名探偵コナン第207話のネタバレ!見事すぎた名推理

シーズン5

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第207話「見事すぎた名推理」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある・・。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

榎本 梓
CV:榎本充希子
喫茶ポアロのウェイトレス。

入江 貴行(いりえ たかゆき)
CV:千葉一伸
25歳。米花大学物理研究科。

中本 博司(なかもと ひろし)
CV:家中宏
26歳。米花大学物理研究科。

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あらすじ

コナンと蘭は、酔っ払った小五郎を米花駅の反対側まで迎えに行きました。

コナンは、蘭に背負われた小五郎のポケットの中から『8時~10時まで食べ放題!飲み放題!』というチラシを抜き取りました。
 

「すぐそういうチラシに飛びつくんだから…」

「何言ってんだよ!払った金の3倍食ったし、5倍は飲んでやったぞ!」

 
その時、通りかかったアパートからガラスが割れるような物音と激しく言い争う声が聞こえてきました。

小五郎が千鳥足でアパートに入ろうとすると、ちょうど通りかかった老人は『いつものことだから大丈夫だ』と伝え、連れていた犬を撫でました。

小五郎は『心配して損した』とぼやき、帰路に就くことにしました。

 

しかし翌朝、やはり昨夜のことが気になるコナンたちは、アパートへ様子を見に行くことにしました。

すると、そのアパートで男の刺殺体が発見されたらしく、目暮警部たち警察が捜査を行っていました。

死亡推定時刻は昨夜10時から11時の間。それはちょうどコナンたちがこのアパートの前を通りかかった頃でした。

アパートの住人たちも同様に、問題の時刻に中本という男が被害者の入江貴行と言い争う声を耳にしていました。
 

「しかし、名探偵毛利小五郎ともあろう者が目の前で殺人事件が起きるのを食い止められなかったのかね」

「面目ありません……」

 
目暮警部に指摘され、小五郎は珍しく落ち込みました。それは小五郎だけでなくコナンも同じでした。

 

コナンたちが探偵事務所へ戻ると、中本博司という男性が助けを求めて駆け込んできました。

中本は、参考人として警察に呼ばれたが昨夜は入江の部屋に行っていないと訴えます。

しかし、コナンたちは確かに入江と中本が言い争う声を聞いていました。

中本は、自分の声を録音したカセットテープを入江が再生しただけの一人芝居だったと説明します。

実は昨夜、中本は恩師の教授を殺害するため、その教授の家に忍び込んでいました。

中本のアリバイを作るため、入江は一人芝居をしていたというのです。

しかし教授は出かけていたようで、結局中本は諦めて帰ったといいます。

中本が教授の家に行ったのは午後10時で、引き上げたのは11時。

この話が本当だとすると、中本には入江を殺害することは不可能です。

ところが教授は昨夜、ずっと書斎で書き物をしていて外出など一度もしていないと証言したそうです。

中本は、なぜ教授が嘘をついたのかはわからないが、このままでは自分が犯人にされてしまうと頭を抱えます。

昨夜、現場付近を通りかかって無関係とは思えない小五郎は、中本の無実を証明するため調査に乗り出すことにしました。
 

「事件を解決したら名誉挽回になるね、おじさん」

「名誉挽回かァ。よーし、やったろうじゃねェか!!」

 

証拠のテープは入江の部屋から発見されず、恐らく犯人が持ち去ったと考えられます。

アパートの出入口は1つで、犯行後の逃走経路は駅に続く道が1本あるのみ。

小五郎は、犯人が証拠のテープを一刻も早く処分したかったはずだと考え、アパートの傍にあるコンビニのごみ箱の中を調べました。

すると小五郎の推理通り、そのごみ箱の中からカセットテープが出てきました。

そこに高木刑事が現れ、証拠品のテープを押収しようとします。
 

「ちょっと待てィ!ただで持って帰ろうってのか?」

 

その後、高木刑事とともに事務所へ戻った小五郎は、さっそくテープを再生してみることにしました。

やはりテープに録音されていたのは、昨夜聞いたセリフと全く同じものでした。

つまり、中本は嘘をついていなかったということです。

小五郎は、入江を殺害した犯人が教授で、その罪を中本に着せるためわざと嘘をついたと推理します。

しかし中本は、教授殺害の計画は全て入江の部屋で練っていて、教授が知る術はなかったはずだと指摘します。

小五郎はハッとし、入江の部屋をもう一度調べて欲しいと高木刑事に頼みました。

 

