かまいたちの宿(コナン808話~809話)のネタバレ!犯人やトリックも

シーズン21

こちらの記事では、アニメ「名探偵コナン」の第808話~809話「かまいたちの宿」の犯人やトリックなどのネタバレを紹介しています。

日本に伝えられる妖怪・かまいたちの調査をするために老舗旅館にやってきたコナンたちは、そこで奇怪な事件に巻き込まれてしまいました。

コナンたちは、被害者・大野盆蔵の叫び声を聞いて離れに行くため、その近道となる露天風呂にやってきました。しかし、浴槽に湯が張られていて通ることができず、仕方なく旅館の外に出て裏口から行くことにしました。

離れに到着すると、ブレーカーが落とされていて中は真っ暗でした。コナンが腕時計型ライトで照らしながら先へ進んでいくと、切り裂かれている障子を発見。慌ててその障子を開けると、弁蔵が鎌で殺害されていました。

山村警部が『かまいたちの仕業だ!』と恐れる一方で、コナンと平次は旅館にいた者の犯行と推理しました。しかし弁蔵の叫び声がした時、今回の関係者である中間、緑、高美は全員コナンたちと一緒にいました。

一体、犯人はどんなトリックを使って被害者を殺害したのでしょうか?そして、その犯人とは誰なのか……?

それでは、コナンと平次の推理をもとにネタばらししていこうと思います!

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ネタバレ

犯人はこの人!

犯人は、ライターの小柳緑です。

証拠は、緑のネイルに平次と小五郎の血液が付着していたことで、動機は母親の仇を討つためでした。

緑の母は以前、この旅館で仲居頭として働いていました。しかし、弁蔵に酷い仕打ちを受けて追い出されてしまいました。すぐに別の働き口を探しましたが、クビになったという悪評のせいで雇ってくれる旅館もなく、その二年後に亡くなりました。

緑の母がクビになったのは、いい仲だった旅館の若旦那に縁談話が来たためでした。相手は旅館の一人娘で、結婚すれば旅館を大きくできる。その理由から弁蔵は緑の母を追い出したのです。

それを知った緑は弁蔵だけでなく、若旦那と結婚した高美のことも恨んでいました。しかし、母と同じように高美の手もあかぎれだらけだと気づき、殺害を断念したのでした。

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事件の流れ

トリックを紹介する前に、もう一度事件の流れを振り返ってみましょう。

盆蔵の叫び声が聞こえた時、誕生会の部屋に全員集まっていました。そして一同は盆蔵のいる離れに行くため、その近道となる露天風呂にやってきました。

しかし、湯の中を通らなければならないということで、一旦旅館の外に出て裏口から行くことにしました。もちろんこの時、湯船に人が歩けるような透明の板がないことを確認しました。

離れに到着すると、ブレーカーが落とされていて中は暗闇でした。仕方なくライトで照らしてみると切られた障子が見え、中に入ると鎌で殺害された弁蔵を発見したというわけです。

では、緑はどのようにして離れへ行き、被害者を殺害したのでしょうか?次の項目で説明していきます。

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トリック

第一の事件

まず、蔵の中で平次、小五郎、緑が切りつけられた第一の事件ですが、事件発生時、蔵の中は電球が割れたため真っ暗でした。

もちろん、電球を割って暗闇にしたのは緑の仕業です。古い電球は何かがくっついて表面の温度に差ができると割れやすくなります。それを知っていた緑は、チューインガムをくっつけて電球を割ったのです。

ここでコナンが注目したのは、被害者の平次と小五郎の共通点です。腕を切られた平次は夜光塗料付きの腕時計をしていて、手の甲を切られた小五郎は火のついたタバコを持っていた。つまり、2人とも暗闇の中で光るものを身に着けていたということです。

以上のことから、犯人は暗闇の中で2人が身に着けている明かりを目印にして切りつけたということがわかります。となると、光るものを何も身に着けていなかった緑が切られたのは不自然ですよね。

つまり、緑はネイルに仕込んだカッターの刃で自分の頬を切ったということです。そして切った頬を押さえ、わざとネイルに血をつけて誤魔化したのです。

第二の事件

緑は、第一の事件でかまいたちの存在感を漂わせて警察を呼び、その警察を今度は誕生会の部屋を荒らして鎌がある蔵から遠ざけることにしました。

この時、蛍光灯を割ったのはエアガン、風船を割ったのは水鉄炮で、どちらも蔵の中から持ち出したものです。

風船には、柑橘系の果汁に触れると簡単に割れるという性質があります。緑が果汁を混ぜた水鉄炮を使用したため、部屋の中に柑橘系の匂い、つまりトイレや洗剤の匂いが残っていたのです。

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第三の事件

第二の事件でみんなが誕生会の部屋の前に集まると、緑は弁蔵の叫び声を流しました。テレビの取材で弁蔵が出した大声をスマホに録音し、時間をセットして流したのです。

そしてみんなが裏口から離れに向かっている隙に露天風呂の湯の上を走ってみんなより先に離れに行き、弁蔵を鎌で刺し殺しました。

ここで気になるのは、どうやって露天風呂の湯の上を走ったかですよね。それはダイラタンシー現象を利用したからです。

このダイラタンシーとは、不溶性の粉粒体と液体の混合物に弱い力をゆっくり加えるとただのドロッとした液体ですが、強い力を一気に加えるとあたかも固体のような抵抗力を発揮するという現象のことです。康平がかまいたちの跡を追おうとして溺れたと言ってましたが、それもダイラタンシー現象だったのです。

今回、緑が温泉の湯の中に混ぜたのは、この旅館の名物である葛湯に使用される葛粉でした。以前、蔵に泥棒に入った緑は、その時大量に葛粉を盗んでいたのです。

こうしてみんなより先に離れに行って弁蔵を殺害した緑は、障子を切ってブレーカーを落とし、遅れてやってきたコナンたちに合流したのでした。

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エピローグ

こうして事件は無事に解決し、コナンは約束通り『コナンと平次恋の暗号』の時に録音した平次の恥ずかしいセリフを消去しました。

ところが、和葉から聞かされていた蘭はここぞとばかりに平次を問い詰めます。すると平次は顔を赤らめ、『俺の』ではなく『おのれ!和葉に何さらしとんのじゃァ!』と言っただけだと主張。

まるで妹のように扱われた和葉はやきもきし、『平次のアホんだら~!』と叫んで走り去って行きました。

そしてコナンは平次に一息つく間も与えず、少年探偵団の面々が音声データをダビングして持っていることを打ち明けます。それだけでも十分驚いた平次ですが、哀が着メロに設定していると聞いて絶叫したのでした……。

まとめ

こちらでは、アニメ「名探偵コナン」の第808話~809話「かまいたちの宿」の犯人やトリックなどのネタバレを紹介させていただきました。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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