名探偵コナン第665話のネタバレ!疑惑のイニシャルK

シーズン17

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第665話「疑惑のイニシャルK」:
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ

名探偵コナン第665話|事件ファイル概要&登場人物&あらすじ

名探偵コナン第665話|事件ファイル概要

◯ 事件ファイル
■ 話数:
第665話
■ 事件ファイル名:
疑惑のイニシャルK
■ 放送日:
2012年7月21日
■ 放送曜日:
土曜日
■ 主題歌:
OPテーマ Miss Mystery(BREAKERZ)
EDテーマ オーバーライト(BREAKERZ)
■ BACK:
第664話「名犬クールのお手柄2」
■ NEXT:
第666話「雨の夜の脅迫者」

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名探偵コナン第665話|登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:小山力也
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある・・。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

佐藤 美和子
CV:湯屋敦子
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。捜査一課のマドンナ。車は赤のRX-7に乗っており、運転技術が非常に高い。

千葉 和伸
CV:千葉一伸
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。高木の後輩。

久栄 克俊(くさか かつとし)
CV:鈴木清信
53歳。

甲斐谷 貴和子(かいたに きわこ)
CV:本名陽子
25歳。薬剤師。

花沢 トシ子(はなざわ としこ)
CV:西宏子
49歳、主婦。

大岡 善吉(おおおか ぜんきち)
CV:小山武宏
64歳。警備員。

立野 寿巳男(たての すみお)
CV:柿原徹也
27歳。米花町5丁目交番に勤務する巡査。

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名探偵コナン第665話|あらすじ

夕食を外で済ませた小五郎、コナン、蘭は、帰り道を歩いていた。
そこで、米花町5丁目交番に勤務する立野寿巳男巡査を見かけた。
立野巡査は、真面目で親切で人が良く、町内の人たちからの信頼も厚い。
近々、念願かなって米花署の刑事課に移動することが決まっている。

小五郎が立野巡査に声をかけると、立野巡査は主婦の花沢トシ子から、いつもゴミ置き場を荒らす人物がいると相談を受けているところだった。
その時、近くの家からフラフラと甲斐谷貴和子出てきた。
貴和子の手に血が付いていることに気づいたコナンは、貴和子に事情を尋ねる。
すると貴和子は、家の中で人が死んでいると話す。

コナン、小五郎、立野巡査が家の中へ入ると、大岡善吉が腹部を刺されて亡くなっていた。
立野巡査は、家の中に不審人物が潜んでいないか確認するため、その場を離れた。
遺体の近くには血痕のついた包丁、そして血痕が付着し穴の空いた座布団があった。
コナンは、大岡の手元に血で「」というダイイングメッセージが残されていることに気づき、小五郎に知らせる。
さらに、大岡の差し歯が一本抜けていることに気づいた。

その後、目暮警部率いる警察が到着し、捜査が始まった。
被害者の大岡は、坏戸町のスーパーで警備員をしていた。
玄関先で友人と話していたというトシ子は、午後6時過ぎに大岡が帰ってきて、そのすぐあとに50歳くらいでサラリーマン風の男が大岡の家へやってきたと証言。
その男は、10分くらいで帰っていったという。
それから20分くらいあとに貴和子が大岡の家へ入っていき、そのすぐあとで立野巡査がやってきた。
立野巡査と5分くらい話していたら、小五郎たちがやってきたというわけだ。

その時、トシ子は野次馬の中に例の男の姿を発見し、小五郎に伝える。
小五郎と目が合った男は逃げ出そうとするが、小五郎と立野巡査によって捕らえられた。
男の名前は久栄克俊、イニシャルがKだった。

その後、米花警察署へ連行された久栄は、取調室で高木刑事から事情聴取を受けることに。
久栄は、現場にあった凶器の包丁が自分のものだと認めるが、殺害はしていないと容疑を否認。
そして、大岡に強請られていたことを明かす。
7年前、賭け麻雀にハマっていた久栄は、雀荘が摘発された時に警察に逮捕された。
大岡もその雀荘の常連だったが、運よく逮捕を免れた。
それ以来、久栄は賭け事から足を洗い、真面目に働いてきた。
しかし、2年前に偶然立ち寄った坏戸町のスーパーで大岡と再会し、それからずっと強請られるようになった。
さらに、娘の縁談がまとまった半年前から、要求がエスカレートした。
久栄は、このまま大岡の言いなりになっていては、娘の結婚までめちゃくちゃにされてしまうと考えた。
そして今日、お金の代わりに包丁を持って行った。
しかし、もみ合っているうちに大岡の手を切ってしまい、血を見た久栄は怖くなり、包丁を放り出して逃げ出したと証言する。

