名探偵コナン第875話のネタバレ!不思議な予知仏像

シーズン22

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第875話「不思議な予知仏像」:
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ

名探偵コナン第875話|事件ファイル概要&登場人物&あらすじ

名探偵コナン第875話|事件ファイル概要

◯ 事件ファイル
■ 話数:
第875話
■ 事件ファイル名:
不思議な予知仏像
■ 放送日:
2017年9月30日
■ 放送曜日:
土曜日
■ 主題歌:
OPテーマ Lie,Lie,Lie,(大黒摩季)
EDテーマ 夢物語(BREAKERZ)
■ BACK:
第874話「コナンと平次の鵺伝説(解決編)」
■ NEXT:
第876話「機械じかけの目撃者」

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名探偵コナン第875話|登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:小山力也
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

下川刑事(しもかわ)
CV:ボルケーノ太田
48歳。山梨県警刑事。

林刑事(はやし)
CV:落合福嗣
32歳。山梨県警刑事。

福原 栄鏡(ふくはら えいきょう)
CV:野島昭生
56歳。方斗寺の住職。

福原 昌子(ふくはら まさこ)
CV:江森浩子
53歳。住職の妻。

福原 由佳(ふくはら ゆか)
CV:生天目仁美
26歳。住職の娘。

福原 栄全(ふくはら えいぜん)
CV:津田健次郎
23歳、住職の息子。

和久田 順光(わくだ じゅんこう)
CV:阪口周平
28歳。修行僧。

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名探偵コナン第875話|あらすじ

小五郎は、不思議な仏像の謎を解いて欲しいという依頼を受け、コナンと蘭を連れて山梨県の方斗寺を訪れた。
依頼したのは、住職、福原栄鏡の妻である昌子とその娘の由佳だった。

不思議な仏像というのは十一面観音のことで、誰も触っていないのに勝手に横を向いたり後ろを向いたりするという。
そして、仏像がそうなった後は必ず悪いことが起きるようだ。

小五郎が仏像を確認すると、仏像は後ろを向いていた。
昌子と由佳は、また何か悪いことが起きるかもしれないと不安げな表情を浮かべた。


その後、小五郎たちが本堂から出ると、母屋の前で栄鏡と栄全が言い争いをしていた。
栄鏡は、檀家からのお金を盗んだ栄全に激怒し、顔も見たくないと一喝する。
栄全は、こっちだって顔も見たくないと悪態をつき、走り去って行った。

由佳の話によると、息子の栄全は住職の跡を継ぐために本山へ修行に行ったが、一月も経たないうちに逃げ帰ってきてしまったという。
それからは学校へ行くわけでもなく、働くわけでもなく、悪い仲間と遊び歩いているようだ。


その後、由佳は方斗寺で修行している和久田順光を小五郎たちに紹介する。
由佳は、十一面観音が後ろを向いていたことを順光に報告した。


夜になり、小五郎たちが食事をしていると、勤めを終えた栄鏡がやってくる。
栄鏡は、仏像が勝手に動く理由を「御仏が我々衆生の凡夫に境地をお知らせ下さっている」と話し、探偵の出番はないからと小五郎を追い返そうとする。
そして、栄鏡は「お前たちの結婚式は9月にしたからな」と由佳と順光に伝え、夜の勤めに戻って行った。

食事が済み、コナンと昌子は檀家から頂いた大福を食べる。
蘭は、仏像が教えてくれた悪いこととはなんなのか尋ねる。
昌子、由佳、順光は顔を見合わせ、不安げな表情を浮かべる。
由佳は、昨年の雪解けの時期に山菜採りに行った人が熊に襲われたことを明かす。
昌子は、台風が通り過ぎて一安心と思っていた頃、崖崩れで家が潰れてしまったことを話す。
どちらの事故も起こる直前に仏像が後ろを向いていたという。

その時、ゴーンと鐘の音が響いた。
昌子は小五郎たちの布団を出すため席を立ち、由佳は栄鏡が戻ってこないことを心配して様子を見に行くことになった。

コナンと蘭は、酔い潰れた小五郎を介抱していた。
すると、本堂の方から由佳の悲鳴が聞こえてくる。

コナンたちが駆けつけると、本尊前で座っている栄鏡は向机に顔を伏せ、その首筋にはナイフが突き刺さっていた。
栄鏡は、刺されてからまだそんなに時間が経っていなかったが、すでに息絶えていた。
小五郎は、救急車と警察を呼ぶように蘭に指示する。
コナンは、畳が2カ所凹んでいることと、その傍に切り傷がついていることに気づいた。
さらに、コナンは天井を見上げ、天蓋で何かを発見した。


その後、山梨県警の下川刑事、林刑事らが到着し、捜査が始まった。
由佳は、8時の鐘が鳴るまで全員揃っていたと証言する。
小五郎は、外部から侵入した者の犯行と考える。
しかし、鑑識が正面の扉や窓を調べたが、何者かが侵入した痕跡はなかった。

コナンは、天蓋に何かついていることをアピールし、鑑識に調べてもらう。
すると、天蓋の内側の左にセロハンテープがついていた。

その時、外出していた栄全が帰宅する。
栄鏡が殺害されたと知った栄全は驚き愕然とする。

小五郎は、昼間に栄鏡と言い争っていた栄全を犯人だと疑う。
しかし、栄全はロマンスという店のホステス、桜井マナミと会っていたことを証言する。

コナンは、本堂の隣にある鐘つき堂へやってきた。
すると、動物が走り去るところを目撃し、コナンを追いかけてきた由香はタヌキだと話す。
タヌキは裏山の滝へ行く道の周りの藪に住んでいて、夜になると昌子がエサをあげているという。

