名探偵コナン第680話のネタバレ!サボテン狂騒曲

シーズン17

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第680話「サボテン狂騒曲」:
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ

名探偵コナン第680話|事件ファイル概要&登場人物&あらすじ

名探偵コナン第680話|事件ファイル概要

◯ 事件ファイル
■ 話数:
第680話
■ 事件ファイル名:
サボテン狂騒曲
■ 放送日:
2012年12月15日
■ 放送曜日:
土曜日
■ 主題歌:
OPテーマ 君の涙にこんなに恋してる(なついろ)
EDテーマ 恋に恋して(倉木麻衣)
■ BACK:
第679話「長崎ミステリー劇場(現代篇)」
■ NEXT:
⇒ 第681話「命を賭けた恋愛中継(中継開始)」

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名探偵コナン第680話|登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

鈴木 園子
CV:松井菜桜子
蘭と同級生で親友。鈴木財閥のお嬢様。

横溝 重悟
CV:大塚明夫
神奈川県警捜査一課の警部。兄で静岡県警警部の横溝参悟と顔や声はそっくりだが、口調と性格は真逆。

砂田 善三(すなだ ぜんぞう)
CV:宝亀克寿
66歳。資産家。

砂田 康之(すなだ やすゆき)
CV:楠大典
36歳。砂田家長男。プロゴルファー。

砂田 尚樹(すなだ なおき)
CV:桐本 琢也
33歳。砂田家次男。外車ディーラー。

八代 美沙(やしろ みさ)
CV:伊藤美紀
27歳。家政婦。

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名探偵コナン第680話|あらすじ

コナンと蘭は、園子の知り合いである砂田善三の屋敷を訪ねた。
そして、温室で金鯱という珍しいサボテンを見せてもらう。
金鯱は花をつけるまでに50年かかると言われており、善三の金鯱には見事な黄色い花がついていた。
他にも高価なサボテンがある温室には特注の警報装置がついていて、善三が懐に入れているカードだけが装置を解除できるという。

そこへ、長男の砂田康之と次男の尚樹が現れた。
康之と尚樹は、善三が遺言状を書き換えたと弁護士から聞いてやってきたのだ。
遺言状のことを聞かせろと強い口調で言う康之だったが、善三はそれ以上に強い口調で2人を追い払う。
2人が温室を出て行った後、善三は素焼きの植木鉢が置いてあることに気づき、家政婦の八代美沙を呼びつける。
そして、素焼きの鉢を使わないという善三は、それをすぐに片付けろと美沙に怒鳴りつける。
美沙が去った後、善三は美沙のことを自慢げに話す。
美沙は家政婦としてよく働いてくれ、息子たちとは大違いだというのだ。

その後、善三は屋敷に戻り、コナンたちは温室の中を見て回ることに。
善三が屋敷へ戻ると、康之が書斎の机の引き出しを物色していた。
善三は、康之の探し物が遺言状だとすぐにわかり、懐から遺言状を取り出して見せる。
善三は、息子たちに遺産を分配せず、サボテンと一緒に植物園へ寄付することにしたのだ。
それを聞いた康之は、息子よりサボテンに金を譲るのかと激怒する。
しかし善三は、いい年して親のすねばかりかじるやつに譲る金はないと言い返した。
康之はプロゴルファーといっても、予選敗退ばかりだったのだ。
そして、善三は事業を継がない限り遺言状を書き換えるつもりはないことも伝える。

康之が書斎を出ると、盗み聞きをしていた尚樹を発見する。
尚樹は、始めたばかりの外車屋が資金難でお金に困っていた。
康之と尚樹は金のことで言い合いになり、駆けつけた美沙がそれを止めようとする。
そして、書斎から出てきた善三は、久しぶりに帰ってきたと思えば兄弟そろって金の話しかできないのかと息子たちを怒鳴った。


その後、温室を見学し終えたコナンたちは屋敷へ戻った。
その時、コナンは玄関にあったゴルフバッグを倒してしまい、その下敷きになってしまった。
騒ぎを聞きつけやってきた康之は、コナンの上に乗っているゴルフバッグを軽々と持ち上げる。
蘭はゴルフバッジが床に落ちていることに気づき、それを康之に手渡した。
康之は、夕食を部屋に持ってきてくれと美沙に頼むと、ゴルフバッグを抱えて去って行った。


午後8時23分、コナンたちは夕食をご馳走になった。
そして、康之と尚樹は屋敷を出て行く。
康之はゴルフの練習をしに、尚樹はガレージの車を見に行くという。
毎日8時から9時までサボテンの手入れをする善三は温室にいた。
コナンたちは帰る前に善三に挨拶をしに行こうとすると、それを美沙が引き留める。
8時30分までは温室に誰も入れるなと善三に言われたという。

その時、警報ベルが鳴り響いた。
コナンたちが温室へ向かうと、温室の前には遺言状を手にした康之の姿があった。
美沙が温室の中へ駆け込むと、善三が倒れており、すでに亡くなっていた。


その後、神奈川県警の横溝警部らが到着し、捜査が始まった。

死因は、スコップで背後から殴られたことによる脳挫傷。
死亡推定時刻は、午後8時から8時30分の間だった。

蘭と園子は、遺体発見時の状況を横溝警部に伝える。

康之は、警報ベルが鳴り、慌てて温室へ入ると善三が倒れていたと証言する。
ゴルフの練習をしに行くと言っていた康之は、善三から「8時半に温室に来い」というメールが送られてきたことを打ち明ける。
横溝警部がメールを確認すると、8時20分にメールが届いていた。

