名探偵コナン第424話のネタバレ！ピエロからの写真メール

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第４２４話「ピエロからの写真メール」：
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ

contents

1. 名探偵コナン第４２４話｜事件ファイル概要＆登場人物＆あらすじ
2. 名探偵コナン第４２４話｜謎解き＆ネタバレ
- 2.1. 名探偵コナン第４２４話｜謎解き
- 2.2. 名探偵コナン第４２４話｜ネタバレ
3. アニメ名探偵コナンを動画で見る方法
4. まとめ

名探偵コナン第４２４話｜事件ファイル概要＆登場人物＆あらすじ

名探偵コナン第４２４話｜事件ファイル概要

◯ 事件ファイル
■ 話数：
第４２４話
■ 事件ファイル名：
ピエロからの写真メール
■ 放送日：
２００５年１２月１９日
■ 放送曜日：
月曜日
■ 主題歌：
OPテーマ　Growing of my heart（倉木麻衣）
EDテーマ　Thank You For Everything（岩田さゆり）
■ BACK：
⇒ 第４２３話「探偵団と青虫4兄弟」
■ NEXT：
⇒ 第４２５話「ブラックインパクト！組織の手が届く瞬間」

名探偵コナン第４２４話｜登場人物

・江戸川　コナン
CV：高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

・毛利　小五郎
CV：神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

・目暮　十三
CV：茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある･･。

・高木　渉
CV：高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

・佐藤　美和子
CV：湯屋敦子
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。捜査一課のマドンナ。車は赤のRX-7に乗っており、運転技術が非常に高い。

・千葉　和伸
CV：千葉一伸
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。高木の後輩。

・辻村監察医
CV：鈴木琢磨

・木島　実（きじま　みのる）
CV：菊池正美
３０歳。メイクアップアーティスト。

・石川　次郎（いしかわ　じろう）
CV：かわのをとや
２８歳。カメラマン。

・中村　洋子（なかむら　ようこ）
CV：引田有美
２５歳。ファッションモデル。

・梅田　香（うめだ　かおり）
女性ファッション雑誌の編集長。

・清水　真孝（しみず　まさたか）
CV：今村直樹
２５歳。フリーター。

・貸衣装店店員
CV：巻島直樹

名探偵コナン第４２４話｜あらすじ

小五郎は、テーマパークのアニメランドで一日園長を務めた。
仕事も終わり、借りた衣装を返却するため、コナンとともに貸衣装屋を訪れた。

一日園長の写真を見せながら、小五郎は店員と３時頃に起こった地震の話をしていた。
その地震はすごい揺れで、震度５はあったと話す小五郎。
その時、それぞれの試着室から３人同時に出てきた。
メイクアップアーティストの木島実、カメラマンの石川次郎、ファッションモデルの中村洋子だ。

木島、石川、洋子の３人は、これからパーティーに参加するという。
そのパーティーは、石川と洋子の婚約を祝うために開かれるもので、出席者は全員仮装することが条件のようだ。

その時、洋子の携帯にパーティーの主催者で編集長の梅田香からメールが届いた。
メールには、「地震には驚いたけど、パーティーの準備は進行中。玄関の鍵は開けてあるから、勝手に入ってきて」と書いてあり、ピエロに仮装した香の写真も添付されていた。

４時３０分になり、木島、石川、洋子は、これから出発すれば５時に始まるパーティーにぴったり着くと言い、貸衣装屋を出て行った。

その後、コナンと美味しいものでも食べて帰る約束をしていた小五郎だが、パチンコで手持ちのお金を全て使ってしまい、探偵事務所へ帰るため歩いていた。
その途中、マンションの前にパトカーが停まっており、目暮と高木の姿があった。
目暮に案内され、小五郎とコナンは事件現場であるマンションの一室へ入った。
そこには、先ほど貸衣装屋で知り合った木島、石川、洋子の姿があり、事件が起こったのは香の部屋だった。

床には香が倒れており、死因は頚部圧迫による窒息死。
つまり、絞殺だ。

小五郎は、４時３０分に洋子の携帯に送られてきた写真は、香で間違いないと証言した。

検視官は、様々な観点から見た結果、殺害時刻は４時３０分から５時の間と判断した。
コナンは、検視官の言う様々な観点について尋ねてみた。

検視官は、以下のように説明した。
死後硬直といって、人間の体は亡くなると筋肉が硬くなる。
普通は、亡くなってから２時間くらいで硬直が始まる。
しかし、夏の屋外や暖房のきいた暖かいところでは、もっと早く始まる。
香の遺体は全然硬直が始まっていない。
つまり、亡くなってからそんなに時間が経過していないということだ。
現在５時３０分なので、１時間くらい前の４時３０分以降に亡くなったという推定ができる。

