名探偵コナン第741話のネタバレ!蘭も倒れたバスルーム(後編)

シーズン19

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第741話「蘭も倒れたバスルーム(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル
    ■ 話数:
    第741話
    ■ 事件ファイル名:
    蘭も倒れたバスルーム(後編)
    ■ 放送日:
    2014年6月7日
    ■ 放送曜日:
    土曜日
    ■ 主題歌:
    OPテーマ Butterfly Core(VALSHE)
    EDテーマ RAIN MAN(AKIHIDE)
    ■ BACK:
    第740話「蘭も倒れたバスルーム(前編)」
    ■ NEXT:
    ⇒ 第742話「Jリーガーとの約束」


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

世良 真純
CV:日髙のり子
蘭のクラスに転校してきた。新一と同じ高校生探偵。

工藤 新一
CV:山口勝平
高校生探偵で、コナンの本当の姿。

妃 英理
CV:高島雅羅
小五郎の妻で蘭の母。現在小五郎とは別居中で、妃法律事務所の弁護士。新一の母親の工藤有希子とは同級生で友人。

横溝 重悟
CV:大塚明夫
神奈川県警捜査一課の警部。兄で静岡県警警部の横溝参悟と顔や声はそっくりだが、口調と性格は真逆。

北尾 留海(きたお るみ)
CV:岡村明美
21歳。大学3年生。

摂津 健哉(せっつ けんや)
CV:日野聡
22歳。大学4年生。

加賀 充昭(かが みつあき)
CV:乃村健次
22歳。大学生。

橋谷 和香(はしたに わか)
摂津の元カノ。

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(前編)のストーリー

コナンと蘭は英理と食事をするため、英理の仕事先のマンションで待ち合わせをしていました。

そこで偶然、世良に遭遇。蘭は世良に頼まれ、調査を手伝うことになりました。

調査の一環でそのマンションの住人を捜していると、バスルームで死亡している橋谷和香を発見。

しかし、浴室には気化したクロロホルムが充満しており、蘭は意識を失ってしまいました。

その後、駆けつけた横溝警部は、この日和香と一緒に食事をする約束をしていた北尾留海、摂津健哉、加賀充昭を容疑者として捜査を進めていました。

世良は、和香の部屋へ向かうまでずっと自分と一緒にいた留海を容疑者から外し、蘭たちが和香の部屋へ呼びに行く直前に現れた加賀と、その30分ぐらい前にしばらくトイレに立っていた摂津のどちらかが犯人だと推理したのですが──。(前編へ)

あらすじ

世良が留海に雇われた探偵だと明かすと、摂津は嫌悪感を抱きました。留海は、摂津がまだ和香と切れていないという噂を耳にし、世良に調査を依頼したことを告白しました。

コナンは、留海、摂津、加賀、和香の4人で写っている写真をリビングで発見し、みんなメガネをかけているのに何故今は誰もメガネをかけていないのか尋ねます。

留海の話によると、それは2年ぐらい前の写真で、今はみんなコンタクトにしているようです。
 
 
 
その後、警察の調べで、リビングにあったゴルフクラブが凶器だと判明しました。

そして、キッチンのシンクの排水口からクロロホルムの小瓶と注射器が、浴室の排水口から赤い絵の具のような液体が発見されました。

コナンは、合鍵を使って玄関のドアを開けた時、留海が手間取っていなかったか蘭に尋ねます。蘭は、入り慣れてるという感じで手間取ってる様子はなかったと答えました。

コナンは、わざと財布から小銭を落とし、摂津と加賀に拾ってもらいます。この時の2人の様子を見て、コナンはあることを確信しました。

横溝警部は、被害者と半年前まで付き合っていて未だ合鍵を持っていた摂津と、今朝の5時まで被害者とここで酒を飲んでいて鍵を持ち去った可能性がある加賀の2名を容疑者と判断します。

2人は被害者とこのマンションのロビーで昼に落ち合い、ランチをする予定でした。摂津は待ち合わせの30分前にトイレに立ち、加賀は昼過ぎにロビーにやってきましたが、それ以前の行動は不明です。