その後、高木刑事からの連絡で、入江の部屋に盗聴器が仕掛けられていたことが判明しました。

小五郎は、入江と中本の研究を盗んで金にしてきた教授が2人からの報復を恐れ、2人の動向を知るために盗聴器を仕掛けたと推理します。

教授は盗聴を続けるうちに自分に対する殺害計画を知り、2人のアリバイ工作を逆に利用してやろうと考えました。

そして昨夜10時過ぎ、計画通り入江がテープを相手に一人芝居を始めました。

そこへ合鍵を使って教授が忍び込み、入江を殺害。そしてテープを盗んで現場を後にしました。

入江の遺体が発見されたら、隣人の証言で当然警察は中本による犯行だと思い込みます。

つまり、入江を殺害して中本をその犯人に仕立て上げることが教授の計画だったのです。

 

コナンは、小五郎の見事な名推理に感服します。

(おいおい。どうしちまったんだ、おっちゃん。完璧じゃねェか。今回は俺の出番なしかよ…)

しかしこのあと、小五郎の名推理は覆されることになります。
 

「目暮警部から聞きました。犬を連れた散歩の老人が毛利さんを引き留めたそうで」

 
この中本の発言で、コナンは事件の裏に隠された真相を見抜きました。

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ネタバレ

その後、小五郎に呼び出された目暮警部と高木刑事が事務所に到着し、小五郎は先ほどの推理をもう一度話します。
 

「アリバイ偽装をそっくり逆利用されたわけか。なるほど、さすがだ毛利くん」

「いやァ、いつものことです」

 
そこでコナンは腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理ショーを始めました。

 

先ほどの推理は、真犯人が望んだ一つの推理に過ぎません。

中本と教授の供述は食い違っていました。つまり、どちらかが嘘をついているということになります。

そんな時、中本の言っていたテープが出てくれば、中本の供述の方が正しくなります。それと同時に教授に対する疑惑が芽生えます。

中本は、要所要所でさり気なさを装いながらも巧みに小五郎の推理を教授による犯行という結論に誘導していったのです。

言ってみれば、小五郎は推理したのではなく、中本に推理させられたのです。
 

犯人は、中本博司です。

 
教授は自らの証言通り、自宅の書斎にいました。

もちろん、盗聴器を仕掛けたのも教授ではありません。

そもそも録音テープが昨夜のうちに捨てられたのなら、今日になって見つかるはずがありません。

テープが捨ててあったコンビニのごみ箱は、毎日夜明け前に業者が回収に来ることになっています。

残っているはずのないテープが残っていたということは、昨夜ではなく今日捨てられたということです。

業者に回収されてしまうと小五郎に見つけさせることができなくなってしまうからです。

 

中本はまず最初に、誰に推理させるかを考えました。

その役は、警察がその推理に耳を傾けてくれるような人物でなければ意味がありません。

そこで中本は、本庁にも一目置かれている毛利小五郎に目を付けました。

しかし、いきなり訪ねても断られる恐れがあります。

まず中本は、自分の話を必ず聞いて貰えるように小五郎を目撃者にして事件とのかかわりを持たせることにしました。

小五郎が酒好きだと知り、午後8時から10時まで飲み放題、食べ放題のチラシを事務所の郵便受けに入れたのです。

そうすれば小五郎は夜10時過ぎに帰宅するため入江のアパートの前を通ります。

 

そこへ、先ほどコナンが呼び出しておいた梓がやってきました。

梓は昨日の朝、チラシを郵便受けに入れる中本の姿を目撃していました。

そのチラシを調べれば、中本の指紋が検出されるはずです。

そもそもチラシは駅の反対側にしか配られなかったものです。
 

「そんなものをどうしてわざわざ私の郵便受けに入れる必要があるのかね、中本くん」

「フン。うまくいったと思ったのに」

 
コナンが中本に疑いを持ったのは、昨夜出会った老人が犬を連れていたことを中本が知っていたからです。

小五郎は目暮警部に『散歩の老人』と言っただけで、『犬を連れた老人』とは未だ話していません。

小五郎が喧嘩の仲裁に部屋へ飛び込んでしまえば全て水の泡になってしまいます。

そうさせないため、中本は犬を連れた老人に扮して小五郎を引き留めたのです。
 

「やっぱり俺の目に狂いはなかった。毛利さん、あなたは名探偵だ!」

エピローグ

その後、中本は入江を殺害した罪で連行されていきました。

中本は、共同開発していた研究成果の利権と名誉を巡る争いの中、同僚の入江を唆し、組んだフリをして殺害。

そして、その罪を教授に被せて全てを独り占めするつもりでした。

 

目暮警部を見送った後、小五郎は郵便受けに入っていたチラシを取り出しました。
 

「なになに?明日から3日間生ビール飲み放題!?」

「もう!お父さんったら、何考えてんの?」

(おいおい、懲りろよ少しは……)

まとめ

■ BACK:
第206話「本庁の刑事恋物語3(後編)」
■ NEXT:
第208話「迷宮への入口 巨大神像の怒り」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

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・あらすじ
・ネタバレ
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