セイギノミカタ(名探偵コナン599話)のネタバレ!犯人や動機も

シーズン15

こちらの記事では、アニメ「名探偵コナン」の第599話「セイギノミカタ」のネタバレを紹介しています。

事件の概要をざっくりまとめると、

買い物を終えて電車に乗り込んだコナンと蘭は、巣亀駅近くの高架下で捜査中の目暮警部と高木刑事の姿を発見。

老人に投資話を持ち掛け、大金を騙し取ったとして手配されている詐欺グループの一員・兼村恒夫が殺害されたのです。

コナンたちが現場に駆けつけると、電車の中から事件を目撃したという老人・法月徳馬がやってきました。

法月の証言によって、犯人は現場近くをうろついていた詐欺グループの主犯格・桐谷輝彦だと判明。

しかしコナンは、電車の中から目撃したはずの法月が、巣亀駅ではなく米花駅で警察に通報したことに疑問を感じました。

このあと、詐欺グループの被害者の中に法月の知り合いが何人もいたことが判明し、コナンは法月に対する不信感をさらに募らせました。

法月が犯人だと断言するため、コナンは巣亀駅で調査を行い、決定的な証拠を掴んだのですが──。

それでは、コナンの推理をもとに第599話のネタバレを詳しくまとめていきたいと思います!

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ネタバレ

事件はまだ続いていた

小五郎が法月に疑いをかけていることを知った蘭は、どうしても法月が犯人とは思えず、直接話を聞くために彼のアパートを訪ねました。

しかし、いくら呼びかけても応答がなく、蘭は施錠されていないドアからこっそり中に入りました。

そこで蘭が目にしたのは、机の上にポツンと置かれた日記帳です。この帳面の間にはミツと法月の写真が挟まれており、中を開いてみるとこれがミツの日記であることがわかりました。

全てのページを読み終えた蘭は、法月がこれから何をしようとしているのかを悟り、彼を止めるためにアパートを飛び出しました。

その夜、法月は自宅近くの工事現場で身を潜め、あらかじめ呼び出しておいた詐欺グループの一員・茂木隆が来るのを待っていました。

暗闇の中、茂木が辺りを警戒しながらやってくると、法月はその背後に忍び寄り、勢い良く杖を振りかざしました。

その直後、『もうやめて!』と悲鳴に近い声が聞こえてきました。法月がその声の出所に目を向けると、そこには日記を抱えた蘭がじっと立ち竦んでいました。

続いて現れた小五郎、目暮警部、高木刑事が法月のターゲットである茂木を保護した直後、コナンは腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理ショーを始めました。

犯人はこの人!

兼村を殺害した犯人は法月徳馬です。

法月は電車の中で事件を目撃したと言っていましたが、現場の真上にある鉄橋は直線で、電車内から殺人現場を見ることは不可能です。

そして、高木刑事に法月のIC乗車券を調べてもらったところ、昨日の犯行時刻を挟んで13時35分に夏葉原駅に入場し、14時15分に米花駅を出場した記録が残されていました。

昨日、スリ騒ぎでコナンたちが畑端駅で降りた時、法月はそのまま電車に乗って行ってしまいました。その電車の米花駅着は14時で、IC乗車券の出場の記録より15分も前に着いていたことになります。

つまり、巣亀駅で途中下車し、兼村を殺害して次の電車に乗ったため15分のロスが出てしまったということです。

法月は、あらかじめ時間差をつけて兼村と桐谷を巣亀駅近くの高架下に呼び出しておき、電車を降りて兼村を襲い、再び電車に乗りました。そして米花駅で110番通報し、何も知らずに現場にやってきた桐谷を犯人に仕立て上げたというわけです。

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決定的な証拠

法月は巣亀駅で途中下車して犯行に及んだのですが、IC乗車券には巣亀駅で乗り降りした記録がありませんでした。これこそが、法月が巣亀駅近くの鉄橋下を犯行現場に選んだ理由だったのです。

巣亀駅は年配の利用客が多く、特別に法月が目立つといったことはありません。さらに、改装工事中のため防犯カメラにはシートが被されています。つまり、法月が巣亀駅で降りたという証拠は残らないということです。

しかし、夏葉原駅の防犯カメラを確認したところ、奇妙な行動をとる法月の姿が映っていました。それは、法月がIC乗車券を改札に通してもう一度戻り、今度は切符を通して改札を抜けたことです。

法月は、夏葉原駅でIC乗車券と切符の両方を改札に通し、その切符を使って巣亀駅を出て兼村を殺害し、再び切符を購入して乗車しました。そして、米花駅では夏葉原駅で使ったIC乗車券を使って改札を出ました。

巣亀駅で購入した切符はすでに処分されている可能性がありますが、夏葉原駅で買った切符は途中下車した巣亀駅で回収されています。そこに法月の指紋がついた切符があれば、法月が巣亀駅で下車したという決定的な証拠となります。

犯行の動機

法月は兼村殺害の罪を認めましたが、自分は間違ったことをしていないと訴えました。

懇意にしていたミツが病死した後、法月はミツの日記を読んで、彼女が詐欺被害に遭ったショックで病気になってしまったことを知りました。

全てはミツの無念を晴らすため。詐欺グループに正義の裁きを下すことに決めた法月は、今回の計画を実行したのでした。

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ミツの想い

蘭はミツの日記を法月に手渡し、最後のページを読んで欲しいと頼みました。

「セイギノミカタさんに人を許すことを教わった。だから私も、私を騙した彼を許そう。一人暮らしの私に彼は本当に親切にしてくれた。あの時の笑顔、その全てが嘘だったとはとても思えない。いつか立ち直ってくれると信じよう。人を憎んだまま死ぬのは辛い・・。セイギノミカタさん、ありがとう!」

読み終えた法月は、自分の憎しみに目が曇ってミツの本当の気持ちに気づけなかったことを嘆き悲しんだのでした。

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エピローグ

後日、茂木が全面自供し、桐谷も悪質な詐欺容疑であらためて逮捕されました。

その頃、電車に乗るため駅の改札を通り抜けたコナンと蘭。一方、小五郎はIC乗車券をかざすも何故かバーが閉まって通ることができません。

「どうしたの、お父さん?」
「どうせ故障だろ。だからICってのは怪しいんだよ」
「ねえ、それってレンタルビデオ店のカードじゃない?」

コナンの指摘した通り、小五郎はレンタルビデオ店の会員カードを使って改札を通ろうとしていました(笑)

(おっちゃんが一番怪しいんじゃねェの?)

まとめ

こちらでは、アニメ「名探偵コナン」の第599話「セイギノミカタ」のネタバレを紹介させていただきました。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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