その後、香の部屋の宝石箱から指輪やネックレスがなくなっていることがわかった。

木島、石川、洋子は、５時にマンションに到着した時、マンションから走り去る男を目撃したと証言した。
駐車場に車を停めてエントランスへ向かっていた時、黒い革のジャンパーを着た男がマンションから慌てた様子で飛び出してきて洋子とぶつかり、男はそのまま逃走した。
その後、香の部屋へ入ると、廊下に靴跡が残っていた。
香が倒れていることを最初に気づいたのは木島で、すぐに警察に知らせようとしたが電話のコードが切られていた。
そのため、石川と洋子は外に公衆電話を探しに行った。

１１０番通報があったのは５時１５分。
目暮たち警察が到着したのは５時３０分で、その時すでに香は亡くなっていた。

コナンは、なぜ木島、石川、洋子が携帯を持っていなかったのか尋ねた。
香は携帯があまり好きではないため、木島たちは貸衣装屋に預けてきたと話す。
特にパーティーの時などは、絶対に携帯の持ち込みを許さなかったという。

そこで、小五郎は以下のように推理した。
犯人は、あらかじめ知っていたのか偶然なのか、鍵がかかっていない玄関から侵入した。
パーティーの準備に夢中だった香は、忍び寄る犯人に気がつかなかった。

コナンは、室内に抵抗した跡が見当たらないことが気にかかる。

そこで、マンションから飛び出してきたという男を高木が連行してきた。
男は清水真孝、フリーターだ。
清水は、駅前の公園に落ち着かない様子でいたようだ。
そして、指輪やネックレスなどの宝石を所持していたという。
木島、石川、洋子が宝石を確認すると、全て香のものだった。

廊下に残っていた靴跡と清水の靴がぴったり一致した。

清水は、インターネットである書き込みを見つけたと話す。
その書き込みの内容は「５時に香のマンションへ来て、テーブルの上にある宝石を駅前の公園へ持っていく」というもので、高額な報酬だったため清水は引き受けたそうだ。
しかし、清水は部屋へ入った時には、香はすでに亡くなっており、事件に関わるのが嫌で逃走したと証言した。

朝早くから一日園長を務めた小五郎は、その疲れからかソファーで眠ってしまった。
コナンは、その隙にキッチンを調べることにした。
コンロに置かれている鍋の中にはビーフシチューが入っている。
メモリは弱火で点いているはずだが、鍋が完全に冷え切っている。

コナンは、コンロの下の戸棚を開け、ガスの地震感知器を発見した。
地震感知器は、震度３以上の地震が起きた時に自動で火が消える設備で、香の希望で昨日取り付けたそうだ。

地震が起こったのは３時。
その３時に香がすでに亡くなっていたとしたら、地震感知器によって消えた火をつけ直すことを忘れていたのではなく、つけることができなかったのだ。
しかし、死亡推定時刻は４時３０分から５時の間。
３時頃に死亡していたのなら、目暮たちが到着した５時３０分には死後硬直が始まっていたはず。
それに、部屋の中は暖房が入っており、尚更硬直が早くなっているはずだ。
しかし、それが全くなかった。

つぎに、コナンはベランダを調べることにした。
ベランダに出るための窓にかかっているカーテンには、メイクのドーランが付着していた。
ベランダに出てみると、手すりに人工毛髪がついていた。

