名探偵コナン第1136話のネタバレと感想!大岡紅葉の甘い罠(後編)

シーズン29平次X和葉

コナンたちは、小五郎と平次をモデルにした舞台の打ち合わせに参加するため京都にやってきました。

そんな中、仮眠をとるため二階にあがっていた演出家が遺体となって発見される事件が発生。

部屋は完全な密室でしたが、殺人と判断したコナンと平次は、一体どのようにして事件を解決するのでしょうか。楽しみですね!

それでは、アニメ「名探偵コナン」第1136話「大岡紅葉の甘い罠(後編)」のあらすじ、ネタバレ、感想をご覧ください!

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名探偵コナン第1136話のあらすじ

第1135話(前編)のおさらい

コナンは、平次と小五郎をモデルにした舞台の打ち合わせで、二人と一緒に京都にある演出家・株本恭助(かぶもと きょうすけ)の自宅に来ていました。

株本のほかに、プロデューサー・軽尾明児(かるお みょうじ)、脚本家・稲場玲佑(いなば れいすけ)、舞台監督・木俣重記(きまた しげき)、舞台のスポンサーの御令嬢・大岡紅葉、協力者として黒田管理官も同席していました。

そんな中、仮眠をとるため二階にあがっていた株本が遺体となって発見されました。

部屋は完全な密室で、室内に転がっていたペットボトルの水から青酸カリが検出されたため、京都府警の綾小路警部は服毒自殺と判断しました。

しかし、コナンと平次は、

・室内にペットボトルと毒の粉が入ったビンはあったが、毒をペットボトルに入れる匙(さじ)がなかった。

・仮にビンからペットボトルに直接入れたとしたら、どこかに多少こぼれるはずだが、キャップを開けた時に残る口元のPEバンドと本体の隙間には粉の一粒も付着していなかった。

・毒を入れたらキャップを閉めてペットボトルを振って混ぜるはずだが、キャップの内側は全く濡れていなかった。

以上の理由から、殺人事件だと主張しました。

疑わしいのは、株本と関係の深い軽尾、木俣、稲葉なのですが、一体誰が犯人なのでしょうか・・。

「名探偵コナン第1135話のネタバレと感想!大岡紅葉の甘い罠(前編)」

被害者は何を食べた?

コナンと平次が言ったように、これが殺人事件だとすると、犯人は株本に仮眠をとらせて、部屋に籠る状況を作らなければなりません。

株本は睡眠薬を常用していたようですが、都合よく効き目が出るとは限らないので、それを計画に入れるのは無鉄砲な話です。

となると、株本は自ら睡眠薬を飲んだのではなく、犯人によって飲まされた可能性が高くなります。

株本が口にする機会があったのは、ピザ、コーヒー、キャンディですが、医者に食事の制限を受けているという理由でピザは切り分けただけで食べておらず、飲んだコーヒーもみんなの分が無作為に置かれた中からとったもの。棒付きキャンディはいつも舐めているものなので、味が変わればすぐに気づいたはずです。

稲場
以前イタズラして違う味のキャンディを同じ包み紙にして渡したら、口に入れた瞬間、激怒してましたしね・・

黒田管理官は、株本の口元のにおいを嗅いだ時、アーモンド臭とともにピザのにおいがしたと発言。しかし、株本が切り分けたピザはまん丸で、つまみ食いした跡はありませんでした。

さらに、黒田管理官は「微かに獣のにおいがする」と指摘します。すると、綾小路警部は肩をビクリとさせて、そっと胸ポケットをおさえました。

綾小路警部
今日はポケットでええ子にしといてくださいね、マロちゃん

シマリス~!マロちゃん、前回登場しなかったから心配してましたが、ちゃんとポッケにいてくれて安心しました。マロちゃんを愛でるおじゃる警部が可愛すぎます!!

