名探偵コナン第29話のネタバレ!コンピューター殺人事件

シーズン1

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第29話「コンピューター殺人事件」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・謎解き
・ネタバレ
・エピローグ

名探偵コナン第29話|事件ファイル概要

事件ファイル


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名探偵コナン第29話|登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

工藤 新一 ※声のみ
CV:山口勝平
高校生探偵で、コナンの本当の姿。

毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

阿笠 博士
CV:緒方賢一
新一の隣の家に住む発明家。コナンの正体を知っている。

目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある・・。

大木田(おおきだ)
CV:山内雅人
コンピューターソフト会社「ビッグウッド」社長。

三浦(みうら)
CV:村田則男
大木田の秘書。

時任(ときとう)
CV:山賀教弘
CV:大木田の運転手。

寿司屋店員
CV:高木渉

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名探偵コナン第29話|あらすじ

銀座4丁目で映画を観たコナン、小五郎、蘭は、夜ご飯を食べて帰ることにし、飲食店を探していた。

コナン「あそこにしようよ!

コナンは、近くにあった寿司屋を指差す。

小五郎「バカか、お前は!銀座で寿司なんか食ったら、目ん玉飛び出るほど金をとられるだろーが!

小五郎がコナンの提案を却下した時、その高級寿司屋からコンピューターソフト会社「ビッグウッド」社長の大木田と、その秘書の三浦が出てきた。

三浦は、心臓の薬を飲むように大木田に伝える。

大木田「わかっとる!女房みたいなこと言うな

大木田は、背広の内ポケットから小瓶を取り出し、薬を口に含んだ。

そして、運転手の時任が車のドアを開け、大木田は乗り込む。

大木田が今日の契約は大きかったと自慢げに話していると、時任は悔しそうな表情を浮かべ、歯をグッと噛みしめた。

その時、コナンは大木田が薬の瓶を落としたことに気づいた。

コナンは、すぐに小瓶を拾い、車に乗っている大木田に手渡す。

大木田「おお!すまないな、ボウヤ

笑顔でコナンに感謝を述べた大木田は、態度を一変させて時任を叱った。

時任は、深々と頭を下げて謝罪した。

車を降りた大木田は、コナンにお礼がしたいと伝える。

その様子を見ていた小五郎は、すかさず大木田に名刺を渡す。

大木田「私立探偵、毛利小五郎?

小五郎の名前を聞いた時任は、なぜか驚いた表情を見せる。

小五郎「はい!お礼は結構ですので、どうぞこれをご縁にお見知りおき下さい

大木田は、小五郎に一礼すると、車に乗って去って行った。



翌日の朝。

探偵事務所の電話が鳴った。

小五郎は、トーストを口に銜え、コーヒーを手に持ったまま受話器を取る。

電話の相手は目暮警部だった。

目暮警部の話を聞いた小五郎は、驚きのあまり銜えていたパンを落としてしまった。

なんと、昨夜会ったばかりの大木田が自宅で亡くなったというのだ・・。

それを聞いたコナンと蘭も驚く。



すぐさま現場へ向かう小五郎は、タクシーの中で目暮警部から聞いた話をコナンと蘭に伝える。

目暮警部は、大木田の背広のポケットに入っていた小五郎の名刺を見て連絡してきたという。

コナン「警部さんがいるってことは、誰かに殺されたってこと?

