名探偵コナン第177話のネタバレ！黒の組織との再会（コナン編）

シーズン5

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第１７７話「黒の組織との再会（コナン編）」：
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ

contents

1. 事件ファイル概要
2. 登場人物
3. （灰原編）のストーリー
4. あらすじ
5. ネタバレ
6. アニメ名探偵コナンを動画で見る方法
7. まとめ

事件ファイル概要

事件ファイル

第１７６話「黒の組織との再会（灰原編）」

第１７８話「黒の組織との再会（解決編）」

登場人物

・江戸川　コナン
CV：高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

・灰原　哀
CV：林原めぐみ
本名は宮野志保。元黒ずくめの組織の一員でコードネームはシェリー。新一が飲まされた薬と同じ薬を飲み、子供の姿になってしまった。現在は阿笠博士のところでAPTX(アポトキシン)4869の解毒薬の研究をしている。

・阿笠　博士
CV：緒方賢一
新一の隣の家に住む発明家。コナンの正体を知っている。

・工藤　新一
CV：山口勝平
高校生探偵で、コナンの本当の姿。

・吉田　歩美
CV：岩居由希子
少年探偵団の一人。コナンに想いを寄せる。

・目暮　十三
CV：茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある･･。

・高木　渉
CV：高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

・千葉　和伸
CV：千葉一伸
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。高木の後輩。

・ジン
黒ずくめの組織の一員で、新一に毒薬を飲ませた張本人。

・ウォッカ
黒ずくめの組織の一員。ジンの部下。

・麦倉　直道（むぎくら　なおみち）
CV：梅津秀行
４３歳。アナウンサー。

・桝山　憲三（ますやま　けんぞう）
CV：村松康雄
７１歳。自動車メーカー会長。

・俵　芳治（たわら　よしはる）
CV：小関一
５８歳。大学教授。

・三瓶　康夫（みへい　やすお）
CV：福田信昭
６２歳。プロ野球球団オーナー。

・南条　実果（なんじょう　みか）
CV：幸田夏穂
３８歳。作家。

・樽見　直哉（たるみ　なおや）
CV：内田直哉
３５歳。音楽プロデューサー。

・クリス・ヴィンヤード
CV：小山茉美
２９歳。女優。

・呑口　重彦（のみぐち　しげひこ）
５６歳。政治家。

（灰原編）のストーリー

学校からの帰り道。コナンと哀は、黒ずくめの男の一人・ジンの車を発見し、発信機と盗聴器を車に仕掛けて後を追いました。

しかし、仕掛けはジンに見破られ、哀の存在を気づかれてしまいました…。

その時の盗聴で、ジンたちの殺人計画を知ったコナンたちは、杯戸シティホテルで行われる映画監督の追悼式に向かいました。

最近、収賄疑惑で新聞紙上を賑わしている政治家の呑口重彦がジンたちのターゲットだと気づいたコナンは、変声機で声を変えて警察に知らせました。

その後、目暮警部たち警察が呑口を監視する中、会場の照明が落とされ、スライドショーが始まりました。

客たちがスクリーンの映像に見入っていた時、会場内で何かが割れるような音が響き渡りました。

すぐに係員が灯りを点けると、落下したシャンデリアの下敷きになった呑口が息絶えていました…。（灰原編へ）

あらすじ

目暮警部は、殺人を示唆する通報があったことを前置きし、会場にいた者たちの事情聴取を始めました。

しかし、不審な人物を見かけたという証言は、誰からも得られませんでした。

その時、食事をしていた三瓶康夫は、料理の中に混じっていた異物を吐き出しました。その異物は、シャンデリアの鎖の破片でした。

暗闇の中、目的の人物にシャンデリアを落とすなど、仕掛けでもない限り不可能です。

警察が調べた結果、シャンデリアにも、それが吊られていた天井にも、それらしき仕掛けは見当たりませんでした。

コナンは、ピスコがどうやって犯行を成し遂げたのか、頭を抱えていました。

その時、哀はコナンの手を引き、会場の出口へ向かいます。

「お、おい！どこ行くんだよ？」

「逃げるのよ。このままここに留まって無意味に時間を浪費するのは危険だわ。それに、もし目暮警部たちに見つかったら、私たちがここにいる理由をどう説明する気？」

しかし、コナンはトリックを暴く手掛かりを２つ見つけたと伝え、留まることを決心します。

１つ目は、料理の中に混じっていたシャンデリアの鎖の破片。

２つ目は、シャンデリアが落下したあと、灯りが点く前に落ちてきた紫色のハンカチ。

そのハンカチには、『酒巻監督を偲ぶ会』と刺繍が入っています。だとすると、ハンカチの持ち主が受付で貰ったものということになります。

そして会場内にいる者は、ただ色が違うだけで、みんな同じハンカチを持っています。

コナンは、紫色のハンカチを貰った人物を特定するため、受付の係員に確認することにしました。

その結果、それを受け取った人物は７人。

球団オーナーの三瓶康夫、作家の南条実果、大学教授の俵芳治、アナウンサーの麦倉直道、女優のクリス・ヴィンヤード、自動車メーカー会長の桝山憲三、音楽プロデューサーの樽見直哉です。