棒付きキャンディ

その後、木俣、軽尾、稲場は、舞台を控えている今、自分たち三人に株本を殺害する動機があるはずもなく、これは自殺だと主張します。

株本の舞台に必ず出演していた女優の行田仁香(ぎょうだ にんか)が自殺したことが余程ショックだったのではないか、と。

仁香が亡くなったのは、本読みの予定をしていた日だったそうです。

その日、みんなで仁香を待っていると、株本のスマホに突然「死ぬ」とメールが送られてきました。

慌てて仁香のマンションに行ってみると、部屋のカギは開いていましたが、寝室のドアが途中までしか開きませんでした。

隣人に頼んでベランダづたいに仁香の部屋の窓にたどり付き、室内を見てみると、ドアを塞ぐようにして仁香が倒れていました・・。

その後、株本はひどく落ち込み、今回の探偵ものの舞台をやめようと言い出しました。

しかし、自分が舐めていた棒付きキャンディを見て、突然「この舞台は絶対にあたる」と叫び、舞台の中止はなくなったそうです。

棒付きキャンディの話が出て、紅葉は小五郎が株本のキャンディをばら撒いた時のことを思い出しました。

ベランダから室内に入った時、小五郎は足元に散らばったガラスの破片を避けた拍子に机にぶつかり、机の上にあった棒付きキャンディを床に落としてしまいました。

キャンディは複数あったのですが、そのうちのひとつだけ音もなくポーンと高く弾んだのです。

それを聞いたコナンと平次はハッと閃きました。

画像引用:名探偵コナン公式サイト

コナン
この現場はもともと密室だったんじゃねェ。犯人が密室に変えたんだ!
平次
俺らの見てる目の前でな!

紅葉さん、さすがです!棒付きキャンディがひとつだけ音もなく跳ねたということは、ひとつだけ中身が違うものが混ざっていたということですよね。それを使って密室を作ったということでしょうか。

そんなん妻の役目

その後、コナンと平次は株本に睡眠薬を飲ませた方法をみんなに教えるため、キッチンに行って用意したピザを切り分けることにしました。

平次を追ってきた紅葉は「そんなん妻の役目」といって包丁を手にしますが、刃が逆さまでいかにも料理したことないです感まる出し・・。

紅葉は平次の傍に行こうとしますが、床に置いてあった米袋でつまづいてしまいます。

画像引用:江戸川コナン公式X

平次はアホ呼ばわりしながらも、バランスを崩した紅葉を助けたのですが、そのまま床に倒れて紅葉の下敷きになってしまいました。

しばらくの沈黙の後、平次はハッとし、慌てて紅葉の胸に置かれていた手をひっこめました。

これがいわゆるラッキースケベというやつですね( ´艸`)

平次
ち、ち、ちゃうねん!これは物の弾みっちゅーか、なんちゅーか、えええええ!?

事故とはいえ紅葉の胸を触ってしまった平次はどぎまぎしますが、そんなことお構いなしな紅葉はそのまま平次に顔を近づけキスを迫ります。

画像引用:江戸川コナン公式X

コナン
あのさぁ、みんなピザ切り分けてくるの待ってると思うんだけど!

このコナンの発言で、平次は慌てて紅葉の下から抜け出し、震える手でピザを切り分け始めました。

紅葉はぷうと頬を膨らませて「ええとこやったのに」とコナンを睨みつけ、コナンは満足気ににっこり笑みを浮かべました。

ディフェンスがナイスすぎるし、平次じゃなくてコナン君が照れてるのが壺!!守ってもらった平次はコナン君にもっと感謝してほしい( ´∀` )

スイーツ食べ歩き組

一方、京都スイーツ食べ歩きに出掛けていた和葉と蘭は、残り三軒というところでフルーツサンドをかきこんでいました。

和葉は、紅葉の企みを阻止すべく急ぎ平次の元へ向かおうとしていたのですが、スイーツを口いっぱいにつめこみ苦しそうな表情を浮かべる蘭を見て、我に返りました。

和葉
ちゃんと味わわんと早食いしたら、せっかくお店の人が作ってくれはったスイーツも、無理矢理食べさせられる蘭ちゃんも可哀想や

蘭は自分を心配するよりも、早く平次のところに行った方がいいと勧めますが、和葉は「ハニートラップなんかにひっかからへん」と平次を信じていることを伝えました。

もぐもぐ蘭ちゃん可愛いし、いいこ過ぎる。和葉ちゃんもちゃんと大事なことに気づいて良かったです(´;ω;`)