摂津は、和香を呼びに行くまで留海と一緒にいたという世良の証言を疑います。そして加賀は、以前ここで和香とルームシェアしていた留海なら、未だ鍵を持ってるかもしれないと疑います。

そこで世良は、留海にアリバイがあると言ったわけではないと口を開き、蘭と留海が2人で和香の遺体を発見したのなら、犯人は摂津か加賀のどちらかだと言っただけだと説明します。

世良は、蘭が発見したのは和香の遺体じゃなかったと考えていたのです。

蘭は和香と面識がなく、それに加えて遺体はうつ伏せで顔にパック、頭にはタオルを巻いていて、浴室はシャワーの湯気で霞んでいました。

つまり、別人が和香に成りすましていたとしても気づかなかった可能性があるということです。

世良の話を聞いた蘭は、女性だったのは間違いないと証言します。だとすると、それができるのは蘭と一緒に和香を呼びに来た留海しかいません。

そこで世良は、以下のように推理しました。

和香の部屋へ入室した時、留海は左側のリビングに行くフリをして蘭に右側の寝室の方へ向かわせ、蘭の隙を見て浴室に入り、バスタオル1枚になって顔にパックを貼り、タオルを頭に巻いて頭部に赤い絵の具を垂らしました。

そして、蘭が浴室に捜しに来る頃合いを見計らって注射器に入れていたクロロホルムを気化させ、浴室に入った蘭を気絶させました。もちろんその間、留海はずっと息を止め続けていました。

この時、和香はリビングのベランダで眠っていました。その証拠に、摂津は以前酔っ払った和香がベランダで寝ていたことがあったと証言しています。

今朝までここで和香と加賀が飲んでいることを留海が知っていたのなら、加賀が帰った頃合いを見計らって電話し、酔いを醒ますようにベランダに誘導し、そのまま寝かせつけることはできたはずです。

蘭が気絶したあと、浴室から出て一旦クロロホルムを喚起し、赤い絵の具を洗い流した留海は服を着直し、ベランダで寝ている和香を起こして浴室へ向かわせました。

そして倒れている蘭に驚く和香をゴルフクラブで撲殺し、和香をバスタオル1枚にして顔にパックを貼り、頭にタオルを巻いて再び浴室をクロロホルムで充満させ、今度は本当にそれを吸って気絶し、摂津たちが駆けつけるのを待ったというわけです。
 
 
世良の推理を聞いていた留海は、自分は犯人じゃないと訴えます。しかしその直後、クロロホルムの小瓶から留海の指紋が検出されました。

その時、蘭の携帯に着信が入りました。なんと、その電話相手は新一でした。

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ネタバレ

蘭は電話をスピーカーに切り替え、事件のことをコナンから聞いたという新一の推理をみんなに聞かせます。

世良は先ほど、被害者がリビングのベランダで寝るように仕向けたと言っていましたが、それは前にそういうことがあったというだけの話です。

電話相手をベランダに誘導することはできても、都合よく寝かせられるとは思えません。たとえ運よく寝てしまったとしても、留海が来るまで寝続けていたかというのも疑問です。

仮に留海が犯人だとしたら、なぜ彼女は玄関に鍵をかける必要があったのか。

そして、もしも摂津が合鍵を渡してくれなかったら、自分が和香に返し損ねていた鍵を使う羽目になり、それを持っていた自分が真っ先に疑われてしまいます。

さらに、遺体はバスタオルを巻いてうつ伏せに倒れていました。人は誰しも、自分の後ろ姿を完全には把握できていません。自分でも知らない黒子や痣がある場合も十分にあります。

それを蘭に見られて本人と違うとバレてしまえば、全ての計画が台無しになってしまいます。

湯気でバスルーム内の視界を悪くし、わざわざ顔パックで遺体の顔を隠した犯人の本当の狙いは、視界を悪くさせていたなら別人だったのではないか、と疑わせることだったのです。

