毛利小五郎のニセ者(コナン243話~244話)のネタバレ!アタッシュケースの謎も

シーズン6

こちらの記事では、アニメ「名探偵コナン」の第243話~244話「毛利小五郎のニセ者」のネタバレを紹介しています。

事件の概要をざっくりまとめると、
アタッシュケースの謎を解く依頼を受けて群馬県の葵屋旅館にやってきたコナンたち。ところが、コナンたちよりも一足早くやってきた”毛利小五郎のニセ者”にアタッシュケースが奪われてしまった。

小五郎の提案により、ニセ者がどういう動きをするのかしばらく様子見することにしたが、その夜、ニセ者は客室で首を吊った状態で発見された。

死亡推定時刻によると、犯行があったのは午後4時から5時の間。この時、犯人は清掃中の札を立て、風呂場から長い髪の毛を集めて現場に持ち込み、赤いジャケットを着た長髪の男の呪いに見せかけて捜査を撹乱しようとしている。

清掃中の札が置いてある場所を知っているのは旅館の従業員のみ。さらに、従業員の中で長髪の男とアタッシュケースのことを知っていたのは遠田だけだが、仮に遠田が犯人だとすると、アタッシュケースを5年も保管せずにすぐこじ開けたはず。

だとすると、犯人は一体誰なのか?そして、コナンは犯人をどうやって追い詰めるのか?

それでは、コナンの推理をもとに第243話~244話のネタバレを詳しくまとめていきたいと思います。

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ネタバレ

犯人はこの人!

夜も更けた頃、頭神の森に足を踏み入れた犯人は、目当ての場所を探し当てるとシャベルでそこを掘り起こし始めました。そして、布に包まれた壺を発見しました。

この時、犯人は『ようやく1億円を手に入れることができた!』と、ホッとしたことでしょう。しかし、壺の中には大量の石ころが入っているだけでした(笑)

その直後、茂みに身を潜めていた山村刑事が犯人の顔をライトで照らし、手にしていた1億円を見せて『お探し物はこれですか?』と尋ねました。

暗闇の中で照らし出された人物、つまり犯人は神保雅夫でした。

埋められていた1万円札の通し番号を照会したところ、5年前に二人組の男が製菓メーカーから脅し取った1億円だとすぐに判明しました。

その二人組の一人は神保。そしてもう一人は、遠田にアタッシュケースを預けた長髪の男でした。

スポーツ新聞に隠された謎

先ほど、神保は地面を掘り起こして壺を見つけましたね。山村刑事が壺の中身をすり替えていたため金を手に入れることができなかったわけですが、そもそもどうして金の隠し場所がわかったのでしょうか?

その手掛かりとなったのは、アタッシュケースの中に入っていたスポーツ新聞でした。それには奪った金の隠し場所を示す地図が示されていたんです。

新聞の見出しになっていた赤城丸は、この時『東前頭五枚目』でした。この前頭は、頭神の森の前倒れ地蔵を指したキーワードだったのです。

まずは前倒れ地蔵を基点として東に五歩進み、そこから赤城丸の星取表に従って右に八歩進み、その地面を掘り起こせば金が詰まった壺が出てくるというわけです。

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アタッシュケースを巡って

神保とグルだった長髪の男は、なぜ金の隠し場所の手掛かりとなる新聞を入れたアタッシュケースを遠田に預けたのでしょうか?

それは、神保が金を独り占めして自分を殺害するつもりなんじゃないか?と勘付いていたからです。

その証拠に、長髪の男はアタッシュケースと一緒に『呪い殺してやる』というメモも預けています。それは自分が殺害され、神保が一人で金を盗りに来た場合に罵るためのものでした。

案の定、神保は長髪の男を森で殺害して自殺に見せかけ、帽子とメガネとヒゲで顔を隠して意気揚々と旅館に乗り込みました。しかし、預けられていたのは呪い殺すというメモ一枚。

そう簡単に金を諦めきれない神保は、旅館の従業員となって旅館の周辺を探すことにしました。

そして月日は流れ、長髪の男の遺体が発見されました。そのことによって、神保は遠田がアタッシュケースを5年前に預かっていたこと、そしてアタッシュケースの調査を小五郎に依頼したことを知りました。