一方、別の取調室では、貴和子が佐藤刑事から事情聴取を受けていた。
貴和子のバッグから人体に極めて有害な薬品が発見されたのだ。
貴和子は、去年卒業の時に就職がなかなか決まらず、そのストレスから万引きを繰り返すようになってしまった。
それを大岡に知られ、黙っていてやるから金をよこせと毎月お金を要求されるようになった。
就職してからは、倍の金額を払えと要求がエスカレートしていった。
わざわざ務める薬局まで処方箋を持ってくることもあり、一生大岡に強請られる生活が続くと思うと、耐えられなかった。
大岡が重い病気にでもなればいいと考え、薬品を手に入れたことを明かす。
貴和子は、大岡の携帯を壊したが、殺害はしていないと容疑を否認。
携帯には、万引きの証拠の動画が入っていたという。

その後、警察の調べで、大岡が海外のカジノにハマっていることがわかった。
恐らく、強請りはその資金を稼ぐためだったと考えられる。

コナンは、大岡の部屋にあったカレンダーを見て、日付のところに暗号のようなものが書かれていることに気づいた。
小五郎は、立野巡査の帽子が汚れていることに気づき指摘する。
立野巡査は、帽子についた白い粉のようなものを払い落とした。

立野巡査が大岡の家の窓すべてに内側から鍵がかけられていたと証言したことで、現場に出入りできたのは久栄と貴和子の二人だけということになった。

大岡の無くなった差し歯は現場から見つかっておらず、コナンはその差し歯の行方が気になった。
千葉刑事は、犯人ともみ合った時に抜け落ちた差し歯が犯人の衣服に付着している可能性があると考える。

コナンは、大岡の手帳の後ろに貼られたネームテープに「〇オカ」と書かれているのを見て、カレンダーの暗号を解読することができた。
そしてコナンは、床にアリが集まっていることに気づき、事件の謎が解けた。

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名探偵コナン第665話|謎解き&ネタバレ

名探偵コナン第665話|謎解き

【謎解き①】
遺体を発見した時、立野巡査は家の中に不審者がいないか確認すると言って、最初に台所へ向かった。

【謎解き②】
立野巡査の帽子に白い粉がついていた。

名探偵コナン第665話|ネタバレ

コナンは、腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使い、推理を話し始めた。

午後6時に大岡が帰宅したあと、現場を出入りしたのは久栄と貴和子の二人だけ。
現場には、被害者の血で「」と書き残されていた。
久栄と貴和子のどちらもイニシャルは「」。
状況的に二人のうちどちらかが捜査を撹乱するため、わざと書き残したとは考えにくい。
つまり、被害者の残したダイイングメッセージと見て間違いない。

大岡の手帳に貼られたネームテープの「〇オカ」は、それで「おおおか」と読む。
大岡は、人や場所の名前にアルファベットや数字を当て込んで書く癖があったと思われる。
以上のことから、カレンダーの27日に書かれた「9A」は、久栄という字を音読みして「きゅうえい」。
5日の「89女」は、薬剤師のやくという字に数字を当てはめて「89」、女性だから女をつけた。
つまり、久栄が大岡にお金を渡しているのは毎月27日、貴和子は5日ということがわかる。
そして、大岡が残したダイイングメッセージの「」が、久栄克俊でも甲斐谷貴和子でもないことがわかる。
ダイイングメッセージは、「警官」を意味していたのだ。
犯人は、立野寿巳男巡査。

立野「ちょっと待ってください!あれが警官のKだとしても、どうして私が犯人なんです?

