名探偵コナン第726話のネタバレ！幸福メールは不幸を呼ぶ

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第７２６話「幸福（しあわせ）メールは不幸を呼ぶ」：
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ

contents

1. 名探偵コナン第７２６話｜事件ファイル概要＆登場人物＆あらすじ
2. 名探偵コナン第７２６話｜謎解き＆ネタバレ
- 2.1. 名探偵コナン第７２６話｜謎解き
- 2.2. 名探偵コナン第７２６話｜ネタバレ
3. アニメ名探偵コナンを動画で見る方法
4. まとめ

名探偵コナン第７２６話｜事件ファイル概要＆登場人物＆あらすじ

名探偵コナン第７２６話｜事件ファイル概要

◯ 事件ファイル
■ 話数：
第７２６話
■ 事件ファイル名：
幸福（しあわせ）メールは不幸を呼ぶ
■ 放送日：
２０１４年１月１８日
■ 放送曜日：
土曜日
■ 主題歌：
OPテーマ　Butterfly Core（VALSHE）
EDテーマ　いま逢いたくて…（DAIGO）
■ BACK：
⇒ 第７２５話「怪盗キッドと赤面の人魚（ブラッシュマーメイド）（後編）」
■ NEXT：
⇒ 第７２７話「果実が詰まった宝箱（前編）」

名探偵コナン第７２６話｜登場人物

・江戸川　コナン
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

・毛利　小五郎
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

・毛利　蘭
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

・山村　ミサオ
群馬県警の警部。眠りの小五郎を慕っている。

・広瀬　ナナ（ひろせ　なな）
２７歳。保険外交員。

・左門　治（さもん　おさむ）
２７歳。小学校教師。

・右田　利彦（みぎた　としひこ）
３２歳。書店店主。

名探偵コナン第７２６話｜あらすじ

小五郎は、コナンと蘭を車に乗せて、夜道を走行していた。
道の真ん中にスクーターがとめてあり、小五郎は思わず急ブレーキを踏む。
車から降りると、その場所はちょうど公園の入り口だった。

コナンは、公園で女性が倒れていることに気づいた。
女性の首にはロープが巻かれている。
小五郎が脈を確認するが、女性は既に絶命していた。
地面には「ナ」というダイイングメッセージが残されていた･･。

山村率いる群馬県警が到着し、捜査が始まった。

被害者は広瀬ナナ、２７歳。
近所に住む保険の外交員だ。
ナナは仕事帰りに公園に立ち寄り、そこで何者かに襲われたと山村は考える。

死因は、頚部圧迫による窒息死。
首には何重にも絞められた跡が残っていることから、犯人は念入りに何度も被害者の首を絞めたようだ。
死亡推定時刻は、午後１０時から１０時半の間で、コナンたちが公園へ来る少し前だ。

ダイイングメッセージを見た山村は、犯人は「ナ」から始まる人物だと判断する。
山村は、被害者の名前（広瀬ナナ）に「ナ」が付くことから、犯人は自分で、実は二重人格だったと推理する。
山村の推理に苦笑いするコナンは、ダイイングメッセージの「ナ」を見て、何かが変だと考える。
さらに、ナナの身に着けている洋服から火薬の匂いがした。

蘭は、ナナの顔が濡れて化粧が落ちていることに気づいた。

そこへ、事件現場へ小学校教師の左門治がやってきた。
山村は、ナナとどういう関係なのか左門に尋ねる。
左門はナナの婚約者だと話し、右手の中指にはめている指輪を見せた。

左門の話によると、左門とナナは今夜食事をする約束をしていた。
しかし、ナナから９時４５分に「少し遅くなります。公園でミギタと話していくから。ナナ」といった内容のメールが届いた。
ミギタは、以前ナナと交際していた男性のことで、ナナとよりを戻そうとしつこくつきまとっていたようだ。

小五郎は、ミギタの名前を漢字にすると「右田」ではないかと尋ねる。
左門が「そうです」と答えると、小五郎はナナの残したダイイングメッセージは「ナ」を書こうとしたのではなく、漢字の「右」を書く途中だったと推理した。

そこで、小五郎たちは山村と一緒に容疑者である右田に会いに行くことにした。
車で移動中、左門は携帯の写真をじっと眺めている。

コナン「それ先生の生徒さん？」

左門「そうだよ。今日ね、僕の結婚パーティーをしてくれたんだ」

蘭「いい子たちなんですね」

左門が見せた結婚パーティーの写真には、生徒たちがクラッカーを打って左門を祝福している姿が写っていた。
その写真を見せてもらった蘭は、黒板にかかれた左門治の漢字に気づいた。
小五郎は、ナナが左門の「左」と書こうとしていた可能性もあると考えた。

