名探偵コナン第947話のネタバレ!呪いの宝石ボルジアの涙(後編)

シーズン24

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第947話「呪いの宝石ボルジアの涙(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・謎解き
・ネタバレ
・エピローグ

名探偵コナン第947話|事件ファイル概要

事件ファイル


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名探偵コナン第947話|登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:小山力也
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

阿笠 博士
CV:緒方賢一
新一の隣の家に住む発明家。コナンの正体を知っている。

目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある・・。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

千葉 和伸
CV:千葉一伸
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。高木の後輩。

佐伯 由利(さえき ゆり)
CV:河原木志穂
なぎさの付き人。当時30歳。

佐伯 菫(さえき すみれ)
CV:河原木志穂
20歳。佐伯由利の孫。

鹿屋 辰馬(かのや たつま)
CV:井上倫宏
72歳。鹿屋建設顧問。当時32歳、カメラマン。

朝日奈 なぎさ(あさひな なぎさ)
CV:江森浩子
女優。当時22歳。

紅色頭巾
CV:三瓶雄樹

梅木 弘道(うめき ひろみち)
CV:斉藤次郎
45歳。鹿屋建設社長。

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名探偵コナン第947話|(前編)のストーリー

40年前、テレビドラマの生放送で使われるはずだった宝石「ボルジアの涙」の指輪を持ったまま失踪したとされていた佐伯由利が、干上がったダムの底から白骨化した遺体となって発見された。
遺体の腹部には果物ナイフが刺さっており、由利が乗っていたと思われる車から「ボルジアの涙」は見つからなかった。
毛利探偵事務所を訪れた由利の孫娘、佐伯菫は、由利が何者かに指輪を奪われ殺害された被害者だと訴え、由利の汚名を雪いでほしい欲しいと小五郎に依頼。
しかし小五郎は、由利が指輪を持ち逃げしてしまったことを後悔し、自殺した可能性もあると考える。
コナン、蘭は、由利の無実を証明したいという菫に同行し、40年前のドラマ「私が殺しました」の関係者たちから話を聞く。
当時、由利が付き人をしていた女優、朝日奈なぎさは、由利にそっくりな菫を見た途端、手に持っていたリンゴを落とし「由利ちゃん、ごめんなさい!許して!」と悲痛な声で叫んだ。
その頃、小五郎は飲み仲間である水沢翔に相談があるといって呼び出され、野々垣不動産で火事に巻き込まれてしまった・・。(前編へ)

名探偵コナン第947話|あらすじ

目暮警部から連絡を受けた蘭は、コナンと菫とともに小五郎が搬送された病院を訪れる。
小五郎は、幸いにもかすり傷程度で済んだようだ。
しかし、水沢は命を落としてしまった。
小五郎は、水沢を助け出すことができなかったことを悔やむ。
目暮警部は、水沢がほとんど煙を吸っていなかったと検死の結果を小五郎に伝える。
つまり、火が出た時、水沢はすでに亡くなっていたということだ。

その時、病室へ高木刑事と千葉刑事がやってきた。
高木刑事は、水沢のスマホに画像データが一枚も保存されていなかったこと、そしてスマホから小五郎の指紋以外検出されなかったことを報告する。
つまり、何者かがスマホ内の画像を全て消去し、指紋を拭き取ったということになる。
そして恐らく、その何者かが水沢を殺害して火を放った犯人だ。
高木刑事は、消去された画像データの復元を鑑識に依頼していることを話す。

目暮警部は、小五郎の証言から水沢が殺害されたのは午後5時から5時30分頃だと考える。

現場の野々垣不動産は休みで、社長や従業員の所在の確認はまだとれていなかった。
水沢とともにダム湖で由利の遺体を発見した鹿屋建設社長の梅木弘道は、友人たちと5時頃から飲んでいたという。

その時、コナンのスマホに鹿屋辰馬から「キネコみつかったよ」というメールが入った。
キネコとはビデオ映像をフィルムに変換する作業のことで、40年前にカメラマンを務めていた鹿屋は、ドラマ「私が殺しました」のラストシーンをキネコにして残していた。
そこでコナンは、阿笠博士の車で鹿屋の自宅へ向かうことにした。

ラストシーンの映像を見せてもらったコナンは、撮影した時窓が開いていたのか尋ねる。
鹿屋は、ラストの大事なシーンでなぎさ以外に目をやりたくなかったため、窓は閉めていたと答えた。

その後、コナンは阿笠博士の車でロケ現場のダム湖へ向かった。
40年前に撮影に使われた小屋が建っていた場所で、風景を確認したコナンは鹿屋の自宅へ戻る。

コナンは、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って目暮警部に連絡し、鹿屋の自宅へ集まるように伝えた。

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名探偵コナン第947話|謎解き

【謎解き①】
火災現場には、棚に飾られるべき大皿がテーブルの上に置かれ、度数の強い酒が入った瓶は空っぽになっていた。

名探偵コナン第947話|ネタバレ

鹿屋の自宅へ、小五郎、蘭、菫、目暮警部、高木刑事、千葉刑事、そして梅木弘道が集まった。

コナンは、腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせると、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使い推理を話し始めた。

西洋史の千住教授によると、「ボルジアの涙」とは歴史上には実在しない偽物の宝石だ。
しかし、偽物の宝石であっても、それを運んでいた由利が遺体となって発見されたのは事実だ。
40年という時間の壁は厚く、真相の解明は不可能と思われていた。
ところが、そこに新しい事件が発生した。
その犠牲者は、由利を発見した一人、水沢だった。
しかも、水沢の死因は火災によるものではなく、何者かに首を絞められたものだ。
犯人は火災発生時にアリバイのないものだとして捜査が進められようとしたが、火災の現場は別な犯人の存在を示唆していた。

