名探偵コナン第46話のネタバレ！雪山山荘殺人事件

シーズン2

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

名探偵コナン第４６話｜事件ファイル概要

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名探偵コナン第４６話｜登場人物

・江戸川　コナン
CV：高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

・毛利　小五郎
CV：神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

・毛利　蘭
CV：山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

・大山　将（おおやま　まさし）
CV：藤本譲
５３歳。東都大学医学部第１外科教授。

・金澤　智康（かなざわ　ともやす）
CV：篠原大作
４８歳。東都大学医学部第１外科助教授。

・中原　香織（なかはら　かおり）
CV：山田栄子
３０歳。東都大学医学部第１外科助手。

・飛田　銀二（とびた　ぎんじ）
CV：遊佐浩二
３１歳。東都大学医学部第１外科助手。

・江角　果歩（えずみ　かほ）
CV：石塚久美子
３０歳。東都大学医学部第１外科助手。

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名探偵コナン第４６話｜あらすじ

コナン、小五郎、蘭は、スキーをしに雪山へやってきた。


しかし、小五郎は今晩泊まるはずの貸別荘の鍵を無くしてしまう。

そこへ偶然、東都大学医学部第１外科教授の大山将が車で通りかかった。

小五郎は、管理人へ連絡するための電話を借りるべく、大山の別荘を訪ねることにした。


小五郎「いや～！立派な別荘ですなァ。この気品溢れる色といいデザインといい」

大山は、蘭とコナンに名前を尋ねる。

蘭「はい、蘭といいます。この子は江戸川コナンくん、うちで預かってる知り合いの子なんです」

小五郎「いや～！獅子を模ったこのドア飾りも最高っすなァ」

小五郎の誉め言葉を聞いた大山は、深くため息をついた。

大山「ウマが欲しかったが、そう上手くはいかんか･･」

小五郎「馬？」



その後、コナンたちは助教授の金澤智康、助手の中原香織、飛田銀二、江角果歩と知り合い、夕食をご馳走になることにした。

先日、大山は「大腸がんに対する遺伝子治療の開発」の論文を発表し、現在学部中が大山の評判で持ち切りだという。



食事が済んだ後、香織はつまみを買いに麓のコンビニへ行くことになった。

香織は、みんなに注文を紙へ書かせる。

果歩「あのコンビニ、１０時前に閉まっちゃうから急いでね～」

香織「はーい。わかってるって」


香織を見送った後、今話題のメロドラマにハマっているという大山は、テレビを見るため別室へ移動した。

まだ滑り足りないという飛田は、１１時頃には戻ると伝え、車でスキー場へと出かけて行った。

金澤「じゃあ私は、つまみがくるまでのんびりと風呂に浸かってくるか」

小五郎は酔っ払って眠ってしまい、果歩の提案でコナンたちは別荘に泊めてもらうことになった。


コナンと蘭は、夕食の後片付けをする果歩の手伝いで食器を洗っていた。

果歩「ちょっと生ゴミ外に出してくるね」

蘭「はい！」


そして１０時少し前、買い物袋を提げた香織が帰ってきた。

その直後、ナイトスキーをしに行っていた飛田も戻って来た。

飛田「途中で吹雪いてきてナイターどころじゃなかったよ･･」

香織、飛田、果歩、蘭、コナンでテーブルを囲んで雑談していると、風呂に入っていた金澤がやってきた。

金澤「おや？私の頼んだサラダは？」

香織「すみません、売り切れだったんで。それにアイスクリームもなかったわよ。誰よ、こんな寒いのにアイスなんか頼んだの」

飛田「大山先生じゃないのか？あの人、アイス好きだから」



１０時１０分。

コナンは、ドラマが１０時に終わっているはずだが、戻って来ない大山を心配する。

香織「大山先生いつもあのドラマ、ビデオに録っていいシーンを何度も見直してるんだから」



１１時過ぎ。

コナン「ねぇ、もう１１時過ぎだよ？あのおじさん遅すぎると思うけど･･」

再び心配するコナンの言葉を聞き、香織は大山の様子を見に行くことにした。

その直後、香織の悲鳴が別荘に響き渡った･･。

駆けつけたみんなが香織の指差す先を見ると、そこにはロープで体を縛られ、血まみれの大山の姿があった。

金澤「とにかく、先生の縄を解いて･･」

金澤が遺体に触れようとした時、

小五郎「それ以上触るな！困るんだな、勝手に殺人現場を荒らされちゃあ」

酒でフラフラの小五郎が現れた。

遺体を発見してすぐに警察に連絡しに行っていた蘭は、吹雪のため警察がすぐに来られないことを小五郎に伝える。