ここから先はトリック、犯人、動機などネタバレになるので、アニメを見ていない方はご注意ください。

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名探偵コナン第1136話のネタバレ

切り分けられたピザ

コナンと平次は切り分けたピザを持ち、みんなが集まるリビングへ戻りました。

さっそくピザを見せると、誰一人として不審に思う者はおらず、ただ普通に切り分けたピザだと思わせることができました。

実はこのピザは、三角に細長く切った中央部分が取り除かれていたのです。

つまり、株本がいつもピザをそのようにして抜き取っていたことを犯人が知っていたとしたら、ピザの中央部分に睡眠薬を仕込むだけで、株本がどのように切ろうとも、仮眠をとるように仕向けられたというわけです。

密室トリック

次に、密室トリックについてですが、これはゴムボールとハンカチを使えば簡単に再現することができました。

まず、ドアを少しだけ開け、何かに当たってドアが開かないと言い、そのあとでドアの下からはみ出しているハンカチにみんなの注意をひきつけます。

みんながハンカチに注目している間に、室内側についているドアストッパーと床の間に、サイズがぴったり合うゴムボールをはめ込みます。

そして、自分以外の誰かにドアを開けさせ、開かないことを確認させます。

この時、ドアが開かないのは、ストッパーと床の間にはめ込んだゴムボールが摩擦をおこしているからです。

ドアを強く押すほど摩擦も強くなりますが、ドアを少し引いてゆっくり押すとボールが外れてドアを開けることができます。

こうして犯人はドアが開かない密室だとみんなに思い込ませました。

犯人はこの人

前述した密室トリックを使うことができるのは、真っ先にドアを開けようとした人物。

犯人は、脚本家の稲場玲佑です。

稲場は軽尾と木俣の目を盗んでピザの真ん中に睡眠薬を仕込み、それを食べた株本が仮眠のために二階の部屋に籠るように仕向けました。

軽尾と木俣を連れて様子を見に行った際に、株本の服とよく似た柄のハンカチをドアの下に仕込みました。

それから30分経ってみんなで起こしにいった時、密室トリックを使って、株本の体がドアを塞いでいるとみんなに思い込ませました。

そして、みんなが外に回って窓から部屋の中を覗くまでの間に、ゴムボールを取り除いて室内に入り、用意していた毒入りの水を飲ませて株本を殺害しました。

毒のビンを部屋に置き、ゴムボールを隠し、遺体がドアを塞ぐように扉に寄りかけて閉めたあと、何食わぬ顔でみんなと合流しました。

ゴムボールの隠し場所は、机の上に散らばったキャンディの中でした。ごみ箱から拾った包み紙でゴムボールと棒を包んでセロテープで止めたのですが、セロテープは手袋のままでは扱いにくく素手で触ったため、指紋が残ってしまいました。

