名探偵コナン第62話のネタバレ!幽霊船殺人事件(後編)
こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ
名探偵コナン第62話|事件ファイル概要
-
■ 話数:
第62話
■ 事件ファイル名:
幽霊船殺人事件(後編)
■ 放送日:
1997年6月9日
■ 放送曜日:
月曜日
■ 主題歌:
OPテーマ 謎(小松未歩)
EDテーマ 光と影のロマン(宇徳敬子)
■ BACK:
⇒ 第61話「幽霊船殺人事件(前編)」
■ NEXT:
⇒ 第63話「大怪獣ゴメラ殺人事件」
名探偵コナン第62話|登場人物
・江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。
・毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。
・毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。
・木下 五郎(きのした ごろう)
CV:依田英助
53歳。敷島役場助役。
・三上 武男(みかみ たけお)
CV:富田耕生
50歳。敷島村長。
・三上 鈴(みかみ すず)
CV:横山智佐
7歳。武男の娘。
・上原 康夫(うえはら やすお)
CV:中村秀利
44歳。東都旅行社営業。
・浜田 幸二(はまだ こうじ)
42歳。灯台職員。
・駐在警官
CV:中嶋聡彦
・農民
CV:高戸靖広
・青年団員
CV:千葉一伸、高木渉
名探偵コナン第62話|(前編)のストーリー
7年前、10億円の金塊を積んだまま遭難した竜神丸が突然、敷島に姿を現した。
しかし、金塊は消えていた。
小五郎はその幽霊船、竜神丸として、マスコミの話題をさらった敷島から講演を頼まれた。
観光気分で出かけたコナンたちだったが、敷島村長の三上武男の本当の目的は、小五郎に消えた10億円の金塊探しをさせることだった。
講演の最中、小五郎は命を狙われた。
コナンは、顔に火傷のある灯台守の浜田幸二、そして東都旅行社の上原康夫のどちらかが犯人だと考えていた。
その夜、小五郎は鎧武者に襲われてしまった。
間一髪逃れた小五郎は、鎧武者を追いかけて行くが、何者かに気絶させられ、浜田殺しの犯人として罠にかけられてしまった・・。(前編へ)
名探偵コナン第62話|あらすじ
村長の三上を含めた島民たちから、小五郎は浜田殺しの疑いをかけられていた。
三上「毛利さん、いくら名探偵だからって、殺人は見逃すわけにはいきませんぞ」
小五郎「違う!寝てたらこいつが突然襲ってきたんだ。追っかけてここまで来たら、いきなり後ろから殴られ、気がついたらこのありさまだったんだ!」
役場助役の木下五郎は、浜田の身に着けている鎧が水軍資料館に展示してあったものだと話す。
それを聞いた島民たちは、"水軍様の祟りだ"と怯え出した。
コナンは、鎧武者の格好をした浜田の右腕の袖が破れていることに気づいた。
さらに、右手首には縄で縛られた痕が残っており、腕は傷だらけだった。
コナンは、龍神丸の船室で、大量の血痕を発見した。
その血痕は、すでに乾ききっていた。
コナン(間違いない。浜田さんはここで殺されたんだ)
コナンは、このことを駐在所の警官に伝える。
警官「だが、これだけじゃ探偵さんが無実という訳には・・」
コナンと警官が船室から出ると、小五郎と木下が島民たちに囲まれていた。
島民「よそ者が島で勝手な真似すっから水軍様がお怒りになるんだ!」
木下「まぁ待ちなさい」
島民「庇う気か?助役。このままじゃ水軍様の祟りがあるぞ!」
コナン(このままじゃヤバいな・・)
コナンは、腕時計型麻酔銃を使って小五郎を眠らせた。
そして、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理を話す。
小五郎「誰だか知らねェが、こんな子供騙しのやり方でこの毛利小五郎をハメたと思うんなら大笑いだ!」
小五郎がここへ来た時、浜田はすでに亡くなっていた。
その証拠が船室の血だまりだ。
小五郎が殺害したとなれば、死後30分足らず。
ところが、船室の血は乾ききっている。
どう見ても3、4時間は経過しているはずだ。
小五郎を襲ったのは、浜田とは別の人物だ。
その犯人は浜田を殺害した後、鎧武者の格好で小五郎を襲ったのだ。
それは、小五郎をここへおびき出し、浜田殺しの犯人に仕立てるためだった。
犯人は、浜田を船室で縛り上げ、拷問していた。
その証拠に、浜田の手首にロープの痕が残っている。
さらに、体中についている傷は、殺すつもりで切りつけたにしては多すぎるし、どれも浅すぎる。
つまり犯人は、浜田を縛り付け拷問したという訳だ。
島民「なんだってそんなひでェことを・・」
浜田は、龍神丸に関係があったのだ。
恐らく、竜神丸に乗っていたのだ。
三上「なぜそんなことがわかる!」
それは、灯台に竜神丸の望遠鏡があったからだ。
鈴「あれ?どうしておじちゃんそのこと知ってるの?」
コナン(ヤベッ!)
