名探偵コナン第679話のネタバレ!長崎ミステリー劇場(現代篇)

シーズン17

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第679話「長崎ミステリー劇場(現代篇)」:
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ

名探偵コナン第679話|事件ファイル概要&登場人物&あらすじ

名探偵コナン第679話|事件ファイル概要

◯ 事件ファイル
■ 話数:
第679話
■ 事件ファイル名:
長崎ミステリー劇場(現代篇)
■ 放送日:
2012年12月8日
■ 放送曜日:
土曜日
■ 主題歌:
OPテーマ 君の涙にこんなに恋してる(なついろ)
EDテーマ 恋に恋して(倉木麻衣)
■ BACK:
第678話「長崎ミステリー劇場(幕末篇)」
■ NEXT:
第680話「サボテン狂騒曲」

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名探偵コナン第679話|登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:小山力也
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

榊原 圭介(さかきばら けいすけ)
CV:福田信昭
45歳。テレビドラマ監督。

大木 泰三(おおき たいぞう)
CV:大滝進矢
52歳。ドラマ制作会社プロデューサー。

迫田 一臣(さこた かずおみ)
CV:西村朋紘
35歳。小道具係。

岸村 隆平(きしむら りゅうへい)
CV:成瀬誠
30歳。助監督。

中根 昭和(なかね あきかず)
CV:町田政則
48歳。カメラマン。

志水 庄吉(しみず しょうきち)
CV:金子達
68歳。長崎さるく・ガイド。

漣 兆次郎(さざなみ ちょうじろう)
CV:掛川裕彦
45歳。俳優。曽根屋忠兵衛役。

八田 アンドリュー(はった)
CV:大林隆介
50歳。俳優。グラバー役。

山下 紅千代(やました べにちよ)
CV:さとうあい
42歳。女優。ツル役。

佐々原 京之介(ささはら きょうのすけ)
CV:近藤隆
33歳。俳優。坂本龍馬役。

巽 耕作(たつみ こうさく)
CV:堀川仁
45歳。脚本家。

七尾 双葉(ななお ふたば)
CV:高橋愛
23歳。女優。烏丸いね役。

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名探偵コナン第679話|あらすじ

(幕末篇の内容)
幕末の長崎で、坂本龍馬が探偵として活躍するミステリードラマのシナリオを執筆中の脚本家、巽耕作が突然姿を消してしまった。
途中までしかシナリオが書かれていないドラマの犯人を小五郎が推理することになった。
巽の部屋を調べてみると、クローゼットの中に隠すように古美術品窃盗団の記事が貼られていた。
そこへ、失踪中の巽からシナリオの続きがメールで送られてきた。
その中では、第二の殺人事件が発生。
予定になかった三浦屋のお貞という人物が登場し、蘭がお貞役として出演することになった。
ところが、お貞にはいくつか奇妙なセリフがあり、そこだけシナリオの文章のフォントが変えられていた。
コナンは、それを巽からのメッセージと考える。
そんな時、事件が起こった。
小道具係の迫田一臣が駐車場で何者かに襲われたのだ。
目撃者がいないため迫田に犯人を尋ねると、迫田は蘭を指差して意識を失ってしまった・・。(幕末篇へ)


(現代篇のあらすじ)
迫田の顔の傷が素手で殴られたものだったこともあり、長崎県警は空手の有段者である蘭を重要参考人として事情聴取した。
犯人だと疑われる蘭は、何か黄色いものが横切ったと証言するが、それが何かは答えられなかった。
コナンは、犯行時刻に蘭を目撃した人物を探すため、グラバー園の園内を駆け回る。
なかなか目撃情報を得ることができないコナンは、オペラ「蝶々夫人」の作曲者プッチーニと、ヒロインの蝶々夫人を演じたオペラ歌手の三浦環の銅像の前でふと足を止める。
そして、迫田がオペラ好きだったことを思い出した。

その時、ツアー客に銅像の説明をする志水庄吉の声が聞こえてきた。
黄色のパーカーを着ている志水を見たコナンは、蘭が黄色いものが横切ったと証言したことを思い出した。
コナンは、志水に蘭の写真を見せ、見覚えがないか確認してもらう。
志水は、蘭がベンチで何かをじっと読んでいたのを目撃したようだ。
その後、ガイドの志水の証言で、蘭の容疑は無事に晴れた。
しかし、コナンは何故迫田が蘭を指差したのか疑問を持った。

その後、プロデューサーの大木泰三は、警察がこの付近で巽によく似た男を目撃したという情報をみんなに報告する。
駐車場で悲鳴が聞こえた後、巽によく似た男が走り去って行ったというのだ。

