名探偵コナン第196話のネタバレ!見えない凶器蘭の初推理

シーズン5

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第196話「見えない凶器 蘭の初推理」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

鈴木 園子
CV:松井菜桜子
蘭と同級生で親友。鈴木財閥のお嬢様。

高木 渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

吉野 千恵(よしの ちえ)
CV:小林優子
31歳。フラワーデザイナー。

吉野 明夫(よしの あきお)
CV:小杉十郎太
33歳。千恵の夫。保険会社勤務。

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あらすじ

蘭と園子は、プールへ向かう途中の道で車に轢かれそうになりました。

車を運転していた吉野千恵は、急にめまいがして一瞬気を失いかけたと言い、蘭たちに謝罪します。

近くにある赤坂プリンスホテルのカフェに入った蘭たちは、千恵から詳しい話を聞くことにしました。

千恵はフラワーデザイン学校の講師をしていて、週に5日、静岡まで通っているそうです。

ところが、今日は学校へ行く途中で臨時休校だと思い出し、このホテルの近くの保険会社に勤めている夫に連絡して一緒にランチを食べる約束をしたといいます。

千恵は、最近めまいや激しい頭痛に悩まされていることを打ち明けました。病院で検査した結果、どこも悪くなかったというのです。

そこに千恵の夫・吉野明夫が現れ、千恵から事情を聞いた明夫は、蘭と園子に申し訳なかったと伝えます。

蘭と園子はそろそろプールへ行くことにし、明夫はカフェの会計をするためレジへ向かいます。

その時、明夫は段差に躓き、その直後に同じ段差で千恵と園子が躓きました。園子は、段差があるから気を付けるようにと蘭に伝えました。

蘭は、千恵がめまいを起こしたことを知っているはずなのに、明夫はなぜ段差があることを教えなかったのか疑問を抱きました。
 
 
 
その夜、蘭はやはり明夫の様子が不自然だと感じ、コナンと小五郎に相談します。

しかし小五郎は、そんな僅かな段差くらい大して気にするようなことではないと言います。
 
 
「でも、園子はちゃんと教えてくれたよ?あいつだって、絶対…」

「ん?あいつ?誰のこったい」
 
 
この時、蘭は新一なら絶対教えてくれるはずだと考えていました。

どうしても千恵と明夫のことが気になる蘭は、もう一度千恵に会いに行ってみることにしました。

蘭の話を聞いていくつか疑問を抱いたコナンは、自分も連れて行って欲しいと頼みました。
 
 
 
数日後、コナンと蘭は園子を誘って吉野家を訪ねました。庭には手入れの行き届いた花がたくさんあり、園子は歓喜の声を上げます。

この家は一月半前に建てたばかりの新築で、ローンが4千万円もあるそうです。千恵は、夫婦共働きでなければ、とても払っていけないと話します。

車が趣味だという明夫は、好きなドライブに出かけられないとボヤいているようです。そのため、毎朝近くを散歩して気分を紛らわしているといいます。
 
 
蘭は、どうしてわざわざ静岡まで通っているのか尋ねます。

千恵はローンのためだと前置きし、以前は都内のデザイン学校に勤めていたが、明夫が静岡の学校の話を持ってきて、そちらの方が給料が良かったと打ち明けました。

そして、夫が保険会社に勤めているため、人に保険を勧めることが癖になってしまったと笑って話す千恵は、自分も一億円の保険に入ったばかりだと告白します。

それを聞いたコナンはもしやと思い、めまいや頭痛がするようになった時期を尋ねます。千恵は、家を建ててから半月後くらいからだと答えました。

コナンは、シックハウス症候群の可能性があると考えます。

シックハウス症候群とは、家を建てる時の材木や塗料から出たガスなどで体の具合が悪くなってしまうことです。

しかし千恵は、その可能性はないと否定します。家を建てたのは明夫の知り合いの工務店で、ホルムアルデヒドなど危険なものは使わないように念を押していたというのです。

それでも気になる蘭は、汚染物質を測定するような専門の業者を教えて欲しいと園子に頼み、すぐに家を調べてもらうように千恵に伝えました。
 
 
 
帰り道、園子は蘭の様子がおかしいことに気づきました。

蘭は、明夫が保険金目的で千恵を殺そうとしているのではないかと疑っていることを打ち明け、以下のように推理します。

まず明夫は、わざと空気汚染物質を多く含んだ建材で家を建てさせ、千恵の体を徐々に悪化させていきます。

その一方で、千恵に静岡のデザイン学校への転職を勧めました。

夫の勧めに従った千恵は、毎日車で高速道路を往復します。その間にめまいでもおこせば大惨事になりかねません。

もちろん証拠は何一つありませんが、可能性が少しでもある以上、家を調べた方がいいと蘭は考えたのです。
 
 
 