小五郎「自然死じゃない場合は、一応警察が調べることもあるんだよ。何しろ大木田氏は大物だからなぁ・・


大木田の自宅前へ到着した小五郎たちはタクシーを降りた。

家へ入ろうとした時、秘書の三浦が走ってきた。

そして三浦は、セキュリティーを解除し、門を開ける。

小五郎は、自動的に開いた門を見て、その仕組みを三浦に尋ねる。

三浦「コンピューターが私の指紋を識別して門を開けたんです

未来型の住宅だという大木田邸は、家中のほとんどの設備がコンピューターで自動管理され、エアコンディショニングも24時間、常に快適な温度が保たれているという。


小五郎たちが家の中へ入ると、目暮警部が待っていた。

遺体の第一発見者は、運転手の時任だった。

朝8時頃、大木田を迎えに来た時任は、出勤時間になっても大木田が出てこないことを不審に思い、家の中へ入った。

すると、寝室のベッドの上でパジャマ姿の大木田が冷たくなっていた・・。


大木田の死因は、心臓発作による突然死だった。

主治医の話によると、大木田は元々心臓が悪かったようだ。

そのため、大木田は妻から酒を控えるように言われていたが、現在その妻は娘と海外旅行に行っているという。


時任は、昨夜小五郎たちと別れた後、大木田はバーやクラブを何件か回り、家に戻った時には自分で歩けないほど酔っていたと話す。

時任「それで私が寝室までお連れし、ベッドに寝かせたんです



死亡推定時刻は、夜中の2時前後だった。

時任は、1時過ぎに自宅のマンションへ戻り、2時に近くのコンビニへ夜食を買いに行ったと証言する。

その時、大木田の娘が飼っている猫、アスランが、時任の足にすり寄ってきた。

時任は、アスランがお腹を空かせていると察し、エサをやりに行ってしまった。



その後、目暮警部の許可を得た小五郎は、寝室の遺体を確認する。

遺体に外傷はなく、毒物などを飲んだ形跡もなかった。

コナンは、大木田が多量の汗をかいていることに気づいた。

心臓発作で苦しんでかいた汗だとしても、量が多すぎる。

コナン「この家、空調もコンピューターが管理して、いつも快適な温度が保たれてるんでしょ?なのにどうして・・

小五郎は、遺体の周りをちょろちょろするコナンを掴み、寝室から放り出した。

コナン(ちぇっ!)



リビングへやってきたコナンは、花瓶の花が萎れていることに注目する。

ゴミ箱の中にあった花屋のレシートを見ると、花は昨日購入されたものだった。

まだ1日しか経っていないのに、なぜこのようにひどく萎れてしまったのか・・。

さらに、テーブルの上に置いてあったチョコレートは、一度溶けた後で固まっていた。


コナンがふと庭に目を向けると、アスランにエサをやる時任と蘭が何やら楽しそうに話している。

すると、コナンの元へ三浦がやってきた。

三浦「ボウヤ、猫が好きかい?

コナン「えっ?う、うん・・!時任さんって、社長さんに気に入られてたんだね!若いのに運転手さんして

三浦「ん?いやぁ、あいつ、本職はプログラマーなんだ。元々うちの会社でプログラマーをしていたんだよ。2年前に仲間とパソコンソフトの会社を作ったんだが、うまくいかなくってね・・

時任が作った会社は、立ち上げ1年後に倒産してしまった。

そして、職を失った時任は、その半年後に大木田に土下座して謝り、運転手でもいいからもう一度雇って下さいと頼み込んだ。

コナン「それで社長さんは自分の運転手に?

三浦「あぁ。社長は情のある方だったからなぁ・・

三浦は、会社の重役たちに報告しなければならないことを思い出し、慌ててリビングを飛び出していった。

コナンは、大木田が時任を運転手として雇ったのは、決して温情からなどではなく、他の社員への見せしめだと考えた。



コナンは、リビングへ入ってきた蘭に、時任と何を話していたのか尋ねる。

蘭「アスランのことよ。長毛種の猫は暑さに弱いから、エアコンなどで環境を整えてあげないといけないんだって

コナン「ふーん、大変なんだぁ

だとすると、チョコレートが溶けるくらい温度が上がれば、アスランは体調を崩すはずだ。

しかし、アスランに弱っている様子はない。


コナンは、庭へ出て時任に声をかける。

コナン「時任さんって、本当はプログラマーなんだってね?

コナンは、三浦から聞いた話を時任にする。

コナン「僕も大人になったら、コンピューターのゲームとかを作りたいなって思ってるんだ!

時任「そう。でも僕が作っていたのはビジネス用ソフトでゲームじゃないんだよ

時任は、会社を立ち上げた当初、順調に進んでいたと話す。

しかし、"ある男"の露骨な妨害に遭い、悲観した仲間は自殺を図ったという。

コナン「その"ある男"って、もしかして大木田社長のこと?

