名探偵コナン第60話のネタバレ!イラストレーター殺人事件
こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ
名探偵コナン第60話|事件ファイル概要
-
■ 話数:
第60話
■ 事件ファイル名:
イラストレーター殺人事件
■ 放送日:
1997年5月26日
■ 放送曜日:
月曜日
■ 主題歌:
OPテーマ 謎(小松未歩)
EDテーマ 光と影のロマン(宇徳敬子)
■ BACK:
⇒ 第59話「初めてのお使い殺人事件」
■ NEXT:
⇒ 第61話「幽霊船殺人事件(前編)」
名探偵コナン第60話|登場人物
・江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。
・毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。
・毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。
・目暮 十三
CV:茶風林
捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある・・。
・花岡 兼人(はなおか けんじん)
CV:筈見純
48歳。画家。デザイン事務所社長。
・蝶野 いずみ(ちょうの いずみ)
CV:野口早苗
25歳。イラストレーター。
・バイク便の男性
CV:高木渉
・鑑識課員
CV:千葉一伸
名探偵コナン第60話|あらすじ
小五郎は、コナンと蘭を連れて花岡デザイン事務所を訪れていた。
来月、画家の花岡兼人が殺人現場の画集を出すことになり、その巻末に小五郎と花岡の対談を載せることが企画されたのだ。
しかし、肝心の花岡が事務所に来ていないらしく、小五郎はしばらく待たされることとなった。
約束の5時を30分過ぎた頃。
コナンは、事務所の向かいにあるマンションの一室に目を留めた。
蘭「何見てるの?コナンくん」
コナン「あそこのマンションのベランダ見てたんだ」
コナンが指差す先は、雨が降っているのに布団が干されたままになっている。
事務所の男性は、その3階のベランダが蝶野いずみというイラストレーターの部屋だと話す。
先ほど蝶野の部屋に電話を入れたが、出なかったという。
それからさらに30分過ぎ、痺れを切らせた小五郎が立ち上がった。
小五郎「いくらなんでも遅すぎる。悪いが帰らせてもらうぞ」
そこへ、花岡が何食わぬ顔で現れた。
小五郎の姿を見た花岡は、ついアトリエで寝入ってしまったと謝罪する。
蘭は、花岡の左手の小指だけ、爪の色が違うことに気づいた。
蘭「どうしたんですか?その爪。もしかして、マニキュア?」
花岡「ま、まさか・・。絵の具だよ、絵の具。アトリエででもついてしまったんだろう」
花岡は、どこか慌てた様子で筆立てからカッターナイフをとった。
そして、蝶野から電話があったら自分に取り次いで欲しいと従業員に声をかけ、トイレへ入って行った。
その直後、蝶野から一本の電話が入った。
電話に出た従業員は、トイレから出てきた花岡に受話器を渡す。
花岡「どうした、気分はもういいのかい?なに、死ぬだと!?ベランダから飛び降りる?」
電話でのやり取りを聞いていたコナンたちは、蝶野のマンションへ目を向ける。
すると、干されていた布団とともに蝶野が転落して行った・・。
コナン(と・・、飛び降りた!?)
その後、目暮警部たち警察が到着し、小五郎たちも蝶野のマンションへ駆けつけた。
花岡は、先ほど電話で蝶野が話した内容を目暮警部に伝える。
花岡「私には才能がない。行き詰ったから死ぬと言って、次の瞬間にはベランダから・・」
コナンは、蝶野の右目のコンタクトレンズが外れかかっていることに気づいた。
さらに、遺体の傍には割れたメガネが落ちている。
目暮警部は、目撃者の証言を総合し、自殺だと判断した。
コナン(いや違う・・。これは他殺だ!)
