名探偵コナン第127話のネタバレ!旅芝居一座殺人事件(後編)

シーズン3

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第127話「旅芝居一座殺人事件(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

鈴木 園子
CV:松井菜桜子
蘭と同級生で親友。鈴木財閥のお嬢様。

小嶋 元太
CV:高木渉
少年探偵団の一人。うな重好きの食いしん坊で力持ち。

円谷 光彦
CV:大谷育江
少年探偵団の一人。コナンには劣るが少年探偵団の№2の頭脳を持つ。

吉田 歩美
CV:岩居由希子
少年探偵団の一人。コナンに想いを寄せる。

目暮 十三
CV:茶風林
捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

伊東 玉之助(いとう たまのすけ)
CV:保志総一朗
17歳。座長。

伊東 めぐみ(いとう めぐみ)
CV:あきやまるな
7歳。玉之助の妹。

村木 龍一(むらき りゅういち)
CV:成田剣
26歳。役者。

白井 ゆり(しらい ゆり)
CV:大原さやか
22歳。役者。

荻原 糸江(おぎわら いとえ)
CV:伊倉一恵
28歳。役者。経理担当。

近石 鉄夫(ちかいし てつお)
35歳。座付作家。

田島 健三(たじま けんぞう)
CV:鈴木泰明
45歳。役者。

宿の主人
CV:平尾仁

おばさん
CV:岡本嘉子

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(前編)のストーリー

蘭のクラスに転入してきた伊東玉之助の率いる旅芝居一座の通し稽古を見学しに行ったコナンたち少年探偵団は、何か訳ありな舞台裏に遭遇しました。

そして、遂に殺人事件が起きてしまいました。殺害されたのは、座付作家の近石鉄夫です。

犯行時刻は、全員舞台で立ち稽古をしていました。しかし、客席にいたコナンたちと仲間の目を盗んで犯行に及んだ者が一座の中にいることは明らかでした──。(前編へ)

あらすじ

玉之助たち一座のメンバーは、宿泊している米花旅館に戻ってきました。

その夜、こっそり旅館を抜け出した玉之助は、事件のあった米花劇場へ向かいました。

玉之助を心配するめぐみは、気づかれないように彼の後をつけて行きます。その時、劇場で張り込んでいたコナンに声を掛けられ、めぐみは驚きました。

コナンとめぐみが劇場に入ると、舞台から物音が聞こえてきました。そこには、頭から血を流した玉之助が倒れていました。

コナンは、めぐみに救急車を呼ぶように伝えます。その直後、今度は奈落の底で亡くなっている糸江の姿を発見しました……。
 
 
 
その後、救急車が到着し、頭部を強打された玉之助は、意識不明のまま病院へ搬送されました。

そして目暮警部たち警察も駆けつけ、再び劇場での捜査が始まりました。
 
 
糸江の死因は、奈落への転落死。所持していたのは、『ITOE、正体を暴いてやる!24時、舞台にて待て』と書かれた呼び出し状だけでした。

コナンは、舞台上にも同じ呼び出し状が落ちていることに気づきました。

さらに、遺体の周りに複数の木屑が散らばっていました。
 
 
 
──翌日の午後。

小五郎は、玉之助が犯人だと断言しました。

その理由は、凶器のバールから玉之助の指紋が検出されたこと。そして、玉之助が意識不明になった原因でした。

後頭部を殴られた玉之助は、一見被害者のように思われます。

しかし医師の話によると、玉之助の怪我は大したことがなく、精神的なものから意識が戻らないというのです。

精神的となると、犯罪を犯してしまった現実からの逃避ということで、依然として第一容疑者となる訳です。

そして、呼び出し状の筆跡鑑定の結果、玉之助が書いたものだと断定されました。玉之助は、その呼び出し状を一座の者全員に渡していたようです。
 
 
糸江には、一座の金をかなり横領していたという噂がありました。

となると、座長の玉之助が言うことを聞かない脚本家の近石と、不正経理の糸江を成敗したと考えるのが最も自然です。

そして消えた近石のFDは、玉之助の楽屋のゴミ箱の中から発見され、ディスクの中身は全て消去されていました。
 
 
 
その後、米花劇場を訪れたコナンたちは、調査を始めました。

元太は、舞台袖で血痕の付着した2枚のベニヤ板を発見しました。その2枚を合わせると、奈落と同じくらいの大きさになり、色も床と似ています。

コナンは、犯人が割れやすいベニヤ板を使って落とし穴を作ったと推理します。

となると、劇場についてすぐに襲われた玉之助には、落とし穴など仕掛ける時間はなかったはずです。つまり、犯人は他にいるということになります。

コナンは、元太、光彦、歩美に一座が泊まっている旅館へ行くように命じました。そして自身は、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って目暮警部に電話をかけ、あることを頼みました。
 
 
旅館に潜入した歩美たちは、一座の者たちの状況をDBバッジでコナンに伝えます。

一番階段に近い部屋の田島は、テレビを見てくつろいでいる。

ゆりは、衣装の手入れ中。

亡くなった近石の部屋に移った村木は、荷物の片付け中。
 
 
 