小五郎「名探偵にわからんことはないっ!」
三上「じゃあ、浜田から犯人が聞き出したってのは金塊のことなのか?」
小五郎「そう。浜田は恐らく金塊の在り処を知っていたんだ。そして、そいつの番をするためにこの島に住み着いた」
ところが、突然現れた小五郎に金塊を探し出されるのを恐れ、講演中に小五郎を殺害しようとした。
その証拠に、浜田がステージの奥から出てきたところをコナンと鈴が目撃していた。
しかし、もう1人金塊の在り処を探っている人物がいた。
その人物にとって、秘密を喋った浜田も小五郎も邪魔者だ。
そのため浜田を殺害し、小五郎をその犯人に仕立てて2人を消そうとした。
島民「だけんど、島のもんにはそんなヤツは・・」
鈴「あっ!あの人!!東京から来たもう一人の人よ」
三上「旅行社のもんか?」
鈴「あの人、浜田のおじさんと喧嘩してたもん」
小五郎の疑いが晴れた後、小五郎は目を覚ました。
そして駐在警官を先頭に、青年団員たちは上原が宿泊している山田屋を訪れた。
しかし、警官はなかなか押し入ろうとはせず、代わりに木下が行くことになった。
木下「私が行って、自首するよう説得してみます」
木下が山田屋の中へ入ってから5分が経過した。
その時、中から銃声が鳴り響いた。
コナンが駆けつけると、腕を撃たれた木下が横たわっていた。
コナン「木下さん!大丈夫ですか?」
木下「逃げられた・・」
警官が窓から外の様子を伺うと、上原が逃げ去って行く姿があった。
警官「裏から逃げたぞ!追うんだ!」
警官の指示で、青年団員たちは上原を追いかけて行った。
木下「説得しようとしたんだが、いきなり拳銃を撃ってきて・・」
コナンは、木下の撃たれた傷を見て、違和感を抱いた。
その後、辺りが明るくなるまで上原の捜索が続けられたが、発見することはできなかった。
警官は、青年団員たちに自宅待機するよう指示する。
小五郎「おいおい!まだこの辺が残ってんだろ」
小五郎は、まだ捜していない水軍の洞窟の辺りを地図で指し示す。
警官「水軍の洞窟は勘弁してください。島のもんは誰もあそこには近づきたがらねェです」
コナンは、再び竜神丸が保管される納屋へやってきた。
上原が浜田を殺害したとしたら、金塊の在り処を聞き出したはず。
それならなぜ灯台を家探しする必要があったのか。
コナンは、竜神丸の船縁に苔が生えていることに気づいた。
しかもそれは、陸上に生えるものだった。
コナン(やっぱりこの船は沈んではいない。だが、島の人間に見つからずに7年もの間、隠しておくことができるだろうか・・)
その後、コナンは灯台へやってきた。
山側に向けられた望遠鏡を覗くと、それは水軍の洞窟に合わせられていた。
コナン(あそこなら誰も近づかない。もしかして・・)
コナンは、急いで水軍の洞窟に向かう。
灯台にいた上原が望遠鏡を覗いたなら気づいたはずだ。
となると、わざわざ浜田を拷問にかける必要もなかった。
コナンが水軍の洞窟へ到着すると、入り口では青年団員が見張りをしていた。
コナン(まずいな。見つかると止められてしまう・・)
その時、コナンの元へ鈴がやってきた。
鈴「水軍の洞窟に行きたいんでしょ?抜け道、知ってんだけどな~」
コナン「なに!?どこだ、教えてくれ!」
鈴「何それ?頼み方ってものがあるでしょ?」
コナン「・・お願いします!」
鈴「それだけ?」
コナン「他にどう言えばいいんだよ」
鈴は、コナンに顔を近づけ口を尖らせる。
そして、口の先を指でちょんちょんと軽く叩く。
コナン「バカ!何考えてんだ!!」
鈴「いやならいいのよ?」
コナン「くそォ・・」
鈴は、"こっちでいいわよ"と、今度は頬を指先で叩く。
コナンは、リップ音を立てて鈴の頬に口づけた。