焦った神保は、急遽男を雇って小五郎のフリをさせ、小五郎が来る前にアタッシュケースを手に入れ中身を頂くつもりでした。

しかし、中身は金ではなくスポーツ新聞。その場で多額の報酬を受け取る予定だった男は、『金が貰えないなら本物の毛利小五郎に全てを話す!』と逆上しました。

やむなく神保は男を殺害し、謎解きを小五郎に託すことにしたのでした。

死亡推定時刻を偽装

当初、長髪の男が殺害されたのは4年前の7月10日だと考えられていました。この7月10日は葵屋旅館の社員旅行の日でもあり、アリバイのある神保には犯行は不可能ですよね。

しかし、本当に殺害されたのは、5年前の秋にアタッシュケースを遠田に預けた直後です。その証拠に、遺体はセーターを着ていました。

そして、リュックに入っていたミルクとあんパン、タバコ、コンビニのレシートは、死亡推定時刻を錯覚させ、自分のアリバイを作るために神保があとから入れたものです。だからタバコを持っているのにライターやマッチが見つからなかったんです。

さらに長髪の男の免許証を抜いたのは、有効期限が切れる寸前だったためです。更新されずに一年も経った免許証を持っていたら、アリバイトリックがバレる恐れがありますからね~。

ちなみに神保が新聞に長い髪の毛を挟んだのは、”小五郎のニセ者を殺したのは長髪の男の関係者だ”とわざと教え、レシートのアリバイで自分を容疑者から外すためです。

決定的な証拠

神保が長髪の男を殺害した犯人だと断定するには時が経ち過ぎています。しかし、小五郎のニセ者を殺害したという証拠ならあります。

人を担いで高いところにぶら下げるためには、担ぐ方も天井近くまで上る必要があります。この時、神保が踏み台にしたのが将棋盤と机で、滑らないように靴下を脱いでいたはずです。

つまり、将棋盤と机に残っていた指紋と神保の足の指紋を照合すれば一致するはずだということです。

「そうだ、踏み台にしたぜ!あの部屋の蛍光灯を取り替えた時に。蛍光灯を調べりゃ、ちゃーんと俺の指紋が…」

神保は必死に言い訳を始めますが、コナンが扮する眠りの小五郎には痛くもかゆくもありません。コナンはこの弁解を想定し、あらかじめ鑑識課員さんに蛍光灯を調べて欲しいと頼んでいたのです。

その結果、蛍光灯には神保の指紋が付着していました。──が、指紋があったのはたんまりと積もった埃の下です。

電灯に埃が溜まるまで一度も机を拭かない旅館などあるはずがありませんよね~。これで神保は言い逃れが出来なくなり、事件は見事に解決したのでした!

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エピローグ

翌日。昨夜の眠りの小五郎の名推理に感服した山村刑事は、すっかり小五郎のファンになってしまいました。もちろん、全く身に覚えのない小五郎は、いつものように曖昧な返事で誤魔化しております。

このあと、コナンたちは山村刑事の車で送ってもらうことになったのですが、途中で若い二人組の美女に遭遇し、『眠りの小五郎に会いに葵屋旅館へ行くところだ』と聞き、あろうことか小五郎は美女二人を車に乗せて葵屋旅館へ引き返すように山村刑事に命じたのでした。

(ははは。懲りねェな、このオヤジ)

まとめ

こちらでは、アニメ「名探偵コナン」の第243話~244話「毛利小五郎のニセ者」のネタバレを紹介させていただきました。

コナンたちがニセ者の遺体を発見した時のシーン、めちゃくちゃ怖かったです。もはや遺体の顔が恐怖でしかない!! 個人的にはトラウマ回に推してもいいレベルかと思います。

今回は山村刑事のへっぽこぶりが見られませんでしたが、犯人が地面を掘り越して壺を見つけ、ウハウハ直後に『石ィ!?』のシーンがおもしろかったです。一生懸命掘ったのにね(笑)

何はともあれ、無事に解決できて良かったです!最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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