名探偵コナン第591話のネタバレ！水族館のある家

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第５９１話「水族館のある家」：
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ

contents

1. 名探偵コナン第５９１話｜事件ファイル概要＆登場人物＆あらすじ
2. 名探偵コナン第５９１話｜謎解き＆ネタバレ
- 2.1. 名探偵コナン第５９１話｜謎解き
- 2.2. 名探偵コナン第５９１話｜ネタバレ
3. アニメ名探偵コナンを動画で見る方法
4. まとめ

名探偵コナン第５９１話｜事件ファイル概要＆登場人物＆あらすじ

名探偵コナン第５９１話｜事件ファイル概要

◯ 事件ファイル
■ 話数：
第５９１話
■ 事件ファイル名：
水族館のある家
■ 放送日：
２０１０年１０月１６日
■ 放送曜日：
土曜日
■ 主題歌：
OPテーマ　SUMMER TIME GONE（倉木麻衣）
EDテーマ　Tomorrow is the last Time（倉木麻衣）
■ BACK：
⇒ 第５９０話「最悪な誕生日（バースデー）（後編）」
■ NEXT：
⇒ 第５９２話「猿と熊手のトリ物帖（前編）」

名探偵コナン第５９１話｜登場人物

・江戸川　コナン
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

・小嶋　元太
CV：高木渉
少年探偵団の一人。うな重好きの食いしん坊で力持ち。

・円谷　光彦
CV：大谷育江
少年探偵団の一人。コナンには劣るが少年探偵団の№2の頭脳を持つ。

・吉田　歩美
CV：岩居由希子
少年探偵団の一人。コナンに想いを寄せる。

・灰原　哀
本名は宮野志保。元黒ずくめの組織の一員でコードネームはシェリー。新一が飲まされた薬と同じ薬を飲み、子供の姿になってしまった。現在は阿笠博士のところでAPTX(アポトキシン)4869の解毒薬の研究をしている。

・阿笠　博士
新一の隣の家に住む発明家。コナンの素性を知る一人。

・目暮　十三
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある･･。

・高木　渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

・西田　聡史（にしだ　さとし）
アクアリウムデザイナー。

・井村　幸輔（いむら　こうすけ）
３２歳。西田のアシスタント。

名探偵コナン第５９１話｜あらすじ

日曜日の正午。
コナン、光彦、元太、歩美、灰原は、阿笠博士に連れられて、有名なアクアリウムデザイナーの西田聡史の家へやってきた。
しかし、１２時に西田と約束していたはずだが、呼び鈴を押しても出てこない。
そこへ、西田のアシスタントである井村幸輔がやってきた。
たくさんの荷物を抱えている井村は、グアム旅行へ行ってきたという。
昨日の夜グアムを出発し、今朝成田に着いたばかりのようだ。

井村が合鍵を使って玄関の扉を開け、新聞受けの新聞紙をとって中へ入ったので、阿笠たちも井村に続いて中へ入った。

家に入り幾つもの水槽を見た、光彦、元太、歩美は歓呼の声を上げる。
カリブ海に住むチョウチョウウオの仲間、カリビアンロングスナウトが入った水槽や、インド洋に住むフグの一種が入った水槽、オーストラリア産の黒いカクレクマノミが入った水槽など、珍しい熱帯魚を見て大喜びしているのだ。

その時、元太は製作途中である時計台のミニチュアに触り、屋根を剥がしてしまった。
井村は接着剤で修理し、ミニチュアに使用する接着剤は固まりにくいため触らないようにと元太に注意した。

その後、井村は土産のグアムチョコを取り出し、子供たちに手を洗いに行くように言った。
そして、バスルームに手を洗いに行った光彦と元太は、浴槽を見て悲鳴を上げた。
光彦たちの悲鳴を聞いてバスルームへ駆けつけたコナンは、光彦が指差す浴槽を見る。
すると、浴槽の水の中には西田が沈んでいた。
コナンが西田の脈を確認するが、既に息絶えていた。
コナンは、遺体の首筋に虫刺されのような赤い斑点があることに気づいた。

目暮率いる警察が到着し、捜査が始まった。
遺体に目立った外傷はなく、死亡原因は溺死。
死後硬直の状態から見て、西田は金曜日の夜に死亡したと判断された。
今日は日曜日なので、死亡したのは２日前ということになる。

西田の作業机の上にはブランデーのボトルやグラスが置いてある。
酒を飲んで泥酔した状態で入浴し、そのまま眠ってしまい溺死した事故だと考える高木。

コナンは、西田が夜に入浴したのなら、なぜバスルームの電気を点けなかったのか指摘する。
さらに、西田の指先には接着剤が付着している。
ミニチュアに接着剤を塗る時は、注射器の針を使うような細かい作業だ。
それなのに、西田はブランデーを飲み、酔っ払った状態で接着剤を使う作業をしていたということだ。