鈴「にひひひひ!おっけ、案内してあげる!こっちよ~」
コナン(マセガキが・・)
コナンは、鈴に案内されて洞窟の入り口へやってきた。
鈴「まさか、入るんじゃないよね?」
突然元気をなくした鈴は、眉を下げてコナンに返事を促す。
コナン「そのまさかだよ。怖かったらここにいてもいいぜ?」
鈴「待ってよ~!」
コナンがスタスタと洞窟の中に入って行ったのを見て、鈴は慌ててその背中を追いかけた。
名探偵コナン第62話|ネタバレ
洞窟の中には蝋燭が灯されており、誰かが出入りしていたことは明らかだった。
鈴「殺された浜田さんがここの世話をしてたみたいよ・・」
コナンと鈴は、祠の前で足を止めた。
すると突然、唸り声が低く響き渡り、風が吹きだした。
鈴「水軍様が怒ってる!!」
鈴は、両耳を押さえてその場に蹲る。
コナンは、祠を背中で押し避け、その裏に隠されていた小さな洞窟の入り口を暴きだした。
コナン「今のは水軍の怒りの声なんかじゃない。隙間風が洞窟で共鳴してただけさ」
コナンと鈴は、小さな洞窟へと足を進め、階段を下りて行く。
その階段は、自然にできたものではなく、誰かがわざわざ積み上げたもののようだった。
鈴「あ!奥が明るい!」
ようやく外の明かりが見え始めた時、突然足元の階段が崩れ、コナンたちは転がり落ちてしまった。
コナンは、崩れた階段の瓦礫に苔が生えていることに気づいた。
コナン(この苔・・。やっぱりここか)
鈴「コナンくーん!すごくきれいよ!」
コナンが顔を上げると、そこは小さな入り江になっていた。
コナンは、竜神丸がこの入り江に隠してあったと推理する。
恐らく、竜神丸が入った後に塞がっていた出口が、嵐で崩落して再び開いてしまったのだ。
そしてその開いた出口から竜神丸が沖へと出てしまい、それを島民が発見した。
その時、階段下にいた鈴が悲鳴を上げて尻もちをついた。
コナンが駆けつけると、そこには頭を拳銃で撃ち抜かれた上原が息絶えていた。
上原の手には、拳銃が握られている。
コナン(自殺・・?いや、自殺なんかじゃない。とすると、犯人は・・)
その頃、小五郎と蘭は、組合の漁船で海から水軍の洞窟へ向かっていた。
上原の遺体を調べていたコナンの背後に突然、木下が現れた。
木下「逃げきれないと観念して自殺したんだろうね・・」
木下は、コナンたちが水軍の洞窟へ入るところを見たので追いかけてきたと話す。
木下「さ、村に帰ろう」
鈴「うん!」
コナンは、木下に近づこうとする鈴の前に手を出し、それを止める。
木下「ん?どうしたんだい?」
コナン「この人、自殺なんかじゃない。殺されたんだ」
遺体の傷は、左のこめかみよりも右のこめかみの方が大きい。
これは、拳銃の弾が左から入って右に抜けた証拠だ。
それなのに拳銃は右手に握られている。
コナン「右手に拳銃を持って左のこめかみを撃つのは不自然でしょ?」
木下「フフフ。となると、今更隠しておく必要もないわけか」
木下は、上原の手から拳銃を奪い、銃口をコナンに向ける。
鈴「どうして?」
木下「コナンくんは驚いていない様子だね」
コナン「その腕の傷、自分で撃ったんでしょ?」
木下「そんなことまで気づいていたのか!」
木下のシャツの傷には、焦げた跡がついていた。
それは、銃口を押しつけて撃ったということだ。
あの時、木下は"いきなり撃たれた"と言っていた。
いきなり撃つのに、銃口を押しつけて撃つ人などまずいない。
木下「驚いた!すごいね、君は」
コナン「浜田さんを殺したのも木下さんだ!」
木下「そうだ。前々からあいつには何かあると思っていたんだ。だからヤツが留守の間に灯台を調べたんだよ」
その時に木下は望遠鏡を見て、金塊の在り処に気づいたのだ。
