名探偵コナン第173話のネタバレ!よみがえる死の伝言(後編)

シーズン4

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第173話「よみがえる死の伝言(ダイイング・メッセージ)(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル
    ■ 話数:
    第173話
    ■ 事件ファイル名:
    よみがえる死の伝言(ダイイング・メッセージ)(後編)
    ■ 放送日:
    1999年12月13日
    ■ 放送曜日:
    月曜日
    ■ 主題歌:
    OPテーマ ミステリアス・アイズ(ガーネットクロウ)
    EDテーマ Free Magic(WAG)
    ■ BACK:
    第172話「よみがえる死の伝言(前編)」
    ■ NEXT:
    ⇒ 第174話「二十年目の殺意 シンフォニー号連続殺人事件」


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

鈴木 園子
CV:松井菜桜子
蘭と同級生で親友。鈴木財閥のお嬢様。

京極 真
CV:檜山修之
園子の恋人。「蹴撃の貴公子」と呼ばれる空手の達人。武者修行のため海外留学している。

目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

千葉 和伸
CV:千葉一伸
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。高木の後輩。

伊丹 千尋(いたみ ちひろ)
27歳。社長令嬢。

三沢 康治(みさわ やすはる)
CV:渡洋史
29歳。銀行員。

佐野 泉(さの いずみ)
CV:鵜飼るみ子
28歳。OL。

小松 頼子(こまつ よりこ)
CV:横尾まり
30歳。主婦。

織田 國友(おだ くにとも)
CV:岸野幸正
29歳。消防士。

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(前編)のストーリー

コナン、蘭、園子は、トロピカルランドのスケートリンクへやってきました。

そこで、クレー射撃の仲間だという5人組・伊丹千尋、三沢康治、佐野泉、小松頼子、織田國友と知り合いになりました。

みんなでイベントの花火を見ようと待っていると、トイレから園子の悲鳴が…。

コナンが慌てて駆けつけてみると、胸をショットガンで撃ち抜かれた千尋が絶命していました。

遺体の傍に血で書かれた『S』の文字が残されていたため、小五郎は『S』が頭文字の佐野泉が犯人だと推理します。

しかし、被害者は心臓を撃ち抜かれて即死状態。撃たれたあとに自分の血で文字を書き残すことは不可能です。

さらに、千尋が持っていた携帯電話の発信記録には、『KIX』の文字が。

一体、これは何を意味しているのか……。(前編へ)

あらすじ

コナンは、園子が聞いた花火の音について尋ねます。

すると園子は、『ピューって音がして、ドォーンって大きな音が1発した』と答えました。
 
 
その後、コナンは三沢たちの会話を聞き、千尋が『織田だけ仲間外れ』と言っていた意味に気づきました。

そして、トイレの中で言い逃れのできない決定的な証拠を発見し、犯行に使われたトリックと、犯人の正体を見破りました。
 
 
その後、スケートリンクとトイレの間にあるゴミ箱の中から、犯人のものと思われるコートが発見されました。

小五郎は、事件の謎を全て解いたと発言し、犯人は織田だと指を向けて示しました。

その頓珍漢な推理に呆れたコナンは、腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って自らの推理を披露します。

千尋を殺害した犯人は、織田を除くクレー射撃仲間のうちの一人です。

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ネタバレ

犯人は、佐野泉です。

泉が自分の銃を凶器に使ったのも、壁に残した『S』という血文字も、警察をミスリードするためのもの。

つまり、犯人が自分の銃や、自分を示すイニシャルを現場に残すわけがないという心理を逆手に取ったトラップです。

泉が銃口を口から胸にずらしたのは、血文字にある程度の真実味をもたらすため。

頭が吹っ飛んだ人間に文字を書かせるわけにはいかないからです。
 
 
 
泉は、『蘭と一緒に花火を最初から見ていた』と証言していました。

しかしそのアリバイは、本当に花火が上がった時に殺人が行われていた場合に成立するものです。
 
 
「園子ちゃんが言ってたでしょ?花火が始まった時、犯人はまだトイレ内にいたって!」

「いや、園子くんが聞いたのは花火の音じゃなく銃声だ」
 
 
泉は、5円玉を唇に当てて息を吹きかけ、花火があがる時の『ピュー』という音を出したのです。

銃声だけなら花火だと思いませんが、花火があがる音を聞き、しかも花火の時間が迫っていた状況なら、そう錯覚しても無理はありません。

その証拠に、園子はその時の花火の音は1発だけだったと言っています。

花火は赤、青、黄色の3連発からスタートしたはずなのに…。
 
 
 