遺体をバスタオル1枚にしてうつ伏せにしたのは、発見者に遺体の顔を隠しているように見せ、尚且つ遺体が女性だと瞬時にわからせるためです。

そうすれば、遺体に成りすましていたのは女性となり、自分は容疑者から外れ、留海に罪を着せることができます。
 
 
犯人は、被害者の元カレの摂津健哉です。

摂津は、集合時間の30分前にトイレに行くフリをして和香の部屋を訪ね、彼女を撲殺して先ほどのトリックで偽装したのです。

和香の部屋へやってきた摂津は、和香の隙をついてクロロホルムを嗅がせて眠らせました。

そして和香を浴室へ運び、服を脱がせてバスタオル1枚にして顔にパックを貼り、頭にタオルを巻いた後、ゴルフクラブで撲殺しました。

あとは赤い絵の具を浴室の排水口に流し、クロロホルムを充満させるだけです。

その後、和香を呼びに行った留海に電話をかけてリビングに向かわせ、遺体に成りすましたかのような時間を作らせました。

そして事件後、隠しておいたクロロホルムの小瓶から留海の指紋が検出されれば、警察はフェイクに引っかかるという寸法です。

最初に偽装だと疑ったのは、和香の目尻にマスカラが垂れていたためでした。顔パックをするなら、普通はその前に化粧を落とすはずです。
 
 
摂津が犯人だという決定的な証拠は、コナンが落とした小銭を拾い、それをコナンに渡そうとした時の摂津の不自然な行動です。

あの時、コナンは手のひらを見せて頂戴をしていました。

加賀はコナンの手のひらに乗せましたが、摂津は自分の手のひらに小銭を乗せてコナンに差し出しました。

摂津は距離感が掴めず、コナンの手のひらに小銭を置くことができなかったのです。

つまり、摂津の片方の目のコンタクトレンズが外れているということです。

恐らく、外れたのはクロロホルムを嗅がせようとした和香に抵抗された時。

摂津は、慌ててコンタクトが落ちた床を探しましたが見つかりませんでした。なぜなら、薬を嗅がされて床に倒れた和香が、意識を朦朧とさせながら拾って隠したからです。

事件後に部屋の中でコンタクトが発見されたとしても、摂津は以前付き合っていた時に落としたものだと証言するつもりでした。

しかし、それが和香の目の中にあり、摂津の目の中になかったのなら、それは動かぬ証拠です。
 
 
罪を認めた摂津は、殺害の動機を告白しました。

摂津は、会長の娘と付き合うために和香と別れました。

うまく結婚まで漕ぎ着ければ逆玉の輿だと考えていた矢先、和香から脅されました。今までの悪さを全て彼女に暴露する、と…。

そこで和香を殺害する計画を立て、その犯人に仕立て上げるため留海と付き合うことにしました。

留海と付き合って未だ和香と切れていないという噂を流せば、留海が和香に嫉妬して殺害したという動機が出来上がるからです。
 
 
「まあ、半年も俺様と付き合えたんだ。せいぜいいい思い出にするん…」
 
 
言い終えないうちに、摂津は後方に吹っ飛びました。横溝警部が肘で彼を殴り飛ばしたのです。
 
 
「あぁ、わりィ。くだらねェ話を聞くと、頭が痒くなっちまってな。思わず肘が…」
 
 
横溝警部の強面に怯えた摂津は、それ以上口を開くことはありませんでした。
 
 
 
摂津が連行された後、蘭は新一との通話が切れていることに気づき、ムッとした表情で携帯を睨みつけました。

エピローグ

その後、マンションへやってきた英理は、事件があったことを聞いて驚きました。
 
 
「どうして母さんに教えてくれなかったの?」

「まあ、探偵の世良さんもいたし…」

「結局、工藤くんが解決してくれたけどな」
 
 
そう言って世良が去ったあと、英理は昼にロビーに下りた時に世良を見かけたと話します。

それはまだ蘭とコナンが来る前のことですが、世良は誰かと電話をしていたといいます。

コナンが興味深そうにその電話の内容を尋ねると、英理は内容や相手はわからないが、名前のあとに『にい』とつけていたため、兄じゃないかと答えました。

まとめ

■ BACK:
第740話「蘭も倒れたバスルーム(前編)」
■ NEXT:
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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

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・あらすじ
・ネタバレ
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