それから数日後、吉野家に業者が入り、汚染物質の測定が行われることになりました。

明夫は、きちんと検査した方がいいと思っていたと話し、千恵を気遣ってくれた蘭に感謝を伝えます。そして散歩がてらケーキでも買ってくると言い、外へ出て行きました。

コナンは、明夫に気づかれないようにこっそり尾行します。

車屋へ入った明夫は、2千5百万円もする車に触れながら店員と話をしています。

明夫は休みの度にこの車屋に足を運んでいて、どうやらその車を購入するつもりでいるようです。
 
 
 
その後、明夫とコナンが吉野家へ戻ると、ちょうど業者が測定を終えた頃でした。

調べた結果、厚生省が4年前に出した指針値を遥かに下回る濃度しか測定されませんでした。つまり、この家は全く安全ということです。

千恵はほっと胸を撫でおろしますが、コナンは納得できず、他の原因を探ることにしました。

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ネタバレ

探偵事務所へ戻った蘭は、自分の思い違いだったことを小五郎に伝えます。
 
 
「お前まさか、名探偵毛利小五郎の娘です、なんて名乗ったんじゃねェだろうな?」

「そんなことしてないよ!」

「これに懲りて二度と他人様のことに首突っ込むんじゃねェぞ!」
 
 
珍しく憤慨する小五郎を前に、蘭は小さく頷きました。

事務所を出た蘭は、やはり新一のようにうまくいくはずがなかったと落ち込み、ため息を漏らします。

ゆっくりと階段を上って行くと、自宅の前でコナンが待っていました。
 
 
「蘭ねえちゃんの推理、間違ってないと思うよ」
 
 
コナンは、明夫が2千5百万円もするスポーツカーを買おうとしていることを打ち明けます。恐らく、千恵の保険金を使って購入するつもりなのです。

しかし、家の中から空気汚染物質は検出されず、千恵のめまいの原因がわからない蘭は頭を抱えます。

コナンは蘭にヒントを与えるため、最初に千恵に会った時、自分のめまいや頭痛について何て言っていたか尋ねます。

千恵は、毎日静岡まで車で往復して疲れが溜まっているせいだと言っていました。学校が休みの日は、比較的症状が出ないというのです。

もし家の中の何かが原因だとすると、仕事で外に出ている平日より、休みで家の中にいる土日の方が症状が出るはずです。
 
 
「千恵さんのめまいや頭痛の原因は家の中じゃないってことかも」

「別の場所?静岡のデザイン学校?」

「または、そこへ行く途中かなァ?」
 
 
コナンの助言によって、蘭は一つの可能性を見出しました。
 
 
 
そして翌朝、コナンと蘭は吉野家を訪れました。

すると、ガレージにある千恵の車に乗り込んだ明夫が、エアコンの吹き出し口にスプレーを多量に噴きつけています。

明夫は、コナンたちの存在に気づいた途端に慌て出しました。蘭は、明夫がポケットに何かを隠す瞬間を見逃しませんでした。
 
 
「吉野さん、そのポケットに入れたものは何ですか?」

「あ、あぁ。エアコンの消臭剤だよ。ほら、風邪や雑菌から家内を守ろうと思ってね」

「じゃあ警察の人が来ても、それ見せられるよね?」
 
 
コナンがそう言った後、蘭は知り合いの刑事に連絡したことを打ち明けました。
 
 
「千恵さんは夢にも思わないでしょうね。自分が運転している車のエアコンに、信頼する夫が毎朝見えない凶器を仕込んでいたなんて…」
 
 
そのため、仕事が休みで車に乗る必要がない日は症状が出なかったのです。

その時、玄関で蘭と明夫の会話を聞いていた千恵は、大粒の涙を零して明夫をじっと見つめました。

明夫はこの時、ようやく自分がしでかした罪の大きさに気づきました。
 
 
その後の警察の調べで、スプレーの中身は有機塩素系の農薬を薄めたものだと判明しました。

高木刑事によって連行された明夫は、会社の金を数千万円使い込んでいて、その穴埋めとスポーツカー欲しさに犯行を計画したと自供しました。

エピローグ

数日後、蘭のもとに千恵から手紙が届きました。

あれから千恵は自宅を売り、そのお金で友人と花屋を兼ねたフラワーデザインの会社を立ち上げたようです。

写真に写る千恵は元気そうで、コナンは立ち直りが早いことに驚きを見せます。

(にしても、段差一つで吉野明夫に不信感を抱くなんて、蘭もなかなか…)

コナンと同じことを考えていた園子は、蘭を小突いて冷かします。
 
 
「もしや、似て来たんじゃありませんか?誰かさんに」

「え?そんなこと…。でも、あいつの気持ちはわかりたかったっていうか、あいつに少しでも近づきたかったのは確かね」

「ふーん、なるほど。それで少しは新一くんの気持ち、わかったのかな?」

「ぜーんぜん!あんな推理オタクの気持ち、まーったくわかりません!」

(まぁいいけどね…。とほほ……)

まとめ

■ BACK:
第195話「意味深なオルゴール(後編)」
■ NEXT:
第197話「スーパーカーの罠(前編)」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第196話「見えない凶器 蘭の初推理」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

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