小五郎「念のために聞きますが、誰も部屋のものに触ってないでしょうなァ？」

果歩「はい。大山先生の遺体以外は何も･･」

小五郎「第一発見者の中原さん、もちろんあなたも？」

香織「ええ。血だらけの先生を見て、入り口のところで腰が抜けちゃったから」


テレビの隣の戸棚の中にある金庫は、無数の傷がついてズタズタになっていた。

小五郎「この金庫の中身、知ってますか？」

金澤「たぶん、現金だと思います。先生はいつも大金を持ち歩いておられましたので」

小五郎は、金目当ての犯行だと推理する。


コナンは、まるで壁まで這って行ったような血の跡に違和感を抱く。

それに、なぜ大山は正座したまま亡くなっていたのか。

さらに、机の上の血痕がきれいに途切れており、そこに置いてあったと思われるテーブルクロスが床に落ちていた。

そのテーブルクロスには、血のついた縄の跡がついている。

コナン（もしかして、これは大山さんが残したダイイングメッセージなんじゃ･･）


小五郎は、割れた窓ガラスにガムテープが貼ってあることに気づいた。

小五郎「ガムテープを貼って窓ガラスを割る音を消し、侵入したって訳か」

そして、窓の外には足跡が残っていた。


小五郎は、警察が来られないため、医者である金澤、香織、飛田、果歩に検死をして欲しいと頼んだ。

金澤たちは、大山を拘束していた縄を解き、検死を始めた。

飛田「ひでェな。大山先生ご自慢の金時計も血だらけだ･･」


検死の結果、死亡推定時刻は午後９時３０分から１０時の間だと判明した。

それは、大山がテレビドラマを見ていた頃だ。

体中に無数の傷があるが、直接の死因は肺に到達していると思われる二つの刺し傷による窒息死。

つまり、肺に穴が開いたため、息を吸おうとしても肺がひろがらず、呼吸ができなくなってしまったということだ。

飛田「たぶん、１０分から１５分の間、かなり苦しんで死んだんだと思うぜ」

果歩「ひどい･･。一体、誰がこんなことを･･」

小五郎は、再び金目当ての犯行だと推理する。

窓から侵入した犯人は、テレビを見ていた大山を襲って縛り、金庫の番号を聞き出そうとしたが、口を割らなかった。

逆上した犯人は、大山を刺して再び窓から逃走。

コナン（ったく、しゃあねェな）

コナン「うわー！このおじさん、すごい時計してる！金ピカだぁ」

蘭「コナンくん！」

コナン「ねぇ、このおじさん縛られてたんでしょ？だったらこの金時計、犯人に盗られてないなんて超ラッキーじゃない！」

小五郎「なっ！？妙だな･･。金目当ての犯人がそんな時計を見逃すなんて。まさか犯人は･･。いやァ、随分間抜けな奴だったんですなぁ」

コナン（･･････）

コナン「でもこの犯人、度胸の据わった人だと思わない？」

コナンは、窓の外の足跡が一直線に迷わずこの部屋へ入ってきていることを伝える。

コナン「僕だったら中に誰かいると怖いから、窓の外をうろついて中の様子をしっかり確かめた後で入るけどね」

蘭「お父さん、それってもしかして･･」

小五郎「金庫を傷つけたのも、大山さんを縛り上げたのも、金目当ての犯行に見せかけるためのカモフラージュ」

犯人は、あの時間に大山が１人でテレビを見ることを知っていたのだ。

つまり犯人は、金澤、香織、飛田、果歩の中の誰かだ。



小五郎は、９時３０分から１０時までのアリバイを４人に確認することにした。


香織は、往復４０分以上かかる麓のコンビニへ行っていたと証言する。

出掛けたのは９時、戻って来たのは９時５０分頃。

出かける前にみんなに頼まれたつまみの中で買ってこれなかったものは、売り切れだったサラダとアイスクリームだけ。


飛田は、往復４０分かかるスキー場へナイタースキーをしに行っていたと証言する。

今日の日付入りのナイタースキーのリフト券には、２１時２６分と時刻が入っていた。


果歩は、蘭とコナンとともに夕食の片付けや洗い物をしていたと証言する。

コナンたちと離れたのは、ゴミを出しに行った２、３分だけ。


金澤は、９時から１０時過ぎまで風呂に入っていたと証言する。


コナン（アリバイがあやふやな人は、金澤の他にもう一人いる）


コナンは、ソファーの上で血まみれのライターを発見した。

しかし、ソファーには血がついていない。

コナン（血が乾いた後で誰かがここに置いたのか？）

コナンは、ライターをテーブルクロスの血が途切れている部分に置いてみる。

すると、血痕はピッタリ一致した。

コナン（そうか。ウマって、あのウマのことだったんだ！）

コナンは、大山が正座していた謎、そして血のついたライターがソファーの上にあった謎を解いた。

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名探偵コナン第４６話｜謎解き

【謎解き①】
５人の名前には、将棋を意味する文字が含まれている。
・ 大山将　：王将
・ 金澤智康：金将
・ 飛田銀二：飛車、銀将
・ 江角果歩：角行、歩兵
・ 中原香織：香車