小五郎たちは右田書店へ到着し、右田に話を聞いてみる。
ナナが殺害されたことを伝えると、右田はひどく驚いた様子だった。
小五郎がナナと公園で待ち合わせをしていたことを右田に尋ねる。
しかし、右田はナナと待ち合わせをしてないと言い張る。
そこで、左門は携帯を取り出し、ナナから送られてきたメールを見せる。

左門「じゃあ、このメールは何なんだ！」

右田「知らねェよ、そんなもん。大方、他の男と会う口実にでも使ったんだろうが」

そこで、山村はダイイングメッセージの写真を見せる。
ナナは右田の名前を書こうとして力尽きてしまったのだと話す山村。
しかし、右田は「右」だけではなく「左」の可能性もあると話す。

それに、右田には完璧なアリバイがあるという。
右田は今夜ずっと書店で仕事をしていた。
その様子が防犯カメラにきちんと映っている。
一度だけカメラに映らない時間があったが、ほんの数秒だった。

書店から犯行現場までは車でも往復２０分はかかる。
小五郎は、右田の犯行は不可能だと判断した。

防犯モニタの映像を見たコナンは、あることに気づいた。

山村は、右田が犯人でないのなら、左門が犯人だと考えた。
容疑を否認する左門だが、アリバイがない。
ナナから送られてきたというメールも、右田に罪を被せるため左門が偽装したとも考えられる。

コナンは、ダイイングメッセージが示しているのは右田だと確信していた。
しかし、書店で見た防犯モニタの映像だけでは証拠にならない。

書店の周りを調べていたコナンは、何かの破片が落ちていることに気づいた。

コナン（これは！？もしかして･･）

名探偵コナン第７２６話｜謎解き＆ネタバレ

名探偵コナン第７２６話｜謎解き

【謎解き①】
ナナの身に着けている洋服から火薬の匂いがした。

【謎解き②】
左門が見せた結婚パーティーの写真には、生徒たちがクラッカーを打って左門を祝福している姿が写っていた。

名探偵コナン第７２６話｜ネタバレ

山村は、詳しい話は署の方で、と左門を連行しようとする。

そこで、コナンは腕時計型麻酔銃を使って小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使い、推理を話し始めた。

被害者のダイイングメッセージが示している人物は左門ではなく右田だ。

山村は、ダイイングメッセージの写真を見せて小五郎に尋ねる。

山村「確かにこれだけじゃ右と書こうとしたのか左と書こうとしたのか･･」

コナンは、左門にホワイトボードを手渡し、「右」と書くように指示した。
左門は、言われた通り、みんなに見せながら大きく「右」と書く。

コナン「へぇ～！右ってはらいの後に横棒の書き順なんだ？」

コナンの言葉を聞いた山村は、ダイイングメッセージの写真をもう一度見る。

はらいと横棒が交わっている部分を見ると、明らかにはらいの後に横棒が書かれたことがわかる。

カタカナの「ナ」でも「左」でもない。
「右」を書くとき以外はありえない書き順だ。

右田「それだけじゃ証拠になんねェだろ。それに忘れたのか？俺には完璧なアリバイがあるんだぜ」

山村「そうですよ！右田さんは、ずっと防犯カメラに映っちゃってたんですよ」

防犯カメラには、常にずっと動いているという先入観がある。
右田は、そこを利用したのだ。

右田が一度だけ防犯カメラに映らなかった時、右田は防犯カメラのスイッチを切った。
そして、１０分かけてスクーターで犯行現場まで行き、ナナを殺害した。
さらに、１０分かけて帰ってきた右田は、再び防犯カメラのスイッチを入れ、カメラの視界の中へ戻ってきた。
そうして、実は２０分以上も間が空いている映像を、ずっと繋がっているように見せかけていたのだ。
この店の防犯カメラは、タイム表示がついていないタイプのもので、偽装するのは簡単だ。

左門「やっぱりお前がナナを！」

右田「証拠は？俺がそれを実行したって証拠はどこにある？」

そこで、書店の近くに住む学生を証人として呼んだ。

学生は、午後１０時半頃に見たい番組があったためテレビをつけようとした。
その時「ガシャン！」という大きな音がしたため窓から外を覗くと、書店の外壁に乗用車が衝突していた。
その乗用車がすぐに走り去ろうとしていたので、学生は通報するために動画を撮影した。