平次
落ちたキャンディがぽーんと弾んだところを紅葉が見とる

犯行の動機

稲場は、株本から「浮気ひとつできない者に本当の男と女が書けるわけがない」と言われ、好意を寄せていた仁香と関係をもちました。

一度くらいなら、とその時は軽い気持ちでしたが、実は仁香が稲場と関係をもったのは株本に命令されてのことだったのです。

稲場が関係を終わらせようとする一方で、仁香は仕事に影響がでることを恐れて株本の言いつけを守ろうとし、別れることを拒否しました。

仁香に脅され妻にバレることを恐れた稲場は、仁香の部屋に行って睡眠薬で眠らせ、彼女のスマホを持って本読みに参加しました。

頃合いを見計らって仁香を装い「死ぬ」と株本にメールを送り、みんなでマンションに向かった先で、今回と同じトリックを使って仁香を殺害しました。

──が、株本にそのトリックに気づかれ、バラされたくなければ本当の殺人者の魂の叫びを自分のために書けと脅されました。

そこで稲場は仁香の時と同じように、株本を殺害することに決めました。

エピローグ

和葉と蘭が伊織の車で株本の自宅に到着したと同時に、綾小路警部ら京都府警によって稲場は連行されていきました。

和葉はパトカーを見て何かあったのだと心配になり平次に声をかけますが、その質問に答えたのは平次の隣にいた紅葉でした。

紅葉は事件の内容を一通り話すと、

紅葉
今回はスキンシップもあって、前より仲良うなれた気がします

と、頬を染めます。それを聞いた和葉は激怒し、平次に掴みかかりました。

画像引用:江戸川コナン公式X

その間、伊織と黒田管理官が話していたのですが、黒田管理官は伊織のことを「サカキバラ」と呼んでいました。

こっそり二人の会話に耳を向けていたコナンは、「点検」、「消毒」というワードから「公安」を連想しました。

点検 ─ 自分に尾行がついていないか確認すること。

消毒 ─ 尾行を撒いて、後ろに誰もいない状態にすること。

伊織
昔の潜入先での偽名で呼ばれると、当時を思い出して気が滅入ります
黒田管理官
すまん。これはこれで、クセか・・

その後、二人が「ポアロの金髪」について話し出した直後、その横を一台の黒い車が通って行きました。

画像引用:江戸川コナン公式X

何かに気づいたコナン、伊織、黒田管理官は緊張からなのか、表情が強張っていました・・。

名探偵コナン第1136話の事件ファイル概要

事件ファイル概要

話数 第1136話
事件ファイル名 大岡紅葉の甘い罠(後編)
放送日 2024年9月28日(土)
OPテーマ Unraveling Love ~少しの勇気~(倉木麻衣)
EDテーマ 夢で逢いましょう(SARD UNDERGROUND)
BACK 第1135話「大岡紅葉の甘い罠(前編)」
NEXT 第1137話「行列店、味変の秘密」

登場人物・声優

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
小学生の姿になった主人公
服部 平次
CV:堀川りょう
西の高校生探偵
毛利 小五郎
CV:小山力也
毛利探偵事務所の主人
毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
新一(コナン)の幼馴染み
遠山 和葉
CV:宮村優子
平次の幼馴染
大岡 紅葉
CV:ゆきのさつき
平次のことを「未来の旦那さん」と呼ぶ美少女
伊織 無我
CV:小野大輔
紅葉の付き人
黒田 兵衛
CV:岸野幸正
警視庁捜査一課の管理官
綾小路 文麿
CV:置鮎龍太郎
京都府警捜査一課の警部
株本 恭助
CV:塩屋翼
52歳。演出家
稲場 玲佑
CV:小西克幸
39歳。脚本家
軽尾 明児
CV:増谷康紀
48歳。プロデューサー
木俣 重記
CV:天田益男
50歳。舞台監督
行田 仁香
CV:慶長佑香
舞台女優
男性
CV:四宮豪
謎の老人
CV:森しん
運転手
CV:竹内良太

名探偵コナン第1136話の感想

毎度のことですが、平次の登場回はおっちゃんの活躍は皆無ですね。エピローグの後ろ姿みて、あ、おっちゃんいたんだって気づきました( ´艸`)

和葉ちゃんと平次君の絡みがあまりなかったのが残念ですが、かわいい蘭ちゃんがたくさん見れたので満足です!

が、犯行の動機はひどいものでしたね。身勝手に不倫して、それをネタに強請られたら殺しちゃうなんて、どっちもどっちって思っちゃいました・・。

ともあれ、事件解決して伊織さんかっこいいな~と見惚れてたら、黒幕のカラスがまさかの登場!?え、この呼吸器をつけた謎の老人って黒の組織のボスですよね。

伊織さんが元公安で安室さんの知り合いっぽい内容にも驚きましたが、コナン君の横を黒い車がスーって通るシーンが怖くてドキドキでした(´;ω;`)

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アニメ名探偵コナンを動画で見る方法

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まとめ

こちらでは、アニメ「名探偵コナン」第1136話「大岡紅葉の甘い罠(後編)」のあらすじ、ネタバレ、感想を紹介させていただきました。

最後までご覧いただきありがとうございます。次回も来てくださいね!

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