【謎解き②】
ソファーの上に血まみれのライターが置いてあったが、ソファーには血がついていなかった。

名探偵コナン第４６話｜ネタバレ

コナンは、腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理を話し始めた。

飛田は、ナイタースキーに行っていたと証言していた。

調べればすぐにわかる危険なデマカセは言わないはず。

つぎに、果歩が蘭とコナンから離れたのは２、３分。

その短い時間で大山を殺害することは不可能。

となると、アリバイがないのは金澤と香織だ。

香織「ちょっと待ってよ！私はちゃんとみんなの注文したおつまみを買ってきたじゃない！」

小五郎「では、全部でいくらかかりました？」

香織「そんなの忘れちゃったわよ」

小五郎「いいや、忘れたんじゃない。わからないんだ」

香織は、あらゆる種類のつまみを、あらかじめ大量に買い込んでいた。

買ったのは、鍋の材料を買いに行った昼間。

犯行前にコンビニへ行くと言ってみんなの注文をとり、車で出かけたフリをする。

あとは、車を適当なところで停め、注文されたつまみを中から選ぶだけ。

香織は、こうしてアリバイを作って大山を殺害したのだ。

香織「証拠もないのにとぼけたこと言わないでよ」

小五郎「いや、あなたも知ってるはずですよ。この部屋に、あなたが犯人だという証拠が残っていることをね」

テーブルについた血痕は、まるで何かが乗っていたかのように途切れている。

そして、テーブルの傍にはテーブルクロスが落ちている。

小五郎「それをテーブルの血痕にぴったり合うように置いてみて下さい」

飛田と金沢は、小五郎の指示通りにテーブルクロスを戻す。

小五郎「それは、大山さんが残したダイイングメッセージですよ」

金澤「これが、一体何の？」

大山は、正座をしたまま亡くなっていた。

【謎解き①】
そして、大山、金澤、飛田、果歩、香織の５人の名前には、将棋を意味する文字が含まれている。

江角「そういえば大山先生、いつも言ってました。ウマがいれば揃うのにって」

そう、桂馬以外は全て駒が揃っているのだ。

小五郎「蘭！ソファーの上のライターをテーブルクロスの上に置いてくれ。テーブルクロスとライターの血痕が一致するのは一ヵ所だけ」

蘭は、小五郎に言われた通り、テーブルクロスの血痕に合わせてライターを置く。

蘭「これは･･、香車！？」

テーブルクロスを将棋盤に見立てると、ライターが置かれた場所は香車の初期配置。

つまりこれは、中原香織の名前を示したダイイングメッセージだ。

香織「こんなの偶然そうなってただけよ！」

小五郎「だったらどうして動かしたりしたんですか。あなたでしょ？テーブルクロスを払いのけたのは」

香織「違う！それは犯人と大山先生が揉み合ってる時、弾みで･･」

テーブルには血痕の切れ目がくっきりついている。

【謎解き②】
そして、血まみれのライターが乗っていたソファーには血がついていなかった。

つまり、血が乾ききったあとで誰かが動かしたということだ。

