名探偵コナン第658話のネタバレ!ショコラの熱い罠

シーズン17

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第658話「ショコラの熱い罠」:
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ

名探偵コナン第658話|事件ファイル概要&登場人物&あらすじ

名探偵コナン第658話|事件ファイル概要

◯ 事件ファイル
■ 話数:
第658話
■ 事件ファイル名:
ショコラの熱い罠
■ 放送日:
2012年6月2日
■ 放送曜日:
土曜日
■ 主題歌:
OPテーマ Miss Mystery(BREAKERZ)
EDテーマ オーバーライト(BREAKERZ)
■ BACK:
⇒ 第657話「博士の動画サイト(後編)」
■ NEXT:
⇒ 第659話「初恋の共同捜査(前編)」

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名探偵コナン第658話|登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

鈴木 園子
CV:松井菜桜子
蘭と同級生で親友。鈴木財閥のお嬢様。

弓長警部
CV:徳弘夏生

佐倉 真悠子(さくら まゆこ)
CV:川村万梨阿
25歳。ショッププロデューサー。

辻元 由紀彦(つじもと ゆきひこ)
CV:宗矢樹頼
41歳。ショコラティエ。

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名探偵コナン第658話|あらすじ

コナン、蘭、園子は、世界大会で金賞を受賞したショコラティエ、辻元由紀彦のショコラが食べられるお店「Le tresor de fruits」に招待された。

お店へ向かう電車の中で、蘭と園子は女子トーク全開。
辻元が作るショコラは、ラブロマンショコラと呼ばれており、好きな人と一緒に食べると恋が叶うというのだ。

園子「あーあ。真さんと食べたかったな~

蘭「いいじゃない。美味しいものは誰と食べても幸せだよ

園子「んなこと言って!自分だって新一くんと一緒に食べたかったんじゃないの?

蘭「そんなことないよ

コナン(へへへ!実は一緒に食べちゃうんです♪

お店に到着したコナン、蘭、園子をショッププロデューサーの佐倉真悠子が出迎える。
Le tresor de fruits」は、鈴木財閥が全面的にバックアップしており、インテリアも一流のものが揃えられている。

コナンが棚に並べられたお酒の瓶を眺めていると、真悠子は果物を強いお酒につけた果実酒だと説明する。
蘭と園子は、ショーケースに並べてあるショコラに目を奪われる。
Le tresor de fruits」のショコラは、どれも宝石に見立てた形をしている。
そして、お店の名前はフランス語で「果実の宝」という意味だ。

蘭と園子は、真悠子に勧められてショコラを試食する。
そこへ、コックコート姿の辻元がやってきた。
蘭と園子は、金賞を受賞した辻元に祝いの言葉を述べる。
辻元は、園子を席へエスコートし、準備をするため厨房へ入っていった。
明日のオープン取材で披露する金賞受賞作のショコラを用意してくれるようだ。
そして、そのオープン取材の時に、辻元と真悠子は婚約発表するという。
園子は、独身最後の記念写真と言って、辻元を携帯で撮影した。

その後、オープニングセレモニーが始まり、辻元は彫刻のような素敵なショコラとともに登場する。
辻元は「それでは皆様を夢の彼方、遥かな天の川へお連れしましょう」と言い、果実を敷き詰めた台座の葉っぱ部分に銀のポットで水を注ぐ。
すると、台座の葉っぱの隙間から火花が飛び散り、台座の中央にある果実酒に引火してしまう。
辻元が驚いていると、突然テーブルの下から炎が上がり、仰け反った辻元は後方の棚にぶつかる。
その拍子に棚の果実酒が次々と床に落下し、アルコールが飛び散って火はさらに炎上する。
店の中は一面火の海となり、真悠子は服の袖に燃え移った火を叩き消す。
そして、コナン、蘭、園子、真悠子はなんとか外に逃げ出すことができた。

その後、駆けつけた消防によって鎮火された。
しかし、辻元は熱傷で亡くなってしまい、弓長警部が捜査を開始した。
真悠子は、火事となった経緯を弓長警部に説明する。

警察の調べで、辻元のコックコートが非常に燃えやすいパイル素材でできていることが判明した。
真悠子は、自分が辻元のコックコートを選んだことに責任を感じ涙する。

弓長警部は、揮発した果実酒のアルコールに衣類の静電気で引火し、それに驚いた辻元が棚にぶつかった拍子に瓶が落下し、アルコールが床に広がって炎が一気に上がったと考える。
そして、燃えやすいパイル素材の服を着ていた辻元に燃え移ってしまった事故と判断された。

コナンは、果実酒の棚の下にピスタチオの殻が落ちていることに気づいた。
そして、ピスタチオの殻は瓶が置いてあった棚にも残っている。
コナンは、果実酒の瓶の下にピスタチオを置き、瓶を倒れやすくしていたと推理する。

蘭は、腕を押さえる真悠子を心配する。
真悠子は、袖に燃え移った火をすぐに叩き消していたが、軽い火傷を負ってしまったようだ。

コナンは、蘭や園子の服には燃え移らなかったのに、どうして真悠子の服にだけ火が移ったのか疑問を持つ。
真悠子は、逃げようとした時に火の粉が飛んできたと証言する。

その後、遺体の近くでスチールウールが燃焼したものが発見された。
さらに、脱臭剤などに使われる不織布の燃えカスが見つかった。

鑑識の調べで、辻元のスカーフがナイロン素材とわかり、弓長警部は静電気事故と判断した。

コナンは、銀のポットの中に塩の結晶が残っていることに気づいた。
さらに、ショコラの断面を調べてみると、あるものを発見した。
そしてコナンは、犯人の使った巧妙な科学トリックを見破った。