木下「いずれゆっくり探すつもりだったのに、金塊の在り処をね。ところが欲張りの村長のヤツが余計なことを始めるから・・」
鈴「パパは欲張りじゃないもん!自分こそ役場のお金を使い込んだんでしょ?パパが言ってたよ!」
木下「フン。さすがに焦ったよ。毛利小五郎といえば天下の名探偵。ヤツが調べ始めたら俺より先に金塊の在り処を掴んじまうんじゃないかってね」
コナン「それでおっちゃんを引っ掛けて浜田さん殺しの犯人に仕立てたんだな」
木下は、浜田を拷問して金塊の在り処を吐かせたという。
小五郎の推理通り、浜田は竜神丸に乗っていた一人だった。
そして、上原も竜神丸の乗組員だった。
浜田は、金塊を独り占めするためにオーナーと上原を海へ突き落とした。
そして浜田は、嵐から避難するためこの洞窟へ竜神丸を入れた。
ところが、嵐のせいで岩が崩れて出口が塞がってしまった。
木下「ヤツにとっちゃ計算違いだったろうが、これ以上の隠し場所もなかった。島の連中は祟りを恐れて近づかない。おまけに、浜田が大学教授を水軍の祟りに見せかけて殺してからはなおさらだ」
コナン「浜田さんのあの顔は?」
木下「自分で焼いたそうだ。知ってる人間に顔を見られるのを恐れてね」
山田屋で木下が撃たれたフリをしたのは、上原を逃がすためだった。
上原が逮捕されてしまえば、浜田殺しも金塊の在り処もバレてしまう。
そして、上原が逃げるであろう水軍の洞窟に先回りし、上原を殺害した。
木下「さ、お喋りは終わりだ。お前たちがここに転がっていても、誰も見つけられやしない。永遠にね」
鈴「コナンくん・・」
コナン「金塊は見つけたの?」
木下「どうせここのどっかに埋めてあるに決まってる。騒ぎが収まってからゆっくりと探すよ」
コナン「その程度の頭じゃ、100年かかっても見つからないよ」
木下「わかったのか?お前に」
コナン「あぁ。あんたの足元さ」
木下が足元に視線を落とした瞬間、コナンはキック力増強シューズで階段の瓦礫を蹴り飛ばし、木下を気絶させた。
金塊は、階段の一部に使われていた瓦礫だった。
鈴「すごーい!コナンくん、だーい好き!」
鈴は、コナンに飛びついた。
その時、大きな揺れが起こり、洞窟が崩れ出した。
コナンは、近くにあった木の板を鈴に持たせ、入り江の出口に行くように伝える。
そして、コナンは木下を肩に担ぎ、引きずりながらも出口へ足を進める。
鈴「コナンくん!早く早く!!」
洞窟は崩れ落ち、コナンたちは既の所で脱出した。
その後、板の上に乗って漂流していたコナンたちは、船でやってきた小五郎と蘭に救助された。
山ごと崩れ落ちた洞窟の金塊は、もはや掘り出されることはないのかもしれない。
10億円の金塊のために、10億円以上お金をかけて掘り出す人はいないだろうから。
結局、人間の欲望を掻き立てた金塊は、地の底に還って行った。
水軍の祟りとともに・・。
名探偵コナン第62話|エピローグ
救助されたコナンは、船の上で小五郎にこっぴどく叱られていた。
小五郎「バーロー!俺が漁船で助けに行かなかったら、どうなってたかわかんねェんだぞ」
鈴は、コナンの頭を叩いた小五郎に怒りを感じ、背後から小五郎のお尻を蹴り上げた。
小五郎「あおぅ・・!!」
鈴「私のコナンくんに何するのよー!!」
コナン(怖ェ・・)
アニメ名探偵コナンを動画で見る方法
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アニメ名探偵コナンは、2024年10月18日時点で、第1話から第1053話まで配信されています。
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