監督の榊原圭介は、ドラマの犯人の方はどうなっているのだと小五郎に尋ねる。
小五郎は、何一つ手掛かりになるものは未だ掴めていなかった。
榊原と小五郎の会話を遮るように、コナンは迫田が何故駐車場にいたのか問いかける。
帰り支度をするにはまだ早い時間で、脚本の続きがメールで届き、まだまだ撮影しなければならないのに、迫田はまるで逃げ出すように駐車場へ向かったのだ。
小五郎は、脚本を読んだ迫田が自分に危険が近づいていることに気づき、逃げようとしたと推理する。
そして、巽は迫田が襲われると予期して、脚本の中にメッセージを忍ばせてきた。

小五郎は、ドラマに登場する「」というダイイングメッセージにヒントが隠されていると考え、「」という文字が七尾双葉を示していると推理する。
七尾の「」と双葉の「」を足して「」。
つまり、双葉が狙っているから気をつけろというメッセージだったのだ。
双葉は容疑を否認し、紅千代が帰ると言い出したため、解散することになった。
紅千代が去った後、大木は紅千代が若い頃にアクション女優で活躍していたことを思い出す。


その日の晩。
稲佐山展望台で漣兆次郎が何者かに襲われるという事件が発生。
漣は、夜景を見るために展望台を訪れ、そこで犯人に襲われて揉み合いになり、犯人から銀のハート型のストラップをむしり取ったと証言する。
警察の調べで、そのストラップから巽の指紋が検出された。


翌日、子供たちが「」という字を書く習字のシーンの撮影が行われた。
そんな中、榊原は「」の書き順を間違えた子供を注意する。
それを見たコナンは、ドラマの中で登場する「」について助監督の岸村隆平に尋ねる。
岸村は、脚本に画像が添付されており、この通りに作ってくれという巽の指示があったことを明かす。
そして、コナンはダイイングメッセージ「」が何を表しているのかがわかった。


コナンは、シナリオの「中島川には魔物が棲んでいる。その弱点は下顎の左から二番目の歯」というところに注目する。
撮影の休憩中、蘭に頼まれてコナンは自分のメガネを眼鏡橋に合わせる。
蘭の言葉を聞いたコナンは、事件の真相に辿り着いた。

翌朝、岸村は巽から手紙が届いたことをみんなに報告した。
手紙には「残りの脚本はお白州で渡すから来てくれ」と書かれていた。

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名探偵コナン第679話|謎解き&ネタバレ

名探偵コナン第679話|謎解き

【謎解き①】
脚本中の特定のセリフだけフォントが変えられていた。

【謎解き②】
「中島川には魔物が棲んでいる。その弱点は下顎の左から二番目の歯」というセリフが登場する。

名探偵コナン第679話|ネタバレ

ドラマの関係者は、お白州劇場へ集まり、撮影の準備を始める。

そこで、小五郎は迫田と漣を襲った犯人を解き明かすと言い推理を話し始める。
漣が犯人からむしり取ったストラップには巽の指紋がついていた。
しかし、それは犯人が仕掛けたトラップ。
真犯人は、佐々原京之介。
今回のスタッフキャストには、名前に数字が含まれている人物が複数名いる。
佐々原もその一人だ。
佐々原京之介の「」を「けい」と読めば、数の単位となる。
脚本の中のダイイングメッセージも「」という数字だった。

佐々原は、小五郎の推理に対し、「それがなんだよ!」と言い返す。
言葉に詰まった小五郎は、佐々原がずっとどこかに電話していたことを指摘する。
佐々原は、電話で揉めていたのだ。
小五郎は、その揉めていた相手が巽だったと推理する。

佐々原は、小五郎の推理を否定し、事務所と揉めていたことを打ち明ける。
独身で彼氏にしたいランキング上位だと言われてきた佐々原には、実は妻と子供がいたのだ。
そのことを写真週刊誌につかまれ、独身で通してきたので絶対伏せて欲しいと事務所に伝えていたという。
佐々原は、携帯の発着信履歴をみんなに見せる。
履歴は全て佐々原の所属事務所「TMSプロダクション」で埋め尽くされていた。

佐々原が犯人ではないとわかると、小五郎は紅千代を疑い始める。
紅千代は、漣が襲われた夜、どこかに出かけて行ったのだ。
紅千代は、長崎名物のトルコライスを食べに行っていたことを打ち明けた。

佐々原同様、紅千代も犯人ではなかったことでしどろもどろになる小五郎。


コナンは、腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使い、推理を話し始めた。

今朝の巽からの手紙は小五郎が用意したものだった。
そうした理由は、迫田と漣を襲った犯人を告発するためだ。

犯人は蘭だ。

蘭「ちょっとお父さん!