窓を開けた拍子に冷たい風が部屋に入り、小五郎が目を覚ました。

名探偵コナン第４２４話｜謎解き＆ネタバレ

名探偵コナン第４２４話｜謎解き

【謎解き①】
コンロのメモリは弱火になっていた。

【謎解き②】
ベランダの窓にかかっているカーテンには、メイクのドーランが付着していた。

名探偵コナン第４２４話｜ネタバレ

千葉は、容疑者である清水を警察署へ連行していった。

コナンは、腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理を話し始めた。

小五郎「石川さん、今日木島さんとは何時にどこで会いました？」

石川「３時に米花デパートの前です」

小五郎「木島さん、その３時より前、どこで何をしていました？」

木島「そりゃまあ色々と･･。なにか私のアリバイ調べのようですね」

先ほど連行されていった清水は殺人犯ではない。
香を殺害したのは、木島実。

石川「木島さんはずっと我々と一緒でした。編集長を殺害する時間はありませんでしたよ」

洋子「別々に行動したのは公衆電話を探しに行った時だけ。でもその時はもう編集長は亡くなっていたんです」

香が殺害されたのは、もっと早い時間だった。
恐らく、石川と洋子が木島と会う前だ。

目暮「しかし、死亡推定時刻は４時３０分から５時の間だ。それに毛利くん、君も梅田さんからのメールを見ていたんじゃないのかね？」

そのメールは、香の携帯を使ったというだけで、香が発信したとは限らない。

目暮「しかし、毛利くん。死後硬直は始まっていなかったぞ」

香の遺体はこの部屋になかったのだ。
目暮が駆けつける直前まで、どこか寒いところに置かれていたのだ。
死後硬直を遅らせるために･･。

木島「何を言ってるんですか！私は一緒にここで遺体を見てるんですよ。あのピエロの遺体はなんだったんですか！」

木島、石川、洋子が部屋に入った時に見た遺体は、ピエロの衣装とメイクをした人形だったのだ。

今日のパーティーを仮装してやろうと言ったのは香だと言っていた。
しかし、石川は直に香から聞いたのではなく、「編集長がそう言っているから」と木島に言われたという。

小五郎「ところで木島さん、あなたはこの家のガス器具に地震感知器がついたことをご存知でしたか？」

木島「地震？」

小五郎「ご存知なかったようですな」

小五郎は、佐藤にビーフシチューの鍋を運んでくるように指示した。
そして、佐藤に鍋の中の説明をするよう求めた。

佐藤「ビーフシチューを作るつもりだったようですが、まったく生煮えの状態です。このままでは５時からのパーティーには間に合わなかったと思います」

【謎解き①】
香はパーティーに間に合うように準備をしていた。
その証拠に、ガス台のメモリは弱火になっている。
コトコト時間をかけて煮込むつもりだったのだ。
しかし、地震で感知器が働いて火が消えた。
だが、香は点火し直さなかった。
否、点火できなかった。
なぜなら、木島に殺害されて亡くなっていたからだ。

木島「何を証拠に、バカバカしい。帰らせてもらいますよ」

木島は部屋を後にしようとする。
しかし、目暮が立ちはだかって木島の行く手を遮る。

目暮「まだ毛利くんの話が終わっていません」

木島は、石川と洋子に会う前に香の部屋へやってきた。
そして、パーティーの準備に夢中の香を背後から殺害し、用意しておいた人形と入れ替えた。
遺体と人形を入れ替えたのは、遺体を寒いところに置いておく必要があったからだ。
木島、石川、洋子が到着した直前に殺害されたと思わせるためには、暖房のきいた部屋には置いておけなかった。

そして、木島はガスを消さずに部屋を出た。
あとで香を発見した時、シチューが完成していなければならないからだ。
ところが、３時頃に地震があってガスはストップしてしまった。
木島はそうとも知らず、買い物をして貸衣装屋へ行った。
そこで、持ち去った香の携帯を使い、さも生きているかのようにメールを送り、おまけに皆の携帯を預けてしまった。

そして、遺体を発見した木島は、石川と二人で公衆電話を探しに行こうとした。
しかし、そこはちゃんと計算済みだった。
石川が恋人である洋子を遺体と一緒に残すはずがないからだ。
こうして、木島は自然な形で部屋に残った。
そして、ベランダに隠してあった本物の香の遺体を運び込み、人形を始末した。
その時に、ピエロのメイクのドーランがカーテンについてしまった。
【謎解き②】

木島「嘘だ！全部推測だ！なんの証拠もない」

小五郎は、皆にベランダへ出てみるように指示した。
すると、ベランダの下には駐車場があり、そこには一台の車を前に高木が待機していた。

高木「木島さん、あなたの車ですね」

その車のトランクを開けると、ピエロの人形が入っていた。

言い逃れができなくなった木島は、その場に膝をつき涙した。

木島「くそぉ！あの女が悪いんだ。確かに引き立ててもらったよ。だけど、新しい恋人ができる度に邪魔されて、私と別れたらこの世界で仕事ができないようにしてやるって･･。私はまるで道化だった。ピエロだった。化粧の下にいつも本当の気持ちを隠し続けていたんだ･･。」

（エピローグ）

後日。

小五郎が一日消防署長として務めた時の写真が届いた。

コナンは、（これってもしかして･･）と写真を次々見ていく。

立派に消防士の仕事をこなす小五郎の姿が写っていた。

しかし、やはり小五郎。

ホースの水が自分にかかっているドジな姿も映されていた。