時任「ははは!大人の世界にはいろんなことがあるんだよ。今の話は忘れてくれ!

話を誤魔化そうとする時任は、コナンから逃げるように家の中へ入って行った。



時任が大木田を殺したいほど憎んでいたのは間違いない。

土下座してまで会社へ戻ったのは、その恨みを晴らすためだったとしたら・・。

そして、大木田の心臓発作が何者かによって故意に引き起こされたものだとしたら・・。

一番の容疑者は、時任だ。

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名探偵コナン第29話|謎解き

【謎解き①】
時任のマンションから帰ってきたコナンの靴下に猫の毛がついていた。

【謎解き②】
時任の部屋には、紙の粒のようなものが落ちていた。

名探偵コナン第29話|ネタバレ

コナンは、阿笠邸を訪れた。

博士「コンピューターへの侵入?

コナン「あぁ!例えば、自宅のパソコンから電話回線を使い、ある家のコンピューターシステムに侵入し、空調のプログラムを変えたりするってのは可能だよな?

博士「そりゃ可能じゃよ。相当の専門知識のある者ならな

優秀なプログラマーの時任なら、専門知識は十分にある。

しかし、いくら室温を上げたとしても、それだけで心臓発作が起こるとは考えにくい。

その時、コナンはベタベタする液体を踏んでしまった。

コナン「うわっ!なんだよ、こりゃあ・・

博士「ん?あぁ、さっきソフトクリームを食べたから、その時にこぼしたんじゃろ

コナン「ったく、だらしねェな・・。靴下変えなくっちゃ

コナンは、靴下を脱いで放り投げる。

コナン「それにしてもこの部屋、ちょっと暑いんじゃねェか?エアコン強くしようぜ・・

博士「いや、これくらいでちょうどいい。お前さんは若いから平気じゃろうが、外との温度差は少ない方がいいんじゃ。以前、お年寄りが冷房の効きすぎた喫茶店に入り、心臓発作を起こして病院に運ばれたって新聞に書いてあったぞ

老人は、猛暑の中を歩いて喫茶店を訪れ、急激に体を冷やしたため心臓発作を起こしてしまったのだ。


コナンは、博士の言葉をヒントに事件の真相に辿り着いた。

時任は、部屋を暑くして、その後一気に温度を下げ、大木田に心臓発作を起こさせたのだ。

博士「だが証拠を見つけるのは難しいぞ。そのプログラムがその男のところにあればいいが、わざわざデータを残しておくとは思えんな

コナン「あぁ。それは俺が直接確かめてみるよ



その夜。

コナンは、時任の自宅マンションを訪ねた。

時任の許可を得てパソコンを見ようとしたコナンは、床に落ちていた紙の粒のようなものを踏んでしまった。

その時、時任の車から盗難防止のアラームが聞こえ、時任は様子を見に駐車場へ向かった。

その隙に、コナンは時任のパソコンを調べる。

しかし、データは残っていなかった。



その後、コナンは阿笠邸へ戻り、プログラムのデータが見つからなかったことを博士に報告する。

コナンは、椅子に腰かけ足を伸ばす。

すると、靴下にネコの毛がついていることに気づいた。

コナンは、大木田の家へ行った際にアスランの毛がついたのだと考えた。

しかし、時任の家へ行く前に靴下を履き替えたことを思い出した。

だとすると、猫の毛がついたのは時任のマンションということになる。

そして、時任の部屋で踏んだ紙の粒を思い出した。


コナンは、蝶ネクタイ型変声機で新一の声を使い、目暮警部に連絡する。

コナン「ご無沙汰してます、警部さん。工藤新一です

目暮「おお!工藤くんか!

コナン「大木田社長の突然死の件で、大至急調べて欲しいことがあるんですが・・



翌朝。

目暮警部は、新一に頼まれた通り、コナン、小五郎、蘭を連れて、時任のマンションを訪ねた。

目暮「一昨日のことをもう一度伺いたいんですが・・

時任「え?