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名探偵コナン第658話|謎解き&ネタバレ

名探偵コナン第658話|謎解き

【謎解き①】
棚に並べられた果実酒の瓶の下にピスタチオが置いてあった。

【謎解き②】
銀のポットの中身は食塩水だった。

名探偵コナン第658話|ネタバレ

コナンは、腕時計型麻酔銃で園子を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で園子の声を使い、推理を話し始めた。

現場で見つかった証拠のうち、鍵となるのは脱臭剤、塩の結晶、アルミ箔だ。
塩の結晶は銀のポットの中に、アルミ箔は溶けたショコラに付着していた。

コナンは事件に使われた発火装置を再現して作ったものを用意する。
アルミ箔でできたカップを5枚重ね、一番上のカップに折り鶴が入れてある。
そして、ティーポットの水を一番上以外のアルミカップに注ぐように蘭に指示した。

コナンの指示通り、蘭は折り鶴の入っていないアルミカップ全てにティーポットの水を注いでいく。
すると、折り鶴から煙が上がり、鶴は瞬く間に燃え尽きてしまった。
弓長警部が発火装置を確認すると、折り鶴の下に敷かれたスチールウールが真っ赤になっている。
さらに、その下のカップには活性炭が入っている。
そして、ポットの水は食塩水。

それは空気電池と呼ばれる仕掛けで、アルミと食塩水の化学反応で電気が起こる現象を利用したものだ。
その空気電池の材料と同じ脱臭剤、塩の結晶、アルミ箔は、どれも現場で発見されている。

つまり、火事の火元は静電気ではなく、発火装置だったのだ。

オープニングセレモニーが始まった時、辻元は「それでは皆様を夢の彼方、遥かな天の川へお連れしましょう」と言っていた。
本来、台座の中にはドライアイスが入れられていて、水を注げば白い靄が流れ出し、幻想的な天の川を演出できるという仕掛けだったのだろう。

犯人は、ドライアイスの代わりに空気電池を使った発火装置を仕込んだ。
そうとは知らない辻元は、自ら食塩水を注ぎ、スチールウールが通電して発火、その火が果実酒に引火したのだ。

弓長「だが、その火に驚いた辻元さんが棚の瓶を倒さなきゃあんなに燃え上がることはなかったはずだぞ

【謎解き①】
棚に並んだ果実酒の瓶の下にはピスタチオが置かれており、あらかじめ倒れやすいように傾けてあったのだ。

しかし、犯人の罠はそれだけではなかった。

辻元は果実酒に火がついただけでは驚いていなかった。
辻元が棚にぶつかる直前、一度大きな火が上がったのだ。

犯人は、テーブルの下にスピリタスを入れた紙容器を置いておいた。
そうすれば、テーブルクロスで覆われた空間に揮発したアルコールを充満させることができる。
そして、ショーの直前にテーブルクロスをたくし上げてアルコールを放出させた。
それが果実酒の火に引火したのだ。

犯人は、佐倉真悠子。

真悠子「園子さん、冗談はやめて。私だってこうして火傷を負っているのよ

真悠子の袖に火がついたのは、テーブルの下に酒を仕込んだ時、袖にアルコールが染みついたため。
だから服の袖の部分だけが燃えたのだ。

真悠子「そんなのただのこじつけだわ!第一、その発火装置とやらは厨房にあったものばかりじゃない。現場で見つかって当然でしょ?

確かに、現場で見つかるのは当然だ。
それがわざわざ手の込んだ装置を使った真悠子の狙いだったのだから。

真悠子「この店のオープンは明日!納品業者から施設管理者まで多くの人が出入りしてた!その誰にも犯行は可能だったんじゃないかしら

園子「いいえ!あなたにしか不可能なのよ!

【謎解き②】
園子の指示で、蘭は先ほど園子が撮った写真を真悠子に見せる。
ショーが始まる直前、辻元は銀のポットの水を飲んでいた。
もし食塩水が仕込まれていたら当然気づくはず。
そのあとでポットに塩を入れることができたのは、真悠子だけだった。

真悠子「私は・・、彼の道具でしかなかった・・

辻元のショコラが金賞受賞し、辻元は日本のショコラティエの頂点に立った。
そんな辻元に、真悠子はちゃんと結婚のことを考えて欲しいと相談した。
しかし、辻元は「君には感謝している。俺が成功するために様々なアイディアを出してくれた最高の引き出しだよ。だが俺の夢は叶った。最高の地位、最高の店、全て手に入った。もう古い引き出しは必要ないんだよ。オープンとともに君はお払い箱だ。今まで本当にありがとう」と・・。

真悠子「彼を愛していた・・。私の全てをかけて尽くしてきた・・。なのに、使い古しを捨てるように私を・・。どうせ失うなら全て焼き尽くしたかった。彼も、この店も、私の愛も

真悠子はその場に崩れ落ち涙した。


(エピローグ)
帰りの電車の中。

園子「やーっぱり、この推理クイーン園子様の手に掛かれば、どんな謎でもちょいちょいっと解けちゃうわー!あ~!真さんと食べる愛の結晶のショコラも溶けてしまったのね!あぁ・・、溶けすぎるのも罪だわ・・

コナン(ハハ。結局俺一口も食ってねェ・・

まとめ

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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第658話「ショコラの熱い罠」:
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ

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