名探偵コナン第884話のネタバレ!絵本から飛び出す爆弾魔(後編)

シーズン22

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第884話「絵本から飛び出す爆弾魔(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:小山力也
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

千葉 和伸
CV:千葉一伸
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。高木の後輩。

朝永 博之(ともなが ひろゆき)
CV:内田聡明
45歳。出版社編集長。

蛭川 卓司(ひるかわ たくじ)
CV:小田敏充
38歳。爆弾魔。

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(前編)のストーリー

小五郎宛に『チクタクじぃじとみっつのとけい』という未完成の仕掛け絵本と、ピンクのスマホが送られてきました。

なんとこの絵本は、連続爆弾事件の予告状でした。

病死した絵本作家の腹違いの兄で、爆弾製造の前科がある蛭川卓司による犯行だと思われましたが、小五郎の奮闘により二件目の爆発は回避されました。

しかし、ピンクのスマホに『ゲームはまだまだ終わらない』という次の爆破を示唆するメッセージが届きました。

絵本には『さいごのとけいは、7のまんなかにとどけよう』と書かれていて、コナンたちは再び頭を悩ませることになったのですが──。(前編へ)

あらすじ

なぞなぞの答えのページは破かれていて、小五郎は答えを覚えていないか朝永に尋ねます。

朝永は答えを覚えていないが、ラストは100%ハッピーエンドじゃなく、子供向けの絵本としてはどうかと思ったと答えます。

実は、チクタクじぃじが重い病気で他界するという結末になっていて、その10年後に孫息子が跡を継いで立派な時計職人になったというエピローグがあるようです。

しかし小五郎は爆弾の手掛かりにならないと判断し、コナンとともに7で表すものについて考えます。

1週間の7日なら木曜日、虹の7色なら緑色、音階の7音ならファですが、あまりに多い対象に小五郎は頭を抱えます。

目暮警部は、警視庁総動員で爆弾の捜索にあたるように捜査方針を決定しました。そして目暮警部の許可が下り、朝永は会社へ戻って行きました。

コナンは、これまでのなぞなぞの答えは1つに限定されていたのに、今回のなぞなぞは問題自体が漠然とし過ぎていることに引っ掛かりました。

そしてもう1つ、小五郎がマンホールに投げ込んだ爆弾が爆発しなかったことも気になります。警視庁の警察官が総動員されたため、その不発弾の捜索が今は中断されているのです。

コナンは、蛭川の過去の犯行について目暮警部に尋ねました。その結果、金融機関の金庫を爆破したり、現金輸送車を爆破したりして、多額の現金を奪っていたことが判明しました。

これまで犯行の動機は恨みによるものだと考えられていました。しかしコナンは、本当の狙いが別のものだと推理します。
 
 
 
その後、3ヵ所から3つの時限爆弾が発見されました。しかし、全て偽物の爆弾でした。

コナンは、蛭川が偽爆弾を用意し、本物を別の場所に仕掛けたと推理します。
 
 
 
その頃、ある通りでは警官が『メグレズ警備保障』の現金輸送車を停車させていました。なんとその警官は、変装した蛭川でした……。

蛭川は、現金輸送車の運転手に『爆弾が発見された』と伝え、車を誘導します。そして発信機のスイッチをオンにし、爆弾を爆発させました。
 
 
コナンたちが現場に駆けつけると、現金輸送車が横転していました。

コナンは、車体にペイントされた北斗七星を見て、7の真ん中が示していたのは『メグレズ警備保障』だと気づきました。

高木刑事の調べによって、小五郎がマンホールに投げ入れた爆弾が下水道を流れ、現金輸送車の下辺りにあったことが判明しました。

つまり蛭川の本当の狙いは、混乱に乗じて現金輸送車を襲うことだったのです。
 
その時、匿名の110番通報が入り、蛭川のアジトが判明しました。すぐにアジトへ向かおうとする目暮警部たちですが、コナンはそれを引き留めました──。

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ネタバレ

コナンの指示によって、小五郎と目暮警部たち警察は朝永の元を訪ねました。そこでいつものように小五郎を眠らせたコナンは、推理を話し始めました。

先ほど、蛭川のアジトが爆発炎上したという連絡が入りました。

鑑識の話によると、焼け跡から発見された紙幣は、燃え尽きたと思われるものを合わせても奪われた金額には届かないようです。

そしてアジトの場所について匿名の通報がありましたが、機械を通したような声だったそうです。そのため、声紋鑑定は難しいとのこと。

しかし問題は声紋ではなく、内容にありました。

あの時点で、蛭川の名前はマスコミには流れていませんでした。知っていたのは警察関係者と小五郎たち、そして朝永だけです。

蛭川に現金輸送車を襲わせた犯人は、出版社編集長の朝永博之です。

一連の爆弾は、タイマーがつけられていたものの全てリモコンで起爆する仕掛けになっていました。リモコンの電波が届く範囲は30メートル。

つまり、2つ目の爆弾のタイマーを早めたり、それに合わせて小五郎にメッセージを送ったりできたのは、小五郎たちとともにいた朝永しかいないのです。

朝永は、蛭川に『弟の恨みによる爆弾事件に見せかけて、現金輸送車を襲撃する』という計画を持ち掛け、小五郎を巻き込んで利用しました。

そして仕上げに、追加で作らせておいた爆弾で、蛭川自身の口を封じようとしました。しかしコナンの推理のおかげで、蛭川の命は助かりました。
 
 
なぞなぞのヒントを覚えていないと言った朝永が、なぜ唐突に絵本のラストのことを話題にしたのか。

それは、自爆という犯人の死と、絵本のラストを同じにしたかったからです。

そのことをコナンから知らされた高木刑事と千葉刑事は、アジトに急行して蛭川を保護。その直後、爆発が起こったという訳です。

そして朝永に利用され、朝永に殺されかけたと知った蛭川なら、正直に自供するはずです。
 
 
 
動機は、『チクタクじぃじとみっつのとけい』を世に送り出すための資金が欲しかったため、でした。

それを聞いた蘭は、瞳に涙を浮かべて激怒しました。

「あんな素敵な絵本を犯罪に利用するなんて、天国で作家さんが泣いてます……」

エピローグ

それから半年後、朝永編集長の思惑が当たったのか、外れたのか。

『チクタクじぃじとみっつのとけい』の完成版が出版され、新人絵本コンクールの大賞を見事受賞しました。

それは、志半ばで逝った薄幸の絵本作家への餞となったのでした。

まとめ

■ BACK:
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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第884話「絵本から飛び出す爆弾魔(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

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