名探偵コナン第90話のネタバレ!花の香り殺人事件

シーズン3

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第90話「花の香り殺人事件」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

目暮 十三
CV:茶風林
捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある…。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

岡野 利香(おかの りか)
CV:塩田朋子
28歳。前衛生け花家。

尾崎 翠(おざき みどり)
CV:島津冴子
33歳。利香の助手。

白木 大介(しらき だいすけ)
CV:仲野裕
58歳。ベイフロントホテルのオーナー。

アナコンダ片桐(かたぎり)
CV:水内清光
35歳。プロレスラー。

クローク
CV:千葉一伸

ボーイ
CV:巻島直樹

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あらすじ

小五郎はコナンと蘭を連れて、前衛生け花家・岡野利香の世界芸術大賞受賞記念パーティーの会場となるベイフロントホテルを訪れていた。事のあらましは、利香の助手・尾崎翠からの依頼だった。

数日前、利香に殺人を予告する脅迫状が届いた。脅迫状には『ベイフロントホテルにて死の花が咲く』と書かれている。ただのイタズラだと笑う利香だったが、翠は万が一のことを考えて小五郎に相談することにしたのだ。

受付を済ませた小五郎たちは胸花をつけてもらった。そして翠に案内されて利香の部屋を訪れた。

今回、利香が世界芸術大賞を受賞した作品は、生けた時に蕾だった花が突然パッと開くという、まるで手品のようなものだった。翠の話によると、その手品の秘密は温度にあるという。

そこへホテルオーナーの白木大介がやってきた。脅迫状のことを耳にした白木は、パーティーの変更がないか確認しに来たようだ。利香が予定通りにパーティーを進めると話すと、白木は満足そうに微笑み去って行った。

コナンは、棚の上に置いてあるスプレー缶に気づいた。中には液化窒素が入っており、花を瞬間的に凍らせるために使われるようだ。

────

その後、パーティー会場に移動した小五郎たちは、ボーイに声を掛けられる。間もなくパーティーが始まる頃だが、白木がどこにもいないというのだ。

小五郎は、ボーイにスペアキーを借りて白木の部屋へ入った。すると白木はソファーの上で首にネクタイが巻きついた状態で亡くなっていた……。

通報を受けて駆けつけた目暮警部たち警察は、さっそく捜査を始める。目暮警部は、遺体の状況から絞殺だと判断する。

コナンは、ネクタイの結び目が前にあることを指摘する。となると犯人は被害者の正面から首を絞めたことになる。背後からなら兎も角、正面からだと相当な抵抗を受けるはずだ。

小五郎は、被害者の抵抗を物ともせず絞め殺すことができる力の強い大男が犯人だと考える。しかしコナンは、白木に抵抗した跡が見られないことを指摘する。

小五郎はコナンの指摘を無視し、プロレスラー並みの男が犯人だと推理する。目暮警部は小五郎の意見を参考にして、招待客の中から該当する者を捜すことにした。

(おいおい…、単純すぎねェか?)

コナンが呆れた目で小五郎に視線を送ると、それに気づいた小五郎は部屋からコナンを追い出した。そこへ利香と翠が現れ、これから行われるパーティーはどうなるのかと目暮警部に確認する。

目暮警部は即刻パーティーを中止するように命じるが、利香はそれを拒否する。これだけ招待客を盛大に招いておきながら中止するなど、自分の経歴に傷がつくというのだ。

(すっげェ勝手な女…)

コナンは利香のわがままな発言に再び呆れる。そこへ招待客をチェックしていた高木刑事が戻ってきた。出席していたプロレスラーのアナコンダ片桐は以前、ギャラのことで白木と揉めたことがあるという。動機があることから、小五郎は片桐が犯人だと推理する。

目暮警部はさっそく片桐に話を聞くことにした。しかし片桐にはアリバイがあることが判明。片桐は会場に入ってからずっと仲間たちと一緒にいて、何人もがそれを証言した。

コナンは、白木から僅かにクロロホルムの臭いがすることに気づいた。クロロホルムで眠らせてしまえば、例え力のない人物でも絞殺することは可能だ。しかしどのようにして薬品を嗅がせて眠らせたのか。

