名探偵コナン第647話のネタバレ!幽霊ホテルの推理対決(後編)

シーズン17

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第647話「幽霊ホテルの推理対決(後編)」:
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ

名探偵コナン第647話|事件ファイル概要&登場人物&あらすじ

名探偵コナン第647話|事件ファイル概要

◯ 事件ファイル
■ 話数:
第647話
■ 事件ファイル名:
幽霊ホテルの推理対決(後編)
■ 放送日:
2012年2月25日
■ 放送曜日:
土曜日
■ 主題歌:
OPテーマ Miss Mystery(BREAKERZ)
EDテーマ 悲しいほど今日の夕陽きれいだね(grram)
■ BACK:
第646話「幽霊ホテルの推理対決(前編)」
■ NEXT:
第648話「探偵事務所籠城事件(勃発)」

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名探偵コナン第647話|登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

鈴木 園子
CV:松井菜桜子
蘭と同級生で親友。鈴木財閥のお嬢様。

工藤 新一
CV:山口勝平
高校生探偵で、コナンの本当の姿。

目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある・・。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

千葉 和伸
CV:千葉一伸
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。高木の後輩。

世良 真純
CV:日髙のり子
探偵。

昼川 利子
CV:達依久子
49歳。主婦。

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名探偵コナン第647話|あらすじ

(前編の内容)
園子に誘われて杯戸ホテルのケーキバイキングに出かけたコナンと蘭。
杯戸ホテルでは、ケーキバイキングの受付がすでに終了されており、蘭と園子はがっかりする。
その時、ドーンという大きな音と悲鳴が響き渡る。
ホテル別館裏の駐車場で、一人の男性が転落死したのだ。
傍に居合わせた主婦、昼川利子が屋上に人影を見たと証言したため、コナンは利子とその連れと急いで屋上へ駆けつけた。
しかし、屋上にあったのは転落した男性のものと思われる靴と上着のみ。
利子の連れは自殺と考えるが、コナンは自殺と見せかけた殺人だと判断する。
そして、コナンと同じ判断をした者がもう一人いた。
それは、杯戸ホテルへ向かうバスの中で知り合ったジークンドーの使い手、世良だった。
転落死したのは上住貞伍で、振り込め詐欺の首謀者として世間を騒がせている人物だった。
そして、利子たちはその詐欺の被害者だった。
上住が隠れる別館は、車椅子の老人の幽霊が出ると噂されていた。
それは、車椅子を使っていた利子の父親が、詐欺の被害に遭った妻の死を悲観し、別館で自殺したことが原因だった。(前編へ)


(後編のあらすじ)
上住が転落して大騒ぎになり、コナンたちがエレベーターで屋上へ向かった後、世良も屋上へ向かうためエレベーターを待っていた。
その時、6階と2階でエレベーターが止まったことを世良は証言した。

別館の2階の壁は上住によってスプレーで落書きされ、廊下にはペンキの缶が散乱している。
千葉刑事は別館の2階で発見した車椅子のことを目暮警部に伝える。
その車椅子の車輪には妙な釣り糸がついており、発見時にはまだ動いていたという。
そして、ホテル側の証言で上住が借りていた電動車椅子だということが判明した。
上住は、電動車椅子に乗って別館中を走り回っていたようだ。

高木刑事は、幽霊騒ぎも上住の仕業かもしれないと考える。
上住は、今日訪ねてくる利子たち被害者を、自殺した老人が泊まっていた2階で、無人の車椅子を釣り糸で操って脅そうとした可能性があるのだ。

車椅子の車輪にとりつけられた釣り糸は随分と長く、先端には切れた輪ゴムが数本ついている。
そして、足掛けには何かにぶつかったような傷がついている。

コナンは、犯人が電動車椅子を使って上住を転落させた可能性があると考える。
しかし、車椅子が置かれていたのは、上住が転落死した駐車場の逆側だった。
目暮警部は、仮に車椅子を使ったとしても、逆側からでは上住を転落させることはできないと考える。

目暮警部は、前後二つ扉のエレベーターに驚く。
ホテルの従業員の話によると、別館の1階と2階には結婚式などで使う大ホールがあり、他の階と反対の扉を使った方がスペースを広く使えるという。

コナンと世良は、以前上住が消火器で割った窓ガラスを調べる。
割れた窓ガラスはシートでカバーされていたが、風に煽られてガムテープが外れていた。
世良は、窓がちょうど転落現場の真上だということに気づき、何かあると考える。
コナンは、窓の下の壁と床の境目に大量のペンキが付着していることに気づいた。
ペンキは完全に乾ききっており、何かがペンキの上に置いてあったような跡がある。
さらに、コナンは後ろに転がっているペンキ缶に傷がついていることにも気づく。
そして、他にも同じようなペンキ缶がもう一つある。
コナンは、エレベーターの扉の下部についた傷を見て、上住を殺害したトリックを見破った。