【謎解き①】
遺体を発見した時、立野巡査は家の中に不審者がいないか確認すると言って、最初に台所へ向かった。
それは妙な行動で、なぜ一番近い向かい側の部屋から調べなかったのか。

立野「そ、それは・・

あの時、立野巡査は犯行時に出入りした勝手口に鍵をかけに行ったのだ。

トシ子が言っていた例のゴミ荒らしも立野巡査の仕業だ。
大岡の情報を得るため、パトロールと称してあの辺りに頻繁に現れても不審に思われないように。

そして今日、立野巡査は久栄と貴和子が大岡を訪ねると知った。
それを利用して大岡を殺害する計画を立てた。

立野「ちがう!

立野巡査は、久栄が現場を逃げ出したあと、勝手口からこっそり家に忍び込み、大岡を殺害して再び勝手口から出た。
そして何食わぬ顔でトシ子の前に姿を現した。

立野「でたらめだ!何か証拠でもあるんですか?

【謎解き②】
先ほど、立野巡査の帽子に何か白い粉のようなものがついていた。
その粉は砂糖だ。
立野巡査が立っていた辺りにアリがたかっている。

そして、現場にも砂糖がこぼれていた。
大岡を殺害する時、こぼれた砂糖の上に帽子が脱げて落ちた。

立野「そんなこと・・

さらに、帽子についた砂糖を払う時、立野巡査は汚れた面を下に向けたまま払っていた。
その行動は妙で、帽子をひっくり返せないわけがあると考えられる。

高木刑事が立野巡査の帽子をとると、やはり帽子の中には大岡の差し歯があった。

恐らく、脱げ落ちた帽子の中に大岡の差し歯が落ちたのだ。
小五郎に指摘されて帽子を脱ぎ、その時差し歯に気づいた立野巡査は、差し歯が落ちるのを恐れて帽子をひっくり返すことができなかったのだ。

言い逃れができなくなった立野巡査は、殺害の動機を話し始めた。

立野「実は学生時代、私も久栄さんと同じ雀荘で賭け麻雀の常連だったんです。私も大岡同様、運よく逮捕を免れた口です。それ以来、心を入れ替え、真面目に勉強し、警察官になったんです。しかし半年前、万引き犯の引き取りに行ったスーパーで、警備員をしている大岡に会ったんです

蘭「でも、大岡さんの勤め先は坏戸町なんじゃ・・

立野「病気で休んだ警備員の代理だったようです。アイツは私を覚えていました。そし金を強請られるようになりました

カレンダーの11日のところに「」と書かれている。

小五郎「お前が金を渡していたのは毎月11日だな。カレンダーに書かれた水の文字は、アルファベットのKに書き足して誤魔化したんだろう

立野「そうです。あれから半年間、毎月・・。先月、刑事課配属の内示がありました。それを知った大岡は、ますます要求をエスカレートさせて。調べてみたら、アイツの被害者は他に何人もいることがわかりました。このままアイツを野放しにするわけにはいかない。そう思いました。そうです!私は裁きを下したんです。アイツに苦しめられている人たちを救うために!正義の名のもとに!これは正義の裁きなんです!

目暮警部は、立野警部の胸ぐらを掴み、怒鳴り声をあげる。

目暮「その口で正義を語るな!どんなに言いつくろうとお前がやったことは殺人だ!薄汚い犯罪にすぎん。そして、お前が犯した愚かな行為は、全国に29万人いる警察官すべての誇りを傷つけたんだ!そのお前に正義を語る資格など微塵もない!


(エピローグ)
米花警察署の前で、久栄と貴和子に深々と頭を下げる目暮警部。

目暮「今回の件で、お二人に不快な思いをさせてしまったことをお詫びします

久栄「そんな・・

目暮「しかし、久栄さんは傷害罪、甲斐谷さんは窃盗罪に問われることになります。よろしいですね

久栄「はい

貴和子「わかりました

目暮「一歩間違えば、あなたがたのどちらかが立野と同じ過ちを犯していたかもしれません。そのことを肝に銘じてそれぞれの罪をきちんと償い、やり直してください

久栄「申し訳ありませんでした

コナンと蘭は、3人のやりとりを見てにっこり微笑んだ。

まとめ

■ BACK:
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■ NEXT:
第666話「雨の夜の脅迫者」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第665話「疑惑のイニシャルK」:
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ

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