脚本に書かれた第二の殺人事件のダイイングメッセージは漢数字の「」。
しかし、書き順が違っていた。
ダイイングメッセージは「」ではなく、ひらがなの「」だったのだ。
つまり、蘭の役である三浦屋のお貞を指しているのだ。
もちろんそれはドラマの中でのこと。

しかし、巽の脚本は、一方で現実の事件の何かを告発しているのだ。

【謎解き①】
脚本をよく見てみると、特定のセリフだけフォントが変えられている。
それが巽からのメッセージだとすると、まずお貞のセリフだ。

数字は大切よ、数字がすべてを解決するわ
このセリフとダイイングメッセージで、巽はある人物の名前に含まれる数字に関係した文字を示しているのだ。
それは、漣兆次郎の「」だ。

一連の事件の犯人は漣だった。

八田「兆なら"て"ではなく、"ち"と書き残すのでは?

日本の昔の仮名遣いでは、「蝶々(ちょうちょう)」は「てふてふ」と書く。

漣「なんでいきなり蝶々が出てくるんだよ!

それは巽のメッセージが蝶々夫人と大きく関わっているからだ。

詳しい事情は、海鮮丼屋三浦屋の娘お貞に聞けと」というセリフもフォントが違っている。
この三浦屋のお貞は、オペラの蝶々夫人を演じた三浦環と喜波貞子にちなむネーミングだとすると、お貞は蝶々夫人につながる。
つまり、ダイイングメッセージは「てふてふ」の「」だ。

漣「こじつけだ!

蝶々夫人のモデルは、グラバーの妻、ツルだという説がある。
巽が史実を変えてまでドラマにツルを登場させたのは、このメッセージへの伏線だったのだ。

つまり、巽は最初から脚本の中で漣を告発しようとしていたのだ。

大木「しかし、事件が起こったのはその後ですよ?

巽が告発しようとしていたのは別の事件だ。
そのことにオペラ好きの迫田だけが気づいた。
そして、逃げようとした迫田は漣に襲われた。
迫田が蘭を指差したのは、お貞が漣を告発するために作られた人物だからだ。

大木「待ってください!すると、二人が何かでつるんでいたと?

コナンは、巽の部屋のクローゼットに貼ってあった窃盗団の記事を大木に見せる。

大木「まさか!これに関わって?

漣「ふざけるな!俺はそのあと巽に襲われたんだぞ

漣が稲佐山展望台襲われたと言ったのは、巽に罪を被せるための自作自演だ。

そして、漣が犯人だという決定的な証拠がある。

【謎解き②】
お貞のセリフに「中島川には魔物が棲んでいる。その弱点は下顎の左から二番目の歯」という言葉が登場する。

コナンは、眼鏡橋の写真をみんなに見せる。
眼鏡橋を目、その手前にある飛び石を歯とすると、魔物に見えるのだ。
その弱点は下顎の左から二番目の歯」は、左から二番目の飛び石ということだ。

コナンはその飛び石で見つけたマイクロSDを大木に渡す。
大木がデータを確認すると、盗んだ美術品を撮影用の小道具に隠して運び、ロケ先の資産家や収集家に密売していた漣と迫田の映像が入っていた。
巽は、このことをドラマの脚本の中で告発しようとしたが、身の危険を感じて姿を消したのだ。
しかし、小五郎が現れたことを知った巽は、続きの脚本に手掛かりを忍ばせた。

双葉「それで、巽先生はどこにいるんですか?

巽の行方は漣が知っているはずだ。
巽の指紋つきストラップを持っていたことがその証拠だ。

双葉「教えてください!先生は、耕作さんはどこにいるんですか!

紅千代「双葉ちゃん、あなたもしかして

大木「巽のことを?

双葉が小五郎の手伝いを申し出たのは、愛する巽を助けたい一心からだったのだ。

双葉「でも、事務所は恋愛禁止で、絶対に内緒にしなくちゃいけなくて、すみませんでした


その後、倉庫に監禁されていた巽は無事救出された。

これだけの証拠がありながら巽が警察に行かなかった理由は、自首して欲しいと願っていたからだった。
昔の仲間が集まったドラマで、漣を更生させたかったのだ。


(エピローグ)
ICUの迫田の意識が戻り、その証言から全てが裏付けられた。

漣と迫田の背後にいる古美術品窃盗団もいずれ摘発されるだろう。

そして、ドラマの撮影も再開された。

漣や蘭の登場シーンを削ったうえで、新たな脚本が巽によって急ピッチで執筆されていた。

脚本を執筆する巽の側には、双葉が寄り添っていた。

蘭「二人の仲、事務所が認めてくれたんだって

コナン「へぇ~

小五郎「そいつは良かったなぁ

蘭「ねぇ、知ってた?長崎(NAGASAKI)ってローマ字で書くと、最後に愛があるんだよ。あの二人みたいにね

まとめ

■ BACK:
第678話「長崎ミステリー劇場(幕末篇)」
■ NEXT:
第680話「サボテン狂騒曲」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第679話「長崎ミステリー劇場(現代篇)」:
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ

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