恐らく飲酒運転だったのだろう。
近所でヘッドライトが壊れた白の乗用車を探せばすぐに見つかるはずだ。

店内にもかなり大きな音が響いたはずだ。
ところが、防犯カメラの映像の中で、右田がそれに気づくことはなかった。
それは、その時間の映像が欠落しているからだ。

午後１０時半といえば犯行時刻。
その時間、右田は書店にはいなかったのだ。

右田「くっそ～！うまく騙せたと思ったのに･･」

防犯カメラの映像に間が空いていると気づいた理由は、右田の髪の毛にあった。

防犯カメラから出て行った時の癖っ毛の右田の髪が、戻ってきた時にはぺったんこになっていた。
まるで、ヘルメットか何かを被った時のように。
その映像を見た時にこのトリックに気づいたのだ。

右田は以下のように動機を話した。
ナナは、左門とのツーショット写真を嫌がらせのように何度も送ってきた。
写真を送る理由を尋ねると、ナナは「そんなことしていない」と言った。
そのため、ナナは自分のことをバカにしているのだと感じた。

コナンは、右田の投げつけた携帯を見た。

コナン（やっぱりな。あとは･･）

そこへ、山村の携帯に着信が入った。
鑑識からの報告で、被害者の洋服から硝煙反応が出たという。

コナン（よし、これで全て繋がった！）

蘭「それって銃を撃った時に出るっていう･･」

山村「そうだけど？」

右田「おい！俺は銃なんて使ってねェぞ！」

山村「わかってますよ。被害者の死因は絞殺ですからね。しかし、どうして硝煙反応なんか」

左門「きっと何かの間違いでしょう。事件には関係ないと思いますよ」

コナンは、再び蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使い、推理を話し始めた。

右田は犯人だが、ナナを"殺害しようとした“犯人だ。

本当に殺害した犯人は別にいるのだ。
真犯人は、左門治。

右田「探偵さん、別にそいつを庇うわけじゃないが、俺は確かにナナをこの手で･･」

山村「それにダイイングメッセージの書き順は右田さんを示しているって」

まさに、その書き順が示しているのだ。
ダイイングメッセージを書いたのがナナではなく左門だということを。

まず、あのダイイングメッセージをナナが書いたとは到底思えない。

メールを見る限り、ナナは日頃から右田のことをカタカナでミギタと記していた。
そのナナが死の間際になって、突然右田の名前を漢字で書くだろうか。

左門「だからといって、僕が書いたとは言えない！」

左門は否定するが、ダイイングメッセージを左門が書いた可能性は非常に高い。

右田が書いた「右」の書き順と、教師である左門が書いた「右」の書き順を思い出してみる。
右田は、横棒を書いた後ではらいを書いていた。
左門は、はらいを書いた後で横棒を書いていた。

まず左門の計画は、ナナの携帯から右田に嫌がらせメールを送りつけることから始まった。
右田の性格とナナへの歪んだ愛情を知っていた左門は、そうして右田がナナを殺害するように仕向けた。

そう考えられる理由は、ナナの携帯に残っていたメールの文体だ。
ナナ本人が打ったメールには、「、」や「。」などの句読点がなく、文の最後には必ず「ナナ」という署名があった。
しかし、右田を怒らせたメールには句読点があり、逆に「ナナ」という署名がなかった。
いつも使っている文体は書き順と同じように簡単には変えられない。
以上のことから、別人がメールを打ったのは明らかだ。

そして左門の思惑通り、ナナへの憎しみを募らせた右田はナナを手にかけた。
確認のために見に行った公園で倒れているナナを見つけた時、左門は確信したはずだ。
計画が成功したのだと･･。

しかし、そこで予想外のことが起こった。

右田が現場から去った時、恐らくまだナナは仮死状態だったのだ。
ナナは蘇生したのだ。

この時、ナナは顔についた土を落とすため、水道で洗った。
遺体の顔が濡れて化粧が落ちていたのはそのせいだ。
そして、その直後にとどめをさされたのだ。
左門の手によって･･。

さらに、左門は遺体の指で地面に「右田」と書こうとした。
しかし、その途中で近づいてきたコナンたちに気づき、慌ててその場を離れざるを得なかった。

左門「確かに、辻褄は合っているかもしれない。でも、全て状況証拠です。物証は何も･･」

ところが、物証はあるのだ。
【謎解き①】
それは、遺体の洋服についていた硝煙反応だ。

なぜ、銃が使われていないはずの現場から硝煙反応が出たのか。
答えは、左門の携帯の画像にあった。

【謎解き②】
画像の中で、左門はたくさんのクラッカーで祝福されていた。
銃声のような音からもわかるように、火薬を炸裂させるクラッカーは硝煙反応を示す。

その時、左門の服に付着した硝煙反応が、ナナを絞殺した際に彼女の服にもついてしまったのだ。

調べれば、ナナの服からでた硝煙反応と同じ種類のものがでるはずだ。

左門「皮肉なものですね･･。子供たちが祝ってくれたことが証拠になるなんて」