナンくんと世良さんが実験を用いてわかりやすく事件の真相を解説してくれるようなので楽しみですね～！

それでは、アニメ「名探偵コナン」第788話「真夏のプールに沈む謎（後編）」のあらすじ、ネタバレ、感想をご覧ください！

真夏のプールに沈む謎（前編）のおさらい

コナン、蘭、園子はホテル杯戸プライドを訪れ、そこに滞在している世良とともにホテルのプールで遊ぶことにしました。

画像引用：名探偵コナン公式サイト

ところが、ホテルのオーナーの娘・大磯永美（おおいそながみ）が失くしたネックレスを探すため、他の客たちはプールを追い出されることになりました。

コナンたちが昼食を終えてプールに戻ってみると、永美が行方不明になったと騒ぎになっていました。

その直後、ホテルのボーイがプールの真ん中に沈む人影を発見。それはダイビング用のボンベを背負って溺死した永美の姿でした。

目暮警部たち警察が駆けつけ捜査が始まると、永美が婚約者の左巻頼斗（さまきらいと）と異母妹の大磯浜香（おおいそはまか）がデキていると疑っていた事が判明しました。

さらに、永美は二人の逢引用にホテルの支配人・豊島延策（とよしまえんさく）がホテルの部屋を使わせていたと疑っていて、三人には永美を殺害する動機があることがわかりました。

しかし、浜香と左巻は交際を否定し、もうすぐ永美の誕生日なので、永美の気に入っているホテルのスイートルームでお祝いしようと三人で相談をしていただけだと主張。

そこで目暮警部は永美が一人になったあとの三人の行動を調べることにしました。

名探偵コナン第787話のネタバレと感想！真夏のプールに沈む謎（前編）

名探偵コナン第788話のあらすじ

関係者の証言

プールの受付スタッフの話によると、永美が一人になったあと、プールに戻ってきたのは豊島、左巻、浜香の順だったそうです。

豊島

午後12時5分にプールに戻り、しばらく永美の様子を見ていたが、永美から「邪魔だ」と叱られて早々に退散した。

左巻

かなり時間がかかっていたので心配になり、他の人に任せた方がいいと伝えようとしたが、プールサイドにもプールの中にも永美の姿がなく、戻ってくる気配もなかったためそのまま帰った。

浜香

プールに来た時にすれ違った左巻から「永美がトイレか更衣室にいないか見てきて欲しい」と頼まれたので捜しに行ったが見つからず、午後12時54分に帰った。

結局、トイレと更衣室に永美の姿がなかったため、受付スタッフは豊島と左巻を呼び戻し、ホテルのボーイたちと一緒に大声を上げて1時間近く永美を捜しまわったといいます。

そのあとコナンたちがプールに現れ、永美の遺体が発見されたというわけです。

嫌な予感？

このプールのトイレ、更衣室、シャワー室は受付とプールの間の通路にあり、受付から死角になっているので、遺体を隠すことは十分可能です。

コナンはみんなで捜した時、プールに永美の姿がなかったのに、なぜ再びプールに戻ってきたのかホテルのボーイに質問します。

するとボーイは嫌な予感がしたと答え、捜している時にプールの方からゴボッという大きな音が聞こえ、大きな泡が出たと説明。

それを聞いたコナンと世良は急いでプールに向かい、排水口がネジで固定され、排水口の真上の壁にフックがねじ込まれていることを確認しました。

ここはプールの横側のちょうど真ん中だし、間違いないね！

と、コナンたちは犯人の正体や事件の真相を突き止めました。

一体誰が犯人でどんなトリックが使われているのでしょうか。以下、ネタバレになります。

名探偵コナン第788話のネタバレ

コナンと世良は高木刑事に協力を求め、実験を用いて永美の遺体を隠した方法を説明しながら推理ショーを始めることにしました。

画像引用：名探偵コナン公式サイト

トリック

今回のトリックには光の全反射が利用されていました。

水と空気はどちらも透明ですが、光の屈折率は異なります。

屈折率の高い水から屈折率の低い空気に光が進む時、水と空気の境界面を真正面に近い角度で見ると光が全て反射されて鏡のようになり、境界面の向こう側にあるものが見えなくなります。