そして、ほぼ同時に犯人に気づいた世良は、犯人が利子だと名指しし、推理を話す。

屋上に置いてあった上住の靴や上着は、投身自殺に見せかけるため、あらかじめ置かれていたもので、別館の6階が本当の犯行現場だと知られないためのフェイク。
犯人の利子は、エレベーターと車椅子を使って上住を6階の窓から突き落としたのだ。

利子は、駐車場の車をバックさせた時に上住が落下してきたと証言していた。
しかし、エレベーターのボタンを押しておけば、その場にいなくても電動車椅子に乗せた上住を自動的に2階から6階へ運んで落とし、車椅子だけを再び2階に戻すことができる。

利子は、まず6階に泊まっていた上住に会いに行き、酒を飲ませて泥酔させた。
そして、酔いつぶれた上住を電動車椅子に膝を抱えた姿勢で乗せ、エレベーターの前へ運ぶ。
扉を開けてエレベーター内の扉の上にある鏡に長い釣り糸の先につけた数本の輪ゴムを引っかける。
そして、エレベーターの外から1階のボタンを押して無人のエレベーターを下ろし、1階から6階までの糸の長さを測り、再びエレベーターを6階に上げ、測った長さより30センチくらい短い位置で車椅子の車輪の間に釣り糸を結べば、トリックの完成だ。
釣り糸がどこかに引っ掛からないように手繰り寄せてから、上住を乗せた車椅子と一緒に乗り込み、2階で車椅子だけエレベーターの外に出し、車椅子が扉に向かって進むようにして扉を閉め、自分は1階に降りる。
1階についた利子が出会ったしまったのがコナンだった。
利子はコナンに、これは別館のエレベーターだからと言っていたが、それはコナンをエレベーターに乗せないためだ。
もし乗られてしまったら、エレベーターの扉の鏡の上から妙な糸が垂れ下がっていることや、その糸の先がもう片方の扉から出ていることがバレてしまう。
それに、なぜか2階と6階のボタンが押されているということが丸わかりになってしまう。

目暮警部は、世良が推理した通りに実践してみることにした。

2階でエレベーターの扉に向かって前進し続けていた電動車椅子は、扉が開くとエレベーターに入り、エレベーター内の反対側の扉に突っかかる。
別館のエレベーターは前後二つ扉で、2階と6階で開閉される扉は逆側になる。
となると、2階で乗せた車椅子は、6階についてエレベーターの扉が開くと勝手に出てくるはず。
あとは、エレベーターの周辺に置いたペンキ缶や段ボール箱で車椅子の進路を定めれば、車椅子は壁に沿って一直線に進み、上住がガラスを割った窓の下の壁にぶち当たる。

実践で使った電動車椅子は、割れた窓ガラスの下の壁に突っ込んだ。
しかし、乗せていた人形は転落しない。
世良は、車椅子が壁に当たった反動で人形が外へ落ちるはずだと考えていたのだ。

コナンは真相を掴んでいたが、園子が蘭とともに駐車場で待機しているため、園子を腕時計型麻酔銃で眠らせ、推理させることができない。
目暮警部や高木刑事を麻酔銃の標的にするわけにはいかず、コナンは悩んでいた。
そしてコナンは、この場に突然現れ真相を明かしても説得力があり、あとで誤魔化せる人物を考える。

推理を外した世良は、がっかりするフリをしてちらりとコナンを見る。

利子「確かに面白いトリックでしたけど、所詮机上の空論。あなた方警察には失望しましたわ。そんな若者の絵空事を真に受けるなんて

その時、どこかから「ペンキの缶ですよ」という声が聞こえる。
その声は、コナンの持っている携帯から聞こえてくる。
声の主は、新一だった。

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名探偵コナン第647話|謎解き&ネタバレ

名探偵コナン第647話|謎解き

【謎解き①】
割れたガラスの窓の下の壁と床の境目に大量のペンキが付着していた。

【謎解き②】
エレベーターが最上階についた時、利子は怖いと言って屋上へ行くことを躊躇した。

名探偵コナン第647話|ネタバレ

コナンは、事件のことを新一に電話で相談したことを明かし、携帯を目暮警部に渡す。

目暮「それで、ペンキの缶をどう使ったというのだね?工藤くん

コナンは、目暮警部たちの死角に移動し、蝶ネクタイ型変声機を使って電話ごしに推理を披露する。

【謎解き①】
窓の下の壁に大量のペンキがこぼれている。
そして、そこに何かが置いてあったような跡もある。
その跡に合わせて横に倒したペンキ缶2つを合わせてみると、ピッタリ一致した。
2つのペンキ缶を両脇から足で押さえ、車椅子を窓から離してもう一度発進させてみる。
すると、ペンキ缶に車椅子の足掛けがぶつかり、その反動で車椅子に乗っていた人形が転落した。