コナン「ほら見てよ、この人の目。コンタクトしてるよ?」
小五郎「それがどうした?」
コナン「でもこの人落ちた時メガネをしてたみたいだよ。コンタクトしたままメガネかける人っていると思う?」
小五郎「確かに・・」
コナンは、蝶野が転落する前から亡くなっていて、誰かに突き落とされたと推理する。
そして一番怪しいのは、電話で止めようとしていた花岡だ。
しかし、蝶野が落下する時、花岡は向かいの事務所にいた。
コナン(どうやって突き落としたというんだ。あんな離れたところから、どうやって・・)
その後、目暮警部に続いてコナンたちは蝶野の部屋を訪れた。
玄関の扉を開けると、鍵はかかっていなかった。
小五郎は、玄関で折れ曲がった釘を発見した。
蝶野が飛び降りたベランダには、スリッパと携帯電話、そして割れた植木鉢があった。
コナンは、植木鉢の破片が排水溝へ続いていることに気づいた。
目暮警部は、洗面所でコンタクトレンズのケースを発見した。
目暮「となると、気になるのはあのメガネだが・・」
小五郎「きっとコンタクトをつけていたのを忘れたんですよ」
目暮警部は、遺書を探すように捜査員に指示する。
そして、棚の中からアルバムを1冊取り出し中を開く。
そこには、デザイン事務所の従業員の写真が入れられていた。
目暮警部は、従業員の頬や手の甲、額、鼻の下などに、蝶が描かれていることに疑問を抱く。
目暮「なんだ、この写真は・・」
従業員「彼女、寝てる人にイタズラ書きするのが好きだったんですよ」
蝶野は、自分の名前をモチーフに、蝶の絵をサインとしていたようだ。
そのサインは、蝶野が描いたイラストにも描かれているという。
鑑識課員は、床にマニキュアが落ちていたことを目暮警部に報告する。
蘭「あ!それ、今日新発売されたマニキュアだと思います。変わった色が出るって学校で評判になってました」
コナンは、ベッドのシーツにもマニキュアがこぼれていることを知らせる。
コナン「でもあの人、手にも足にもそんなの塗ってなかったよ。こんな色をつけてたっていえば、おじさんくらいだよね?」
コナンが花岡に問いかけたことで、目暮警部は花岡を追及する。
花岡「偶然、同じ色の絵の具がついてただけですよ。今朝までアトリエで仕事をしていましたから」
その後、コナンは冷蔵庫の中で洗浄液を発見した。
コナン(おかしい・・。あのケースからすると彼女のコンタクトはソフトレンズ。冷蔵庫に入っていたのは洗浄液だけ。保存液はどこだ?)
その時、バイク便の男性が現れた。
男性は、6時30分に伺った時、預かり証を置き忘れたという。
小五郎「6時半!?彼女が飛び降りた時間だ・・」
目暮「じゃあ、君はここで彼女に会ったのかね?」
男性「いえ、今日はドアを開けたすぐ横にイラストを置いてあるから、6時半ちょうどに取りに来てくれということで、ご本人にはお会いしてませんが」
小五郎がバイク便の預かり証を確認すると、依頼主は花岡になっていた。
小五郎「彼女が落ちた同時刻にバイク便。なーんか引っかかりますなァ」
花岡「私は彼女が電話で絵ができたっていうから、バイク便でそれを編集部に届ける手配をしただけですよ」
目暮警部は、この部屋を訪ねた際に気づいたことはなかったかバイク便の男性に尋ねる。
男性は、玄関のドアを開けた時、ドアが勢いよく開いたと証言する。
蝶野が開けたのかと思ったが、玄関には釘が落ちていただけで誰もいなかったという。
さらに、そのあと奥の方で何かが壊れるような音がしたという。
それを聞いたコナンは、再びベランダへ戻り、排水溝の中を調べる。
コナン(このトリックを使えば、例え何キロ離れていようとも、彼女をベランダから突き落とすことができる!)
名探偵コナン第60話|ネタバレ
コナンは、自分を捜しにベランダへやってきた小五郎を腕時計型麻酔銃で眠らせた。
そして、ボタン型スピーカーを小五郎の服に取り付け、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理を話す。
コナン「えー?犯人がわかったの?」
小五郎「あぁそうだ。蝶野さんは自殺したんじゃない。殺されたんだ。花岡さん、あなたにね!」
蝶野が転落した時、花岡は小五郎たちとともに向かいのビルにいた。
しかし、丈夫な釣り糸と釘が1本あれば、離れたところからでも蝶野を落下させることは可能だ。
小五郎は、釣り糸、釘、醤油差し、熱いコーヒーを目暮警部に用意してもらった。
目暮「一体、何を始めるつもりだね?」
コナン「まぁ、私の言う通りにやってみてください」
まず、ベランダの手すりから玄関の戸口までの距離を、往復するぐらいの長さの糸で輪を作る。
被害者に見立てた布団のベルト部分に輪の片方を通し、その端を手すりの上から内側に通す。
そして、その糸の先の輪をベランダに置いてあった植木鉢にかける。
植木鉢が落ちないように糸を引きながら玄関へ行き、一旦糸の先の輪をインターフォンに引っ掛けておく。
そして、被害者を糸に沿ってスライドさせ、ベランダの外にぶら下げる。
もちろん、被害者には布団を被せて、外から遺体が見えないようにした。
あとは、玄関から出てドアを閉め、インターフォンにかけてあった糸を釘にかけ直し、ドアの外で釘が引っかかって糸が止まるようにすれば完成だ。
目暮「なるほど。こうしておけば誰かがドアを開けると、片方の糸が外れて被害者は自動的に落ちるという寸法か」
ドアの開け役は、花岡が手配したバイク便。