それは、再び犯行現場に戻った犯人がメッセージに気づき、払い除けたとしか考えられないのだ。

小五郎「違いますか？中原香織さん」

果歩「香織･･」

小五郎「あなたにとって不運だったのは、メッセージに気づいたのが悲鳴を上げたあとだったこと。そしてもう一つ、あなたはサラダとアイスクリームが売り切れていたと言ったが、サラダはともかくアイスが売り切れることなんて･･」

香織「もういいわ！そうよ、私が殺したのよ」

果歩「どうして香織が先生を･･？あんなに仲が良かったじゃない！」

香織は、大山のことを父親のように慕っていたという。

だからこそ、自分が書いた論文「大腸がんに関する遺伝子治療の開発」を横取りされたことが許せなかった。

香織「あの男は奪ったのよ！私がこの６年間、情熱の全てをかけて完成させたあの論文を！」

その論文は、香織が亡くなった父親のために書き上げたものだった。

香織は、幼い頃に父親を大腸がんで亡くしていた。

香織が医者になったのも、大腸がんの研究に没頭したのも、父親のような患者を出さないためだった。

香織「なのに･･、それなのに･･、やっと完成した論文を横取りしたうえに、あの男は･･」

大山「無駄だね。今更この論文が君のものと言っても誰も信じやせんよ。それにだ、教授のわしが発表した方が世間の注目度は上がる。その方が死んだ父上も喜ぶってもんだ！」

香織「その時、今回の計画を思い立ったのよ。私の父への想いを踏みにじったあの男を、肺に穴をあけるという最も苦しむ殺し方で葬ってやろうと思ったのはね。でも、まさか苦しんでるその十数分で、こんなダイイングメッセージを残されるとは思いもよらなかったわ」

香織は、大山の残したダイイングメッセージを悔しそうに見つめる。

香織「でも名探偵さん。あなたの推理、一つだけ間違ってるわ。つまみのアイスとサラダ、私はちゃんと予想してたのよ。サラダは売り切れだったけど、アイスは買ってきたわ」

蘭「じゃあ、どうして？」

香織「溶けちゃったのよ、車の中で。みんなが注文したおつまみを助手席に置き、さぁこれから殺しに行くぞって時に急に父のことを思い出しちゃって、しばらくぼんやりしてたら車のヒーターで･･。バカね、あの男の注文したアイスに足元をすくわれるなんて･･」

名探偵コナン第４６話｜エピローグ

ダイイングメッセージ。

それは時として、意外な方法で表現される。


コナンと小五郎は、探偵事務所で将棋をしていた。

小五郎「角取り～！盤の上で銀が泣いてるぞ！」

コナン「やったー！これで完成だ」

小五郎「あ？」

コナン「上から見てみてよ！」

小五郎が将棋盤を上から眺めると、駒の並びで２つの文字が作られていた。

小五郎「バカ？」

コナン「にひひ！」

小五郎「テンメェ～！」

怒った小五郎は、テーブルの上に置かれた将棋盤をひっくり返した。

まとめ

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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。