足掛けが缶の下に滑り込み、車椅子が前に傾き、ひじ掛けが壁に当たった反動で被害者は外へ放り出されるというわけだ。
そして、被害者が転落したのを目の前で確認した犯人は、怪しい人影を見たと偽って屋上へ行く口実を作り、6階で止まっていたエレベーターを1階に下ろした。

千葉刑事は、エレベーターを1階に下ろしてみる。
すると、車椅子の車輪の間に結んだ釣り糸が引っ張られ、車椅子は半回転しながらエレベーターの方へ進み、エレベーターの扉に激突。
さらに引っ張られる釣り糸が30センチ短い分、エレベーターの鏡に引っ掛けた輪ゴムが伸びきって切れる。
犯人がエレベーターに乗る時には、エレベーター内には何も残っていないという算段だ。
【謎解き②】
あとは、そのエレベーターが屋上についた時に何か理由をつけてエレベーターに残り、エレベーターを出る前に6階と2階のボタンを押すだけ。
そうすれば来た時のように、エレベーターで6階で車椅子を乗せて2階で降ろし、あとで警察に発見されても犯行現場から離れた場所でなぜか動き続けていた車椅子にしか見えない。

コナンたちが6階の犯行現場へ来た時、窓の下にペンキ缶がはりついていなかったのは、車椅子の足掛けがぶつかった衝撃で壁から剥がれ、車椅子が半回転した反動で飛ばされたのだ。

女性が大人の男性を車椅子に座らせるには、しっかり体を抱えなければならない。
そこで、被害者の着ていた服から犯人が着ている服の繊維が検出されれば犯人は決まりだ。

新一「最も、振り込め詐欺の首謀者と目されている男と、被害者の遺族であるあなた(利子)が和解して抱き合って喜んだと証言されるのなら話は別ですが

利子「フン、そんな吐き気のする偽証をするぐらいならハッキリと告白しますよ。私があの男を車椅子に乗せて地獄へ叩き落してやったってね!

目暮「じゃあ、もしかして例の幽霊騒ぎは、このトリックを何度も試したからですか

利子「いえ、私はあの男が割ったその窓の下にペンキ缶を置くのを思いついただけ。何度も試したのは私じゃない。前に私があの男の部屋を訪ねた時、あの男に見せられたのよ。無人のエレベーターから誰も乗っていない車椅子が出てくるのを

高木「まさか、被害者本人がこんな仕掛けを?

利子「ええ。あの男、エレベーターを動かしていた仲間との電話を切って笑いながらこう言ったわ。「うざいマスコミやこの別館の客どもを全て追っ払うためのジジイの幽霊大作戦だ」って。だからあの車椅子に乗せてやったのよ。あの男に思い知らせるために。父が車椅子に乗ってまでしてあの男に頼みに来た、あの切ない思いをね・・

その後、上住貞伍の隠し口座が見つかり、金の流れから詐欺グループが次々に逮捕され、振り込め詐欺の首謀者は、被疑者死亡のまま書類送検され、振り込め詐欺の殺人事件とともに幕を閉じた。


(エピローグ)
後日、帝丹高校では。

蘭「えぇ!?あの事件って、新一が解いたの?

園子「そうよぉ。高木刑事を問い詰めたらゲロったわ~。コナンくんに電話もらって、ちょちょいのちょいで真相見抜いてくれちゃった~ってね!だったら愛しの恋女房にも電話をくれてもいいのにさぁ

蘭「そういえば、あの世良って人も探偵だったってコナンくんが言ってたよ。あの人別れ際にまたすぐ会えるとか言ってたけど、どういう意味だったんだろ?

園子「さぁ?蘭に気があるんじゃないの?

その時、担任教師が転校生をつれてやってきた。
その転校生は、なんと世良だった。

蘭・園子「えぇ~~~!?

世良の姿を見た蘭と園子は驚くが、もっと驚くことがあった。

それは、

蘭「スカート履いてる!!

園子「女なの?!

青年だと思っていた世良がスカートを履いていたためだ。

世良「僕の名前は世良真純。よろしくな!

まとめ

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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第647話「幽霊ホテルの推理対決(後編)」:
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ

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