横溝警部は、なぜ遺言状を手にしていたのか康之に尋ねる。
康之は、善三の懐から遺言状をとったが、殺していないと容疑を否認。
しかし、遺体の側に康之のゴルフバッジが落ちていたため、警察は康之を疑う。

コナンは、康之が犯人だとすると、懐から遺言状をとった際、なぜ警報装置の解除カードもとらなかったのか横溝警部に指摘する。
もし解除カードがあれば、警報ベルを鳴らさずに済んだのだ。

そして、善三の傍にハシラサボテンの鉢が倒れている。
コナンたちが最初に温室を見学した時には倒れていなかった。
横溝警部は、犯人が善三と揉み合ったうちに倒してしまったと考える。
しかし、鉢からこぼれた土は完全に乾ききっており、1時間でそこまで乾くことはあり得ない。

さらに、善三の胸元にはサボテンの棘が刺さっていた。

金鯱サボテンの花がしおれていることに気づいたコナンは、温室内の温度管理をしている温水ヒーターのラジエーターを確認する。
すると、ラジエーターの上には素焼きの植木鉢が置かれていた。

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名探偵コナン第680話|謎解き&ネタバレ

名探偵コナン第680話|謎解き

【謎解き①】
善三の傍にサボテンの鉢が倒れており、善三の胸元にサボテンの棘が刺さっていた。

【謎解き②】
ラジエーターの上に素焼きの植木鉢が置かれていた。

名探偵コナン第680話|ネタバレ

コナンは、腕時計型麻酔銃で園子を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で園子の声を使い、推理を話し始めた。

今回の事件は、康之が温室へ入る前に起きていた。

犯人は、8時ごろに善三が温室へ入る時、密かに室内に侵入し、犯行に及んだ。
そして、犯人は罪を康之にきせるため、康之のゴルフバッジを現場に残した。
その後、遺体となった善三の指を使って康之を呼び出すメールを打ち、自分のアリバイが確実に立証される8時20分に送信されるよう送信予約設定をした。
それは、携帯会社に確認すればわかることだ。

さらに犯人は、善三の懐にあった警報解除カードを使って温室を抜け出し、コナンたちの目を盗むようにリビングから死角になる裏口を使って屋敷へ戻った。
そして、現場へ駆けつけるとすぐにカードを遺体の懐へ戻した。
そのため、康之は遺言状を奪う際、カードの存在に気づかなかったのだ。

となると、警報が鳴った時、温室に人はいなかったことになる。
それが今回の事件の鍵で、警報装置の特性を逆手にとった犯人の罠だった。

【謎解き②】
ラジエーターの上には、素焼きの植木鉢が置かれている。
この温室の警報装置は、人体が発する微量の遠赤外線を感知して警報を鳴らすシステムだ。
素焼きの植木鉢は加熱されると人間と同じ遠赤外線を発しやすい特性がある。
犯人はそれを利用したのだ。

その犯行ができるのは、八代美沙だけだ。

美沙「確かに面白い話ね。でもそれは単なる推理じゃないの。証拠はあるのかしら。私を犯人とする証拠が

【謎解き①】
美沙は善三を撲殺する際、誤ってハシラサボテンを倒してしまった。
しかし、美沙は警報装置の解除カードを奪うため、どうしても遺体の上のサボテンを退ける必要があった。
その時、サボテンの棘が美沙の手に刺さったはずだ。

美沙は自分の手を見つめた後、罪を認めた。
美沙の手には、無数の傷がついていたのだ。

美沙「どうしてわかったの?

コナンたちが現場に駆け付けた時、倒れたサボテンの鉢からこぼれた土が完全に乾いていた。
さらに、昼に咲いていた金鯱サボテンの花がしおれていた。
そこで、温室の中の温度に注目したのだ。
温度を管理するラジエーターの上には、一度片付けたはずの植木鉢が置かれていた。
片付けた植木鉢の場所を知っているのは美沙しかいない。
以上のことから、犯人は美沙だと確信を得たのだ。

美沙「私は砂田善三が憎かった。あいつは現役時代、なりふり構わぬ経営で次々と他の会社を倒産させ、大勢の経営者を自殺に追い込んだわ。その中の一人が、私を男手一つで育ててくれた私の父だった。砂田が隠居し、家政婦を募集した時、私はこの手で父の復讐をする決心をした。そして父親の財産目当てに放蕩の限りを尽くす息子たちを見て、二人のうちのどちらかにその罪をきせようと思ったのよ!

園子「美沙さんの善三おじ様を憎む気持ち、わからなくもないわ。大切なお父様を亡くしてしまったんだから。でもね、だからといって復讐で人一人の命を奪っていいはずがないのよ

美沙は小さく頷くと、警察に連行されていった。


(エピローグ)

帰りのバスの中。

眠そうな園子は大きな欠伸をする。

園子「なんだかすっごい眠いんだけど

蘭「でもほんとすごいよ園子。あんな難事件まで解決しちゃうなんて

園子「そう?まあこの超名探偵推理クイーン園子様にかかったら、どんな難事件もいちころよ!

コナン(ったく、オメェは寝てただけじゃねェか。サボってんじゃねェよって。サボテンだけに?

まとめ

■ BACK:
第679話「長崎ミステリー劇場(現代篇)」
■ NEXT:
⇒ 第681話「命を賭けた恋愛中継(中継開始)」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第680話「サボテン狂騒曲」:
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ

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