その夜、玉之助の病室へ医師に変装した犯人が入ってきました。コナン(小五郎)から連絡を受けて張り込んでいた目暮警部たち警察は、犯人を確保しようとします。

しかし、軽い身のこなしでそれをかわし、窓から逃走して行きます。

外で待っていたコナンは、キック力増強シューズを使って犯人にサッカーボールを蹴り飛ばします。が、犯人はさらりと避け、走り去ってしまいました。

コナンは、犯人の身のこなしを見て『江戸小僧』だと気づき、以下のように推理しました。

一座の中に江戸小僧がいたことに気づいた玉之助は、芝居にして炙り出そうとしました。

しかしその前に近石が気づいてしまい、近石はそれをネタに江戸小僧を強請り始めました。そのため犯人は近石を殺害し、FDを持ち去ったのです。

江戸小僧の存在を確信した玉之助は、殺人にまで発展してしまったことを悔やみました。それが、あの呼び出し状だったのです……。
 
 
 
その後、目暮警部たち警察は、米花旅館を訪れました。

さっそく役者たちのアリバイを確認したところ、これまで旅館で見張りを続けていた元太たちは、一座の人たちが誰も外に出ていないと証言します。

この時、すでに犯人の正体を見破っていたコナンは、いつものように小五郎を眠らせて、推理を始めました。

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ネタバレ

近石と糸江を殺害し、玉之助を二度に渡って襲った犯人は一座の中にいます。

病院で玉之助を襲った犯人の身のこなしは、まさに江戸小僧そのものでした。

この事件の始まりは、江戸小僧にあったのです。

江戸小僧とは、時代劇のような身のこなしで世間を騒がせている窃盗犯のことです。そしてこの半年、一座の巡業先近くに出没しています。

一座の中でアクロバットができるのは、村木とゆりだけです。田島は、腰を痛めてから三年間、一度もやっていないといいます。
 
 
今回、玉之助は江戸小僧の芝居化を強行しようとしました。しかし、近石から上がってきた台本は、玉之助が望んだものではありませんでした。

近石は、なぜストーリーを変えてしまったのか。それは、近石が江戸小僧の事件を調べているうちに、その正体に気づいたからです。

恐らく近石は、台本の変更を条件に、江戸小僧を強請っていたのです。
 
 
犯人は、田島健三です。

田島が三年前に腰を痛めたのは本当です。しかし、半年くらい前にはかなり回復していました。
 
 
近石を殺す機会があったのは、村木、ゆり、田島の三人です。

役者が足りないのを補うため、三人は二役をこなしていました。

田島とゆりは着替えを楽屋で行い、村木は早変わりのため奈落へ向かいながら着替えていました。

米花劇場の奈落は深く、時間内に迫りで上がり、舞台の袖で元の衣装に着替えていた村木には犯行を行う時間がありませんでした。

一方、近石の部屋は楽屋の隣にあり、着替えのために前を通る田島とゆりには近石を殺害する時間がありました。
 
 
玉之助が書いた呼び出し状は、糸江へ宛てたものではなく村木宛てのものでした。

『 ITOE → ItoE』

つまり、伊太郎から江戸小僧へという意味でした。

玉之助は、近石を殺害したのが江戸小僧だと確信しましたが、誰がその江戸小僧なのか判断がつきませんでした。

そのため、全員に呼び出し状を出したのです。

しかし、自分宛てだと勘違いした糸江が劇場に行ってしまい、仕掛けられた落とし穴にハマり、転落死してしまいました。

玉之助は、劇場に入った直後に怪我を負いました。つまり、玉之助にはベニヤ板をセットする時間も隠す時間もありません。

となると、劇場には他にも人間がいたことになります。その証拠に、舞台上にはもう一枚の呼び出し状が落ちていました。
 
 
近石が殺害された後、警察は近石のパソコンについた指紋を調べていました。

犯人は、持ち出したFDの中身を確認するため、再び近石のパソコンを操作した可能性が考えられます。

そこで高木刑事は、鑑識にパソコンを調べるように指示しました。

その直後、田島は調べなくていいと伝え、近石と糸江を殺害した罪を認めました。
 
 
動機は、近石に江戸小僧の正体を暴かれたためでした。

近石を殺害し、これで正体がバレることはないだろうと安心していた時、ポケットに呼び出し状が入っていました。

その途端、頭に血が上り、よく考えもせずに舞台の奈落へ罠を仕掛けてしまいました。

罠にかかった糸江が亡くなり、慌ててベニヤ板を隠していた時、そこには玉之助が立っていました。

バレることを恐れた田島は、咄嗟に玉之助に手を掛けてしまいました。
 
 
その時、先ほど意識を取り戻した玉之助が田島の元へやってきました。

玉之助は、自分が江戸小僧の芝居をやろうと言い出したため、こんなことになってしまったと謝罪します。

そして、この芝居で江戸小僧を追いつめるつもりなどなかったと打ち明けます。早く罪を償って欲しい、ただそれだけだったのです。

田島は一座に泥を塗ってしまったことを深く詫び、高木刑事に連行されて行きました。

エピローグ

その後、劇場の封鎖も解かれ、芝居の内容には大幅に変更が加えられましたが、玉之助は怪我をおして舞台に上がりました。

そして、コナンたち少年探偵団と蘭と園子、そして小五郎、目暮警部、高木刑事まで特別出演することとなったのでした。

まとめ

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■ NEXT:
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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

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