事故ではなく他殺の可能性もあると考えた目暮と高木は、合鍵を持っている井村のアリバイを確認することにした。
井村は、金曜日はグアムに滞在しており、金曜日の夜も土曜日の夜も射撃場で銃を撃っていたと証言。
グアムへは木曜日の夜に出発し、日曜日の朝に成田へと帰ってきた。
目暮が井村のパスポートを確認したところ、証言した内容と確かに一致した。

その時、光彦が「ダメですよ、触っちゃ！」と声を上げた。
元太がまた時計台のミニチュアを触ろうとしていたのだ。
元太は、接着剤がどのくらいの時間で固まるのか疑問を抱く。
接着剤を確認した灰原は、水中でも固まる特殊な接着剤で、完全に固まるまで１２時間かかると話す。
コナンは、灰原の話を聞いて驚く。

西田の指先に付着していた接着剤はまだ固まっていなかった。
金曜日の夜に西田が亡くなったのなら接着剤は固まっていなければおかしい。

その時、今度は「コナンくん大変！」と歩美が叫ぶ。
コナンが急いで駆けつけると、水槽の中で小さいエビが死んでいた。
他の水槽に入っているエビは種類が違うようだが生きている。

エビが死んでいる水槽の中で、元太が小さなクラゲを見つけた。

元太「歩美！ちっこいクラゲは生きてるぜ」

歩美「ほんとだー！ちっちゃいクラゲさん」

コナンがクラゲを確認すると、それはコンタクトレンズだった。

コナンは洗面所へ行きコンタクトレンズのケースの中を確認するが、やはり中は空だった。

コナン（そうか、そういうことか。これは事故なんかじゃない。巧妙に仕組まれた殺人だ！）

名探偵コナン第５９１話｜謎解き＆ネタバレ

名探偵コナン第５９１話｜謎解き

【謎解き①】
西田の首筋に虫刺されのような赤い斑点があった。

【謎解き②】
バスルームの灯りは点いていなかった。

【謎解き③】
西田の指先に付着していた接着剤は固まっていなかった。

【謎解き④】
エビが死んでいる水槽の中にコンタクトレンズが浮かんでいた。

名探偵コナン第５９１話｜ネタバレ

西田の血液検査の報告が入り、血中アルコール濃度は０．４０％だった。
０．４０％というと、普通ならば意識不明になっているギリギリの状態だ。

作業机の上にあったグラスの指紋も西田のものと一致した。

目暮と高木は、西田が酔っ払った状態で風呂に入りそのまま溺死、不注意が招いた事故だと判断した。

井村「だからあれほど酒を飲みすぎないで下さいと先生に言っていたのに･･」

そこで、コナンは蝶ネクタイ型変声機で阿笠博士の声を使い、推理を話し始めた。

阿笠「ちょっと待ちたまえ。西田くんは死ぬ前に酒を飲んでなんかおらんよ」

西田の遺体の首筋に虫刺されのような赤い斑点があった。
それは、注射針を刺された跡だ。

まず犯人は、ミニチュアを製作中の西田にこっそり近づき、薬品を使って西田を眠らせた。

【謎解き①】
つぎに、注射器を使って西田の首筋から直接血管内にアルコールを注入した。

そうすれば、遺体の血液からアルコールが検出され、西田が死亡時に泥酔していたように見せかけられる。

その後、犯人は意識のない西田を浴槽に沈め、溺死させたのだ。

犯人は、井村幸輔。

井村「僕は、西田が死んだ金曜の夜にはグアムにいたんですよ」

西田が殺害されたのは金曜の夜ではない。

恐らく、井村はグアムに出かける前の木曜日の昼間に西田を殺害した。
そのため、バスルームの電灯はついていなかったのだ。
【謎解き②】
窓から陽の光が差し込んで明るかったため、灯りを点けるのを忘れてしまったのだろう。

井村「警察は西田の死亡時刻を金曜日の夜と言っているじゃないですか」

そこが今回の事件のトリックだったのだ。

井村は、遺体を冷やして死亡時刻を遅らせたのだ。
【謎解き③】
遺体の指先に付着していた接着剤は、まだ固まっていなかった。
接着剤は、低い温度ではなかなか固まらない。
つまり、遺体が冷やされていたため、接着剤は固まることができなかったのだ。