コナンは、この中に犯人のピスコがいると推理しました。

その時、会場の扉が開かれ、事情聴取を終えて解放された者たちが一気に流れ出てきました。

コナンは、混乱した人混みの中で、哀を見失ってしまいました。

この時、何者かに薬品を嗅がされた哀は、薄れゆく意識の中で必死にコナンに手を伸ばしていました…。

ネタバレ

哀が歩美の声で目を覚ますと、そこはいつも自分が通っている小学校の教室でした。

「灰原さん、どうしたの？今、授業中だよ？」

「え…、夢？」

ジンに遭遇したことは夢だったのだと安堵した哀は、ゆっくりと目を閉じました。

すると、今度はコナンの声が聞こえてきました。

咄嗟に目を開けた哀は、辺りをキョロキョロ見回し、なぜ自分は酒蔵にいるのか記憶をたどります。

しかし、薬のせいで頭が働かず、コナンの声に応答するのが精一杯。

コナンは、哀に預けたメガネに仕込んであるマイクとスピーカーを通して、博士の車で交信していると説明したあと、何があったのか尋ねます。

「会場前の廊下で何があったんだ！」

「会場前…？そういえば私、あの時、人の波にのまれて、あなたと逸れて……。そしたら、誰かが後ろから…」

薬を嗅がされたことを思い出した哀は、自分が何者かに攫われ、酒蔵に閉じ込められたのだと察しました。

部屋のドアにはしっかりと鍵がかけられていて、残っているのは荷物用カートに乗ったダンボールと清掃員のつなぎです。

恐らく犯人は、哀を襲ったあとでトイレに連れ込み、用意しておいたつなぎに着替えて哀をダンボールに入れ、この酒蔵へ運んだと考えられます。

「とにかく、その酒蔵からの脱出方法を早く見つけて、何か手を打たねェと！」

「いい？工藤くん。よーく聞いてね。私たちの体を幼児化したAPTX4869のAPとはアポトーシス。つまり、プログラム細胞死のこと」

哀から事情を聞き、犯人は間違いなくピスコだと考えたコナンは、焦りを募らせました。

しかし哀は、慌てることもなく、動揺することもなく、ただ冷静に自分が開発した毒薬APTX4869の説明をします。

「やめろ灰原！んなこと、お前がそっから脱出したら、いくらでも聞いてやっから！」

「いいから！黙って聞きなさいよ。もう二度と…、二度とあなたと言葉を交わすことなんてないんだから…」

ピスコは、哀が幼児化した姿だということにもかかわらず、酒蔵へ監禁したのです。

たとえここから脱出できたとしても、２日も経たないうちに組織が自分を見つけるのだと悟った哀は、ここで殺される方が周りのみんなに危害を加えずに済むと考えたのです。

コナンは、哀が体を拘束されていないこと、そしてピスコの携帯が置いたままになっていることを知り、哀を救出する手立てを見つけ出しました。

先ほど哀を見失った後、コナンは新一の声を使って目暮警部に電話をかけ、容疑者７人をホテルから一歩も出すなと伝えました。

恐らく哀を監禁した人物は、何かの目的で少しだけホテルを出ようとしたところを出口で刑事にとめられ、事情聴取を受けているはずです。

そして、その人物は外部との連絡がとれないでいる可能性が高いのです。

その証拠に、哀がいなくなってから１時間近く経っているにもかかわらず、犯人はおろか、その仲間も酒蔵に来ていません。

つまり、呑口を殺害し、哀を監禁したピスコという黒ずくめの仲間が、コナンの見立てた容疑者７人の中にいるのは間違いないということです。

「ヤツが仲間に接触する前に殺人の証拠を上げて、ヤツを警察に突き出すことができれば、お前の身の安全は保証されたままってわけだ！」

目暮警部が容疑者たちを留められるのは、せいぜいあと１時間です。

コナンは、ホテルの従業員に酒蔵の場所を確認し、必ず助けに行くと哀に伝えます。

「バカね。言ったでしょ？私にかかわった人がどうなってしまうのか。知らないわよ、私の逃亡を手助けしたその従業員があとでどうなっても」

「じゃあ、なんとか自力でそっから脱出する方法を見つけろよ！俺はその間にあの７人の中からピスコを割り出すから！」

哀は、部屋の中に脱出口はなく、あるのは古びた暖炉だけだと伝えます。

コナンは、酒蔵の中に白乾児（パイカル）があるはずだと睨み、それを見つけて飲めと哀に命じます。

さっそく探し出した哀は、恐る恐る白乾児を飲みました。

しかし、体に異変はおきず、ただ体調を悪くしただけの哀は、机に置かれていたパソコンを起動します。

その時、ホテルの入り口で待機していた博士の車の前に、ポルシェ356Aが停まりました。

車から降りてきたのは、ジンとウォッカでした…。

「や、ヤツらじゃ！！まさか、ピスコとやらと！」

「いや、それはない！あの７人を解放する前に、警部からこっちに電話がくるはずだから」

コナンは、現在哀が使っているパソコンに発信機が内蔵されていたのだと察しました。

「灰原ヤバいぞ！ヤツらが来る！！とりあえず、暖炉の中にでも…」

哀は、突然息苦しくなった胸を押さえ、悲鳴を上げました。

コナンは、新一の声を使って目暮警部に電話をかけ、ホテルに入る黒服の男たちを止めて欲しいと頼んだのですが──。