泉は、千尋とトイレ内で待ち合わせをし、清掃中の札で人払いをして入り口のドアに鍵をかけました。

そしてロッカーから出しておいたショットガンを持ち、千尋が待つトイレに向かいました。

そこで千尋に銃を突きつけ、花火があがる1分前ぐらいまで待ってから5円玉で音を出して射殺したのです。

その後、血で『S』の文字を書き、本当の花火があがる前にリンクに駆けつけました。
 
 
「そうね。確かにそうやれば私にも犯行は可能だわ。でも何でそれが私なの?そのトリックなら他の3人でもできたじゃないの!」
 
 
泉が犯人だという証拠は、千尋が携帯電話に残した『KIX』という文字です。

恐らく千尋は、泉に銃口で口を塞がれている時、ポケットの中の携帯に残したい文字を入れ、発信させたのです。

千尋の思惑通り、警察はリダイヤル機能を使い、それを発見しました。

つまり、この『KIX』こそが、被害者が残した本当のダイイングメッセージだということです。

『KIX』とは、関西国際空港のスリーレターコードのことで、大阪の泉佐野市にある関空のことを意味しているのです。
 
 
そして決定的な証拠は、被害者の左足のつま先辺りの床にある妙な血痕です。

それは、泉が血文字を書き残した時に触れてしまったスケート靴のブレード(刃)の跡です。

それと同じ血痕が逃走した時の廊下にも残っていました。

となると、泉のスケート靴のブレードにも、千尋の血痕がついているはずです。
 
 
 
罪を認めた泉は、殺害の動機を告白しました。

半年前、同じクレー射撃仲間だった成田という男性が、千尋のせいで自殺してしまいました。

その日、千尋にフラれた成田は、自ら自分の銃の引き金を引いたのです。

ただフラれて自殺したのなら、泉は千尋を殺そうなど思いませんでした。

しかしその日、風邪で寝込んでいた泉のもとへ、成田が電話をかけてきました。
 
 
「もうダメだ。親友に裏切られた。千尋は織田とできてた」
 
 
成田は、絞り出すような涙声でそう訴えました。

その頃、織田と付き合っていた泉は、織田が成田の気持ちを知りながら二股をかけ、自分と成田を嘲笑っていたのだと察しました。
 
 
「嘘だ…。あの女がよく使う、その場しのぎのでまかせだ!」

「じゃあなんであの日、成田くんにそう言ってくれなかったのよ!」

「情けないが、成田の言葉が耳に入ってこなかったよ。あの日、風邪で寝込んでいたお前のことが気になっていたからな…」
 
 
織田は寂しそうな表情で、『お前に撃たれるのは俺の方が良かったのかもしれない』と呟きました。
 
 
「ねぇ、信じてもいい?これからもずっと、どんなに離れていても…」

「あぁ、心配するな。俺は執念深くて、しつこい男なんだ」
 
 
小さな声で礼を述べた泉は、高木刑事に連行されて行きました。

エピローグ

帰り道、園子は織田と泉の最後のやり取りを思い出し、深く息を吐き出しました。
 
 
「なんだなんだ!若い娘がジジくせェ」

「なによ!人の気も知らないで!」
 
 
小五郎は、しんみりする園子を励ますつもりで声をかけました。

園子は瞳に涙を浮かべ、小五郎のネクタイを掴んで勢いよく引っ張ります。もちろん、息ができない小五郎はもがいています。
 
その時、園子の携帯に電話がかかってきました。
  
 
「勝ちました!勝ちましたよ、園子さん。ウインター大会優勝です!」
 
 
それは、待ちに待った恋人からの連絡でした。が…、
 
 
「バカ!バカァ!!どうしてもっと早くかけてくれなかったのよ!」

「あぁ、すみません。用もないのにかけるのはどうかと思いまして…」
 
 
真は、日本で風邪が流行っているため、短いスカートを履いて出歩かないようにと園子に念を押します。

心配されてると感じた園子は、体をクネクネさせて嬉しそうに話していました。

遠くでその様子を見ていた蘭は、眉を下げて『いいなぁ』と呟きました。
 
 
 
それから数日後。

毛利探偵事務所の蘭宛てに、新一から宅配便が届きました。

コナンは、セーターのお礼も兼ねて、蘭に携帯電話をプレゼントしたのです。

最初は不思議がっていた蘭ですが、嬉しそうに携帯を振り回し、頗るご機嫌な様子。

それを見たコナンは、ほっと胸を撫でおろしたのでした。

まとめ

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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

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