小五郎の指示で、高木刑事は火災現場の写真をテーブルの上に置き、みんなに見せる。
【謎解き①】
棚に飾られるべき大皿がテーブルとともにあり、酒瓶は空っぽだった。
それらは、即席で作られた時限発火装置の材料だったのだ。
犯人が罪から逃れようとこのような細工を施したために、逆に犯人を限定させてしまった。
つまり、火が出た時間にアリバイがあるものこそが犯人だということだ。

高木刑事は、水沢のスマホから復旧した画像データの写真を見せる。
その二枚の写真は、由利が乗っていたダッシュボードを撮影したものだ。
撮影した時刻を確認すると、一枚目は9時41分に撮影され、二枚目は9時51分に撮影されている。
そして、一枚目で閉まっていたダッシュボードが二枚目では開いていることがわかる。
遺体発見の通報があった時間は9時45分。

つまり、9時41分に水沢が車内を撮影。
その後、梅木と交代して9時45分に遺体発見を通報。
再び車に戻り、9時51分に車内を撮影した。
水沢が車を離れた10分の間に、ダッシュボードを開けることができたのは梅木しかいないのだ。

その後、ダッシュボードの件に気づいた水沢は、梅木が車から何かを持ち出したと疑い、小五郎に相談しようとしたところを殺害されてしまった。

梅木「バカバカしい。そのダッシュボードに入っていたのは、ボルジアの涙だっていうのか?オレがそんな大昔の話知ってるわけないだろ

鹿屋「残念だよ、弘道。ボルジアの涙の話は子供の頃から何度も聞かせていたはずだ

梅木「クッソォ!こんな・・、こんな偽物のために・・

梅木はズボンのポケットから指輪を取り出し、床に叩きつけようとする。
菫は、梅木の腕を掴んでそれを止める。

菫「ダメ!例え偽物でも、祖母はこれのために命をかけたのよ!

その後、梅木は警察署へ連行されていった。


菫は、結局由利を刺した犯人がわからないままだということに肩を落とす。

コナンは、蝶ネクタイ型変声機で阿笠博士の声を使い、40年前の事件について話し始めた。

鹿屋に頼んでキネコの用意をしてもらい、ドラマのラストシーンの映像を見せる。
ダム湖の小屋で、なぎさが演じるメイドが恋人である執事を呼び寄せていたところだ。
ここで由利の提案であるリンゴを剥き始めるシーンになる。
しかし、手に取ったリンゴの下に置かれていた「紅色頭巾参上」というメモ書きを見たなぎさは驚く。
そして外から扉をノックする音がし、果物ナイフを構えるなぎさだが、現れたのは執事。
ロケ現場にいたのはなぎさだけだったため、執事がいるスタジオのセットとタイミングを合わせてカメラを切り替えていたのだ。

スタジオでドラマが進む間、なぎさはロケ先で由利が運ぶ「ボルジアの涙」が届くのを待っていた。
しかし、どうしたことか「ボルジアの涙」はなかなか届かなかった。
時間ギリギリに到着した由利に、なぎさは早く指輪を渡すように言う。
しかし、由利は千住教授に「偽物で恥をさらすな」と説き伏せられていたため、指輪を渡すことができなかった。
二人は互いに必死だった。
由利に説明の暇はなく、なぎさは40度の発熱・・。
揉み合う拍子に、なぎさが手にしていた果物ナイフが由利の腹部に突き刺さってしまった。
由利は車のダッシュボードに「ボルジアの涙」をしまい、なぎさが罪に問われないように少しでも現場から遠ざかろうとした。
偽の「ボルジアの涙」が出ないように、ひたすらそう願って・・。
その後、車はダムへ転落してしまった。

スタジオでは、代役のメイドが紅色頭巾を刺し殺し、残るはなぎさのラストカットのみ。
なぎさは「私が・・、私が殺しました!」と悲痛な声で叫び、そのまま意識を失ってしまった。

コナンは、ラストシーンでは窓は閉まっていたと鹿屋が言っていたが、その窓が開いていたとしたら由利がきたという証拠になると話す。
キネコの映像を見ると、レースのカーテン越しに何か光っているものが見える。
恐らくそれは米花町の航空灯台の光で、窓が開いていたということが証明されることとなった。

名探偵コナン第947話|エピローグ

数日後。

朝日奈なぎさが由利の名前を呼び続けていると連絡を受けたコナン、蘭、菫は、なぎさの済む介護施設を訪れた。

菫「なぎささん・・

なぎさは、菫の顔を見て涙を浮かべる。

なぎさ「由利ちゃん、元気でいたのね

菫「ええ。ずっと元気だったわ、なぎさちゃん

なぎさ「良かった。私ったら長い嫌な夢を見ていたんだわ

菫は「ボルジアの涙」をなぎさに渡し、互いに顔を見合わせ微笑んだ。

40年もの長い間、指輪の呪いによってからめとられていたなぎさの心は、祖母と孫、二人の女性のやさしさによって解き放たれた。

まとめ

■ BACK:
第946話「呪いの宝石ボルジアの涙(前編)」
■ NEXT:
第948話「恐竜につぶされた男」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第947話「呪いの宝石ボルジアの涙(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・謎解き
・ネタバレ
・エピローグ

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