実際に、逆さにして空気の入った水槽の中に高木刑事を入れてプールの中に沈めてみたところ、プールサイドから彼の姿は見えませんでした。

犯人はプールの中でネックレスを探していた永美に背後から近寄り、首を掴んで永美のマウスピースを外して溺死させました。

そして、プールに沈んだ遺体に用意しておいた水槽を被せ、プールの両サイドの排水口に渡した釣り糸で水槽を固定しました。

そのあと、水槽を少し傾けて隙間から手を入れ、永美のボンベからエアーを出し、水槽を空気で充満さて遺体を隠しました。

この方法なら、プールの水面近くに埋め込んだフックに引っ掛けてあった釣り糸の端を切断するだけで、水槽を浮上させて遺体を露わにすることができるというわけです。

犯人はこの人！

犯人はホテル支配人の豊島延策です。

豊島は様子を見に来た時に永美を溺れさせてプールの底に沈め、トリックを使って他のみんなの視界から遺体を隠し、最後にみんなで捜し終えたあと、帰り際に釣り糸を切って遺体を出現させました。

そして、左巻とともにプールに入ったあと、左巻が永美の遺体を抱えてプールサイドに向かう一方で、豊島は水槽に自分の足を突っ込んで水の中を引きずるように歩いてプールの角まで行き、持っていたボンベを叩きつけて水槽を粉々にしました。

豊島さんが割れたガラスの破片を踏んでケガをしたのはわざとで、まさかケガをした本人が犯人だと思わせないようにするためだったんですね。

証拠はトリックに使った釣り糸に豊島の指紋が付着していたことでした。

釣り糸を切った時、反対側の排水口に通した釣り糸を急いで引き抜かなければならなかったため、豊島は素手で釣り糸を急いで巻き取って指紋を残してしまいました。

犯行の動機

犯行に及んだ理由は、妹家族の復讐を果たすためでした。

豊島には年の離れた妹がいました。

その妹夫婦が3歳になる息子の誕生日をスイートルームで祝いたいと言うので、ベランダから花火大会が見られる特別な日に予約を入れました。

しかし、当日になって永美がスイートルームに友人を集めて花火を見たいと言い出したため、妹家族は別のホテルに移動する羽目になり、その途中で交通事故に遭って亡くなりました。

結局、永美はスイートルームに泊まらなかったのですが、その理由はホテルに向かうために乗っていた友人の車が交通事故を起こしたからでした。

つまり、永美は妹家族をひき殺した車に乗っていたということです。

あの日、永美から「乗っていた友人の車が事故を起こしたんだけど、関わりたくはないから今日は昼間からこのホテルのスイートルームに泊まっていたことにしてくれ」と連絡を受けた豊島は復讐を誓いました。

結局、練りに練ったこの殺人計画もその若い探偵たちに暴かれ、まさに水泡に帰したわけですけどね･･。

エピローグ

園子は「果実が詰まった宝箱」の事件の時のように、思いもよらないところから人を出したり消したりする世良を「魔法使い」と例えました。

魔法使いはボクじゃないさ！

と、笑う世良の顔を見た蘭は、子供の頃に世良とどこかで会ったことを思い出しました。

直接尋ねようとするも園子に話を遮られ、この場はお開きとなったのでした。

蘭の回想シーンで水着姿の小さい世良ちゃんが出てきましたが、ニッと笑った時の八重歯の出具合がかわいかったです！！

名探偵コナン第788話の事件ファイル概要

事件ファイル概要

話数	第788話
事件ファイル名	真夏のプールに沈む謎（後編）
放送日	2015年8月8日（土）
OPテーマ	WE GO（BREAKERZ）
EDテーマ	君への嘘（VALSHE）
BACK	第787話「真夏のプールに沈む謎（前編）」
NEXT	第789話「女王様の天気予報」

登場人物・声優

江戸川　コナン CV：高山みなみ	小学生の姿になった主人公
毛利　蘭 CV：山崎和佳奈	新一（コナン）の幼馴染み
鈴木　園子 CV：松井菜桜子	蘭の親友。鈴木財閥のお嬢様
世良　真純 CV：日髙のり子	ホテル住まいの女子高生探偵
目暮　十三 CV：茶風林	警視庁捜査一課強行犯三係の警部
高木　渉 CV：高木渉	警視庁捜査一課強行犯三係の刑事
大磯　永美	31歳。社長令嬢
豊島　延策 CV：藤城裕士	56歳。ホテル支配人
左巻　頼斗 CV：内田聡明	30歳。社長秘書
大磯　浜香 CV：河原木志穂	28歳。永美の異母妹
プールの受付 CV：桃森すもも
プールの受付 CV：瀧本富士子
ボーイ CV：三戸耕三
ボーイ CV：井之上潤
鑑識 CV：各務立基