名探偵コナン第187話のネタバレ!闇に響く謎の銃声

シーズン5

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第187話「闇に響く謎の銃声」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

千葉 和伸
CV:千葉一伸
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。高木の後輩。

トメさん
CV:中嶋聡彦
鑑識課員。

古川 勝江(ふるかわ かつえ)
64歳。金融会社社長。古川家主人。

古川 悦子(ふるかわ えつこ)
CV:此島愛子
40歳。古川家長女。番組制作会社社長。

古川 浩二(ふるかわ こうじ)
CV:神奈延年
22歳。古川家長男。無職。

町田 梓(まちだ あずさ)
CV:山田美穂
22歳。古川家のメイド。

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あらすじ

小五郎は、番組制作会社社長の古川悦子から母親の身辺警護を依頼され、コナンと蘭を連れて古川邸を訪れました。

悦子の母・勝江は、かなりあくどいやり方をしていると噂される金融会社の社長で、3日前に襲われてケガをしていました。

午後7時に悦子と会う約束をしていましたが、彼女は未だ出先のようで、時間を過ぎても現れません。

コナンは、先ほど家に入る前、道路側の一番左の窓が開いていたことに気づき、それをメイドの町田梓に伝えます。

古川家長男・浩二の話によると、そこは勝江の部屋で、いつもこの時間は換気のために窓を開けてあるようです。
 
 
それから10分後、帰宅した悦子は、浩二がいることに気づいて激怒します。

どうやら浩二は、この家への出入り禁止を勝江から言い渡されているようです。

しかし、浩二は臆することなく悦子に物申し、いよいよ二人の言い争いが始まってしまいました。

蚊帳の外に置かれた小五郎、コナン、蘭は、二人の怒気が鎮まるのを待つほかありません。

そんな小五郎たちに梓は、悦子の会社が倒産寸前で、浩二はギャンブルの借金で暴力団に脅されていることを打ち明けました。

お金ならいくらでも持っているはずの勝江は、いくら血のつながりのある親子だとしても、回収の見込みがなければ絶対にお金を貸さないようです。
 
 
しばらくして、フンと鼻を鳴らして浩二を睨みつけた悦子は、勝江を起こしに行くと言って梓を連れ出ていきました。

浩二は、勝江に手土産を買ってくると言い残し、家を出て行きました。

その直後、勝江の部屋から銃声が聞こえてきました。
 
 
浩二は、その音を聞いて慌てて引き返し、小五郎とともに勝江の部屋へ急行します。

部屋の前で立ち尽くしていた悦子と梓は、中から銃声が聞こえたと告白します。

扉には内側から鍵がかかっていて、勝江が持っている1本の他に合鍵はないようです。

やむを得ず、小五郎と浩二は扉を突き破り、中へ入りました。

部屋の灯りを点け、部屋の中を確認すると、銃で額を撃ち抜かれた勝江が床に倒れ込み、すでに息絶えていました…。
 
 
その後、目暮警部たち警察が到着し、捜査が始まりました。

遺体の傍の足跡と同じものが、窓の外の梯子の周辺から発見されました。

被害者の勝江は3日前にも暴漢に襲われていて、もしかすると同じ犯人の可能性も考えられます。

しかし、遺体が窓の傍にあるということは、被害者が侵入者に気づいて窓に近づいたと考えるのが自然です。

つまり、被害者は犯人と顔見知りの可能性が高いということです。
 
 
高木刑事は、悦子、梓、浩二から詳しく話を聞き、遺体を発見した時の状況を以下のように整理します。

悦子と梓が二階に勝江を起こしに行くと、部屋の中で銃声がした。

そこで小五郎と浩二がドアを破って中へ入り、遺体を発見。

梓は、悦子が落としたハンカチを拾おうとしゃがみ込んだ途端に銃声が聞こえたと証言します。
 
 
近所の聞き込みから戻った千葉刑事は、『梓が勝江からかなりひどい扱いを受けていた』と目暮警部に報告します。

梓は今日の夕方、勝江の部屋で紅茶を零してしまい、絨毯もテーブルもリモコンも全て紅茶が残らないように綺麗に拭き取りました。

しかし勝江は許してくれず、今年のボーナスを全てなしにすると言い放ったといいます。

梓は、銃声がした時、悦子とともに部屋の外にいたため、自分は無実だと訴えます。

つまり、悦子と梓にはアリバイがあるということです。

となると、怪しいのはアリバイのない浩二です。

浩二は、悦子たちが二階へ行くとすぐに応接間を出て、銃声がした後しばらくしてから小五郎と合流していました。

悦子に言われて勝江への手土産を買いに行こうと門を出ると銃声が聞こえたため、急いで戻って来たと証言する浩二ですが、アリバイがないのは確かです。

顔見知りの者による犯行、そしてアリバイのない人物。この2点から、目暮警部は浩二に疑いを掛けます。

この後、浩二は『銃声がする直前、勝江の部屋が青白く光ってすぐに暗くなった』と証言。

それを聞いたコナンは、犯行に使用したトリック、そして犯人の正体を見破りました。

(あの人が犯人だ!)