その時、鐘つき堂にある自動鐘つき機が作動して鐘の音が鳴り響く。
鐘の音を聞いた由佳は、栄鏡を思い出して涙する。

その後、コナンは藪に囲まれた道へ行き、長い糸を発見する。
糸の先端には、かじられたサラミが結び付けてあった。
コナンは、糸を持って寺へ戻り、小五郎に報告する。
そして、小五郎は犯人が使ったトリックを見破った。

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名探偵コナン第875話|謎解き&ネタバレ

名探偵コナン第875話|謎解き

【謎解き①】
コナンと昌子は、食後に大福を食べた。

名探偵コナン第875話|ネタバレ

トリックを見破った小五郎は、みんなの前で推理を披露する。

栄鏡を殺害した犯人は、本堂へ来ることなく犯行を行った。
つまり、アリバイのある栄全にも犯行は可能ということだ。

犯人は、鐘をつくときに撞木が進む側にサラミを置いて糸を穴に通した。
そして、その糸を伸ばして窓から本堂の中へ引き込んだ。
その後、糸の先を天蓋の隙間から中へ通し、ナイフにセロハンテープで糸の先を貼り付けた。
時間になって自動鐘つき機で撞木が押し出されると、糸が引っ張られてナイフから離れ、ナイフが落ちるというわけだ。
その後は、タヌキがサラミを咥えて巣に運び、トリックの痕跡は跡形もなく消える。

小五郎は順光が犯人だと名指し、このトリックが使えるのは普段本堂に出入りして経典やお供物の用意をしている順光だけだと推理する。
順光は観念したかのように膝をつき、自分の犯行だと罪を認め謝罪した。

順光「実は、私には結婚を約束した人がいるんです。でも、ご住職に由佳さんとの結婚を勧められ、初めは返事を渋っていたんですが、これまでのご恩を考えると断ることもできず。そのうちにご住職は、私が了解したものと思って、式の日取りまで決めてしまって

由佳「じゃあ、私のせいで・・。私が父に断らなかったから・・。私、順光さんの気持ちに薄々気づいてたんです。なのに私も父を怒らせたくなくて

栄全「そんなの断れば良かったんだよ!親父なんか怒ったって、こんな寺出て行けばいいんだからよ!

順光「殺害するつもりはなかったんです!ただ脅かして、この寺はやっぱり良くないことが起こるから修行をやめさせてくれと頼むつもりだったんです。だから厨子の中の観音様に後ろを向かせ、ナイフが落ちても体に直接当たらないように向机を少し右に動かしたんです

順光の証言を聞いたコナンは、鑑識官に小五郎からの頼みだと言い、天蓋のセロハンテープが貼られていた位置からナイフを落としてみて欲しいと伝える。
実際に鑑識官がナイフを落としてみると、畳についた切り傷の跡にそのままピッタリ突き刺さった。
つまり、順光のトリックでは栄鏡を殺害することは不可能だ。

コナンは、向机の脇に白い粉が付着していることに気づいた。
鑑識官に尋ねると、白い粉は餅とり粉だった。

下川刑事は、順光を連行しようとする。

由佳「順光さん、今まで観音様を動かしてたのも順光さんだったの?

順光「いいえ、私が後ろを向かせたのは今日だけです

コナンは、腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理を話し始める。

順光がトリックを使って栄鏡を脅かそうとしたのは間違いのない事実。
しかし、殺害したのは順光ではない。
というより、順光のトリックで殺害することは無理なのだ。
仮にナイフが当たったとしても怪我をする程度だ。

犯人は住職の妻、昌子だ。
昌子は、順光がトリックを仕掛けているところを目撃した。
そこで順光に罪をきせようと考えた昌子は、布団を出しに行くと言ってこっそり本堂へ向かい、栄鏡を殺害したのだ。

遺体の向机の脇に餅とり粉が付着していた。
【謎解き①】
夕食後、餅とり粉のついた大福を食べたのはコナンと昌子だけだ。

栄鏡がお勤めをする前に粉がついていたとしたら拭き取っていたはず。
つまり、粉をつけたのは犯人しかあり得ないのだ。

昌子「そうよ。もううんざりだったのよ!あんな男、顔も見たくなかった!だからやったのよ!なんでもかんでも自分の思い通りでないと怒鳴りつける。小さなことにもいちいち口を出して偉そうに文句を言う。子供や私を自分の奴隷だと思って支配する。あんな奴、いなくなってせいせいしたわ!

由佳「お母さん・・

栄全「おふくろ・・

由佳と栄全は、狂ったように笑う昌子を見て涙した。


(エピローグ)

翌朝、東京へ帰る小五郎たちの見送りに由佳がやってきた。

由佳「とんでもないことに巻き込んでしまって・・

小五郎「いや、それよりあなたのことが心配だ

蘭「結局、後ろを向く観音様の秘密もわからなかったし、お力になれなくて・・

コナン「あぁ!あれは最初からわかってたよ

小五郎「なんだと?

コナン「後ろを向くのは大雨の後や雪解けの水の多い時だって言ってたでしょ?それは裏山の滝の水が増えた時に起きる低周波の音波が厨子の中の空間と共鳴して、仏像が少しずつ回ってたんだよ

由佳「そうだったんですか

小五郎「まったく!妙なことを知ってるな、お前は

コナン「新一兄ちゃんに電話したら、たぶんそういうことだろうって言ってたんだ

蘭「新一ったら電話なんかじゃなくて、こっちに来て事件を解決したらいいのに

コナン(してるんだけどな・・

まとめ

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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

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