花岡「面白いトリックだが、この方法じゃどっかに釣り糸が残るじゃないか。そんなものどこにも・・」
小五郎「簡単ですよ。余った糸と醤油差しを使えば、まるで魔法のように消えてしまう」
まず、余った釣り糸を被害者と植木鉢の間の糸に結び付け、その反対側を排水溝の外蓋、中蓋と通し、醤油差しを結び付ける。
あとは、醤油差しから順に排水溝に入れるだけ。
醤油差しは重りの役目で、他のものでも代用することはできる。
小五郎「例えば、冷蔵庫からなくなっていたコンタクトレンズの保存液でもね」
小五郎の指示で、鑑識課員は玄関の扉を開いた。
すると、扉にかかっていた釘が外れ、扉は勢いよく開く。
そして、ベランダにぶら下がっていた布団が落下し、手すりまで引き上げてあった植木鉢が落下して割れた。
残された釣り糸は、植木鉢の破片を引きずりながら排水溝の中へ入って行った。
鑑識課員は、先ほど排水溝の中から回収した釣り糸とコンタクトの保存液を目暮警部に渡す。
花岡「バカバカしい!私は彼女が落ちる直前まで電話をしていたんだぞ。彼女からかかってきた電話でな!ここのベランダにあった携帯電話をリダイヤルしてみろ!」
小五郎「事務所に繋がるでしょうなァ。今のトリックを仕掛け終えた後、あなた本人がここから事務所にその携帯電話でかけたはずですからね」
従業員が受けた蝶野の声は、花岡のアトリエの留守電に入っていた蝶野のメッセージの一部だ。
花岡は、蝶野の部屋から事務所に向かう途中でアトリエに寄り、蝶野の声が入った録音テープを持ち出した。
事務所に着いた花岡は、すぐトイレに入り、自分の携帯電話で事務所に電話をかけ、録音テープを再生して蝶野からの電話だと思い込ませた。
トイレから出て受話器を受け取った花岡は、すでに死んでいる蝶野が目の前で投身自殺をしたように見せかけるため、周りの目をベランダに注目させた。
蝶野を殺害した凶器は、恐らく仕事部屋の机の下に置いてあった灰皿。
それを調べれば、ルミノール反応が出るはずだ。
花岡「そこまで言うならあるんだろうな。私がここで彼女を殺したという証拠が。あるわけないよな。だって私は今日初めてここに来たんだから」
そこへ、鑑識課員が熱いコーヒーを運んでくる。
コナン「僕が持ってってあげる」
コナンは、鑑識課員からコーヒーを受け取ると、勢いよくそれを花岡の足にかけた。
花岡「あっちちちち!とにかく、私は無実だ!」
花岡は、無実を訴えながらコーヒーのかかった足から靴下を脱ぎ取る。
コナン「あれ~?それなぁに?」
花岡の足の爪には、蝶野のサインが描かれていた。
それも、今日新発売したというマニキュアで。
小五郎「イタズラ好きの彼女は、花岡が寝ている間にマニキュアを塗ってたんですよ。それに、そのマニキュアは今日発売された新色。あなたが無実なら答えてください。いつ、どこで、誰にそのサインをつけられたのかを」
従業員「嘘でしょ・・、花岡先生が蝶野くんを殺したなんて・・」
小五郎「殺人の動機は、恐らく絵でしょうなァ」
花岡の画集の中のサインの下に、蝶野のサインが数点入っていた。
それは恐らく、蝶野が花岡のタッチを真似して書いた作品。
小五郎「そのことで言い争いになり・・、」
花岡「あぁ、あんたの言う通りだ!ついカッとなって、気がついたら殺してしまっていたんだ」
花岡は、蝶野を殺害した罪を認めた。
花岡「だが、理由はそれだけじゃないかもしれない。私は怖かったんだ、彼女の若い才能が・・。最初は彼女も素直で可愛い子だった。まるで花の周りを舞う蝶のように。だが次第に花を独占し、蜜を吸い過ぎて鼻を枯らし始めた。だから羽をもいでやったんです。もう、飛べないように・・」
名探偵コナン第60話|エピローグ
後日。
探偵事務所に一本の電話が入った。
蘭「え?お父さんをCMに使いたい?あ、今お父さんに代わります」
小五郎は、勢いよく蘭の手から受話器を奪い取る。
小五郎「はい、名探偵の毛利小五郎です」
蘭「すごい人気ね、お父さん。画集の後はCMだなんて!」
コナン(くそォ・・。手柄はみんなおっちゃんだからなァ・・)
しかし・・、
小五郎「はぁ!?バーロー!!そんなCMに出られっかァ!!」
電話相手を怒鳴りつけた小五郎は、受話器を叩きつけるようにして電話を切った。
蘭「なんのCMだったの?」
小五郎「睡眠薬のCMだってよ。ただ寝てりゃァいいなんて、ナメやがって!」
コナン(なーんだ。ぴったりじゃねェか!)
アニメ名探偵コナンを動画で見る方法
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アニメ名探偵コナンは、2024年10月18日時点で、第1話から第1053話まで配信されています。
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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ
今回は、転落事故に見せかけた殺人トリックでした☆
花岡さん、短時間であそこまで完璧なトリック思いつくなんて、妙々たる頭脳の持ち主ですね。
しかし、女性のマニキュアのイタズラには油断できませんね~。怖い怖い・・
そして、エピローグの小五郎に依頼されたCM、寝てるだけでいいなんて逆にラッキーだと思うのですが、断っちゃってもったいない!(笑)
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