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ネタバレ

勝江の部屋にみんなを集めたコナンは、いつものように小五郎を眠らせて推理を話し始めました。

遺体の位置から推理して、これは顔見知りの犯行だと考えていました。

しかし、ドアを破って入った時、部屋の灯りは消えていました。となると、被害者はどうやって侵入者の顔を確認したのでしょうか。

勝江は、まだ外が明るいうちに殺害されていたのです。

みんなが聞いた銃声は、犯人がアリバイを作るために仕組んだものです。

犯人は勝江の部屋から持ち出したリモコンでテレビのスイッチを入れ、銃声を流したのです。

となると、犯人はテレビから銃声の流れる時間を正確に知っている必要があります。

それを正確に知ることができた人物はただ一人。

犯人は、番組制作会社社長の古川悦子です。

銃声がしたのは7時半頃。正確には7時29分32秒です。

それはちょうど悦子の会社が制作したドラマの中でピストルを撃つ時間です。
 
 
夕方、悦子は梯子を使って部屋の窓から侵入。それに気づいて近づいてきた勝江をサイレンサー付きのピストルで射殺しました。

その後、悦子は侵入した時の衣装を処分し、何食わぬ顔でコナンたちの目の前に現れました。

そして時間を見計らい、証人となる梓を連れて二階に行き、わざと落としたハンカチを拾うフリをしてリモコンのスイッチを入れました。

浩二が証言した青い光というのはテレビのことだったのです。

このトリックは、リモコンのスイッチのタイミングが1秒でもズレると余計な音が聞こえたりして忽ちバレてしまいます。

そのため悦子は、デジタル式の腕時計をしていたのです。
 
 
証拠は、勝江の部屋のテーブルの下にあったリモコンです。

そのリモコンには、悦子の指紋がしっかり付着していました。

梓は今日の夕方、勝江の部屋で紅茶を零してしまい、絨毯もテーブルもリモコンも全て綺麗に拭き取ったと証言しています。

朝から職場へ出かけ、小五郎と約束した7時まで自宅に戻っていないはずの悦子の指紋がなぜ綺麗にしたはずのリモコンについているのか。

それは、梓が拭き取ったあとで悦子がリモコンに触ったことを意味しているのです。

しかし悦子は、梓が拭き残したのだと訴えます。

そこでコナンは、リモコンから検出された指紋をもう一度教えて欲しいとトメさんに頼みます。

「古川悦子、左手第一指から五指、指紋及び掌紋。町田梓、左手第一指から五指、指紋及び掌紋。以上です」

この報告の通り、悦子と梓の指紋がリモコンから検出されていました。

それを聞いた目暮警部は、犯人は悦子で決まりだと口を開きました。

梓はリモコンを拭き忘れてなどいなかったのです。仮にリモコンを拭き忘れていたとしたら、当然勝江の指紋がついているはずです。
 
 
悦子は罪を認め、殺害した動機を告白しました。

「あの女が悪いのよ…。私が資金繰りで困ってるのに、1円だって出してくれようとしてくれなかった…」

それを聞いた目暮警部は、そんなことのために自分の母親を殺してしまったことをよく考えるようにと激怒したのでした。

エピローグ

その後、高木刑事は梓に頼まれて、映らなくなっていた応接間のテレビを直しました。

「ありがとうございます!」

「いやァ、大したことないよ」

「高木さん、こう見えてもビデオマニアなんだよ。毎日レンタルしてきて、もうた~いひょっ…」

高木刑事は、余計なことを話し過ぎだと言い、千葉刑事の顔面に拳をめり込ませました。

その時、ちょうどテレビで銃が乱射されるシーンが放送されました。

二階で眠っていた小五郎は飛び起き、『銃声だー!事件だー!』と叫びながら激しく物音を立て始めました。

コナンは、小五郎の慌てぶりに呆れ、深いため息をついたのでした。

(もう終わってるっての…)

まとめ

■ BACK:
第186話「殺された名探偵(後編)」
■ NEXT:
第188話「命がけの復活  洞窟の探偵団」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第187話「闇に響く謎の銃声」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

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