コナンは、白木が利香の部屋を訪れた時、胸花が閉じていたことを思い出した。それが今は開いている。コナンはこの胸花が怪しいと睨んだ。

次にコナンは、利香の部屋に置かれていたクーラーボックスを調べる。その中にはクロロホルムと青酸系化合物の瓶が入っている。そしてクロロホルムのアイスキューブが用意されていた。犯人は、凍らせたクロロホルムを室内の常温で少しずつ融けるようにし、被害者に吸わせたのだ。

(そして今度は青酸を。しかし、どうやって…)

コナンは、生けた時に蕾だった花が突然パッと開くという利香の作品を思い出した。凍らせたクロロホルムを胸花の花びらの中に閉じ込め急速冷凍する。そして室温に温められた花びらが開き始めるころにはクロロホルムも気化する。

招待客はみんな胸花をつけており、この方法なら誰にも気づかれることなく白木を眠らせることができる。そして眠った白木を絞殺するのは力がなくても可能だ。コナンは、利香が犯人だと疑うが……。

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ネタバレ

利香が青酸を使って再び誰かを殺害するつもりだと考えたコナンは、閉じた胸花をつけている人物を捜す。青酸の沸点は25.7度。花が開く前に見つけなければならない。

そうしている間にもパーティーが始まり、会場の照明が落とされた。利香はステージで生け花を披露し、翠はそれをサポートする。

コナンは、開演前に受付で胸花をつけてもらったことを思い出した。招待客も同様に受付で胸花を渡されたはず。だとするとすでに花は開いている。胸花に青酸が仕込まれているのではないとしたら一体どこに……。

考えをめぐらせながらコナンはふとステージに視線を向けた。そして利香が活ける花を見て閃いた。

(まさか彼女、死ぬつもりか…)

利香が活けた花は次第に開き始める。コナンは慌ててステージに駆け上がり、開きかけた花びらに液化窒素を噴きかける。すると花はみるみるうちに閉じていく。

会場からは驚きの声が上がり、利香は激怒する。

「この子供が…、コイツが私のステージを台無しにしたのよ!」

「こんのガキ! なんて真似を!」

騒ぎを聞いて駆けつけた小五郎は、コナンを摘み上げる。コナンは腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせた。そして蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理を始めた。

閉じた花が開く時。それは利香の命が閉じられる瞬間だった。

コナンは活けてある花を全て密封して欲しいと目暮警部に頼む。その花の中には白木殺しの秘密、そして未遂に終わった殺人計画の秘密が隠されている。

白木を殺害したのも新たな殺人計画も、全て利香の前衛生け花のテーマにあったのだ。閉じていた花が突然パッと開く。しかし犯人は利香ではない。白木の次に狙われていたのは利香だった。

犯人は白木の胸に花を飾り、舞台上の花を用意した人物、尾崎翠だ。

「しかし翠さんが犯人だとしたら、自分のセットした花で本人も死んでしまうぞ」

「そう。彼女は死ぬつもりだった。復讐を果たし、利香さんと一緒に」

動機は利香の前衛生け花のテーマ。そのテーマを考案したのは利香ではなかった。

「許せなかったんです…。オーナーの白木も、利香も」

前衛生け花は、翠の姉・ハルカが始めたもので、利香はその弟子だった。しかし利香は白木というスポンサーを見つけ、自分が前衛生け花の第一人者になろうとした。

芸術の世界は実力のある者がない者を蹴落とすのは当然だ。しかし利香は、ハルカがいる限り1番にはなれないことを知っていた。そこで利香は、白木を使ってハルカの作品をどこにも発表できないようにした。絶望したハルカは自ら命を絶った。

「利香は、花なんて少しも愛していないんです。自分の名誉欲やお金のためだけに利用したんです。私は名前を変えマネージャーになってそのことがよくわかりました。だからこそ許せなかった!」

大粒の涙を流す翠の悲痛な叫びが会場に響き渡った…。

エピローグ

その後、翠は連行されていった。

今回の事件によって、利香は盗作という事実が表沙汰になってしまい、これからは二度と表舞台に立つことはできないだろう。

コナンは、眠っていたため事情を知らない小五郎にお仕置きされることになった……。

まとめ

■ BACK:
第89話「ドラキュラ荘殺人事件(後編)」
■ NEXT:
第91話「強盗犯人入院事件」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第90話「花の香り殺人事件」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

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