目暮「一昨日、あなたは泥酔した大木田氏をベッドに寝かせ、そのまま出て行かれたんですよね?

時任「ええ、そうです

目暮「その時、何か特別なことはしませんでしたか?

時任「特別なこと?別に、しませんでしたが・・

目暮「そりゃあ妙ですなぁ。あなたは一昨日、大木田家から猫を連れ帰ったはずです

【謎解き①】
目暮警部は、昨日マンションを訪れたコナンの靴下に猫の毛がついていたことを打ち明ける。

時任は、大木田の家へ行った時についた毛が、自宅マンションで落ちたと話す。

【謎解き②】
コナン「でも時任さん!ここに猫トイレの砂が落ちてるよ

時任の部屋に落ちていた紙の粒は、トイレに流せる紙の砂だった。

その紙の砂は、特に長毛種の猫の足にくっつきやすく、猫がトイレを済ませた後であちこちに落ちるという。

コナン「ほら!こっちにも落ちてる。時任さん、猫飼ってないんでしょ?

目暮「アスランを連れ帰ったことに間違いありませんね?

時任は、顔を青くして黙り込む。

しかし、目暮警部はさらに追及する。

時任「それは・・

小五郎「あんたがそうしたのは、あの晩、大木田邸に異変が起きるのを知っていたからだ。家中が異常な高温になり、そして急激に冷える。動物好きのあんたは、それによってアスランが体調を崩し、場合によっては死んでしまうかもしれないので連れて帰った。違いますか?

コナンは、口を開こうとしない時任に声をかける。

コナン「時任さんって、本当は優しくて、いい人なんだよね?

時任「え?

コナン「でも、時任さんは間違ってる!コンピューターって、人の暮らしを豊かにしたり、人を幸せにするために作り出されたものでしょ?なのに、コンピューターを使って人を殺すなんて・・。そのパソコンは時任さんの友達でしょ?その友達を時任さんは裏切ったことになるんだ!

時任「コナンくんの言う通りだよ。僕はもう少しで大事な友達と、そしてプログラマーの誇りを失うところだった・・

時任は、棚から1枚のディスクを取り出し、自分の作ったプログラムが入っていると明かす。

目暮「君は何故、そんな証拠になるものを残しておいたんだ・・

時任「どんなプログラムでも、僕にとっては子供と同じ。完全に消すには忍びなかったんです



その後、目暮警部は時任を連行していく。

時任「コナンくん、その新一って子に伝えてくれないか。何年先になるかわからないけど、僕がもう一度コンピューターソフトの会社を作った時は、是非力になってくれって。もちろん、君もだ!

コナン「うん!伝えとくよ

名探偵コナン第29話|エピローグ

事件は見事解決し、コナンたちは探偵事務所へ帰ってきた。

小五郎「しかし、今回はすっかり新一にやられたな。俺の弟子のくせに出しゃばりやがって!

コナン(いつから俺がおっちゃんの弟子になったんだよ・・)

蘭「ねェ、コナンくん!昨日、阿笠博士の家で新一と会ったって言ったわよね?

コナン「うん!それで大木田社長の話をしたら、すぐ殺人だって見抜いちゃったんだ!やっぱりすごいよね~、新一にいちゃんって!

蘭「そんなことじゃなくって!

蘭は、眉を吊り上げ、声を荒立てる。

蘭「どうしてすぐ私に知らせなかったのよ!私が新一のこと心配してるの、コナンくんだって知ってるでしょ?

コナン「それは、あの・・

コナンは、詰め寄ってくる蘭から逃れるように後退りする。

蘭「今新一どこにいるの?知ってるんでしょ?

コナン「あ、いや・・、僕は・・

蘭「白状しなさいっ!

コナン「うわあああああ!

蘭「待ちなさい!コナンくん!

コナンは、蘭から逃げるように走り去った・・。

まとめ

■ BACK:
第28話「小五郎の同窓会殺人事件(後編)」
■ NEXT:
第30話「アリバイ証言殺人事件」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

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