高木「確かに遺体を冷やせば死亡時刻を遅らせることはできますが、ですがどうやって遺体を冷やすんですか？」

遺体を冷やした方法を説明する前に、西田の家にある水槽の説明をする。

海賊船のミニチュアが入った水槽には、カリビアンロングスナウトというカリブ海に住む魚が入れられている。
タージ・マハルのミニチュアが入った水槽には、インド洋に住むフグが入れられている。
ピラミッドのミニチュアが入った水槽には、エジプトの紅海に住む魚が入れられている。
オペラハウスのミニチュアが入った水槽には、オーストラリアに住む魚が入れられている。

そして、空の水槽に入れるはずだったミニチュアは、製作途中の札幌の時計台だ。
水槽で飼う予定だったのは、熱帯魚ではなく北海道の周りの海、オホーツク海に住む魚だったのだ。

目暮「それが一体事件と何の関係があるというんだね？」

コナンは、目暮と高木に水槽のガラスを触ってみるように言う。

目暮と高木がオホーツク海の水槽に触れると、それは氷のように冷たかった。

オホーツク海は北の方にある寒い海だ。
そこの魚を飼うためには、水槽の温度を低温に保つ必要がある。
そのため、水を冷やすための冷却器が水槽についている。

井村は、その冷却器を使って浴槽の水を冷やし、遺体を低温に保って死亡推定時刻を遅らせたのだ。

【謎解き④】
その証拠に、水槽の中を覗いてみるとコンタクトレンズが浮いている。
それは、西田のコンタクトレンズだ。
洗面所にあったコンタクトレンズのケースは空だった。

水槽にコンタクトレンズがある理由は以下の通りだ。
今朝グアムから帰国した井村は、阿笠たちが来るより前に一度西田の家へやってきた。
遺体を冷やすために使用した冷却器を元の水槽に戻さなければならないからだ。

しかし、浴槽に入れてあった冷却用のバーには、西田の目から外れたコンタクトレンズが付着していた。
それに気づかず井村は冷却器を水槽に戻したため、冷却用のバーに付着していたコンタクトレンズが水槽の中へ落ちた。
その水槽のエビが全滅していたのは、井村が冷却器を外したために水温が上がったからだ。
エビは水温の変化に弱いのだ。

井村「今日の朝にこの家に来てなんかいませんよ！博士たちと門の前で会ったのが最初です」

博士たちが井村と門の前で会い、家の中に入ろうとした時、井村は新聞受けの新聞紙をとっていた。
その時、ごっそりたまっている新聞を見ても、井村には全く驚いた様子はなかった。
それは、すでに西田が亡くなっていることを知っていたからだ。
井村は偶然を装って博士たちと門の前で出会い、遺体を発見させるために家へ招き入れた。

井村「バカバカしい。ただの推論だ。どこにも物証はない！」

そこで、鑑識のトメさんに頼み、検査をしてもらった。
冷却器に亜硝酸の入った液体を噴霧すると、赤紫色に変色する部分が現れた。
つまり、硝煙反応が出たということだ。

井村は、グアムを出発する土曜日の夜に、射撃場で銃を撃っていたと証言していた。

井村が冷却器を水槽に戻した時、服に付着していた火薬が冷却器についてしまったのだ。

高木は、井村の服に亜硝酸の入った液を噴霧する。
すると、冷却器と同じように、赤紫色に変色した。

井村「クソ！なんてこった･･。完璧だと思ったのに」

目暮「必死で作ったアリバイが結局は仇になったな」

井村は西田殺害を認め、動機を話した。
５年前までは、天才的なアクアリウムデザイナーの西田のことを尊敬していた。
しかし、西田は５年前から設計ができなくなっていた。
才能がつきていたのだ。
この５年間、西田の作品は全て井村が設計してきた。
しかし、天才の名前の下で好きな設計をできるならば、日影の存在のままで良かった。
それは、西田を尊敬していたからだ。
それなのに、西田は才能のある若手を見つけた途端、井村を切り捨てようとした。
これほどまでに献身的に尽くしてきたのにあっさり見捨てるなんて、許せなかった。

井村「向こうが僕を使い捨てにする気なら、逆に僕が向こうを使い捨てにしてやると思ったんです･･」

（エピローグ）
一週間後。
コナン、光彦、元太、歩美は、博士に連れられて、東都水族館へやってきた。

その帰り道。

歩美「おさかなさん可愛かった～！」

光彦「きれいでしたよねー」

元太「でっかいサメかっこよかったなー」

歩美「イワシの群れもすごかったね～」

元太「あ～あ、それよりよぉ、腹減ったなぁ･･」

光彦「そういえば･･」

コナン「あ、もう２時か。お昼過ぎてるもんなぁ」

博士「何か食べに行くかのぅ」

光彦・元太・歩美「いやったー！」

博士「何が食べたいかな～？」